【教育費を準備したい】松井証券の投信工房ってどうなんだろう?【インデックス投資】

※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告を利用しているものがあります

 

こんにちは、シーウィード@こびとが見える経理マン(@kobito_kabu)です。

我が家には、小さな子供がいます。

最近、妻にこんなことを聞かれました。

 

妻「ねぇねぇ、子供の教育費どうしようか?運用して増やす?」

シーさん
え?あぁ。配当金増やすことしか考えてなかったわ。どうしよっか

というわけで、子供の教育費をどう準備するかについて考え始めたのでした。

 

※この記事の概要は次の通り。

結論
  1. 高校+大学の教育費700万円を用意したい
  2. インデックス投資で用意しようかな。妻にやってほしい
  3. 松井証券の「投信工房」を使えば、大失敗はなさそう

というわけで、本編をお楽しみください。

 

教育費をどうやって準備するか?

そもそも教育費はどれぐらいかかるのか?

そもそも、教育費は平均でこれぐらいかかるらしいです。

教育費の平均
  • 幼稚園(私立)…145万円
  • 小学校(公立)…193万円
  • 中学校(公立)…143万円
  • 高校(私立)…311万円
  • 大学(文系私立)…390万円

→総額:1,182万円
※私立or公立は、私が辿ったケースで想定しています。

(参考:教育費にかかる費用

シーさん
金かかりすぎて草。世の中の親御さんたちは偉大だわ…

 

どうやって教育費を準備するか?

幼稚園+小学校の約350万円は、今手元にある現金をそのまま使えばいいかなと思ってます。短期で使うお金なので、リスク運用をする気は一切ありません。

中学校の約150万円については、児童手当を全額貯金するとだいたい200万円ぐらいになるので、それで充当すれば良いかなという感じ。

 

問題は、高校+大学の約700万円についてです。

高校~大学の在籍期間は16歳~22歳の7年間です。今から準備を始めれば、20年近い時間を確保できるので、資産運用をしても負ける可能性はかなり低くなります。

 

高校・大学の学費を貯めるのは、従来は「学資保険」が一般的でした。利回りがそれなりにあったからです。

ところが、現在の学資保険の利回りは超がつくほどの低水準です。なかには利回りがマイナスになるようなものもあります。

こうなると、困った事態になりますね。

困った事態
  • 貯金で15年→インフレに負けるリスクがある
  • 学資保険で15年→利回りが低すぎてマイナスになる&同上

教育費はインフレしやすいジャンルなので(1989年~2016年の27年間で1.5倍ぐらいになってます)、15年以上にわたり貯金で備えるというのはイマイチな感じがします。

シーさん
結論:じぶん達で資産運用して増やそう

 

インデックス投資を活用する:松井証券の投信工房ってどうなんだろ?

こういう時に頼りになるのは、インデックス投資です。

以前、別の記事にも書いていますが、

  1. 将来の特定のタイミング(出口)を見据えたうえで
  2. 取り崩しの金額・割合もイメージしながら
  3. 長期的に合理的に資産を拡大する

こういうことであれば、インデックス投資は非常に優れた選択肢になります。

インデックス積立をしないで配当金投資を実践している理由

2017.06.26

 

  • 子供が16歳~22歳になるタイミングで
  • 学費分を取り崩していく

これが見えているので、活用しやすいということです。

 

インデックス投資の鉄則

インデックス投資のキモは、以下の3つです。

インデックス投資のキモ
  1. 長期
  2. 低コスト(手数料、税金を抑える)
  3. 国際分散

シンプルですが、これがとにかく重要です。

 

私は高配当株の銘柄探し・分析に時間を使いたいので、インデックスファンド選びやこちらのポートフォリオの管理にあまり時間をかけたくありません。

なので、教育費の管理は基本的には妻に任せようと思っています。

とか言いながら口を挟みまくる未来が見えますが(*ノωノ)

 

上記の3条件を満たしたかたちで、うちの妻でも使いやすそうなサービスはないかな?と探していたところ、松井証券の投信工房というサービスを見つけました。

 

松井証券の投信工房

投信工房はアドバイス型のロボアドバイザー(ロボアド)です。

私が感じているロボアドのイメージは

  1. 手数料が高い
  2. 税制優遇(つみたてNISAなど)が使えないため税コストが高い

これに尽きるのですが、投信工房は低コストです。他のロボアドと違って、売買も含めた運用のすべてをお任せできるわけではないからです。

投信工房の役割はあくまで「アドバイス」であり、投資の意思決定をするのは投資家本人です。

※ウェルスナビやTHEO(テオ)といったロボアドは、売買まで含めた投資意思決定をやってくれますねが、そのぶん手数料は高いです。

 

というわけで、問題は

  • どんなアドバイスをしてくれるのか
  • 資産管理ツールとしての使いやすさ

になります。

 

さっそく、投信工房のサイトで、無料シミュレーションを試してみました。

結果がこちら。

※教育費の準備ということで、リスクができるだけ低くなるようにしてみました。

シーさん
優良ファンドばかりですね。めっちゃマトモじゃん
  • リターンが3.1%
  • リスクが7.0%

ということなので、このポートフォリオは、1年の運用成績が95%の確率で「▲10.9%~17.1%の範囲におさまる」ということになります。

リターンとリスクの数値が明示されるのは、非常に分かりやすくて良いですね。

 

また、信託報酬(運用手数料)は、全ファンドの加重平均で0.3739%と低コストを実現しています。ポートフォリオのなかに、いわゆるぼったくり投信の類は入っていません。

「たわらノーロード先進国株式」など、「投信ブロガーが選ぶ Fund of the Year」でも上位ランクインしたようなファンドも含まれていますね。

米国集中投資派や、債券は要らない派為替ヘッジはしない派など、そういった人達には満足できないポートフォリオかもしれません。あと、低コストのバランスファンド1本で良いじゃん派の人とか。色々あって面白いですね~資産運用の世界は。

 

100万円を投資した場合の、10年後のシミュレーションはこんな感じです。


※こんなキレイな右肩上がりのグラフにはならないので、アテにしてはいけません

重視すべき点は、統計的に「かなり悪い」結果を運悪くひいたとしても、元本割れが▲7%で済むということです。

このぐらい底堅いポートフォリオなら、許容範囲ですね。

 

結論:妻にやってもらうなら、投信工房使うのは安心かも

妻に任せるという前提なら、投信工房を使うのは悪くない選択肢かなと。地味で(失礼)あまり目にしなかったサービスですが、いたってまっとうなインデックス投資ができます。

投信工房のメリット
  1. 国際分散投資ができる
  2. まともなファンドがラインナップに入っている(ぼったくり投信なし)
  3. 無駄な手数料などもなく、低コストを実現できている
  4. つみたてNISAなど、税制優遇の対象にもなっている(他のロボアドと違う!)
  5. リバランス機能(※)もちゃんとある

※最初に決めた資産配分(例:株式3割&債券7割)をキープする仕組みです

 

ところで、参考までに過去のシミュレーション(リーマンショック後)を見てくださいまし。今回のモデルポートフォリオと、日経平均やダウとの比較です。

このグラフを見て、

  • 投信工房はダメだ!
  • NYダウとか日経平均の方がはるかに良いじゃないか!

と感じる人は、相場の風向きが変わった時に枕を涙で濡らすことになると思うので気をつけてください(*ノωノ)

今回のモデルポートフォリオには70%ぐらい債券が入っているので、株式100%の指数と比較したらこうなるのは当たり前です。

 

リスクとリターンは裏表。リターンばかりに目がいってしまうのが投資初心者のハマりがちな罠です。

あくまでも

  • 自分の投資目的
  • 自分がとれるリスク

この2つをしっかり考えて、それに合うポートフォリオを組むことが大切です。過去にリターンが良かったものにばかり投資し続けたら、いつか必ず痛い目を見ますね。

 

というわけで!

シーさん
妻に口座開設してもらって、つみたてNISAでやってもらおうかな~

 

まとめ:教育費をインデックス投資で貯めて(増やして)みようか検討中

まとめます。

高校+大学で700万円ほどの教育資金が必要になりそうです。

  • 投資期間を十分に確保できる(15年~)
  • 必要な金額・取り崩すタイミングがしっかり見えている

ということなので、インデックス投資で教育資金を準備してみようかなと思っています。インフレに負けないようにしつつ、学費の足しになる+αを増やせれば万々歳です。

 

私は高配当株を探していたいので、教育費の運用は基本的には妻に任せたいと思っています。

とはいえ、わけの分からないぼったくりファンドを買ってお金を失うのは絶対に避けたいところ。

ここで、松井証券の投信工房を使えば

  • まともなアセットアロケーション(資産配分)で
  • まともなファンドに投資して

しっかりと平均的な成績を残すことができそうだと感じました。

 

  • 長期・低コスト・国際分散投資という3条件をしっかり満たしつつ
  • 積立て機能・リバランス機能まである

ということで、インデックス投資に必要なものは「全部入り」だと考えても良いでしょう。

 

もう少し

  • サービスの詳細
  • どういう資金の入れ方をしていくか

検討する余地はありそうですが、基本的には悪いものではないという判断です。一度始めたらやめられないという類のものでもないので、あまり神経質になる必要はなさそうですね。

進捗あれば、また記事にします。

それではまたっ!

 

関連記事です。

教育費どころか、そもそも貯金の余裕すらない!という場合は、割高キーワードにドハマりしてるかもしれません。

お金を使いすぎる人がハマっている落とし穴3選【割高キーワード】

2024.10.29

 

老後資金は、インデックス投資じゃなくて高配当株で用意してます。いつ死ぬか分からないため、配当金を終身年金のように生涯受け取りたいからです。

【高配当株でじぶん年金】元本860万円で65歳から死ぬまで毎年90万円受給するプランと、そのメリット・デメリット

2019.06.25

 

高配当株投資が良いのか、インデックス投資が良いのか、どっちを選べば良いんだ!という人はこちらの記事を参考にしてください。

配当金投資とインデックス投資の向き・不向き【迷ったときの選び方】

2024.08.31
スポンサーリンク
スポンサーリンク


ABOUTこの記事をかいた人

こびと株.comの管理人。一部上場企業での経理/財務の実務経験10年超、日商簿記1級、証券アナリスト、FP資格を有する「企業と個人のお金の専門家」。4つの財布(給与/配当/不動産/事業収入)を駆使して経済的自由を達成することを目標に奮闘中。