MOS資格は就活や仕事で役に立つ!独学でも対応可能な難易度です

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マイクロソフトオフィススペシャリスト(Microsoft Office Specialist 略してMOS)という資格をご存知でしょうか?あらゆる企業で使用されている超重要ソフトウェアである、

  • ワード
  • エクセル
  • パワーポイント
  • アクセス
  • アウトルック

などの利用スキルを証明できる資格です。

この記事では、MOSの試験内容・難易度・勉強方法などについて説明します。

 

PCが苦手なビジネスマン
うーん、うまく報告書やグラフが作れない…もっとPCスキルを高めて仕事をサクサク進められるようにしたいなぁ…MOSってのは、役に立つのかな?
就活中の大学生
来年から就活!事務職志望だけど、MOSを持っていれば履歴書に書けるかな?選考で少しでも有利になると良いんだけど…

こんな疑問にもお答えします!

 

ちなみに私は大学生時代に4科目(ワード・エクセル・パワーポイント・アウトルック)に合格してMicrosoft Office Masterの称号を持っています。

就職してから10年超、どれだけこのスキルに助けられてきたことか…!「キミは仕事が早いよね」、先輩や上司からこんな評価を頂戴する、そのMOSにあるのです…!

シーさん
MOSってかなーり役に立つんですよ~。役立て方もしっかり、解説していきますね!

 

MOS学習の3つのメリット

マイクロソフトオフィススペシャリスト(Microsoft Office Specialist 略してMOS)を学習すると、3つのメリットがあります。

3つのメリット
  1. 対策学習が実務能力に直結する!
  2. パソコンスキルの客観的証明になる!
  3. 業務や作業効率が上昇する!

 

メリット①実務能力に直結

試験の学習内容と実務に距離がある資格は少なくありません。

例えば中小企業診断士などです。「勉強して合格しても、コンサルなんてできないよ!」という意見はよく耳にします。

その点、①MOS試験は試験合格のための勉強が実務能力に直結しています。学習にムダが一切ありません。

シーさん
試験合格に近づけば、同時に実務能力もアップするのです!

 

メリット②パソコンスキルの客観的証明

「パソコン使えるよ~」というアピールはよく耳にしますが、実際どのぐらい使えるかは人によりけりです。

エクセルで言うと、

  • ちょっとした関数を使いこなせるレベルなのか
  • マクロを組めるレベルなのか

人によってピンキリです。どのくらいのレベルなのか、全然わかりません。

でも、MOSに合格していれば、②パソコンスキルの客観的証明になります。合格しているソフトについては、スキルレベルが一定に達しているという証明になるのです。

シーさん
「自称パソコンを使える人」が100人いたら、MOS有資格者のスキルは間違いなくトップ20%に入るでしょう。

 

メリット③作業効率が上昇

そして、MOS学習の最大のメリットは、③業務・作業効率が格段に向上することです。

PCスキルの上昇によって、1日30分作業が早くなれば、月に600分(20日勤務とする)の時間が浮きます。1年間で120時間も節約できるのです。

残業しないで帰れるかもしれないですし、たっぷり仕事をこなせば昇格・昇進を狙えるかもしれません。好きな選択肢をとれるのは、生産性が高い人材にだけ許された特権です。

シーさん
私は職場で最速クラスの業務スピードで、その点はメチャクチャ高く評価されています。これは、まさにMOS資格のおかげなのです!

 

コラム:MOSの効能は検証されている!

米国サーティポート社とユタ大学が、世界のさまざまな企業で働く従業員を対象に、生産性に与えるMOSの影響を検証しました。

調査の結果、MOSを取得した従業員や学生は、マイクロソフトオフィスのスキルが高まることにより、仕事や作業の効率が上がることがわかりました。

  • MOSを取得した従業員の88%が、「仕事の成果が上がった」と回答
  • 管理職の85%が、「MOSを取得した従業員は、仕事の生産性が以前より高まった」と回答。

MOS公式HPより

 

MOS資格の試験概要

MOSは、Microsoft Office製品の操作スキルを証明するものとして、唯一マイクロソフトが認定する資格です。

公式ホームページより抜粋) 

試験科目

全部で5科目あります。

  1. Word ワード(文書作成ソフト)
  2. Excel エクセル(表計算ソフト)
  3. PowerPoint パワーポイント(プレゼンテーション ソフト)
  4. Access アクセス(データベース管理ソフト)
  5. Outlook アウトルック(電子メール・情報管理ソフト)

なお、ワードとエクセルのみ、スペシャリスト(一般)エキスパート(上級)の2レベルが用意されています。

極端なレベル差があるわけではないので、エキスパートレベルを前提とした受験を強くオススメします。実務で使うにはエキスパートレベルぐらいの知識が必要です。

2010・2013・2016など、ソフトウェアのバージョンごとに試験が分かれています。「自分が使っているバージョンを極めたい!」というこだわりがなければ、素直に最新のバージョンを受けましょう。

 

試験形式

実際に試験会場のPCを使い、エクセルやワード等を操作して解答する形式の試験です。タスクと呼ばれる小問を1個ずつクリアしていきます。

タスクの内容は、ざっくりこんな感じです。

  • A列~H列を関数を使って合計せよ
  • ピボットテーブルを作成せよ
  • この文章に見出しをつけよ

非常に実務的なので、解ける問題が増える=仕事ができるようになるという認識でOKです。

 

試験時間

各科目50分です。コンパクトな試験ですね。

 

受験料

  • Wordエキスパート:一般 12,980円(税込) 学生10,780円(税込)
  • Excelエキスパート:一般 12,980円(税込) 学生10,780円(税込)
  • PowerPoint:一般 10,780円(税込) 学生8,580円(税込)
  • Access:一般 10,780円(税込) 学生8,580円(税込)
  • Outlook:一般 10,780円(税込) 学生8,580円(税込)

割と高めの試験です。

しかし、MOS資格の受験で身につけたスキルは一生モノです。1日30分(月20日勤務で600分)業務を短縮できるなら、月15,000円分の時間を作れます(時給1,500円換算)。

つまり、1ヶ月でモトが取れるレベルということです。

 

合格発表

試験終了後、即結果発表です。その日のうちに合否が分かります。

 

試験日程・申込方法

試験の申込に関しては次の2パターンがあります。

  1. 全国一斉試験(月に1~2回開催)
  2. 随時試験(各試験会場が設定し日程で開催)

要するに、わりと「いつでもどこでも受けられる」ような感覚の試験だということです。随時試験であれば、好きな日に近所の試験会場で受験するといったことが可能です。

詳細については公式HP「受験するには」をご覧ください。

 

MOS資格の難易度

資格試験の難易度は、次の3つのパラメータを参考に考えるべきです。

  1. 受験資格
  2. 勉強時間
  3. 合格率

たとえば、新司法試験は①法科大学院を卒業しないと受験できない、②1万時間以上の勉強時間、③20%を切る合格率ということで最難関と言えます。

一方で、簿記3級は①受験資格がいらない(誰でも受験できる)、②100時間程度の勉強時間、③50%程度の合格率ということで、比較的カンタンな試験と言えます。

さて、MOSはどの程度の難易度の試験でしょうか?

 

①MOS受験資格

受験資格はありません。誰でも受験することが可能です。

 

②MOS合格までに必要な勉強時間・学習期間

20~50時間程度、早くて2週間~1ヶ月で合格レベルに達すると言われています。

私自身、感覚的にはこの通りだと思います。(私は1ヶ月に1科目のペースでワードエキスパート、エクセルエキスパート、パワーポイント、アウトルックに一発合格しました。)

週7時間・月30時間弱の勉強時間が確保できるなら、問題なく合格できるでしょう。

 

③MOS合格率・合格点

公式には公表されていませんが、MOS対策をしているスクールなどによる概ね80%程度の合格率ということです。

ワードエキスパート、エクセルエキスパートについては60~70%程度まで合格率が下がるようですが、それでも3人に2人は合格できる試験です。

しっかり試験対策すれば、落ち続ける心配はしなくても大丈夫でしょう。

ちなみに、MOS試験は1,000点満点ですが、550点~750点ぐらいが合格ラインと言われています。結構幅がありますよね。試験問題によって、かなりブレがありそうです。

一方で、合格率は非常に安定しています。得点戦略はあまり気にせず、解ける問題を確実に解けばOKです。まじめに試験対策すれば、8~9割の得点は簡単にとれます。

 

結局、MOSの難易度は?

  1. 受験資格不要(誰でも受験できる)
  2. 1ヶ月弱の勉強期間でOK(20~50時間程度)
  3. 合格率は低く見ても70%弱(3人に2人以上受かる)

これらを考慮すると、MOSの難易度は「やさしめ」と言えるでしょう。

MOSの魅力は、これだけカンタンな試験にもかかわらず、そのメリットが計り知れないところにあります。こんなにコスパの良い資格もなかなかないでしょう。

お手軽に生産性を上げられる良資格だと認識頂いて、間違いありません。

 

MOS資格はこういう場面で役に立つ

具体的に、MOSはこんな場面で役に立ちます。

 

学生:大学のレポート作成や就活で役に立つ

学生の場合、役立つシーンが2つあります。

  1. レポート作成・発表
  2. 就活

まず、「ワードやエクセル、パワーポイントに触ったことがある」レベルの学生と「MOS資格保有者」の学生では、レポートの出来栄えに天地の差があります。見栄えの良さ、読みやすさ、分かりやすさが違うのです。

そしてさらに、完成にかかる時間もまったく違います。どうにもならない生産性の差が生まれてしまう、というわけですね。

 

また、MOS資格は就活の際にもアピール要素になります。特に、事務職で応募する場合には、必ず履歴書に記載すべきです。

MOS資格があるからと言って、すぐに「採用!」というほどは甘くありませんが、

  • 目的意識を持って学習することができる
  • 実際にPCを使いこなすスキルを備えている
  • 前向きで努力家

こういうところを総合的に評価してもらえるのでしょう。

何も資格がない学生と比べれば、好印象なのがどちらかは、考えるまでもないと思います。

 

ビジネスマン:事務仕事で役に立つ

ビジネスマンは、日夜Microsoft Officeの製品に触れ続けています。ワードやエクセルをどれだけスピーディに使いこなせるかは、まさに死活問題です。

私は10年超経理として働いていますが、わりとしっかりスキルアップができています。(転職エージェントに感心されるレベル)

なぜスキルアップできるかと言うと、とにかく事務作業が早いからです。事務作業をさっさと終わらせて、スキルを必要とする仕事に時間を使うことができるわけです。

生産性が高くて困るということは一切ないのです。誰よりも早く、誰よりも正確に、誰よりも見やすい資料を作るには、「MOS資格×実務経験」が最強です。

資格×実務は超強力な組み合わせです。鍛えたスキルは、職場でも、転職でも、絶対に役に立ちます。

 

MOS資格の勉強方法

最後に、合格のための勉強方法を簡単にご紹介します。難易度の低めな試験なので、試験対策は非常にシンプルです。

 

独学のおすすめテキスト&問題集

テキストと問題集がセットになっているものがおすすめです。

この試験に関しては対策テキストはほとんど一択で、「よくわかるマスター」シリーズを使えば間違いなく合格レベルに到達します。教材選びに迷う必要はありません。

 

よくわかるマスターの特徴
  • テキストと問題集が1冊に
  • 試験範囲を100%完全網羅
  • 本番さながらの模擬試験収録

資格試験対策の教材としては完璧なクオリティです。

 

 

 

3種の神器(ワード・エクセル・パワーポイント)は是非マスターしておきましょう。今後の仕事が本当に楽になります。

3科目合格した状態で、OutlookやAccessのどちらかに合格すると「Office Master」の称号を貰えます(認定証も届く)。

ただ、こちらの称号は知名度もそんなに高くないので、趣味レベルですね。しかも、Accessは結構難しいです(Outlookは簡単)。

 

上記テキスト3冊と、3科目の受験料が合計で5万円弱です。

もう一度先ほどの事例を出しますが、1日30分(月20日勤務で600分)業務を短縮できるなら、月15,000円分の時間を作れます(時給1,500円換算)。

働き始めれば(働いていれば)、3ヶ月でモトが取れます

  • PC操作に関して、ストレスを感じない!
  • 業務が早くなり、残業せずに済む!
  • PCが苦手な同僚に頼られて、評判もアップ!

いいことだらけです。「この資格を取って損した!」と感じたことはただの一度もありません(Office Masterまでは取らなくて良かったなと思っていますがw)。

シーさん
「ほんとにそんなに役に立つの~?」と思う人は、まずは1科目だけでもやってみて下さい。きっと、他の科目もとりたくなってしまうと思いますよ!

 

独学の勉強方法

勉強方法はいたって単純です。

「よくわかるマスター」を完璧にする。

以上です。

 

「適当すぎだろ!」「もっと詳しく!」という声が聞こえてきそうなので簡単に補足すると

  1. 最初のページから最終ページまで、通して設問を解く(合格可能性50%
  2. 少し時間をおいて、2周目にとりくむ(合格可能性70%
  3. 間違えたところ”だけ”、3周目にチャレンジ(合格可能性80%
  4. 模擬試験をやって、間違えたところを試験直前に復習(合格可能性ほぼ100%

こんな感じです。

もちろん人によりけりですが、各ステージにおける合格可能性のイメージはおおむね合っていると思います。

①しかやらないで試験本番を迎えている人も結構いるんじゃないかと推測します。

3周やって模擬試験を完璧にしておけば、まず落ちることはありません

「よくわかるマスター」を読み込んで、合格を勝ち取ってください!

シーさん
こういうシンプルな試験大好きです~

 

予備校利用の勉強方法

就活中の大学生
そんなこと言われても、独学は苦手だよ…。なんかいいスクールとかないの?
  • とにかくPCが苦手なので不安
  • ひとりでコツコツ進めるのが不得意
  • わからないときは、すぐに質問したい

こういった人におすすめなのが、資格スクールの利用です。

独学に比べると少しお値段が張りますが、PCスキルが身につくことを思えば安いもの。就活の成功や、残業ナシ生活を思えば、ここでがんばっておくのも悪くありません。

 

具体的には、資格の大原の「パソコン(MOS)講座」が良いでしょう。

ワード・エクセル・パワーポイントの講座がそろっています。

  • 充実のバックアップ
  • 本試験と同形式の模擬テスト
  • 「説明→操作→復習」のカリキュラム

と、さすがのサポート体制なので、講師のいうままに勉強していればサクッと合格してしまうでしょう。

 

お値段は、

  • 教室通学:1科目31,000円程度
  • 映像通学:1科目19,000円程度
  • Web通信:1科目19,000円程度(2科目パックで35,000円・3科目パックで50,000円)

といったところ。学生さんは、生協等の割引があるようです。

シーさん
まずは詳しい資料を取り寄せて、自分に合いそうかどうか検討してみるのが良いと思います。スクールのノウハウはバカにできないですからね~。

 

まとめ:MOSは独学でも合格可能!難易度低いのにメッチャ役に立つ良コスパ資格です

というわけで、

  • MOSの試験概要
  • MOS取得のメリット
  • おすすめテキスト&問題集
  • 勉強方法(独学・予備校)

などについて解説してきました。この記事で、MOSについてはおおむねご理解頂けたのではないかと思います。

 

一言でいうと、

就活にも、普段の仕事・レポートにも、めっちゃ役に立つからMOSをとろうよ!!

ということです。

1人でも多くの人がMOSにチャレンジして、生産性を高めてくれれば嬉しいです!

 

シーさん
皆さまの合格を応援しています♪

それではまたっ!

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ABOUTこの記事をかいた人

こびと株.comの管理人。一部上場企業での経理/財務の実務経験10年超、日商簿記1級、証券アナリスト、FP資格を有する「企業と個人のお金の専門家」。4つの財布(給与/配当/不動産/事業収入)を駆使して経済的自由を達成することを目標に奮闘中。