

こんな人のための記事です。
私こびと株には、約6年の副業歴があります。
成果も順調に出ていて、現在は、当初の目標「副業&資産運用で月額20万円以上」も無事、達成しています。
※たった1ヵ月達成しただけの最大瞬間風速ではなく、1年以上にわたり達成し続けています。
でも、ここまでたどり着く過程では、いろいろなことがありました。成果が出るまで山あり谷あり、ヒィヒィ言いながら歩いてきた感じです。
この記事では、そんな中で私自身が感じた「サラリーマン・マインドの足かせ」について語ってみたいと思います。
実際、副業を行う中で身に染みたのは

ということ。
サラリーマン・マインドとオーナー・マインド(※)には、どうやらいくらか違いがあるようなのです。
この記事では、この「違うところ」を5つご紹介していきます。

※副業とはいえ、「業」ではあります。そして自分の「業」を持つ以上、小さくともオーナーということになります♪
この記事では、掛け持ちで給与所得を得るケース(深夜アルバイトなど)は想定していません。
プログラマー・ライター・コンサルタントなど、自分のスキルで独立して仕事をするパターンについて考えていきます。
目次
①時間をかけた分のお金が欲しい

うまくいかないサラリーマン・マインド
サラリーマンはおおむね、働いた時間に対して給料をもらっています。
- 労働時間が延びれば残業手当がもらえる
- 有給休暇以上に休みをとれば給料が減らされる
これが基本です。
そういう約束働いているのだから、当たり前ですね。
ところが副業を始めようと思うと、コレは通用しません。
- 100時間かけて、1万円しか稼げない人
- 2~3時間で、数十万円を稼ぐ人
どちらも普通にいるのが副業の世界。

副業初期の時給計算は挫折のもと

ちなみに、副業を始めるために、会社での残業をスッパリあきらめています。
残業の時給は2,600円くらいです。
…これ、どう思います?

こう考えて挫折するのが、サラリーマン・マインド。
当時の私は、もちろんサラリーマン・マインドでした。でしたので、時給計算の結果にのたうち回りました。
- ビジネスには、投資が必要。投資から回収までは時間がかかって当然
- オーナーの収入は、時間ではなく成果にひもづく
この辺りを理解しておかないと、ほぼ間違いなく心がおれます。
②失敗したくない

うまくいかないサラリーマン・マインド
会社や職種にもよりますが、サラリーマンにとっては

というケースも少なくないと思います。
- 黙っててもいいけど、誤った発言はNG
- チャレンジしなくてもいいけど、悪目立ちはNG
こういう環境です。

ところが、副業は、「副」とはいえ、「業」です。新しいビジネスです。
はじめてビジネスを立ち上げて、いきなり成功する人なんて、あんまりいないわけです。
- どんどん挑戦して
- どんどん失敗して
- 5コに1コでも、10コに1コでも成功すればOK!
みたいな進め方が必要になります。

方向転換ドンと来い
とりあえずブログを作ってみる。データを飛ばして真っ青になりながら、対策を学ぶ。
とりあえず記事を書いてみる。誰ひとり読んでくれないことに涙しながら、記事の書き方を学ぶ。
こういう感じが正解です。
失敗しても、誰もあなたを責めないので大丈夫です。(たぶん、誰も気づきもしませんw)
サラリーマンだと、新しいことを始めるには
- 根回しして
- 課長の許可を得て
- 部長の決裁を得て
- 役員にプレゼンして
みたいな手続きが必要になります。
そして、始めたことを止めるにも、これと同じだけの手続きが必要です。
- 試すことのハードルを低くする
- 小さな失敗を繰り返す
- やってダメならすぐ止める
この感覚に慣れるまで、副業は何度も座礁しかかりました。

③カタチが大切

うまくいかないサラリーマン・マインド
学生からサラリーマンになって社会に出たとき、その第一歩は
- スーツをそろえる
- 髪型を変える
- 名刺を作る
- ビジネスマナー研修を受ける
こういう感じだったかな、と。

走りながら学ぶ
でも、副業の場合は
- ×カタチを整えて準備する
- 〇とりあえず始めてみる

ときたま副業を始めるときに、カタチから入るあまり大きな初期投資をしてしまう人がいます。
- オフィスを借りてみた
- 高額なセミナーに申し込んでみた
- 超ハイスペックな機材(PC・カメラ・ソフトウェア等)を買ってみた
みたいな感じですね。

※ちなみに私が副業を始めたときの初期投資額は、年間13,920円でした。毎月おやつ代をちょっとケチれば支払えるサイズ感です!
④収入は一定ペースで増えていくはず

うまくいかないサラリーマン・マインド
サラリーマンの給料には、「定期昇給」という仕組みがあります。
この仕組みのおかげで、(年功序列の日本企業に勤めているサラリーマンなら)毎年少しずつ給料が上がっていくわけです。

この、「毎年少しずつ上がっていく給料」に慣れてしまっているせいで、サラリーマンはついつい

と予測してしまいがちです。
アタマの中に、なんとなくこんな感じの収益予想イメージが作られるわけです。
収益が
- 1か月目:0円
- 2か月目:1,000円
- 3か月目:2,000円
だったら、

みたいな、何の根拠もない思い込みです。
収益予測より、「今」できること
でも、実際の副業収益は、大暴れします。(特にネットビジネスはこれが顕著です)
- 1か月目:0円
- 2か月目:1,000円
- 3か月目:2,000円
ここから

というわけ。
実際、私自身も、収益が1ヶ月で
- 2~3倍になった
- 2/3になった
どちらも経験しています。
それ以来、

と思うようになりました。
まずは
- 「今だ!」と思った分野に集中するとか
- 成功要因をパターン化して繰り返すとか
そういう工夫をする。収益は、後からついてくるものと考える。
この方が自分のメンタルに優しいです。あてにならない予想は、ストレスのモトになりかねないですからね。
⑤入金したお金は使っていい

うまくいかないサラリーマン・マインド
サラリーマンの場合、経費は会社から支給されます。

さらに、サラリーマンの給料は
- 税金
- 社会保険料
などが天引きされた上で支給されます。
これはつまり、

ということ。
経理部員でもビックリ
ところが副業の収入は、全くコレにあてはまりません。
売上がそのまま入金されるので、
- 支払うべき経費を取り除けて
- 計算した税金を取り除けて
残った金額だけが、自由に使えるお金ということになります。

と考えて、経費や税金にあてるべきお金も使いきってしまえば、資金ショートです。
特に怖いのは、税金。
知り合いの起業家にも

と売上を使い切ったあげく、税務署からこっぴどく怒られていた人がいます。(〇千万円単位の罰金を支払ったそうです)
実際、私自身も、

と少々慌てた記憶があります。
サラリーマンをしていると、どうしても税金には無頓着(むとんちゃく)になりがち。
経理部員でお金の計算にはうるさい私でさえも、ついつい「入金額≒自分のモノ」と思ってしまいそうになります。
まとめ:副業には副業に適したマインドがある

- サラリーマンには、サラリーマンに
- 副業オーナーには、副業オーナーに
適したマインド、考え方があります。
これは、どちらが良い・どちらが悪いということではなく、種類が違うという話。
「野球に必要なスキルと、サッカーに必要なスキルは違うよね。もちろんどっちもスポーツだから基礎体力は必要だけどさ。」というようなお話です。

副業では避けておきたいサラリーマン・マインドは以下の5つ。
- 時間をかけた分のお金が欲しい
- 失敗したくない
- カタチが大切
- 収入は一定ペースで増えていくはず
- 入金したお金は使っていい

それではまたっ!
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