蔵王産業 2018年3月期期末決算(2018年4月27日公表)
ざおうさんより2017年4月1日~2018年3月31日の業務報告が届いております。
経営成績について
当期 前期
売 上 高 72.0億円 69.4億円
営業利益率 16.3% 15.5%
1株純利益 125.07円 121.56円
配当予想 30円(中間)+31円(期末)
前期に比べ、売上高が3.7%、営業利益が9.2%、最終利益が2.9%増加しています。
高営業利益率を維持(むしろ向上)させながら、着実に売上を伸ばしている上、
- 原価率 :低減(48.2%→48.0%)
- 販管費率:低減(36.4%→35.7%)
と、文句ナシに優秀な経営成績でした。
さらに、これを受けて期末配当を6円増配することを発表しています。
配当総額は、中間配当と合わせて3.8億円。当期のフリーキャッシュフロー8.2億円で十分にまかなえる金額です。
配当性向は48.8%。ざおうさんの配当政策は「配当性向50%程度」が目標なので、この観点からも適性水準と言えそうです。
こびと株オーナーとしてはうれしい限り!ざおうさんを褒めたたえたい気持ちです♪
財政状態について
当期末 前期末
総 資 産 133.5億円 129.8億円
1株純資産 1,827.31円 1,759.19円
自己資本比率 85.7% 84.9%
A(※)/総資産 41.5% 39.1%
※A=現金預金+有価証券+投資有価証券
この財政状態の安定感。「この会社はどうやったらつぶれるんだ!?」と聞きたくなるレベルですね。これでこそ、ざおうさんです。
キャッシュの状況も問題ナシ。営業活動で稼いだキャッシュで投資額をきっちりカバーし、配当支払いも問題なくこなしています。
キャッシュの動きの中で特徴的だったのは、有形固定資産の取得が昨年の1/100以下であったこと。ざおうさんの事業は
- 26/3期:0.77億円
- 27/3期:0.04億円
- 28/3期:2.38億円
- 29/3期:5.03億円
- 30/3期:0.04億円
と、有形固定資産の取得額が大きくブレる傾向にあるようです。当期だけが異常値(ムリに投資を抑えてキャッシュを創出している)というわけでは無いなので、心配は不要ですね。
まとめ(今後の配当について)
来期の配当予想は、増配後の当期と同水準の61円となっています。業績予想も(わずかながら)増収増益。
増配後の金額でも、問題なく配当してくれることでしょう。
少しずつ安定的に利益を伸ばし、それにつれて配当も伸ばしていく…安心して見守れるこびと株のポジションを、今後も堅持してほしいと思います。
がんばってね、ざおうさん!増配ありがとう!
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