ニホンフラッシュ 2019年3月期第2四半期決算(2018年10月31日公表)
ニホンフラッシュ株式会社のこびと「ニフラ」から、2018年4月1日~2018年9月30日の業務報告が届いております。
経営成績の報告
当第2四半期 前第2四半期
売 上 高 96.8億円 86.6億円
営業利益率 12.7% 14.1%
1株純利益 69.64円 71.56円
配当 25円(中間)+25円(期末予想)
増収減益だった第1四半期決算を受け、第2四半期決算では営業利益レベルで増益まで回復しました。経常利益・純利益の減益幅も、それぞれ19.6%→5.6%、17.1%→2.7%と、グッと縮めてきています。
第2四半期会計期間に限って言えば、まずまずの経営成績と言えるでしょう。
利益率を見ても、
- 営業利益率:9.6%→14.7%
- 経常利益率:9.8%→13.7%
- 純利益率 :7.2%→10.2%
と、第1四半期会計期間→第2四半期会計期間で、順調に回復しています。
第1四半期時点での懸念事項(以下2点)については、相変わらず不安要素ではあります。
- 中国当局による、環境規制強化への対応
- 吉屋(青島)新工場の、創業経費・減価償却費
とはいえ、受注残高は順調に伸びている(前年同期比27%増)ようです。無事に先行投資が実り、利益に貢献してくれることを祈っています。
通期業績予想に変更はありません。変わらず、2ケタ%の増収増益予想です。達成への期待が高まりますね。
財政状態の報告
当四半期末 前期末
総 資 産 248.3億円 242.8億円
1株純資産 1,441.14円 1,448.51円
自己資本比率 72.7% 74.7%
A(※)/総資産 23.4% 29.4%
※A=現金預金+有価証券+投資有価証券
財政状態については、特に気になるところはありません。
純資産の減少の主な要因は、為替換算調整勘定の減少です。これは為替レートの影響(二フラくんの場合は、主に円・元レート)によるものですから、二フラくんの事業自体に問題があるわけではありません。
現預金減少の要因は、四半期報告書(第2四半期なので、CF計算書がのっています)が出たら、念のため確認しておこうと思います。
配当金について
配当予想に変更はありません。中間配当は25円で実施され、期末配当の予想は25円で維持されています。
業績予想ベースでの配当性向は24%程度。達成の暁には、増配の期待もできるかしら…と、ワクワクしています。
まずは、環境規制対応や工場への先行投資の回収です。
しっかり稼いで、しっかり株主還元をしていってもらいたいと思います!
それではまたっ!
(参考:ニホンフラッシュ株式会社 四半期決算短信等)
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