【違いは何?】インデックス投資と投資詐欺・ぼったくり商品の特徴がソックリ

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こんにちは、こびと株(@kobito_kabu)です。

日々、ブログやTwitterを通じて

  • トラリピってどうですか?安定的に不労所得が~
  • トライオートETFってどうですか?安定的に不労所得が~
  • ループイフダンってどうですか?安定的に不労所得が~
  • バイナリーオプションってどうですか?安定的に不労所得が~

みたいな質問があって、

 

なぜ、この方々はシンプルにインデックス投資をやらないんだろう?

 

と思っているわけです。でも、よくよく考えてみたら

  • 投資詐欺商品(上記の投資案件が詐欺だと言っているわけではないので、悪しからず)&ぼったくり金融商品
  • インデックス投資

この2つ(の宣伝文句)は良く似ているところがあります。

だから、投資経験がない人からすると「わりと真剣に区別がつかないのかもな」と思ってので、この記事を書くことにしました。

 

本記事の内容
  • 投資詐欺・ぼったくり金融商品の特徴7選を紹介
  • インデックス投資の特徴7選を紹介

結論:色々似てるけど、まともなのはインデックス投資だけ

以下、詳しく見ていきます。

 

投資詐欺・ぼったくり金融商品の7つの特徴

投資詐欺には色々な特徴があるのですが、ざっくり7つ紹介します。

投資詐欺の7つの特徴
  • 誰でも簡単にできる(知識不要)
  • 不労所得になる(ほったらかしOK)
  • 儲かる可能性が高いと強調される
  • リスクの低さを強調される(時に元本保証)
  • 公的機関との関連性を強調する
  • 運営者のことを詳しく調べられない
  • 色々な人から同じ話を持ちかけられる

 

①誰でも簡単にできる

勧誘トーク:

難しい知識は不要です。最低限の基本的なことだけ知っていれば、もう十分です。

どんな人でも、誰でも、気軽に参加できます。

 

②不労所得になる(ほったらかしでOK)

勧誘トーク:

一度やりはじめてしまえば、手間要らずです。

ほぼ何もしなくても、毎月、毎年、ほったらかしでお金が増えていきます。完全な不労所得です。

 

③儲かる可能性が高いと強調される

勧誘トーク:

過去のデータを見てください。マイナスになったことはほとんどありません。参加者は、ほとんど全員が儲かってきたということです。

そして、利回りは〇%。なんと、銀行預金利息の〇百倍です。

市場は拡大を続けており、今後も儲かる可能性が非常に高いです。

 

④リスクの低さを強調される(時に元本保証)

勧誘トーク:

他の投資商品と比較すると、非常に低リスクな案件です。たとえば、株はハイリスクな資産ですが、この案件はもっとリスクが抑えられています。

低リスクで、安定的に高い収益を狙っていけるということです。

※金を集めたらドロンしようと思っている場合「元本保証」の言葉もよく使われます

 

⑤公的機関との関連性を強調する

勧誘トーク:

これは、金融庁や財務局のお墨付きの案件です。政府も推奨している投資で、公務員の方もたくさんやってらっしゃいますよ。

 

⑥運営者のことを詳しく調べられない

投資詐欺案件の場合、運営者のことを詳しく調べられないパターンも多いです。

  • 本社所在地に行ってみたら、オフィスがなかった
  • 社長の経歴がぜんぶデタラメだった
  • 従業員数、売上高、資本金など、基本的な情報が分からない
  • 監査を受けていないので、本当に投資しているのか(運用状況が)分からない

こういったことは当たり前ですね。

実際、自分が投資しようとしている案件を取り扱っている業者について、良く知らないという人は多いんじゃないでしょうか。

 

⑦色々な人から同じ話を持ちかけられる

  • やたら色んな人から
  • 同じ説明内容で
  • この投資はいいものだと

薦められるのも、投資詐欺の特徴ですね。

マルチ商法が典型的ですけど勧誘側にはマニュアルがあるので、勧誘の流れはぜんぶ一緒です。同じようなシチュエーションで、口をそろえて同じことを言います。

 

こびと株
以上、投資詐欺の7つの特徴でした。次の話題に進みます

 

インデックス投資の7つの特徴

話は変わって、インデックス投資の特徴を説明します。

上記の流れと数字を合わせて、7つの特徴をサッと説明します。

補足:インデックス投資とは

  • 日経平均
  • TOPIX
  • S&P500
  • ダウ平均

上記のような株価指数(インデックス)と同じ値動きを目指す投資方法のこと

 

①誰でも簡単にできる

インデックス投資は、誰でも簡単にできます。市場平均的な成績を目指す投資方法なので、誰がやっても同じ結果になります。

※市場平均的と言いつつ、実のところ大多数に勝てる不思議な投資方法です。

 

ただ、最初にちょっとしたハードルがあって、

  1. 資産配分※を決定する
  2. ファンドを選ぶ

※資産配分:株、債券、不動産、ゴールドなどにそれぞれどのぐらいの割合で投資するか決めること

という手間がかかります。ここさえ乗り越えてしまえばあとは自動運転です。

 

②不労所得になる(ほったらかしでOK)

一度始めてしまえば、基本的にはほったらかしでOKです。

  1. 最初に決めたとおり、コツコツ積み立てる(自動設定できます)
  2. 年に1~2回、資産配分をチェックする

これだけで、長期的にお金が増えていきます。

 

③儲かる可能性が高い

過去のデータを見る限り、勝てる可能性は高いです。

たとえば、下記は米国市場の1802年~2013年までの値動きを示したチャートです。

株式、債券は長期的には右肩上がりになっていることが分かります。

株式の場合は、年利6.7%の利回りで成長し続けてきました。すごいですね。

 

④リスクが低い

投資の世界には「卵は1つのカゴに盛るな」という格言があります。

すべての卵を1つのカゴに入れていた場合、もしそのカゴを落としてしまうと卵は全滅してしまいます。一方で、卵を複数のカゴに分けておけば、1つのカゴを落としても他の卵は助かります。

インデックスファンドでは、かなり多くの資産に投資するので(これを分散投資と言います)、1つの投資商品に集中投資する場合と比べると、リスクが低く抑えられています。

 

⑤金融庁も推奨している

つみたてNISAやiDeCoといった優遇税制においては、優良ファンドへの長期投資が推奨されています。

インデックス投資の有効性は、国も認めているといっても過言ではありません。

 

⑥運営者のことをよく知らなくてもできる

代表的なインデックスファンドは、世界最大の資産運用会社「バンガード」が作っています。

  • 本社所在地に行ってみたことがない
  • 社長の名前が分からない。経歴も知らない
  • 従業員数、売上高、資本金など、基本的な情報が分からない

 

こういう状況でも大丈夫です。

バンガードについて知らなくてもインデックスファンドは買えますし、投資成績にも一切影響しません。

 

⑦インデックス投資をやっている人は、他の人にも推奨している

インデックス投資って、本当に合理的で隙がない投資方法だと思います。

  • ウォール街のランダムウォーカ―
  • 敗者のゲーム

こういった名著を見ると、まるで投資の世界の「答え」を見つけたような高揚感があります。

証券アナリストとかの勉強をしていても、インデックス投資の有効性が理論的に説明されていましたね(数式がややこしすぎてアタマ痛くなりましたけどw)

で、こういう素晴らしい投資方法は、やっぱり他の人にも勧めたくなるもの。

 

いたるところでインデックスファンドの素晴らしさを説いた情報は見つかるわけですが、投資経験のまったくない人にとっては、

  • インデックスファンドが良いと言われても
  • その他のカタカナ系ぼったくり投資商品が良いと言われても

どちらが本当に優れている投資手法なのか、区別はつかないでしょう。なぜなら、上記で見てきたとおり、パッと聞いた感じは内容が似ているからです。

 

投資経験者目線では「え?なんで?」と思うようなワケの分からない金融商品に流れてしまう人がいるのも納得ですね。

こびと株
詐欺商品、ぼったくり投資商品ほど広告が上手だしなぁ。魅力的に映るんでしょうね。

 

投資詐欺・ぼったくり商品とインデックスファンドの決定的な差

最後に、

  • 投資詐欺・ぼったくり金融商品
  • インデックスファンド

これらの決定的な差を見ておきましょう。

 

手数料が安い

インデックスファンドは低コストです。

  • 購入時手数料がかからないモノも多い
  • 保有時にも、大した運用コストがかからない(安いものだと0.1%未満)

 

ぼったくり商品は、いつでもどこでもどんどんお金が吸われていきます。

  • 買うときにも
  • 持っているときにも
  • 解約するときにも

いたるところで高い手数料が取られます。

 

ファンドの運用歴が長く、運用総額も右肩上がり

インデックスファンドは、10年20年といった運用歴があるものも多いです。単に運用歴が長いだけではなく、運用総額も増えていっています。

ぼったくり商品はそんなに寿命が持たないので(だって儲からなくてそのうち空中分解するから)、歴史ある商品なんて育ちません。

 

運営主体がまとも

インデックスファンドを作っている、世界で一番有名な資産運用会社は「バンガード」です。

  • バンガード
  • ブラックロック
  • ステートストリート

これらの資産運用会社3社で、1,000兆円近い運用資産があると言われています。社歴も長く、まさに信頼と実績の伝統企業といったところ。ステートストリートなんて、1792年設立です。

ぼったくり商品の市場はもっと小さいので、こんな規模にもこんな社歴にもなりません。創業200年の詐欺集団とか、いないですよね。

 

法的な整備がしっかりしている

インデックスファンドに限らずですが、投資信託・ETFに関しては法的な整備がかなりしっかりしています。要するに「投資家保護」の仕組みがちゃんとしているということ。

金融法制は、不正との戦いのなかで発達してきました。私たちが安心して投資できるのも、そういった歴史を踏まえてのことです。

 

一方で、ぼったくり商品や金融詐欺でやられたら、泣き寝入りせざるをえない状況に追い込まれる可能性が高いです。

安心して投資できる環境があるにも関わらず、ルールが未整備(グレー・ブラック)なところにわざわざお金を持って行ったのだから、自己責任という他ないですね。

 

まとめ:魅力的な宣伝文句で、本当に中身も魅力的なのはインデックスファンドぐらいです

すごくまともな投資方法、インデックス投資。

すごくまともな金融商品、インデックスファンド。

  • 誰でもできて
  • ほったらかしOKで
  • 長期的には勝てる確率が高くて
  • リスクも低い

パっと聞いた感じ、どこぞの投資詐欺・ぼったくり投資商品と謳い文句は一緒です。

 

ところが、中身も本当にこの通りなのはインデックスファンドだけ

  1. 法律により投資家保護がしっかり整備された投資環境のなかで
  2. 余計な手数料を負担させられず
  3. 信頼がおける資産運用会社にお金を託し
  4. シンプルに、社会の経済成長の恩恵を味わえる

こういう金融商品は他にはありません。まさに唯一無二。

こびと株
本当にマトモな投資商品と、ただのゴミ投資商品。ちゃんと見極められる目を持ちたいものですね

それではまたっ!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

こびと株.comの管理人。一部上場企業での経理/財務の実務経験10年超、日商簿記1級、証券アナリスト、FP資格を有する「企業と個人のお金の専門家」。4つの財布(給与/配当/不動産/事業収入)を駆使して経済的自由を達成することを目標に奮闘中。