こんな人のための記事です。
最近なぜだか、友人の家計相談をきくことが増えました。
聞いていると、意外とみんな
- リスクの高い不動産投資への勧誘に迷い
- お部屋探しでボッタクられ
- お金の使い方で夫婦喧嘩をし
- 結婚資金や教育費に悩んで
いるようです。
私自身は
という実感があります。
- 収入(フロー):平均給与の〇倍
- 資産(ストック):30代の上位数%に入る
という悪くない結果を出しつつ、そんなにお金をかけなくても、毎日楽しく過ごせる感じ。
と思っています。
この記事では、そんな私が友人たちの家計相談にのるなかで気が付いた、「お金に失敗する人が、ついやってしまうこと5つ」をまとめます。
目次
絶対にやらないコト①欲しくもないモノを買う
他人の価値観での買い物
せっかく一生懸命働いて稼いだお金。使うなら、自分が本当に欲しいモノにだけ使いたいものです。
- 大して楽しくもない飲み会
- 無駄に高いお酒
- マウンティング競争に自ら参加するブランド物
- 勉強しないで始める投資
- 常識に縛られた「そろそろマイホーム」…
こういう出費は、本当にもったいないな、と思います。
世のなかには、
- 消費を煽る広告
- 大して親しくもない人とのお付き合い
- 実態のない世間体
など、「失敗するお金の使い方」のための罠があふれています。
スティーブジョブズの有名なスピーチにもある通り
のです。
他人の価値観でお金を使うことは、確実にお金で失敗する手段のひとつだと言えるでしょう。
高くても安くても、要らないものは要らない
欲しくもないものを買ってしまう、よくあるパターンに
- 高いモノが良いモノに見える
- 安いモノがお得なモノに見える
というのがあります。
そういう感じですね。
- そうは言っても付き合いがある
- ちゃんとしないと恥ずかしい
- マウンティングされるからつい…
という人は、お金の失敗を避けるために、価値観の合わない人と関わらないようにするのも良いやり方かもしれません。
絶対にやらないコト②知らずに相場から外れた取引をする
必要な相場情報は揃えておく
ボッタクリにあったり、知らずに損をしていたり…こんなことに気づいたら、
と思いますよね。
これを避けるためには、普段から色々なモノの「相場」を知っておくことが必要です。
- コカ・コーラ500mlの値段
- ユニクロのTシャツ1枚の値段
- プリウス1台の値段
- 地元駅徒歩3分の1Rの家賃
- 自分自身の転職市場での価格(年収いくらくらいのオファーがあるのか?)
日常的に買うモノだけでなく、自分の人生にインパクトのあるモノの値段を把握しておくことで、「知らずに損していた」という事態を避けることができます。
相場から外れるときは意図的に
それは全然アリだと思います。
問題は、相場から外れた取引を、自覚なく行ってしまうこと。
- 相場は1万円
- 今買おうとしている価格は1万2千円
- 2千円損してでもこの店で買いたい理由があるから、ここで買おう
というのは、むしろあとで「失敗だった…」と思いにくい取引のパターンだと思います。
絶対にやらないコト③使途不明金を放置する
レコーディングダイエット
レコーディングダイエットって、ありますよね。自分が食べた物等を記録していくだけというダイエット方法です。
あれで痩せるのは、書くことで自分の行動を可視化し、見返し、改善していくからですよね。
正しく家計簿をつけ、自分の収入・支出を明確にすることで、
- 自分の行動を可視化し
- 見返し
- 改善していく
ことができるわけです。
振り返りはステップアップの第一歩
私自身は、家計簿アプリ「マネーフォワード」を活用しています。
ちなみにこのレコーディング、きちんとやると、お金の失敗を減らしてくれる以外に、お金の不安を減らしてくれるという効果もあります。
一体全体いくらあれば、暮らしていけるのかが明確になるからです。
絶対にやらないコト④相手の利害を考えない
気が付かないと、カモになる
ネットの世界でも、現実の世界でも
- 何かを紹介してくれたり
- 説明してくれたり
する人っていますよね。
どう考えてもコチラが得しそうな、素敵な取引を持ち換えてくれる人もいると思います。
そんな時の反応にも
- お金との付き合いが上手な人:「何のためにこんなことしてくれるのかな?」と考える
- お金で失敗する人:「すごい!いい人!私トクした」と信じ込む
といった違いがあります。
その通りです。
例えば商品の購入をすすめられたとき
- 本当にあなたにとって得になればと思って紹介している
- 有益な情報を提供して、自分もあなたも得できればいいなと思っている
- 仲介料で自分が儲けたいだけで、あなたのことはどうでもいい
- あなたをカモにして稼ごうと思っている
相手の意図がどれかを見抜かないと、お金の失敗は防げません。
①のパターンは、相当親しい相手以外ではレアケースだと思った方が良いでしょう。
③と④に注意しつつ、②の情報を精査して、win-winの関係を作っていくのが現実的です。
絶対にやらないコト⑤現在と未来のバランスを無視する
貯金も受験勉強も…
例えば、振り込まれたボーナス10万円。これを
- 今、楽しむために使うのか
- 将来のために、貯金したり投資したりするのか
こういう選択が、その人の今後を決めます。
例えば、高校3年生の夏。時間を
- 今、楽しむために使うのか
- 将来のために、勉強したり経験を積んだりするのか
こういう選択が、その人の今後を決めます。
これぞ、生き方のセンス
「現在」のためだけに、お金や時間を使うのは、なかなかイマイチです。
働いている間に貯蓄・投資をしなければ、老後の生活は苦しいものになるでしょうし、受験勉強や自己投資に時間を使わなければ、たぶん進学・就職・ステップアップは難しいでしょう。
将来を着々と犠牲にしつつ、今に溺れる感じになります。
でも、「将来」のために、我慢ばかりの暮らしをしているのも、かなりイマイチです。
- 高校生の間は、大学受験のために勉強して
- 大学生の間は、就活のために奔走して
- 就職してからは、老後のために生活を切り詰めて…
みたいなことをやっているうちに死んでしまう…。
これでは、「目指していた将来ってなんだっけ?」「一体いつ楽しむの?」みたいな話になってしまいますよね。
そもそも私たちは、誰も自分の寿命を知ることができません。明日死んでしまう可能性も、常に考慮しておく必要があります。
お金の失敗まとめ:お金とうまく付き合う人は、価値観がハッキリしている
お金との付き合いが上手な人は
- 欲しくもないモノを買う
- 知らずに相場から外れた取引をする
- 使途不明金を放置する
- 相手の利害を考えない
- 現在と未来のバランスを無視する
といったことは、決してしません。
- 自分が欲しいモノと一般的に欲しがられるモノを混同しない
- 相場と自分の価値観のズレを知っておく
- 自分が快適に暮らすのに必要な最低金額を把握する
- 自分と相手がwin-winになれる取引を理解する
- 自分が求める現在と未来のバランスを考える
といった感じですね。
それではまたっ!
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