日商簿記3級のまとめ(難易度・合格率、勉強方法・勉強時間、おすすめテキスト・過去問集など)

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 日商簿記検定3級に関するまとめ記事です。

難易度や合格率、勉強方法や勉強時間、独学と資格スクール利用の比較、おすすめテキストや過去問の紹介などをしています。かなりボリュームがあるので、興味のあるところだけしっかりチェックして貰えればと思います!

 

こんな人が書いてます

高倍率の経理/財務専門職試験を通過し、一部上場企業において、入社以来10年間一貫して経理/財務業務に携わっている経理マン。後輩や他部署の社員に対して会計教育も行っています。

  • 2007年 日商簿記検定3級、2級に合格
  • 2009年 日商簿記検定1級合格

入社以来、毎年資格スクールに通って自己研鑽を続けている、会計/財務/税務マニアです。日商簿記検定のほか、ビジネス会計検定やFPなどのマネー系資格も多数取得しています。

 

日商簿記簿記検定3級の概要

日商簿記検定3級とは

会計に関するコスパ最強の人気資格です。

日本で会計を勉強しようとすると、必ずチャレンジすることになる検定試験だと思います。

ビジネスパーソンに必須の基礎知識。

経理・財務担当以外でも、職種にかかわらず評価する企業が多い。
基本的な商業簿記を修得し、経理関連書類の適切な処理や青色申告書類の作成など、初歩的な実務がある程度できる。中小企業や個人商店の経理事務に役立つ。

(出典:日本商工会議所公式HP)

簿記検定試験の知名度は抜群で、過去7,700万人(2017年5月時点)もの受験実績があります。

毎回、約10万人もの受験者がいる超人気資格です。

 

主催団体

商工会議所です。

※簿記検定は、国家試験に基づく国家資格ではありません。

なお、会計分野における最高峰の国家資格は、公認会計士や税理士ですね。会計士や税理士として活躍中の一流実務家も、みんなスタートは簿記3級からです。ここが会計の世界の入口ですね!

 

試験日程

簿記3級の試験は、年3回行われています。

  • 2月試験
  • 6月試験
  • 11月試験

1級だけは6月と11月の年2回です。

2級・3級は年に3回もチャレンジするチャンスがあるのに、非常に取り組みやすいですね。年に1回しかないような試験だと「よし!頑張ってやってみよう!」と思ってから受験するまでにかなり期間が空いてしまいます。

思い立ったらすぐにチャレンジできる試験です。

申込期限について

第146回 (2017年6月11日実施)試験は既に終了しています。

これからチャレンジする方は、第147回試験(2017年11月19日実施)に向けて準備しましょう!

申込登録期間は9月5日~10月6日です。

 

受験料・申込方法

受験料は2,800円(税込)です。

申込手続きの詳細はこちらに書いてありますので、大まかな流れだけご紹介します。

  • STEP1 申込登録をする:インターネットまたは電話で申込登録をします
  • STEP2 申込書が届く:申込書(払込取扱票)は登録日から通常営業日5日以内に普通郵便で発送されます
  • STEP3 受験料等の支払:コンビニエンスストアで受験料を事務手数料を支払います
  • STEP4 受験票が届く
  • STEP5 試験日:試験会場へ行き、受験します
  • STEP6 合格発表

USCPA(米国公認会計士)などと違って、複雑な受験手続はありません。受験資格もありませんから、気軽に受験することができますね。

 

出題範囲・試験時間・合格基準

  • 出題範囲:商業簿記
  • 試験時間:2時間
  • 合格基準:70%の得点

商業簿記の出題イメージについては、後述の「簿記3級の出題形式/出題例」をご参照下さい。

 

日商簿記検定3級の難易度(合格率)

過去10年以上にわたって合格率を調べてみました。

合格率

合格率の平均は約39.1%!まぁまぁの合格率です。意外に合格率が低い年があるんですよね。70%以上の点数を取れば合格、という絶対評価の試験ですからしょうがないですね。ここ最近では26%というのが難しめの回だったようです。

4人に1人程度、申し込みをしたものの受験をすっぽかしてしまう人がいるようですね。

ちなみに受験者・合格者の中には、商業高校などの高校生も含まれています。高校生でも十分に合格できる資格です。(こびと株.comメンバーの中にも1人、高校2年生で3級に合格したメンバーがいます。)

 

日商簿記検定3級の出題形式/出題例

実際の過去問(第143回試験等)を参考に、出題形式出題例をまとめてみました。

簿記の知識がないと「なんのこっちゃ?」となると思いますが、あくまで参考なのでザっと目を通してみて下さい。勉強が済めば、これらの専門用語を理解できるようになっているはずです。

 

Ⅰ 仕訳問題5題

第1問では、「こんな取引があったよ、仕訳してね」という問題が出ます。

問われる取引の例としては…

  • 株式を買いました。(論点:取得価額と勘定科目は何でしょう?)
  • 商品を仕入れました。(論点:引取費用は仕入原価に含めますか?)
  • 売掛金を回収しました。(論点:振込手数料はどうし処理しますか?)

といった具合です。

Ⅱ 帳簿記入問題5題

第2問では、帳簿や勘定の記入について問われることが多いようです。第143回試験では、取引がどの補助簿に記帳されることになるか選択する問題が出ました。他の回の試験では…

  • 利息勘定
  • 減価償却・減価償却累計額勘定
  • 商品有高帳
  • 当座預金・当座借越勘定

などの記入方法が問われています。

Ⅲ 試算表作成問題1題

第3問は、試算表の作成問題が多いようです。第143回試験では、残高試算表及び得意先元帳の作成について問われました。

第3問は、小問の集まりではありません。資料を読み解いていくつもの記入を行い、試算表等を仕上げなければいけないので、少しやっかいです。

Ⅳ 伝票起票問題2題

第4問では、伝票起票について問われることが多いようです。第143回試験では、取引の内容を見て、未完成の伝票を埋める問題が出されました。伝票起票以外には…

  • 仕訳日計表の作成・現金勘定への転記
  • 減価償却費の記帳方法
  • 語句選択(税金の納付・固定資産の修繕)

などが出題されています。

Ⅴ 精算表作成問題1題

第5問は、精算表の作成問題が多いようです。第143回試験でも精算表の作成を求められました。他には、財務諸表の作成を求められることもあるようです。

第5問は第3問と同じく、小問の集まりではありません。与えられた資料をひとつひとつ丁寧に処理していく必要があります。

 

簿記3級取得のメリット

学生のメリット

  • 就職活動時のアピール材料になる

欲を言えば2級まで取得しておきたいところですが、簿記3級でも意欲をアピールすることは十分にできます。簿記はあらゆる社会人にとってビジネスの基礎となるスキルです。学生のうちから、そのような基礎的なビジネススキルに目を向けていて、実際に取得するまで真面目に勉強しているという事実は、アピールの仕方次第では加点要素です。

履歴書やエントリーシートの資格欄が真っ白、という学生は意外に多いです。簿記3級やマイクロソフトオフィススペシャリスト(ワードやエクセルを扱う簡単な資格です)などの基礎資格を積み上げている学生は、相対的に好印象です。

  • 希望企業の財務状況をチェックできる

就職先の財務状況が分からないまま就職するというのは、とんでもなく大きなリスクです。世の中、名前が知られていなくても財務優良な企業はありますし、一方で誰もが知る大企業にもかかわらず財務状況は火の車という会社もあります。

ネームバリューだけで就職した友人たちは、軒並み痛い目に遭っています(給与減、賞与カット、残業代カット、退職金減額、福利厚生廃止など)。しっかりとしたビジネスを持っていて、十分なお金を持っている会社を選びたいと思うのであれば簿記の知識は必須です。

 

社会人のメリット

会計の知識は、営業マン・研究者・内勤スタッフ、職種を問わず必要なまさに社会人としての基礎知識です。自分の業務が会社経営に与える影響を、数字で捉えることが出来るようになります。その他にも

  • 異動のアピール材料になる

企画部門では、予算の立案・管理などを効果的に行うために会計知識が必須です。経理部門に限らず、企画部門への異動に際しても、簿記検定は効果を発揮するでしょう。

  • 家計管理に生きる

簿記の知識は、家計・資産を正確に把握・管理するうえでも大変役に立ちます。

少し生々しい話になりますが、私がアラサーにして2,000万円近い資産を築くことが出来たのも簿記を学んだからこそです(入社時点では貯金ゼロでした)。これは大げさでも何でもありません。会計を学んだことで、お金に対してとても敏感になりました。私の職場では簿記1級ホルダーも多いですが、みな会計の専門家だけあって、堅実でしっかりと資産を築いているようです(もちろん、そのことを大きな声では言いませんが)

あえてハッキリと言いますが、簿記の知識は金になります。簿記を利用していない会社なんてないのですから、当然と言えば当然ですよね。簿記は、営利企業が経営・資産を管理するために必須の技術なのです。家計管理に使えないわけがありません。

 

他試験の試験科目になっているケースがある

実は、簿記は他の資格試験の試験科目(またはその一部)になっていることがあります。具体例としては

  • 証券アナリスト(財務分析)
  • 中小企業診断士(会計)
  • 銀行業務検定
  • 公務員試験(国税専門官や財務専門官:会計)

などです。

簿記の知識はビジネスの基本ですから、他試験の科目になっていても何ら不思議ではないですね。特に、金融業界を志している学生、金融業界に所属しているビジネスマンは勤務先から多数の資格を取得することを求められるでしょうから、簿記を学んでおいて損をすることはないと思います。

私は学生時代に簿記2級を取得し、公務員試験と民間の併願で就職活動をしましたが、公務員試験の会計学の問題は楽勝でした。最近では、証券アナリストの勉強をしていますが、その試験科目のうちの一部である財務分析は得意科目・得点源になっています。

簿記を学ぶと、そこを足掛かりにしてさらに専門性を広げ、深めていくことができます。

 

簿記3級の勉強方法(独学か資格スクール利用か)

個人的には、簿記3級であっても資格スクールの利用を勧めます。それは、「受かること」と「理解すること」は別だからです。多くの人にとって、簿記3級はゴールではなく通過点です。

ただ受かればよいのではなく、「次(2級)につなげたい」、「仕事で使える知識にしたい」という気持ちがあるならば、ぜひ早いうちから資格スクールを利用して、変な癖をつけず正しい理解のまま学習を進めて欲しいと思います。資格スクールの利用にはたくさんのメリットがあります。

  • 合格可能性が高まる
  • 試行錯誤せず一本道で合格に向けた学習ができる
  • 基礎(土台)がしっかりとできて、次(2級や他の試験)につながる、実務で活かせる知識になる

簿記の講座は、数百万円の授業料がかかる法科大学院(弁護士になるために通う学校)や、50万円以上のスクール費用がかかる税理士/会計士の費用と比べるとはるかに安いです。少額のコストをケチって、時間を無駄にするよりは、資格スクールを利用して効果の高い学習をすることをお勧めします。

それでは、独学のメリット・デメリット、資格スクール利用のメリット・デメリットをもう少し詳しく見ていきたいと思います。

 

独学のメリット・デメリット

  • メリット

コストが安く済むことです。最小の費用で資格を取得したいと思うのであれば、資格スクールを利用せず、最低限のテキスト・問題集で勝負を挑むことになります。資格取得の際に、「コスト」を最重視するのであれば、独学を選択するべきでしょう。

また、自分のペースで好きに学習を進められるというメリットもあります。自分のペースで好き勝手にやって成果を出せてきた(例:高校、大学受験の成功、他資格試験の取得など)という人は、オリジナルの学習方法でマイペースにやれた方が効果が高いと思います。

 

  • デメリット

正確な理解ができていないまま学習が進む可能性があります。簿記は奥が深い世界です。仕事柄、会社で接する人達はほとんど簿記の取得者なのですが、資格スクールを利用しないで独学でやってきた人は「本質的な理解ができていない」人が多い傾向にあります。簿記1級を取得しているにもかかわらず、「え?そんなことも分かっていなかったの?」と思うことがあります。

簿記はパズルみたいなものなので、そのルールに慣れてさえしまえば得点することが出来ていしまいます。履歴書に書ける資格が欲しい!という動機であれば、得点力を高めることだけに集中すればよいと思うのですが、実務や実生活で使える知識が欲しい!ということであれば、独学は避けた方が無難かも知れません。

また、ペースを掴めないまま脱落してしまう可能性が高いというデメリットもあります。独学は誘惑も多いので、自制心の強い人でないと挫折してしまう可能性が高いです(もっとも、簿記3級くらいであればそこまでストイックな姿勢は求められませんが)。誘惑を避けるためにカフェを利用して勉強していたら、実は結局資格スクールを利用していた方が安上がりだった、ということにもなりかねませんので注意が必要です。

 

資格スクールのメリット・デメリット

  • メリット

圧倒的な学習効率です。

合格可能性を高めるというテクニカルな側面においても、簿記に対する理解を深めるという本質的な側面においても、資格スクール利用に代わる手段はないでしょう。私は入社以来毎年資格スクールにお金を払い通学して学習を続けていますが、講師陣の講師の質の高さ・テキストの完成度などにはいつも驚かされます。

資格スクールの講師たちは「受からせること、理解させること」に特化したプロフェッショナル集団です。日夜、資格試験を研究し、レクチャー能力の研鑽を続けている彼らを上回る効率を叩き出せる受験生は、ほとんどいないのではないでしょうか(もちろん、講師に当たり外れはあるのでその点は注意が必要です。ただ、外れの数は少ないです)。

一発で受かりたい!ちゃんと知識を身に着けたい!そう思うのであれば、投資としては安いものだと思います(受講料も1時間あたりになおすと千数百円程度だったりします。独学でも、カフェやファミレスを使うとお金がかかるので、資格スクールは案外安上がりです)

 

躓いたときに講師に質問できるというのも、資格スクール利用の大きなメリットでしょう。

簿記3級は、3級といえど簿記の本質にかかわる大切な論点を学習します。本質的であるからこそ、感覚的に理解しづらいところが多々あるのです。独学の場合、そういう状態から正しい理解にもっていくのはかなり難しいです。しかし、資格スクールを利用していれば、すぐに講師に質問して問題を解決することができます。

「わからないこと」を1つ1つ潰していった受験生と、うやむやのままなんとか得点力だけ高めた受験生では、後々大きな差がつくことは容易に想像がつくのではないでしょうか。

 

  • デメリット

独学と比較して金銭的な追加コストがかかることです。ただ、実は上で言及したように案外安上がりだったりします(私自身が資格スクール利用派なので若干偏った意見かもしれませんが)

独学1回で試験に受からないと余計なお金と時間がかかりますし(受験料、最新年度のテキスト、カフェ・ファミレス代)、合格可能性を高めてくれる資格スクールは、あなたが考えているよりは高コストではないかもしれません。

また、金銭的な追加コストをかけただけあって、結果が伴わなかった時の精神的ダメージが大きいです。まぁ、逆に考えると、身銭を切ったからこそ勉強に身が入るということもあるので、このようなショックを受けなくて済むようにぜひ頑張って頂きたいと思います。

 

簿記3級の勉強方法・勉強時間(独学)

独学の基本姿勢

  1. テキスト&問題集を1冊こなす
  2. 過去問を完璧にやる

この2つです。テキスト&問題集を「こなす」と表現していることと、過去問については「完璧にやる」と書いていることに注目して下さい。テキストと問題集はさらっとやって、過去問に注力してください。

日商簿記1級を取得して、社会人として長い間経理関係の仕事に就いている立場から私見を述べさせていただきますと、初学者が簿記の本質を独学で理解しながら学習を進めるのはかなり難しいと思います。一方で、3級の難易度であれば「受かる」こと自体は難しくありません。

したがって、独学の場合は「理解」を優先するというよりも、「受かること」だけを考えて過去問をマスターすることがポイントになります。イメージでいうと、自動車の運転です。「なぜそうなるのか?」を理屈で理解するというより、「こうすればこうなる」と身体で覚えて対応してしまおうということです。簿記のルールを、そういうものだと割り切って身体に教え込みましょう。

繰り返しになりますが、テキストと問題集についてはさらっと流すにとどめ、過去問を徹底的に反復学習することが最重要事項となります。

 

独学のおすすめテキスト

簿記3級は、受験生がとても多いため、教材の開発者が多いです(儲かるのでしょうね)。資格試験としても成熟していて試験傾向が安定しているため、優良な試験対策教材が多数揃っています。独学志向の人にとっては、喜ばしい状況だと思います。

おすすめ教材Best〇!と紹介するまでもなく、どの教材もなかなか優良なので、この記事では私が個人的におすすめできるものだけを1つだけ紹介させて頂きたいと思います。

それは、スッキリわかる 日商簿記3級です。定番です。

  • 説明が簡潔で分かりやすく、図表が豊富で初学者にも分かりやすい
  • テキストと問題集が一体になっていて学習効率が良い(&安い。1,026円
  • 売上No.1の人気シリーズ(安心のTAC出版)

テキストについては、これ1冊で十分です。

繰り返しになりますが、簿記のテキストは、どれを選んだからといって合格率が大きく変わるというようなものではありません。それだけ受験業界が成熟しています。あれもこれもと手を出す必要はないので、上記テキストをこなせば99.999%受かりますのでご安心下さい。

 

独学のおすすめ問題集(過去問)

上記のスッキリわかるシリーズも過去問があるのですが、6回分と若干少ないです。こちらの「合格するための過去問題集」は直近12回分の過去問が記載されています。こちらの方が少し値段が高い(といっても税込み1,728円)ですが、個人的には収録数の多いこちらの問題集をお勧めします。解説も丁寧です。

テキストと過去問で併せて3,000円もしないですから、たったこれだけのコストで簿記を学べるなら安いものですよね。

どうしても不安な方は、上記の2冊にくわえて「予想問題」みたいなものも解いてもよいと思います(TACなどから出ています)が、直近の過去問をしっかり解くことが出来ていれば、日商簿記1級や税理士・会計士試験などと違って予想問題を解いたか解かなかったで合否が分かれることはほとんどないと思います。

スッキリわかる と 過去問(直近12回) をしっかりやれば、簿記3級は落ちるような試験ではありません。この2冊だけをグっと握りしめてやり込めば、必ず合格レベルに達することができますので安心して学習に臨んでください。

 

独学の方法

スケジュールの立て方(勉強時間)

大きく、3フェーズに分けてください。

  1. テキストを読む(10時間~)
  2. 答えを見ながら過去問1回目を解く(36時間~)
  3. 過去問2回目以降の繰り返し(36時間~)

過去問を12回分しっかり解くかどうかで勉強時間が大きく変わります。カッコ内に記載の時間は、過去問を直近12回分にすべてチャレンジしている時間なので、少し多めかもしれません。

このぐらいの勉強時間を前提に、3か月でやるか、1か月でやるか、うまく調整してみて下さい。

※1週間で受かるような勉強方法をしている人は、テキスト&過去問2~3回分だけで本試験を乗り切ってしまう効率の良い人だと思うので、あまり参考にしない方が良いかもしれません。

 

テキスト・過去問の使い方(勉強方法)

1 「スッキリわかる」を1回やり通す

やり通せばよいです。完璧に仕上げる必要はありません。読み進めて、問題を解いて、とにかくページを進めることに集中してください。この時点では、暗記を頑張る必要もありません。

おそらくトータルで10時間ほどで終わるのではないかと思います。

2 過去問(直近12回)をすべて解く(答えは見ながらでもよい)

次に、過去問を解きます。最初はハードルが高いと思いますが、分からないところは答えを見ながらどんどん進んで下さい。「習うより慣れろ」です。もとより独学の場合、理解よりも身体に覚えさせることを優先すべきですから、無意味に頭を悩ませる必要はありません。

※「スッキリわかる」は、この時点ではもう辞書扱いでよいと思います。収録されている問題についても、解きなおす必要はありません。過去問12回を完璧にやりましょう。

本番は2時間の試験ですから、解くのと答え合わせで1題3時間ほど使うでしょうか。12題ありますので合計で36時間です。

3 実戦形式で過去問を解きなおす

ここからが最終フェーズです。合格に向けて、今度は答えを見ずに過去問を解きなおしましょう。2回目のチャレンジです。このとき、正解することができた問題はもう2度と解かなくてよいので、不正解だった問題にしっかりと印をつけておきましょう。

これで、また36時間ほどかかると思います。

2回目をすべて解き終えたら、あとは本試験前までに過去問の印がついているところ(2回目でもできなかったところ)を何回も読み返して覚えてしまえばOKです。過去問のほとんどが解ける状態になっているのですから、本試験ではまず問題なく受かると思います。

自分自身の手ごたえで、過去問を12回分やるか、直近5回程度にとどめておくか、判断してください。個人的には、直近5~6回をマスターするというのが最低限のボリュームだと思います。

 

学習に行き詰ったときは

どうしても、「解説が理解できない!」「答えに納得できない!」というようなことがあれば、ぜひ当サイトにコメントをお寄せ下さい。お悩みを解決するお手伝いが出来ればと思います!こびと株.comメンバーの4人は、全員日商簿記1級ホルダーの実務家なので、誰かしらが必ずお悩み解決の役に立てると思います。

試験のことに限らず、経理実務のことなどについてでもよいので、気軽に相談して下さいね。

 

簿記3級の勉強方法・勉強時間(資格スクール利用)

資格スクール利用の基本姿勢

とにかく講師の指示・テキストを信じる。この1点です。例えば、講師の次のような発言には真剣に耳を傾ける必要があります。

  1. この問題は重要性が高いので繰り返し解きましょう
  2. ここは試験にはほとんど出ないので余裕のある人以外は無視してよいです
  3. ここは他の受験生もハマりがちな論点なので気をつけてください
  4. どうしても理解できないなら、ここは丸暗記してしまってください

資格スクール最大の特徴は、とにかく重要性のメリハリが効いていることです。

やるべきものはやる。やらなくてよいものはやらない。

理解すべきものは理解する。理解しなくてよいものは暗記する。

これを自分で判断できないから資格スクールを利用するのです。無駄に自己流でやるくらいなら、最初から資格スクールを利用する必要はありません。独学でやりましょう。資格スクールを使うのならば、その効果を最大限発揮するために、講師の指示・テキストを100%信じましょう。

 

資格スクールでうまくいく人の特徴

講師の指示を愚直に守れる人です。また、あれもこれもと手を出さず、資格スクールの教材を完璧にマスターできる人です。

「俺(私)は、自分のやり方でやります」

「こっちの教材もネットで評判が良いみたいだから、やってみよう」

という人でうまくいく人は少数派です(講師談)。資格スクールはノウハウの塊なので、自分はとにかくカリキュラムを完璧にこなすことだけに意識を集中しましょう。私の経験から言っても、結果は自然とついてくると思います。

 

資格スクールで失敗する人の特徴

上記で書いた「成功する人」と裏表ですが、講師の指示を守らない人たくさんの教材に手を出す人です。中学受験、高校受験、大学受験と、自力で成果を出してきた「勉強が得意な人」ならそれでもかまわないと思います。

しかし、繰り返しになりますが、資格スクールが持っているノウハウを上回るノウハウを持っている個人などほとんど存在しないと考えるのが自然です(彼らは、それをビジネスとしてお金を稼いでいる人達なのですから)。

謙虚な気持ちで、スクールのカリキュラムをこなしましょう。

 

おすすめの資格スクール

受かるか受からないかで言えば、簿記3級は独学でも受かります。ただ、理解度には差がつくと思って下さい。スクールを利用してちゃんと理解したいという方向けに、おすすめのスクールを紹介します。

「信頼と実績」のTAC・大原といきたいところですが、当サイトではオンライン講義に力を入れている資格スクエアをお勧めします。3年で28,000人もの会員を獲得している教育系ITベンチャーです。アメリカでは、ITを利用した教育市場はすでに1兆円規模とも言われており、日本でもこういうスクールが主流になってくるかも知れませんね。

本講座は、公認会計士試験受験指導校として、45年以上という最も長い歴史を持つ伝統校、東京CPA会計学院の公認会計士講座の会計士講師による実践的な理解できる講義と、確実に短期合格する実力を養成するために、

  • 『考え方を押さえるための学習』
  • 『知識を定着させるための学習』

のバランスを取りながら、多すぎず、少なすぎない最適な学習量に整えられた教材で構成されていますので、効率的に学習できます。

(出典:資格スクエアHP 簿記3級講座より)

オススメポイントとしては、

  • テキスト+問題集+講義16回(14時間)で、6,480円は安すぎ

仮にテキストと問題集がそれぞれ1,000円相当として、講義部分の料金は4,480円。1時間あたり320円でプロ講師の講義が受けられます。かなりお得です。受験者が多いエントリークラスの資格試験だからこそこんなに安く提供できるのですね。受験者が少ないマニアックな資格試験の講座は高くつきます。

テキストと問題集は、45年の実績を誇る東京CPA会計学院(会計士試験対策で有名なスクールです)が使用している教材であり、信頼性も高いです。

ちなみにTACの講座は15,000円です。資格スクエアの2倍以上のお値段です。さすがにここまで支払う気にはなれません。

  • スマホなどを利用して、スキマ時間を利用した視聴ができる

通学講座の場合、1コマ2時間30分とかがスタンダードです。一方、オンライン学習がメインの資格スクエアの場合は、論点ごとに講義をもっと細かく分割してくれているので非常に学習しやすくなっています。1日1時間、2週間かければバッチリですね。

独学の場合は多く見て100時間かかるイメージでしたが、スクールを利用すればテキスト・問題集を繰り返しやることを考慮しても半分くらいの勉強時間で済むのではないかという印象です。

 

簿記2級・3級くらいであれば、正直なところどこの資格スクールも大差はないです。スクールを利用してプロに教わるか教わらないかでは大差がつきますが、どのプロに教わるかではあまり差がつきません。

もっとも、日商簿記1級や会計士/税理士試験となると話は別です。論点も非常に難しいうえ、合格率も大変低いので、少しでも他の受験者と差別化できるような説明・ノウハウを提供できる講師を探す必要があります。このレベルの試験になると、事実上、大手スクールしか選択肢に入らないでしょう。

簿記3級は、基礎だからこそ超重要です。ここで学んだことは、2級でも1級でも生きてきます。長い目で見れば、ここでスクールを利用するメリットはかなり大きいです。間違った理解のもと学習が進むと、将来どこで足をすくわれるか分からないですからね。

簿記2級も取得したい!その後は、1級・会計士・税理士とチャレンジしていきたい!という方は、将来とりかえせる投資だと思って、資格スクエアの授業を受講してみて下さい(万が一ここで躓けば、会計士などの難関資格にチャレンジする適性がないということに早くに気づくことができます)。

会計士/税理士試験は基本的に独学は無理です。スクールをうまく使える人が早くに合格する世界です。プロの授業がどのようなものか、早くから触れるメリットはあると思います。

将来のメリットを考えると、教材費込で6,480円は本当にお得です。受験料と併せたところで、コストは1万円以下。こんなにコスパの良い投資もなかなかないでしょう。

ぜひ資格スクエアをご検討下さい。※無料登録すれば、講義をお試しで視聴することができます。

 

簿記3級まとめ

  • 簿記3級は、会計の世界への入口!ここから未来が広がります
  • 年3回の受験で、合格率は平均40%!独学でも十分合格可能な、チャレンジしやすい資格です
  • 勉強時間の目安は独学だとかなり多めに見て100時間。スクールを利用すれば半分程度で済みます
  • テキスト代、受験料併せても独学で5,000円、予備校を利用しても10,000円程度で取得可能です
  • 資格スクールを利用する場合は、圧倒的にコスパが良い資格スクエアがおすすめ。

簿記マニアなのでかなり熱く語ってしまいましたが、簿記3級については概ねこんな感じです。参考になる情報が少しでも盛り込まれていれば幸いでございます。

簿記仲間が少しでも増えると嬉しいです!

それではまたっ!

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ABOUTこの記事をかいた人

シーウィード

こびと株.comのボス(役割:投資対象の選定)。「お金の話」と「健康」をこよなく愛するアラサーリーマン。一部上場企業の経理/財務部で財務諸表を作成している会計職人。40歳時点で、給与以外の収入(配当/不動産/サイト運営)を月額20万円にすることを目標に活動中。187cmの大男。