こんにちは、こびと株(@kobito_kabu)です。
シニアブロガーであるこびと株母(62歳)が、8月22日に扶桑社から書籍を出版することになりました。
※こびと株に書籍化の予定はありません。完全に先を越されましたが、泣いてもいないし悔しくもありません。慰めのお便りをお待ちしております。
私のススメで59歳でブログを書き始めた母
『毎日更新して、1記事2000文字は書くんじゃよ』
このアドバイスを真に受けて『クロネのブログ講座』を読み漁りながら、3年半愚直に毎日更新を継続
結果、とある出版社の副編集長の目に止まり、書籍化決定。独力で原稿書き上げ2020年8月に刊行予定
すご!
— こびと株.com (@kobito_kabu) July 2, 2020
このブログでも何回か記事にしましたが、母にブログを勧めたのは私です。
- 老化防止
- 生存確認(田舎で一人暮らししているので)
- 老後の年金の足し
これを目的として、母が59歳の誕生日に「ワードプレスのブログ」をプレゼントしたのです。
彼女のブログは、雑記(日記)がメインです。
日記であるがゆえに、当然のように私も登場します。こびと株ブログで偉そうにしている男が、どんな家庭生活を送っているかが、ちらほら出てきてしまうわけです。
だから
こういった要望を、かたくなに拒んで参りました。
よく考えてみてください。
あなたのオカンがブログを書いているとして、それを人様に教えたいと思いますか?
日銀が全国アンケートを取ったとしても、日本全国の息子たちの答えは「No」でしょう。当然です。
おめかしして授業参観に来た母を「見てくれ!あれが俺のオカンだぜ!」と叫ぶ中学男子はいないのです。
ところがこの度、書籍が出版されることになってしまいました。
書籍を書くというのは大変な重労働で、私の母も「プレッシャーで眠れぬ日々」を送りながら、かなりの時間・労力を使って一生懸命書きあげたようです。
こうなると、「少しは売れて欲しい」。こう思うのが人情というもの。
初版が売り切れず、返品の山を抱えてしまうというのは、とても残念なことです。
母は「売れ行き(お金)は、気にしてない」と言いますが、そうは言っても、鳴かず飛ばずでまったく売れないという状況を喜ぶワケはないでしょう。
- 売れずにガッカリする母よりも
- 売れて喜ぶ母が見たい
日銀が全国アンケートを取ったとしたら、日本全国の息子たちの答えは「Yes」でしょう。当然です。
基本的に、中学男子はマザコンなのです。普段、どんなにイキがった態度をとっていても、母の笑顔が息子の幸せ。
幸い、
- 59歳でブログを書き始めたシニアブロガーが
- 月間15万PVを記録するまでになり
- 月数万円を超える収益をあげ続け
- たった3年半で書籍出版に至る
このストーリーには、学びがあります。
特別なスキルのないシニアが、いったいどうやって書籍出版に至ったのか?
このことは、十分に伝える価値があります。
というわけで、本記事の概要は次の通り。
- 母ブログの運営データ
- ブログの究極の魅力
- 母本の概要
これまで門外不出としてきた
- 母ブログのタイトルやURL
- PV、収益などの運営データ
出し惜しみなく、すべて公開します。
母のブログ・書籍、そしてブログそのものの魅力を、伝えていきます。この記事を通じて、母の書籍に興味を持ってくれた方が、一人でも多く購入してくれたら本当に嬉しいです。
目次
ブログの運営データ
母が運営しているブログは「りっつんブログ」と言います。2016年12月に、私がテキトーにつけた名前がそのまま残っています(笑)
ブログジャンル
ブログジャンルは、雑記ブログです。
主な想定読者は
- りっつん自身の家族・友人
- 30代~70代ぐらいの女性
となっています。
ブログ村では「ライフスタイル」のカテゴリに登録しており、最近は大体5位~10位をウロウロしている模様。
ブログ内のカテゴリは、こんな感じ。
- ひとり暮らしのコツ
- 家族の事件簿(私の話が載っています。決して読んではいけません)
- 未亡人の作文(私は小学3年生の時、当時38歳だった父をガンで亡くしています)
- 旅行の記録
- 最近のニュースに思う事
- お気に入りのグッズ(ハチミツやシャンプーなど)
といった感じで、幅広いテーマで書いてることが分かりますね。
母は、ブロガーであるクロネさんが運営する「クロネのブログ講座」を愛読しており、そのなかで言及されている
- 趣味ブロガー
- 雑誌ブログ
という考え方にとても惹かれたようです。
雑誌ブログというのは
- お金目的で、ひたすら収益性の高い記事を書くわけでもなく
- 特定のテーマだけに特化して記事を書くわけでもなく
- 日記のように、とりとめのない内容をひたすらに書き続けるわけでもなく
「専門的な内容+日記」を、半々でやっていくイメージです。
りっつんブログの専門性(独自性)は、この2点。
- 36歳で夫を亡くし、そこから未亡人として26年以上暮らしてきたこと
- 一人暮らしを快適にする考え方・グッズに詳しいこと
結局、これがまさに今回出版される「書籍のタイトル」に含まれていますね。
出版にあたっては、やはり他の人とは違う「独自の何か」がないとダメということです。
上記のテーマに関わる専門的な記事は、SEO(検索エンジン)を重視したライティングにより、Googleの検索結果で上位に表示されるよう工夫しています(後述)。
一方で
- 今日は何を食べた
- どこを散歩した
といったような日記的な記事は、SEOを一切無視して、好きに書いているだけです。
それでも、こういった記事も読者には人気があるようで、毎日欠かさず訪問してくれる人はとても多いです。
SEOを重視した記事を書くのは非常~に大変なので、最近の母は日記ばかり書いています。
このように「専門性+日記」の合わせ技で、自由に運営していくのが雑誌ブログというわけです。
更新頻度・記事数など
更新頻度は、魂の毎日更新です。
2016年12月にブログを開設してから、母は一度たりとも更新をサボったことがありません(笑)とんでもない根性ですね。
といった私のアドバイスを真に受けて、愚直にそれを守り続けました。
※ここしばらくは、1000文字ぐらいで落ち着いているようです。
気がついたら
- 公開済の記事数は、なんと1,322記事!
- 文字にして、なんと166万文字!
新書1冊の文字数は、8~12万文字と言われています。3年半のブログ運営を通じて、すでに新書15冊分ぐらいのボリュームを書いていたことになります。
これだけ書いてれば、文章力がつかないわけがないですね。
ここ3年半の間に、3~4回ぐらい
と聞かれた気がするのですが
と、答えていました。
断言しますが、ブログ運営は「質より量」です。量をこなせば、質は後からついてきます。
- バットを握ったことがない人
- バットを1000回振ったことがない人
が、部屋の中で「正しいバットの振り方」を学び続けていても意味がありません。まずはバットを持って、振ることが最優先です。
ずっと記事を書き続けていれば、コツは掴めてきます。
ブログは、鉄棒のぶら下がり競争みたいなもの。手を放した人から脱落していく「忍耐のゲーム」です。
ひたすら書き続けていれば、必ず誰かの目にとまります。母ブログの書籍化は、それをあらためて証明してくれたように思いますね。
PV(ページビュー)の推移
超秘蔵データですが、公開します。
59歳からブログを始めたシニアブロガーでも、これだけやれるんだよというアピールです(笑)何か始めるのに、「遅すぎる」ということはないですね。
- 月間10万PVを超えたのは、ブログ開始(2016年12月)から20ヵ月後の2018年8月
- 月間PVの自己ベストは、2020年6月の156,642PV
ご覧の通り、なだらかに右肩上がりです。とはいえ、
- PVが減少したり
- PVが横ばいで伸びなかったりして
いわゆる「やめたくなる時期」もちゃんと経験していることが分かります。特に、2019年1月~2019年12月は、月間PVがほとんど変わっていません。
いくら書いても伸びしろがないと、なんだか寂しいですよね。
※株価が下がり続ける「株」を持っていられるかどうかに、通じるところがあります。誰だって、右肩下がりのチャートは経験したくありません。
こういう時にブログを書き続けられるかどうかは
- 自分が、本当に読者の人に伝えたいこと(価値のあること)を書いているか
- 自分が、本当に書きたいこと(好きなこと)を書けているか
- ささやかでも、収益が発生しているか(やっぱり、この点も見逃せません。)
といったところかなと。
収益
こちらも秘蔵情報です。
- ブログ運営に興味のある人
- ブロガー
こういった方にはとても役に立つと思うので、公開します。
現状、収益は月5万円ほど。
- アドセンス収益:月3万円ほど
- 物販収益:月2万円ほど
※過去、最高瞬間風速では、10万円を越えたこともあります
アドセンス収益というのは、自動広告ですね。このブログにも、記事タイトル付近や記事の終わり、サイドバーなんかに挿入されています。
りっつんブログでは、1PVあたり0.2~0.25円といったところですね。アドセンス収益の推移は、上記PV推移に単価を掛けたものとほぼほぼ連動しています。
※1PVあたりの収益は、記事の内容によって異なります。金融系・転職系などの記事につく広告は単価が高く、エンタメ系の記事につく広告は単価が低い傾向にあります。
りっつんブログは日記記事が多いため、アドセンス単価はそれほど高くありません。
また、りっつんブログでは、母が実際に使って愛用している
- ハチミツ
- シャンプー
- パン
などを紹介しています。
これらについても、ブログ経由で商品が購入されると、一定の報酬が母に支払われる仕組みになっています。
私が「物販・アフィリエイトをやってみたら?」と勧めた際に、
ということだったので、記事を書いてもらいました。
参考教材にしたのは、暮らしラク(旧:ももねいろ)というブログです。ブログの世界では、最高の教材はいつもネット上に無料公開されています。
りっつんブログで、よく収益が発生する(していた)記事は、コチラ。
ちょっと目を通してもらえば、「ただの日記」ではないことがお分かり頂けると思います。
収益を公開して何を伝えたいかと言うと、こういうことです。
- 日記でも、PVが集まれば月2~3万円のアドセンス収益は発生する
- 自分が使っているものを紹介するだけでも、月1~2万円の収益は発生する
結論:頑張れば、誰でも月3~5万円ぐらいはブログで稼げる
国民年金の平均受給額は5.5万円です。ブログ収入「月5万円」の頼もしさがよく分かりますね。
ブログ運営の究極の魅力
ブログ運営の「究極の魅力」は、これに尽きます。
自分の経験が、どこかで誰かの役に立つ
前半部分に書いた通り、私は小学3年生の時に父(当時38歳)をガンで亡くしています。
その時、
- 母は36歳
- 兄は小学5年生
でした。
30代後半の男性が、ガンで亡くなる確率をご存知でしょうか?
ほとんどありません。
ガンで亡くなる人が増えてくるのは、55歳を超えたあたりからです。若くしてガンで亡くなるケースは、本当に少ないのです。
年齢別の死亡率をグラフで見ると、この通り。
(出典:国立がん研究センター)
こういった「確率的に起きにくいできごと」に直面すると、非常に困ることがあります。対処法・乗り越え方が、世間に出回っていないのです。
- よくある出来事は、すぐに解決策・体験談がネットに載ります
- マイナーな出来事は、どこを探しても解決策・体験談が見つかりません
だから、私は母にこう言いました。
若くして未亡人になった母の経験談。どこかに、必ずニーズがあると思ったのです。
実際、「未亡人 〇〇」というキーワードをいくつか調べてみたところ、参考になりそうな体験談がまったく見つかりませんでした。SEOに強い未亡人なんて、いるワケがありません。
ここで、世の中に対して、1つ価値を提供できるんじゃないかという気持ちが芽生えました。
ところが、母はまったく乗り気ではありませんでした(まぁ、そりゃそうですよね)。
ブロガーは、「私生活を切り売りしている」と言われることもあります。自分の不幸話をして、同情・関心を誘うなんてと思う人も多いでしょう。
でも、だからこそ、同じ境遇で悩んでいる人達に、その人達の「助けになる情報」が届かないのです。
きっと、若くして夫を失うという、同じ境遇で悩んでいる人がいるはず。だから、自分が未亡人になって
- 何を不安に感じたか?
- それをどう乗り越えたか?
を書くことには、大きな意味があると伝え続けました。
そうやって、SEOライティングのアドバイスをしつつ、長い道のりを経て、母が書き上げたのがこの記事です。
夫と死別して25年以上が経過して、心の整理がついていたからこそ書けた記事ですね。
「未亡人 不安」というキーワードを狙って、記事タイトルから小見出しまで、ゴリゴリにSEOに気を配った記事です。
「なんかイヤらしいな」と思いながらもこうしたのは、狙って書かなければ、検索上位にこないから。届けたい人に届かないからです。
結果として、この記事は、狙ったキーワードで1位表示され続けています。
※度重なるGoogleアップデートで、こびと株の記事もいくつか圏外に飛ばされましたが、母のこの記事を1位表示し続けているので、許してあげてます。
そして。
この記事に寄せられたコメントが、次の通り。
はじめまして。1年前の記事にコメントすることをお許しください。
私は最近未亡人になりまして、小学生と中学生の2人の息子とともにこれからの生活を始めようとしているところです。
正直、いまだ途方にくれており、なにか心の励ましになるような情報がないかと探しているうちに、こちらの記事にたどり着きました。同じく2人の息子さんとともに過ごして来られ育て上げられたりっつんさんのご様子に、大変励まされました。
私もがんばってなんとかしていくしかないと、気力が湧きます。この記事を書いてくださってありがとうございました。
気持ちが萎えそうな時には、また読み返しにきます。
若き未亡人に昨年になってしまいました。
読まさせていただき大丈夫だと力を頂きました!
夫と過ごしていた頃は、何気ない毎日子供と4人幸せでした。生前、夫婦間でのやり取りで、夫は私に訴えてるものがありましたが、私は見て見ぬ振りをしてきました。今になって教えてくれたことが今わかります。夫からのメッセージを胸に、必ず子供を自立させてから、私の人生、夫は胸で生き続け、私は私!の人生を歩みます!
りっつんさん、このブログを書いてくれてありがとうございます。私も昨年若くして未亡人になってしまいました。私には3人の子供がいます。みんなまだ小さいです。最近まで泣いてばっかりでした。
でも子供達にとってこのままではダメだと思いました。でもまだまだ不安定な日もあります。私も子供達がちゃんと自立できるあと10年は生かしてくださいと祈っています。
すごくこのブログを見ていて共感する部分が沢山あります。ちゃんと笑わなきゃならないし、育てていかなきゃですよね。私も頑張ってみます
この他にも、十数件を超えるコメントが寄せられています。
やっぱり、同じような悩みを抱えている人は、いたのです。コメントを残した人以外にも、この記事を読んで「参考になった」と感じてくれている人が、他にもいるだろうと推測しています。
母の書籍に、こういう文章があります。
「お前が、人類初なわけじゃない」
母に対して、生前、父が言った言葉だそうです。生きていると、色々な苦労・悩みを経験しますが、それを経験するのは「自分が人類初」なわけではありません。
必ず、どこかに、似たような経験をしている人がいるはずです。
ブログというのは、その経験を、他の人に伝えることができる素晴らしいツールです。
- 自分に、大した経験はない
- 自分に、大したスキルはない
- 自分に、人の役に立つようなことなんて書けない
これは、全部勘違いです。
「こんなこと書いてもな…」そう思った文章でも、必ず刺さる相手はいます。その人は、きっとそれを書いてくれたあなたに感謝すると思います。
こうやって、
- クスっと笑ってもらえる日記を書いたり
- 自分が使ってるグッズの紹介記事を書いたり
- 自分の経験談を書いたり
読者に対して「価値のある記事」をコツコツと提供し続けた結果
- 少しずつ、読者(ファン)が増えていき
- 少しずつ、PVや収益が増えていき
最後には、書籍出版というチャンスを頂くに至ったワケです。扶桑社の編集者の方からコメントがついたのは、ハチミツの記事だったと言っていました。
必然か、偶然か。世の中、面白いですね。
母の書籍は、36歳で未亡人になってからの26年間の歩みを記したエッセイです。
自分の体験が、きっとどこかで誰かの役に立つ。そういう想いで書き上げた本です。
必要な人に、届いてくれたら嬉しいです。
りっつんブログ本「未亡人26年生が教える心地よい一人暮らし」の概要
書籍の概要
書籍のタイトルは「未亡人26年生が教える 心地よいひとり暮らし」です。
- 発売日:2020年8月22日頃
- 出版社:扶桑社
- 価格:1,300円(税込み1,430円)
- ページ数:196
いわゆるエッセイですね。
自由な形式で、気軽に自分の意見などを述べた文章。
すでに、「日本文学(日記)」というカテゴリで、Amazonランキング1位になっております。りっつんブログの読者さんたちが、予約してくれた結果ですね。
書籍は、全5章+オマケの1章で構成されています。
各章のタイトルは次の通り。
- 1章…未亡人26年生。夫が教えてくれたこと
- 2章…猫と暮らせば
- 3章…友だちとの時間
- 4章…年をとるのも悪くない
- 5章…62歳の今、思うこと
- おまけの章…うやむやにできない「老後のお金」
孤独におびえず、自分の機嫌は自分でとって、楽しく穏やかに暮らす。そのための知恵がたくさん書かれています。
最終版の原稿を後輩(30代女性)に読んでもらったところ
というコメントをもらいました。
おまけの章の、「老後のお金の話」では、ブログ・Twitterで非常に反響の大きかったこの話題について書かれています。
実家の家計改善をお手伝いして2年。年間収支が100万円以上改善しました。
・固定電話解約
・光回線/TV回線解約
・貸金庫解約
・TV用アンテナ設置
・格安SIM契約
・高配当株&債券ポートフォリオ構築で年30万円の資産所得
・ブログ指南で年60万円の収益(青色申告で無税)親『お金が減らなくなった』
— こびと株.com (@kobito_kabu) December 24, 2019
書籍で紹介されている「老後の家計管理」については、一つの完成形だと思っています。
- 私は、母の家計を心配しなくて済むようになりましたし
- 母自身も、自分の老後生活の心配がなくなりました
親の家計がこの状態なら、誰も何も心配しないでしょう。非常~に合理的で、美しいシステムです。
こんな人に読んで欲しい
さて、ここまで長~い文章を読んで頂いておいて、大変申し訳ないのですが…
- 母が書いたエッセイの読者イメージ
- こびと株ブログの読者イメージ
この2つには、違いがあります。
つまり、正直に言って、こびと株を読んでくれている皆様にど真ん中ストライクで刺さる内容ではないということです。
おそらく、このエッセイが一番刺さるのは
- シニアの女性(60代~)
- 子育て中のシングルの女性
- ひとり暮らしを好む女性
です。
実用書(ビジネス書や自己啓発書)のように
- 読んで実践して、すぐにモトをとる
- 自己投資として糧にする
といった類の本ではないということは明記しておきます。
ちょっと目線を変えて「こんな人にも読んで欲しい」と思うのは、こういう人達です。
- ブロガー(3年半で書籍出版までこぎつけたシニアブロガーの「文章力」が分かります)
- 親の老後を心配している人(読み終わったら、ぜひご両親にプレゼントしてあげてください)
- ひとり暮らしの生活の”未来”に漠然とした不安を抱いている人
- 猫がめっちゃ好きな人(まるまる一章、猫の話です(笑))
- こびと株さんの育った環境が知りたい人(いません)
特に、ブロガーの方は「こういう内容でも、書籍出版までいけるのか!」とビックリするかもしれません。ブログ収益〇〇万円を目指すだけが、ブログの価値ではないということですね。
母は「インフルエンサー」ではないので、初版の発行部数がメチャクチャ多いわけではありません。
そういう意味では、リアル書店にどれだけ本が並ぶか分からないので、ネットで予約する方が確実です。書籍に興味を持ってくださった方は、Amazon/楽天からご予約を!
母の書いた本を読んで、父の死の間際、母と父の間でこんなやりとりがあったことを知りました。
母「死ぬのが怖い?」
父「いや、それが怖くないんだよ」
父「子供のことは心配してない。お前のことだけが心配だ。」
父は、専業主婦から、小さな息子2人を抱えてフリーランスになる母のことを、誰よりも心配していたようです。ええ男やないか。
結果的に、母は26年間にわたり自営業を続けながら、息子2人を無事に社会に送り出しました。
※兄は、大学でガン治療を研究する研究者・学者になっています。
私は、今年で35歳になりました(息子は1歳)。あと3年生きれば、父の年齢に追いついてしまいます。
もし、私の身に何かあれば、息子はさておき妻を心配する。そんな夫になりたいですね。
息子には、くれぐれも母を大事にするよう伝えていきたいと思います。
母の書いた書籍で、今は亡き父の教えを知るこびと株なのでした。本っていいね!