宝印刷 2018年5月期第3四半期決算に関するつぶやき(配当ニュートラル)

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宝印刷 2018年5月期第3四半期決算(2018年3月31日公表)

たからちゃんより2017年6月1日~2018年2月28日の業務報告が届いております。

たから
あたしの事業は、季節的変動が大きくて、毎年3Qは苦しいのよねぇ…。

      当第3四半期 前第3四半期

売 上 高   110.4億円   110.5億円

営業利益率      8.0%          9.8%

1株純利益    58.56円    69.64円

配当      25円+25円(期末予想)

売上高は前年同期並みですが、営業利益は前年同期比▲18.7%と大幅減になりました。見る人によってはびっくりしてしまう数字かもしれません。

最終的な利益である四半期純利益も▲15.9%です。

利益減少の主要因は、原価の上昇です。当期も前期も売上高は110億円でしたが、原価は

  • 当期67.5億円
  • 前期66.0億円

と1.5億円も増加しています。この1.5億円が、利益減少の犯人です。7~8割方これで説明がついてしまいます。

原価の上昇が、

  • 季節的要因なのか
  • ビジネスが弱体化しているのか

まだ分かりません。通期決算を見てのお楽しみといったところですね。原価に注目です。

 

たから
でも、財政状態には問題ないから安心してね!

      当第3四半期末  前期末

総 資 産   174.7億円   186.4億円

1株純資産   1,237.25円   1,209.12円

自己資本比率    79.1%     72.5%

A(※)/総資産     53.0%      46.4%

※A=現金預金+有価証券+投資有価証券

B/S指標はどれも素晴らしく、ケチのつけようがない状態です。総資産が12億円減少していますが、これは主に負債の減少によるものであり、まったく気にする必要はありません。

自己資本比率は6.6%も向上しています。

 

3Q会計期間(12月1日~2月28日の3か月間)で営業利益・経常利益・純利益とも赤字なのは、毎年のことで特に心配はないものと考えています。

(得意先の決算期が3月に集中しているため、季節的変動が大きいのはたからちゃんの事業の特徴のひとつなのです。)

 

今回の経営成績は、前年同四半期に比べて売上は横ばい利益は減少、という内容。営業利益率の減少が長期化しないかどうかが懸念点ですね。

通期業績予想の修正はありませんでしたから、たからちゃんとしては、残り3ヶ月で対前年比増収・増益までもっていく予定、ということになります。これが予定通りいくのかどうかは、要チェックポイントです。

一方で、財政状態は相変わらず盤石です。少々業績の苦しい期があったところで、そう簡単にダメにはならないのが、財政状態が優良なこびとのよいところ。長~い目で見守ってけますね。

それではまたっ!

 

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こびと株.comの共同管理人。慶應義塾大学卒業後、一部上場企業に就職。経理/財務の実務経験10年超、日商簿記1級、証券アナリストを有する「企業と個人のお金の専門家」。4つの財布(給与/配当/不動産/事業収入)を駆使して経済的自由を達成することを目標に奮闘中。