こんな人のための記事です。
学校でも、職場でも、不思議と
- みんなと仲良くすべき
- 同じメンバーでばかり固まるべきでない
- 派閥(はばつ)を作るな
- 嫌いな人がいるとか許されない
みたいな雰囲気、ありますよね。
私は、学生時代、
- みんなと仲良く
- ひとりと仲良く
両方を実行した結果、
という確信に至りました。
この記事では、その理由について解説していきます♪
目次
「みんなと仲良く」の欠点3つ
幼い頃の私は、まさに「みんなと仲良く」を目指しておりました。
白状すれば、単に「特別親しい友達」というのがいなかったからです。
- 誰とでも、それなりに仲が良く
- クラスのどのグループにいても、違和感が無い
- 先生から見ても、問題のない良い子
そういう状態を作ろうとしたんですね。
欠点①意外に孤独
「みんなと仲良く」の欠点、1つめは、
というところです。
私の場合、
- クラスの誰とでも気軽に話せたし
- 休み時間になればキャッキャ楽しんでたし
- 誰と同じ班になっても困らなかったし
- 放課後遊ぶ友達もたくさんいたけど
というのを、常に感じておりました。
「みんなと仲良く」は、「誰とも”特別には”仲良くない」という状態につながりやすいんですね。
- なんか物足りないなぁ
- なんか表面的だなぁ
こんな状態になりやすいのが「みんな仲良く」というわけなんです。
欠点②「嫌われたくない」思考を呼ぶ
「みんなと仲良くしよう」。
こう思ったとたんに浮かんでくるのが
という考え方。
だって、嫌われてしまったら、「みんなと仲良く」が達成できませんからね。当然の流れです。
でも、ご存知の通り「嫌われたくない」を中心にすえて考えるのは、かなりマイナスの多い思考法。
- 人目が気になって、言いたいことが言えない
- 周りの機嫌をうかがって、ビクビクする
- 自分が本当はどうしたいのか、だんだん分からなくなる
- 結果として、かえって嫌われやすくなってしまう
みたいな感じですね。
欠点③ほとんど不可能
そうやって
- 孤独感
- 「人に嫌われたくない」思考
と戦いながら頑張っても、「みんなと仲良く」なんて超ハードだったりするわけです。
人には相性というものがあります。
- どうしても、ソリが合わない人
- なんだかいつも、対立してしまう人
- よく分からないけど、突っかかってくる人
こういう人たちと仲良くするのは、大変ですよね。それでもとにかく、「みんなと仲良く!」。
まるで脅迫観念のようになりはじめて、かなりストレスが溜まりました。
あの子とだけは、仲良くしなくてもいいかな?悪口とかも、言ってもいいかな?
だって、あの子は
- 全然「みんなと仲良く」してないし
- クラスでほとんどしゃべらないし
- 先生だっていつも冷たいし…
「ひとりと仲良く」がおすすめな理由3つ
「みんなと仲良く」の失敗経験を活かして、次にチャレンジしたのは「ひとりと仲良く」!
白状すれば、色々あって孤立気味だったので、「みんなと仲良く」してもらえなかっただけの話なんですけどね。(笑)
- ひとり(少数)とだけ、特別に仲がいい
- 他の人とは、最低限しか話さない
- なんなら一部の人とは、対立気味
そんなギスギスした(?)時期のスタートです。
理由①一生モノの関係ができる
ところで皆さま。学生時代の友達で、今でも会う人って何人くらいいますか?
- 2~3人?
- 10人くらい?
- 100人!
- ゼロ…
人によってそれなりの差はあると思います。
でも、「学生時代関わった人(クラスメイトとか。習い事のメンバーとか。いわゆる「みんな」ですね)、全員と今でも会うよ!」なんて社会人、私は見たことがありません。
でもその一方で、
こういう人は、少なくないんじゃないでしょうか。
結局、「みんなと仲良く」してみても、その関係は長続きしません。
つくられる関係は、どうしても広くて浅い、その数年限りのものになってしまうケースが多いでしょう。
理由②多様性を学ぶのに有効
「みんなと仲良くが大事」と主張する人の中には、
- いろんな人と仲良くすることで
- いろんな価値観に触れて
- いろんな関わり方を学ぶことが重要
といった話をする人がいます。
というわけです。
でも私は、この発想には疑問があります。
だって、例え1人の人とだけ仲良くするのだとしても、
だからです。
- 好きなモノが違う
- ルックスが違う
- 経済状況が違う
- 成績が違う
- 人との接し方が違う
あらゆる点で、誰かと同じになんてなれないのが人間です。
表面的に「みんな」と関わるよりも、「ひとり」と深く関わることでこそ、
- こんなに気の合う彼女とでさえ、こんなにも違う
- こんなに大好きな彼とでさえ、こんなにも違う
ということを知り、他者を尊重することを学ぶものでしょう。
だから、
- 「ひとりで仲良く」を突き詰められるようになってこそ
- 「みんなともそれなりに仲良く」やれるようになる
こういう順番が自然 かな、と思ったりもするわけです。
理由③自分を見捨てない理由になる
「ひとりと仲良く」深い関係を築くことが重要なのは、何よりそれが、ツライ時の支えになるからです。
- 話を聞いてくれる人がいる
- 寄り添ってくれる人がいる
- 大切に思ってくれる人がいる
こういうことは、きっと何かのときに
でしょう。少し大げさに言うなら、生き延びるための理由になると思うんです。
これは、いくら「みんなと仲良く」しても、得られない効果ではないでしょうか。
まとめ:みんなと仲良くなれなくても、たったひとりの仲良しを見つけよう
「みんなと仲良く」を目指すと、
- 意外に孤独だったり
- 「嫌われたくない」思考にハマってしまったり
- そのくせ、ほとんど不可能だったり
して、ストレスを抱えこみがちです。
一方、「ひとりと仲良く」することで
- 一生モノの関係ができたり
- 多様性を学ぶことができたり
- 自分を見捨てない理由になったり
します。
もちろん、たったひとりを除いて、それ以外の人はどうでもいいとか、攻撃してもいいとか、そういう話ではありません。
でも、
私はそう思います。
嫌いな人には、礼節をもって対応すれば、それで十分です。
嫌いな人との関係に頭を悩ませる時間があったら、好きな人と仲良くして、大切な関係を育てる方が重要でしょう。
結局、人間関係を広げていくことだって、たったひとりとの関係の繰り返しです。
「みんな」なんて得体のしれないモノを求めるのはやめて、大好きになれる目の前の誰かにきちんと向き合っていきたい。
そんな風に考えています。
それではまたっ!
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