【コロナショック】暴落相場で高配当株投資家が考えるべき3つのポイント

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高配当株投資家
暴落相場が来ると、持ってる株の価格が下がりまくって、やっぱ不安になっちゃうね…コロナショックもキツかった…
高配当株投資家
うんうん。高配当株投資をしている人は、株価が暴落したときどうすればいいんだろう?正解はあるのかな?

こんな人のための記事です。

 

株価が暴落したときの対応…それは、投資を始めた人なら、誰もが気になるトピックスでしょう。

コロナウイルス感染拡大に伴って、株式市場が不安定になっている今はなおさらのこと。

この記事では、

  • 高配当株への投資をメインにしており
  • 運用資産額4桁万円
  • コロナショック後もポートフォリオ全体では増配

の私たち(当サイトの運営メンバー)が、

フルーツ
私たち自身は「コレを押さえているので安心して投資を続けられています」というポイントを3つ、紹介していきます
暴落相場で高配当株投資家が考えるべきポイント
  1. リスク許容度の範囲内の投資ができているか?
  2. 好財務・高収益の高配当株を選べているか?
  3. 投資先は十分に分散できているか?

 

※もちろん、未来のことは誰にもわかりません。株価の先行きがどうなるのかは不明です。である以上、暴落したときの対応の「正解」は、分かりようもありません。

この記事で解説しているのは、あくまで「私たちはこう考えて高配当株投資に向き合っています!」という参考情報。「投資判断は自己責任で」という原則に注意しつつ、ご覧下さい。

 

そもそも高配当株投資って…

 

配当利回りの高い株式への投資

高配当株投資は、配当利回りの高い株式を選んでする投資

厳密な定義が定められているわけではないですが、当サイト運営メンバーは

  1. リスク許容度の範囲内で
  2. 好財務・高収益の高配当株に
  3. 分散して長期間投資していくこと

を目指しています。

 

配当金目当てということは…

高配当株投資の狙いは、もちろん配当金をGETすること。

株式投資で得られる2種類のリターン

  1. キャピタルゲイン(売買差益)
  2. インカムゲイン(配当金)

のうち、②インカムゲイン(配当金)に注目しているわけです。

 

だから、もともと高配当株投資家は

フルーツ
保有している株の「今日の株価」には、あんまり興味がない

はず。

  • 今日の株価が暴落しても
  • 明日の株価がさらに下がっても

振り回されずにいられるのが、高配当株投資の大きなメリットのひとつです。

 

  • 株価はセンチメント(市場心理)に左右され激しく上下しますが
  • 配当金はセンチメントに左右されません。業績に左右されます

比較的「読みやすい」配当金で、手堅いキャッシュフローを作る。そういう投資スタイルです。

 

とはいえ、持っている株の株価が長期的に低迷し続けるのはイマイチ

  • 2000円の配当金をもらっても
  • 株価が5000円下がっていたら
フルーツ
トータルで3000円の損失じゃん!

ということになってしまうからです。

 

高配当株投資家にとって重要なのは

  • ×短期的な株価の増減
  • 〇安定配当を受け取りつつ、長期的に(少しでも)株価が維持・成長していくかどうか

というわけ。

だから、高配当株投資家が考えるべきことは、いつも同じ。

フルーツ
株価が暴落しても、もしくは暴騰しても、いつも変わらず3つのポイントに気を配ればOKということです♪

 

暴落相場で高配当株投資家が考えるべきポイント3つ

  • 分散された投資先に
  • 長期投資をしている

高配当株投資家にとっての暴落相場での最重要項目は

フルーツ
一言でいえば、投資方針を守ること!

 

もう少し細かく言えば、以下の3つです。

高配当株投資家が考えるべきポイント
  1. リスク許容度の範囲内の投資ができているか?
  2. 好財務・高収益の高配当株を選べているか?
  3. 投資先は十分に分散できているか?

 

ポイント①リスク許容度の範囲内の投資ができているか?

乱高下する相場環境は、

  • 自分の持っている資産の状況
  • 自分のリスク許容度

この2つが釣り合っているからどうか、見直してみる良い機会です。

株価が暴落したとき、かなり大きな心のザワつきを感じるなら、それはリスクを取りすぎてしまっている証拠かも。

フルーツ
制限速度をしっかり守って、夜もスヤスヤ眠れる程度の資産配分にしておきましょう♪

※「リスク許容度ってなんだっけ?」という方には、リベラルアーツ大学の両学長の「【いつか泣く】リスク許容度を無視して投資する人の末路【株式投資編】」がおすすめです。

 

高配当株投資家
自分がリスク許容度を超える投資をしているって気が付いたら、どうすればいいの?

そういうときは、仕方ありません。

「今までの投資は失敗だった」と認めて、保有株を整理するしかないでしょう。

暴落時の株価は

  • これから上がるかもしれないけど
  • さらに下がるかもしれない

という状況です。

例えば、コロナショックで株価が急落していた頃、米国株のボラティリティ(価格変動の幅)の指標は急上昇していました。

(Bloombergマーケット情報「VIX:IND」より抜粋)

リスク許容度を超えた投資をしているということは、この上下の振れ幅に耐えられないということ。

このボラティリティの中、リスク許容度を超える投資を続けるなんて、とてもおすすめできる選択肢ではありません

 

フルーツ
ちなみに、損切りを選択するとしても、必ずしも落ち込む必要はありません

自分のリスク許容度を把握し、投資の経験値を高める経験は、かなり貴重なモノだからです。

ノーベル賞学者の山中教授も言っています。

高く飛ぶためには、低くかがむ必要がある

成功している投資家たちも、失敗したり、それを調整したりしながら、自分にあったリスク水準を選び取っているのです。

 

ポイント②好財務・高収益の高配当株を選べているか?

長期にわたって投資を続けるなら

  • 暴落は必ずあります
  • 不景気も必ずあります

だからこそ、銘柄選びは本当に重要です。

フルーツ
単純な1~2項目だけを見て投資をすすめるような人たちに、振り回されないように気を付けて!

 

  • 自己資本が厚くて、借金が少なめ
  • 現金をたくさん持っている
  • 利益率が高い
  • 売上が長期的に上昇トレンド
  • 配当継続の実績がある …etc.

こういった項目を自分の目で確認して、「不況期を乗り越えられる好財務」「剰余金を積み上げられる高収益」「信頼できる配当方針」…これらがバッチリそろった銘柄を選択する必要があります。

フルーツ
こういう会社なら、冬の時期を乗り越えて、しっかり配当を出し続けてくれるはず♪

そういう会社の株式を選び抜いて保有しているなら、相場がどんなに乱高下しても、慌てる必要はないわけなんです。

 

ポイント③投資先は十分に分散できているか?

高配当株投資家
冬の時期を乗り越えられる企業って言ってもな…未来のことなんて分かんないし…

こう思った人。正解です!(笑)

  • 企業の業績は、過去の情報です
  • 業績予想や経営計画は、あくまで予測・計画です

未来を読める人なんて、どこにもいません。

 

フルーツ
だからこそ、分散が大切

好財務・高収益の優良企業や、歴史ある名門企業でも、無配転落・大減配はは有り得ます。

※今回のコロナショック・原油安の影響で、過去80年にわたり配当金を減配しなかった名門企業、ロイヤル・ダッチシェルが66%の減配を発表しています。

 

でも、

  • 業種の異なる
  • 好財務・高収益の優良企業100社が

全部同時に配当ゼロになる可能性は、決して高くありません。

 

  • 得られる配当金も
  • 株価の維持・成長も

自分の持っている株式全体で考えればOKなのです。(1社ごとの状況を気にしすぎる必要はありません。)

しっかり分散して投資ができていれば、配当金が減るときも、株価が落ちる時も、全体的な下落具合はマイルドになります。

※私たちの保有銘柄は、コロナショック後も配当維持・増配が多く、ポートフォリオ全体では増配になっています。評価損益もプラスです。

 

なお、石油業界・タバコ業界・金融業界など、特定の業種でいくら分散してもリスクはそれほど減りません。

フルーツ
特定の業種は最大でもポートフォリオ全体の20%まで!とか、決めるのがおすすめです

 

暴落相場は再び…?

 

コロナショック

日経平均株価は

  • 2020/1/17:24,116円
  • 2020/3/19:16,358円
  • 2020/5/16:20,037円

と、2ヶ月強で32%下落→2ヶ月弱で22%上昇と荒れ模様です。

フルーツ
今後の成り行きも、まだまだ不透明。
  • このまま上昇へ向かうのか
  • 2番底に向けて下がるのか

エコノミストたちの間でも見解は分かれています。

理論株価大喜利(りろんかぶかおおぎり)もいたるところで行われていて、日経平均の適正値は15,000円だの、30,000円だの好き放題言われてますね(笑)

こんな感じで、プロでも株価を当てるのは難しいのです。だから、私たちは淡々と「業績・配当金」に着目して安定キャッシュフローを獲得していきたいと思っています。

 

暴落は常に「いつか来る」

分かっていることは、ただ1つ。

フルーツ
投資期間が何十年にもなる長期投資では、暴落は必ず「いつか来る」。

投資をするときは、そういう覚悟をしていないと危険かなと思います。

「いつ、暴落がきても大丈夫」

そう言えるために必要なのが、先ほど挙げた3つのポイント

相場が上がっていようが、下がっていようが、常にこれらに気を付けて、自分の投資方針を守り続けていきたいですね。

 

まとめ:高配当株投資家は常に3つのポイントを問い続けるべし

暴落相場で高配当株投資家が考えるべきことは、この3つ。

  1. リスク許容度の範囲内の投資ができているか?
  2. 好財務・高収益の高配当株を選べているか?
  3. 投資先は十分に分散できているか?

これをクリアできているなら、大丈夫。相場がいかに乱れようと、配当金というキャッシュフローは揺らがないからです。これからも、自分の投資方針を守り続けるだけです。

フルーツ
状況によっては買い増しもアリです!

 

私たち自身、コロナショックでの株価暴落でも

  • 売却は一切ナシ(というか、そもそも株式投資を始めてから一度も売ったことがありません)
  • 買い増しはアリ

という判断でした。おかげで、ポートフォリオの配当利回りはさらに上昇。これからの配当金がますます楽しみになりました。

フルーツ
相場全体の下落につられて高配当株化した優良企業の株を、ザクっと買い増ししています♪

※今後2番底がくるのであれば、さらに買い増す予定でいます。資金管理もバッチリ。

 

もちろん、未来のことは分かりません。これらの判断が裏目に出る可能性も、もちろんあります。

でも私たちとしては

フルーツ
さらなる相場下落の可能性もしっかり考慮して、ポイントを押さえて投資しているつもり

です。

これからも、自分の投資方針を守りつつ、荒れる相場の中を生き延びていきたいと思っています。

 

それではまたっ!

 

※当サイトでは、月末毎に高配当株ランキングを作成しています。「もし今私たちが高配当株投資を始めるなら」ということで個別の銘柄にも具体的に言及していますので、参考にしていただければ幸いです

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ABOUTこの記事をかいた人

こびと株.comの共同管理人。慶應義塾大学卒業後、一部上場企業に就職。経理/財務の実務経験10年超、日商簿記1級、証券アナリストを有する「企業と個人のお金の専門家」。4つの財布(給与/配当/不動産/事業収入)を駆使して経済的自由を達成することを目標に奮闘中。