こんな人のための記事です。
どの分野にも、いますよね。センスのある人、センスのない人。
- アート
- ファッション
- ビジネス
- 会話
- 文章
それぞれにおいて、「めちゃくちゃカンがいい」「センスがあって、いちいち素敵」という人と、「何がどうとは言えないけど、センスがなくてどうしようもない…」という人は、キッパリ分かれているように思えます。
この記事では
- センスのある人
- センスのない人
の、決定的な違いをまとめていきます。
※ちなみに私こびと株のセンスは…
居心地の良い環境で仕事をする場合に限って、数字とか、文章とか、アイデアなんかで、「センスがあるね」とお褒め頂けることがあります。
ファッションとか音楽とか絵画とかについては、環境に関わらず、自他ともに認める「センスなし」です(笑)
目次
違い①センスのある人は良いモノばかりに触れ、センスのない人はジャンクなモノを摂取する
センスのある人
センスのある人は、その分野について、自分の目を肥えさせることに躊躇い(ためらい)がありません。
良いモノを100コ見て、そのあとに良くないモノを見る。すると、「あれ?」と違和感が生まれる。
この違和感が、センスの源というわけです。
センスのない人
センスのない人は、良いモノも悪いモノも、自覚なくゴチャマゼに摂取します。
特に現代は、情報にあふれた世の中。
あらゆるジャンク情報を無自覚に摂取していて、センスなど身に着くはずもありません。
違い②センスのある人は大量の経験を積み、センスのない人は3分で諦める
センスのある人
センスのある人は、センスを身に着けるだけの経験を積んでいます。
- 苦もなく
- 直感で
- 感覚で
- なんとなくで
分かってしまう、その目を養うまでに、吐きそうなほどの失敗を繰り返していたりするわけです。
好奇心、原因探求力、忍耐力、思考の体力に、行動力…。
センスのない人
センスのない人は、センスというのは天から降ってくるものだと決めてかかります。
- 自分には、センスがないから仕方がない
- 自分にセンスがないのは自分のせいではない
- センスのある人は恵まれている
こんな風に思うばかりで、諦めが早く、その背景にある苦労に思いをはせることはありません。
違い③センスのある人は居心地の良い場所を選び、センスのない人はストレスをためる
センスのある人
センスのある人は、環境の大切さを知っています。
自由な表現が許される場所。心理的安全性が確保された人間関係(※)。
こういうのナシに、自分のセンスを伸びやかに発揮することは困難です
※少々変なことを言っても、許されると思える関係のこと。基礎的なことを聞いたり、アホなアイディアを出したり、間違いを認めたりしても、バカにされたり怒られたり呆れられたりしないと信じられる関係性です。
センスのない人
センスのない人は、自分の環境設定に無頓着です。
自分が
- 自由に発言できる環境
- 気兼ねなく発案できる環境
- 素直に感想を述べられる環境
こういうものを手に入れることができず、さみしく感じたり、ストレスをためたりしています。
センスを身に着けるには、自分の中にあるモノを表現し、実現して、フィードバックを受けることが不可欠。
ファッションにせよ、ビジネスアイディアにせよ、イラストや文章にせよ、「悪目立ちしないこと」だけを目標にしている限り、センスを磨いていくことは難しいでしょう。
違い④センスのある人は感覚を磨き、センスのない人は知識をコレクションする
センスのある人
センスのある人は、知識では浅すぎることを知っています。
センスは必ずしも天賦の才能ではありません。たくさんの知識と経験を積み上げ、積み重ね、煮込み、煮詰め、織り上げたナニカ。
それが直感的な判断に繋がり、傍からみると不可解なセンスとなるのでしょう。
とはいえ、そのためには、単なる知識の詰め込み以上のモノが必要。
ちなみに、知識と経験を積み上げる方法としては、本を読むという方法があります。
読書ほど効果的に、他人の経験取り入れる手段もないでしょう。
自分自身で失敗を重ねる以外に、読書を重ねることで、センスは磨きうるということです。
とはいえ、単なる「情報収集」ではなく「センス」にまで落とし込むには、速読やフォトリーディングでは足りません。
その本の世界観に沈むこむような読み方で、何百~何千冊を読む必要があるでしょう。
センスのない人
センスのない人は、手近な知識ばかり集めようとします。
100の知識を手に入れて、「これで100レベルアップできるぞ!」と考えて、うまくいかずに挫折してしまうわけです。
でも多分、現実は、10,000くらいの知識を入れて、それを自分の中でじっくりコトコト煮込んで、やっと100レベルアップする。
違い⑤センスのある人は選択し、センスのない人は流される
センスのある人
センスのある人は、意思的です。
自分の意思で、何かを捨てて、何かを選んでいます。
センスを身に着けるには、その分野に時間をかける必要があります。他のことをする時間は削られます。
センスを表現するには、「コレだ」と思えるプランを選び取る必要があります。他のプランは捨てざるをえません
センスがある人は、言語化できるにせよ、できないにせよ、自分の中に基準を持っています。
その基準にそって、何かを捨て、何かを得ていくわけです。
センスのない人
センスのない人は、判断の軸をもっていません。
自分のことをよく理解しておらず
- 得意/苦手
- 好き/嫌い
- 似合う/似合わない
などが分からなくて、センスの欠片が光る分野と、からきし望みのない分野の区別もつきません。
結果として、選択の自信が持てず、
- 周囲の人や著名人の「こうあるべき」
- 最近の流行
- メディアの言説
に流されがちです。
まとめ:センスのある人vsセンスのない人
センスのある人は
- 良いモノばかりに触れ
- 大量の経験を積み
- 居心地の良い場所を選んで
- 感覚を磨き
- 自ら選択して
います。
一方、センスのない人は
- ジャンクなモノばかり摂取し
- 3分で諦め
- ストレスをため込んで
- 知識だけをコレクションし
- 流されて
います。
要するに、センスのない人は、「センスを身に着ける道を選んでいない」というわけ。
センスを身に着けるには、各分野それぞれの苦労があります。
知識も経験値もたっぷり必要だし、時間もかかれば苦労もします。
だから、「この分野のセンスは磨かない」と決めるのは、人生の選択として「全然アリ」だと思います。
ただし、そういう場合は
この2つは、守っていきたいものです。
それではまたっ!
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