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CDS 2020年12月期期末決算(2021年2月12日公表)
CDS株式会社のこびと「CDS」から、2020年1月1日~12月31日の業務報告が届いております。
経営成績の報告
当期 前期
売上高 79.0億円 106.7億円
営業利益率 9.5% 14.6%
1株純利益 101.62円 145.66円
配当 30円(中間)+25円(期末)
前期に比べて、
- 売上:25%減
- 営業利益:52%減
- 経常利益:38%減
- 純利益:30%減
と、かなり厳しい業績になっています。
主要取引先である三菱自動車は、相変わらずの営業赤字。
新規案件受注に努めようにも、コロナ禍で制約を受ける営業活動。
厳しい事業環境が続いています。
来期以降、ソーシャルディスタンスに配慮しつつの新規案件受注がどれくらい進められるかは、今後に向けた重要ポイントかなと思われます。
財政状態の報告
当期末 前期末
総資産 83.2億円 88.9億円
1株純資産 965.51円 921.50円
自己資本比率 79.1% 70.7%
A(※)/総資産 22.5% 21.6%
※ A=現金預金+投資有価証券
財政状態に関して、心配な点はありません。
業績悪化がコロナ禍による短期的なものであれば、バッチリ乗り切っていける備えはあります。
キャッシュ・フローの状況
当期 前期
営業C/F 1,040百万円 1,100百万円
投資C/F ▲515百万円 ▲663百万円
財務C/F ▲561百万円 ▲333百万円
純利益が30%も減少したのに対し、営業CFのマイナスはわずか数%。
そもそも昨年の営業CFがイマイチ伸びていなかったという事情があるとはいえ、そのときの懸念事項(売上債権の増加)は解消しています。
FCFもきちんとプラスに保っていますし、借入金返済・配当金支払(記念配当を含む)を加味してもキャッシュ残高のマイナスはわずか。
悪くない安定感です。
今後の見通し
業績予想
来期の業績は、当期実績比で
- 売上:6.6%増
- 営業利益:17.5%増
- 経常利益:0.2%増
- 純利益:10.8%減
ということで、昨年(2019年)並みにはほど遠い予想。
個人的には、財政状態とキャッシュフローの状況が安定しているので、当面の心配はしていません。
とはいえ、業績低迷が長期に渡るのはぜひとも避けて欲しいところ。
配当金について
実際のところ、年間50円の配当は
- 業績予想が達成できれば、配当性向は55%程度
- 財政状態とキャッシュフローにも安定感がある
といった感じで、特にムリのある水準ではありません。
株主重視の配当姿勢を貫きつつ、着実に業績を回復していってほしいと思います。
それではまたっ!
(参考:CDS株式会社 決算短信等)
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