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TAKARA&COMPANY 2021年5月期第2四半期決算(2020年12月25日公表)
たからちゃんより2020年6月1日~2020年11月30日の業務報告が届いております。
経営成績の報告
当第2四半期 前第2四半期
売 上 高 128.0億円 105.5億円
営業利益率 12.2% 13.4%
1株純利益 72.06円 84.03円
配当 27円+27円(期末予想)
売上・営業利益・経常利益ともに前期比10~20%程度の増加を記録しました。
- 投資有価証券評価損の影響で、最終利益は前期比マイナス
- 人件費の増加が目立ち、営業利益率は低下
といった課題はあるものの、厳しい経済環境の中、
という印象です。
ディスクロージャー関連事業は増収増益。製品別でみると
- 金商法関連:増収
- 会社法関連:増収
- IR関連:減収
- その他(株主優待関連など):減収
という状況。
一方の通訳・翻訳事業は増収減益。
- コロナ影響でイベント・シンポジウムの開催が延期・中止→通訳案件キャンセル
- のれんと無形固定資産の償却
などの要因により、セグメント損失を計上する結果となりました。
財政状態の報告
当第2四半期末 前期末
総 資 産 295.7億円 264.5億円
1株純資産 1,603.40円 1,437.01円
自己資本比率 71.1% 60.8%
A(※)/総資産 48.6% 36.7%
※A=現金預金+投資有価証券
財務の健全性は一層高まっています。
高まっている一番の要因は、9~10月に行われた自己株式の処分&第三者割当増資。
そしてまた、これによって払い込まれたお金の多くが、現預金のまま保有されていること。
安定した財政基盤は良いのですが、
という状態はイマイチですよね。
今後は、これらのお金の使い方(有望な事業投資に充てられるか?)がたからちゃんの課題かなと思っています
キャッシュ・フローの状況
当期 前期
営業C/F 16.2億円 16.6億円
投資C/F ▲6.1億円 ▲7.3億円
財務C/F 33.2億円 ▲3.5億円
FCFは+10.1億円。営業CFもしっかり出ていますし、設備投資もしっかりコントロールされています(無形固定資産の取得が大きかった分、有形固定資産の取得が抑制されてる等)
財務CFのメイントピックは、なんといっても自己株処分&第三者割当増資。
- 自己株式の処分による収入が35.9億円
- 株式の発行による収入が4.6億円
今後の見通し
業績予想
通期予想の変更はありませんでした。
1Q時点で出していた2Q予想の達成率は
- 売上:94.8%
- 営業利益:104.4%
- 経常利益:111.8%
- 当期利益:91.8%
という感じ。
通期予想に対する進捗は
- 売上:48.3%
- 営業利益:62.6%
- 経常利益:67.1%
- 当期利益:54.5%
です。
今後の配当について
中間配当は、予定通り27円で実行されるもようです。(支払開始予定日は2021/1/25)
- 一株あたり利益は2Q末時点で72円。年間配当予想金額54円を軽く上回っている
- 現預金が約117億円と、十分にある(年間配当に必要な金額は7億円程度)
といった理由から、期末配当についても全く心配はしていません。
自己株処分&増資の影響で株式数が増加しており、増配する場合に必要な資金が大きくなっています。
たからちゃんには、「それでも増配できる!」というだけの利益を、ぜひ稼ぎだしてもらいたいと思っています。
それではまたっ!
(参考:株式会社TAKARA&COMPANY 四半期決算短信等)
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