【欲しい株紹介Part2】最近の資金管理状況と、投資検討している高配当株について

※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告を利用しているものがあります

 

こんにちは、こびと株(@kobito_kabu)です。

引き続き、高配当株がお安い状況が続いているので、

  1. 最近の資金管理状況
  2. 投資検討中の銘柄

この2点について書いていきたいと思います。

※ちなみに前回紹介した銘柄はこちら

【異常な暴落相場】こんな状況なので、投資検討している高配当株をタイムリーに紹介

2020.03.13

 

最近の資金管理状況

ここで一句。

久方の
ひかりのどけき
春の日に
それにつけても
株の欲しさよ

※現代語訳:あぁ、こんなにも日の光がのどかに射している春の日に、どうでもいいけど株が欲しい

 

私の目線では、日本株は明らかにお安いので、株が欲しくて欲しくてしょうがない状況になってます。

僕の気持ち
  1. 生活防衛資金→取り崩して株にしたい
  2. 子供の教育費→株にしたい
  3. 納税資金→株にしたい
  4. 保険→解約して株にしたい
  5. 持ち家→売って株にしたい

 

その昔、いぬの気持ちが分かる「バウリンガル」という機械がありました。

今、私に対してこれを使ったら、間違いなく

 

「かぶほしい」

 

と表示されると思います。煩悩がやばい。

 

さて、教育費を使って株を買えばいいじゃんと思って、子供(0歳児)に相談しました。

 

玉砕しました。

 

さて、上に書いた気持ちは本当なのですが、本気かといえばそんなことはありません。安心してください、弊社のリスクコントロールは万全です。

こんな相場ですが、

  • 「イチかバチかの勝負に出ない」という投資方針は崩さず
  • 生活防衛資金その他中短期で使うお金には、絶対に手をつけず
  • あくまで長期で使いみちのない余剰資金の範囲で投資する
  • そして、本格的に不景気入りして、たとえ5年10年と低迷しても大丈夫な投資をする

これが私のポリスィーです。

 

労働・副業から発生した収益のうち、余剰資金で淡々と株を買う。

ただそれだけの話。

どれだけ荒れた相場が続くか知りませんが、相場がどうなるかなんて読めないので、その場その場で買えるものを買うだけですね。

 

お父さん、教育費には絶対に手をつけないからな。

安心してな!

 

 

(…日経が10,000円割ったら使っていいよね??)

 

 

というわけで、銘柄紹介です。

 

投資検討中の銘柄:[3763]プロシップ

プロシップは、主に会計ソフトウェアを開発・販売している会社です。特に、固定資産管理の分野で強みがあります。

時価総額約160億円の小型株です。

基本情報
  • 株価(3/13終値):1,057円
  • 配当利回り:4.23%
  • PER:14.11倍
  • PBR:1.84倍

 

収益力

売上高ー営業利益の推移は次のとおり。

  • 2008年~2016年までは横ばい
  • ここ数年で右肩上がり

といったところ。ここ数年の増収は、会計基準の改正対応特需ですね。

当期は、増収増益予定です。過去最高を達成できるかどうか。

営業利益率は20%~40%の間にあり、期によって多少ブレがありますが超高収益企業です。

ROEは13%弱あり、十分に合格点です。

かなりニッチなところで戦っているので、これだけの利益率を確保できるのでしょう。

※私は経理マンなので、プロシップの担当者とも実際に会って商談をしたことがあります。彼等が作る固定資産管理システムは、おそらく日本の税法に詳しくない海外のソフトウェア会社では作れないだろうなと思いました。

 

売上が増加傾向にあるのに、従業員はむしろ減少傾向にあります。少数精鋭ですね。

コスト削減が効いており、1株あたり当期純利益(EPS)は、順調に右肩上がりです。

 

財務状況

自己資本比率は安定して85%前後の水準をキープ。かなりの高水準です。

総資産約160億円のうち、80億円を現預金で持っています。10億円の投資有価証券もあり、総資産の56%を換金性の高い金融商品で持っているというキャッシュリッチっぷりです。

有利子負債はなく、無借金経営。好財務ですね。

 

  • 急にすべての売上がストップしてゼロ円になっても
  • 今もっているお金でいったんすべての営業債務を返済して
  • 残ったお金を従業員に払い続けても数年は持ち堪えられる

そういうレベルの企業です。

※一般に、中小企業は月商の2~3ヵ月分の現預金しか持っていません。一連のコロナ騒動で、営業停止になり資金が回らず倒産していく中小企業が増えていくことが予想されていますが、プロシップのような財務の会社の資金が枯渇する可能性は限りなく低いです。

 

もともと、プロシップのソフトウェアサービスは、景気の良い・悪いに影響される類のものではありません。景気が良かろう悪かろうが、企業は会計システムを使わざるをえないからです。

 

株主還元

プロシップは、少なくとも確認できる2010年以降一度も減配していません。

配当金はこのとおり、10年で3倍になっています。

  • 2010年:15円
  • 2020年:45円(予想)

 

株主への配当金はしっかり増加傾向で、今のところ不安な点は見当たりません。

 

配当利回りは2%~5%台とかなり幅があります。

今回のように4%を超えたのは2012年以来8年ぶりです。

配当性向の水準は40~60%程度で、余裕があります。

 

まとめ

  1. 高収益(営業利益率20~40%、ROE13%前後)
  2. 高財務(自己資本比率85%で無借金、資産の50%を現預金で保有)
  3. 不況に強い(会計ソフトウェアという景気に左右されにくい商品)
  4. 株主還元に積極的(直近10年で3倍の配当金)

ということで、非のうちどころがない優良企業です。

財務分析でもなんでもなく、数字をただ紹介しただけですが、参考になれば幸いです。

 

さて、前回も書きましたが、大事なことなので何回でも書きます。

いくら優良とはいえ、財務諸表は「過去の数値」に過ぎません。

もっとも重要な要素は

今後、売上の拡大見込みがあるか?(産業の成長性はあるのか?)ということ。

投資は、未来を見てするものだからです。

 

プロシップの直近の増収は、IFRS(国際会計基準)の改正に伴って、大企業が固定資産やリースの管理方法をあらためて考える必要が生まれたことによる、ある種の特需

このまま右肩上がりの成長を続けられるかどうかは分かりません。

そして、会計パッケージソフトというのは、大きな影響力を持つ「巨人」が多数いる世界です。情報技術の世界なだけあって、技術革新に伴う製品の入れ替えも激しいです。

 

今後10年、20年で、プロシップが今のニッチな地位を守り抜いていけるのか?

これをどう考えるか次第ということですね。

 

オマケ

配当金投資は

  • ビジネスモデルそのものの一部(権利)を買い上げて
  • そのビジネスモデルから生まれる収益を分配してもらう

こういう投資です。

お金を生み出すシステムの(部分的な)オーナーになって、不労所得を得続けるのが目的なので、あまりに多くの時間を投資に割くのは本末転倒です。

 

高配当株ポートフォリオの持ち主である私の役目は、

  • どこかから株の購入資金を稼いできて
  • ポートフォリオのバランスをとるために資金注入すること

だから、資金が尽きたら証券口座を開くことはほとんどなくなると思います。

とにもかくにも、せっかくのチャンスなので、良質な高配当株をたくさんポートフォリオに組み入れていきたいと思います。

それではまたっ!

※本記事は、プロシップへの投資を推奨するものではありません。くれぐれも自分でよく調べたうえで、自己責任のもとで投資をおこなってください。

 

関連記事です。

【配当金月3万円の第一歩】SBIネオモバイル証券を使った高配当株投資の始め方を解説します

2019.08.20

【超実践的】高配当株ポートフォリオを「安定的」に運用するためのメンテナンス方法

2020.03.11

【高配当ETF】高配当株マニアがHDVに投資している7つの理由

2019.11.06
スポンサーリンク
スポンサーリンク


ABOUTこの記事をかいた人

こびと株.comの管理人。一部上場企業での経理/財務の実務経験10年超、日商簿記1級、証券アナリスト、FP資格を有する「企業と個人のお金の専門家」。4つの財布(給与/配当/不動産/事業収入)を駆使して経済的自由を達成することを目標に奮闘中。