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こんな人のための記事です。
この記事を読めば
- そもそもどんな人が営業に向いているのか?
- 自分に営業はできそうか?
- このまま営業を続けていてよいのか?
などが見えてきます。
向いている性格・向いていない性格は、営業の種類によって違っています。
例えば、外勤営業だけに絞ってもこんな感じ。
確かなのは、仕事は自分に向いているものを選ぶのが一番だということ。
向かない仕事では、精神的にも辛く、成果も上がりにくく、働くのがドンドン辛くなります。
- 今の仕事は、自分に向いている種類の営業じゃないかも
- 営業自体が、自分には向いていないかも
と思う営業マンさんは、転職も視野に入れて考えるの方が良いと思います。
※就活生のみなさん。世の中には、営業以外にもたくさんの仕事があります。向かない仕事を選んで何十年もガマンし続けるなんて悲劇です。ぜひ自分にあった仕事を探してみて下さいね。
営業の向き・不向きは種類別に違う!
一言で「営業」といっても
- どんな人に
- どんなものを
売るのかによって、その仕事内容には大きな違いがあります。
仕事の内容が違えば、向き・不向きも違うのが当然ですよね。
「営業全般への向き・不向きが1分でわかるチェックリスト」みたいな発想は、わかりやすくて便利です。
けれども、「営業に種類がある」という視点を抜かして考えると、落とし穴にハマりかねません。
ここでは、営業の種類ごとに、向き・不向きを丁寧に解説していきます。
外勤営業の向き・不向き
外勤営業は
- 法人のお客さんor個人のお客さん
- 新規のお客さんor既存のお客さん
- 有形のモノを売るor無形のモノを売る
という切り口で、8種類に分けることができます。
外勤営業①BtoBで新規のお客さんに有形のモノを売る
付き合いのないお客さんのところに入っていく仕事です。
冷たくあしらわれることも少なくありません。
きついコメントや冷たい対応があっても、さっと気持ちを切り替えられる人がこの仕事に向いています。
また、お客さんが興味を持ってくれたときには、自分のところの商品・サービスをきちんと売り込むことが大切です。
そのときは、商品・サービスの魅力や取引の条件などをきちんと伝える必要があります。遠慮をしすぎず、必要なことをはっきりと伝えなくてはなりません。
ですから、曖昧(あいまい)な表現が多い人、物事を言い切れない人には向かない仕事です。
営業さんの置いていった名刺が、2秒でゴミ箱へ…。
こんなシーンを、幾度も目にしたことがあります。
- 社長秘書のもとに営業にきた、花屋さんの名刺
- 総務部長のもとに営業にきた、飲料会社さんの名刺
などですね。
この手の営業は、めげることなくドンドン気持ちを切り替えていける人でないと勤まりません。
外勤営業②BtoBで新規のお客さんに無形のモノを売る
多くの点で①と似ています。違うのは、売るモノに形がないところ。
新しい取引先の人というのは、まだそのサービスを使ったことがない人です。
そんな人にサービスを買ってもらうには、「そのサービスを使うとどんな良いことがあるのか」をしっかり説明する必要があります。
ですから、この仕事には説明が得意な人が向いています。
一方で、あきらめの早い人には向かない仕事です。
形の無いモノのメリット・デメリットを理解してもらい、品質等を信用してもらうには、ある程度時間がかかります。
お客さんがしっかり納得して買う気になってくれるまで、じっくり取り組む必要があります。
「初訪問→即受注!」なんてことは、めったにありません。
- あるシステム会社の営業さんは、あるお客さんのもとへ、7年前から四半期ごとに訪問。努力が実って3年前、やっと小口取引が開始しました。本来の狙いである大口取引を受注するには、まだ何年かはかかる見込みです。
- あるコンサルティング会社の営業さんは、5年間季節ごとの挨拶を欠かさず、小さな悩みをいくつか無償で解決し、関係者を2~3度接待して、やっと今年から契約を結んでもらえました。契約まではタダ働き状態で大変でしたが、今は毎月がっつりコンサル報酬を振り込んでくれるのでハッピーです。
あきらめず、長い目でみて取り組める人に向いている仕事です。
外勤営業③BtoBで既存のお客さんに有形のモノを売る
特徴は、商品についてお客さん側にも知識があることです。場合によっては、営業マンより詳しいお客さんもいるかもしれません。
そんなときに大切なのは、素直な人柄。
わからないことはわからないと素直に認め、きちんと調べてから回答しましょう。知ったかぶりは、すぐにバレて信用を失います。
また、謙虚な姿勢も重要度が高くなってきます。自信過剰になりがちな人は向かない仕事です。
医者は、商品に詳しいお客さんの典型です。新人MRより薬に詳しいお医者さんなんて、ゴロゴロいます。
そんなお医者さんは、新人MRに対して、「育ててあげよう」という温かい気持ちを持っていたりするものです。
素直さや一生懸命さを伝えられる、可愛がられ上手な人に向いている仕事です。
外勤営業④BtoBで既存のお客さんに無形のモノを売る
③と同じく、お客さんが商品・サービスに詳しいケースがあります。
また、形のないモノが商材ですから、売り手を信用して買ってもらう必要があります。
お客さんからの信用を得るには、知識が必要です。
自分の知っていることさえ知らない営業マンに、形のないモノを売られるのは不安だからです。
ドンドン知識を吸収する勉強家の人に向いています。
さらに言えば、信用は知識だけで得られるわけではありません。
- 時間を守る
- お客さんの要望にすぐ対応する
- 正確な情報を伝える
こういった行動のひとつひとつが信用を作るのです。ルーズな人には向かない仕事です。
外勤営業⑤BtoCで新規のお客さんに有形のモノを売る
多くの点で①と似ています。例えば、冷たい対応をされることがあるというところですね。
違うのは、お客さんが法人ではなく個人であること。
お客さんが個人だと、1人のお客さんから得られる売上・利益が小さくなりがちです。
1件あたりの利益が少ないなら、受注する件数そのものを増やす必要でてきます。
行動力がある人に向いている仕事です。
たくさんのお客さんを相手にする必要があるので、毎日知らない人に会って、どんどん話をしなくてはいけません。
人見知りの人には向かない仕事です。
外勤営業⑥BtoCで新規のお客さんに無形のモノを売る
多くの点で⑤と似ています。違いは、商材に形がないこと。
その分、柔軟な対応が大切になります。ちょっと変わった要望があっても、
- その場で考えてパッと対応
- 価格交渉をして
- 契約!
まで持っていく必要があるからです。柔軟な対応ができる人に向いている仕事です。
柔軟に対応するためには、まず相手のニーズをきちんと聞き取ることが重要です。
人の話をきかないで突っ走るタイプの人には向かない仕事ですね。
外勤営業⑦BtoCで既存のお客さんに有形のモノを売る
すでに商品を買ってくれている人に、さらに売り込む仕事です。
- もっとたくさん
- もっと別な商品も
- もっと高い商品も
ということですね。
個人のお客さんの購入の決め手は
- ×正確なメリット・デメリット
- 〇「この商品良さそうかも!」という感覚
というケースがたくさんあります。
ですから、商品の良さについて熱意をもって語れることが重要です。熱意のある人に向いている仕事というわけです。
一方で、空気を読めない人には向かない仕事です。
- 時間のある・なし
- 機嫌のよい・わるい
など、お客さんをしっかり観察する必要があります。
万が一にも怒らせて、既に売ったモノを返品されてしまったりしたら大変です。
外勤営業⑧BtoCで既存のお客さんに無形のモノを売る
⑦と同様に、熱意は重要です。
その上で、形のない商品・サービスだからこそ「どのあたりがお客さんのためになるのか」説明できなくてはいけません。
そのためにはまず、お客さんの情報を知る必要があります。
どんな人かわからない限り、何がその人のタメになるのかなんて、わかりようがありません。
聞き上手な人に向いている仕事です。
また、「この商品・サービスはお客さんのためになるのです!」と自信をもって語ることが重要です。
売り手のプロとしての自信がお客さんを安心させます。お客さん側の疑問・不安などにイチイチ振り回されるのはNGということ。
自信をもてない人は向かない仕事です。
内勤営業の向き・不向き
次は、内勤営業について解説します。
こちらは、大きく2種類に分けることができます。
- 店舗営業
- インサイドセールス
です。
それぞれについて見ていきましょう。
店舗営業
基本的には、店舗に入ってきてくれたお客さんに、有形・無形の商品(サービス)を売る仕事です。
入ってくるお客さんには、
- 新規の方も
- 既存の方も
- 個人の方も
- 法人の方も
います。
店舗に入ってくるお客さんは、もともと商品・サービスに興味のあるお客さんです。
彼らの背中を、購入に向けてスっと押してあげることが、店舗営業の重要な役割です。
ですから、細かい気配りができる人に向いている仕事です。
一方、店舗営業では、お客さんを選ぶことがほとんどできません。
ですから、人に対する好き嫌いが激しいタイプの人には向かない仕事です。
インサイドセールス
電話・メール・ウェブなどを使ってセールスを行う仕事です。
中長期的な取り組みによって成果をあげるタイプの営業で
- 大型案件の受注を目指すというより
- 小型案件をたくさん集める仕事
が多いという特徴もあります。
ですから、物事をコツコツこなす人に向いている仕事です。
また、テレアポなどでは、断られたり冷たい対応をされることも少なくありません。
- ガチャ切りされる
- 怒鳴られる
- 説教される
- 営業内容と関係ない長話の相手をさせられる
といったことも少なくないので、ストレス耐性の低い人には向かない仕事です。
もちろん会社によりますが、よくある役割分担は
- アポイント獲得・案件化→インサイドセールスの仕事
- 提案・受注→外勤に任せる
というものです。
この場合、インサイドセールスを行う人は、「受注」という最も華やかな工程を経験できません。
それでもモチベーションを保てる人、裏方仕事に喜びを感じる人が、インサイドセールスに向いています。
また、このパターンでは、外勤営業等との社内調整が増えるという特徴もあります。
顧客だけでなく社内関係者とも良い関係をつくる必要がありますから、人付き合いの苦手な人には向かない仕事です。
「営業に向いてないかも!?」な人がすべきこと
ここまで延々と、「種類別、営業に向いている性格・向いていない性格」を解説してきました。
お疲れ様でしたw
さて、ここで肝心の問題です。
- 「この種類の営業なら!」と思うものはありましたか?
- それは、今やっている職種orこれから選ぼうとしている職種と一致していましたか?
- あなたは、営業は向いていそうですか?
向いている仕事を探そう
アドバイスはただひとつ。
です。
向いていない仕事を続けるのは、ツライものです。
- ストレスはたまり
- 成果はあがりにくく
あなたも、あなたの家族も、あなたの上司も、あなたの同僚も、誰も幸せになりません。
そんなことを長く続けていたら、心身を壊してしまう恐れさえあります。
あなたに向いている仕事は、必ずあります。
- がんばったら、成果につながる
- 普通にやっただけでも、ほめられる
- ストレスがたまらず、ずっと続けられる
ぜひとも、そういう仕事を探しましょう。
今、営業をやっていて「なんだかピンとこないな…」「やっぱり私には向いていないかも…」と思っている人。
できるだけ早く行動するのがおすすめです。
- 職種を変える転職は、年齢が若いほど有利
- 転職は、タイミングが重要
というのがその理由です。
①年齢については、あなたが1番若い日は、間違いなく今日です。
②転職市場については、「今はコロナ禍でタイミングが悪い」という人もいますが、実態は「職種や経歴による」といったところ。
みんな「今転職なんてムリでしょ」と諦めがちになっているので、
- 求人数はコロナ前の水準まで戻っているのに
- 応募者数は戻っていない
今がねらい目!という職種もあります。
転職活動を始めてみて、もしも「今じゃない」という状況なら、「今だ!」となるまで待機するだけのことです。
行動を後回しにする理由はありません。
ちなみに。「営業に向いてない」というのが思い込みで、実は
- 営業の「種類」が違えば活躍できた
- 合わないのは「営業職」ではなく「会社」だった
というケースは、珍しくありません。
こういう人は、職種はそのまま職場を変えれば解決なわけです。そして、転職はグッと楽になります。
そういう可能性を頭に入れつつ転職活動をすると、良い条件の転職先を短期間に見つけやすくなるでしょう。
ぜひ一度、転職エージェントに相談してみて下さい。具体的には、マイナビAGENTさんがおすすめです。
- 対応が親切・丁寧で優しい
- 「職種に関する深い知識」と「他職種への広い視野」両方がある
- ブラック企業の求人を排除する仕組みがある
ので、安心して利用することができます。
向いている仕事がわからないとき
こんな人も、一度エージェントに相談してみるのが良いと思いますよ。
彼らは転職のプロ。そしてキャリアのプロです。
ひとりで考え込むより、プロのサポートを受けながら検討した方が、悩みも解決しやすいことでしょう。
就職エージェント・転職エージェントに対して、こわいイメージをもっている人は、少なくありません。もったいないことです。
大丈夫、彼らは怖い存在ではありません。うまく付き合えば、本当にメリットの多い相手です。
ぜひプロを上手に活用して、あなたに向いている仕事をゲットするために役立ててください。
以下の記事が参考になると思います。
あなたに向いていそうな種類の営業は、見つかりましたか?
見つかったなら安心です。どうぞ、その種類の営業職を目指して、業界選び・会社選びを進めて下さい。
見つからなかったあなた、「営業自体向いてないかも」と思い始めたあなたは、ここが気合の入れどころです。
文系の大学生が、”普通に”就活をすると、配属先が営業職である可能性はかなり高めです。7割強が営業という話さえあります。(出典:DIAMOND ONLINE「文系学生の大部分がイヤでも「営業」に配属される事実を知っているか?」)
もしもあなたが営業に向いていないなら、今は頑張り時です。向いていない仕事をするのはツライもの。ぜひしっかり対策して、営業以外の仕事を勝ち取って下さい。
以下の記事では、実際に、文系大学生が営業以外の仕事を勝ち取った方法をご紹介しています。参考にして頂ければ幸いです。
まとめ:向いている仕事に就こう
人には向き不向きがあります。
- サッカー選手として大活躍する人でも、料理人としては三流以下かもしれませんし
- 天才コピーライターでも、演技の才能はゼロかもしれません
身近な例でも同じことです。
- 優秀なシステム屋さんだったのに、経理に異動して足手まといになり果てた同僚
- なにひとつ売れない営業マンだったのに、イラストレーターとして花開いた人
そんな例は、山ほどあります。
もしも、今あなたがしている営業の仕事が、あなたに向いていないなら。
と苦しみ続けるのはやめて、新しい仕事を探しましょう。
手を伸ばさなければ、チャンスは掴めません。
大丈夫、もし転職活動がうまくいかなくても、誰にもバレる心配はありません。
最悪でも、今まで通り。上手くいけば、「向いている仕事」に移れる。…動き出さない理由がないですよね。
- 転職しなければ”天職”には出会えない
- 「新卒で適職に出合える」のは、宝くじに当たる以上にむずかしい
(「「転職」しなければ、「天職」には出合えない!」より抜粋)
という話もあります。
営業以外にも、仕事はたくさんあります。
営業と言う仕事にも、種類があります。
自分にとって向いている仕事を選び取れるよう、ちょっぴりの勇気を振り絞ってみて下さいね。
それではまたっ!
※関連記事です
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