こんな人のための記事です。
転職活動については、本屋さんにもネット上にも、たくさんのアドバイスがあふれていますよね。
- 人事担当者
- 転職エージェント
といった人のアドバイスもたくさんありますし、読んでみれば
と納得の内容が多いかなと思います。
けれども、そういうアドバイスがたくさん出回っている今でも
と悩む人は、現実問題として、少なくないですよね。
それでも、実際の面接の通過率は8割強。悪くない結果だったと思います。
そんなわけでこの記事では、
そんな「転職の非常識」ポイントを5つ、ご紹介していきたいと思います。
今現在、「転職活動がうまくいかない」という人の、突破口になれば嬉しいです。
目次
転職の非常識①「できません」から自信が伝わる
うまくいかない転職活動あるある:何をきかれても「できます」と答える
転職面接の中で
- こんな仕事をしてもらいたいと思っています
- こんな仕事の経験はありますか?
- こんな仕事に興味はありますか?
みたいな話がでることは、少なくありません。
そしてこの手の話題には、ひたすら「できます」「経験があります」「自信があります」と答える…。
良い「できません」は、「できます」より強い
それが、そうでもないんですよ。
大事なのは
- 経験のあること/ないこと
- できること/できないこと
を①明確にして、②ポジティブに自信をもって受け答えすること。
例えば
みたいな感じでしょうか。
できること/できないことを明確に伝えることで、「できる」ことに対する自信が伝わります。
何もかも「できる」フリをしようとするのは
- ところどころに自信の無さがにじんだり
- あれもこれもできるって本当か?とあやしまれたり
- 結局なにができる人なのか、印象に残らなかったり
するので、実はイマイチかもしれません。
「今」できないことも、「今後の可能性」をポジティブに語っておけば大丈夫です。
- 学ぶ意欲がある
- 前向きである
- いずれ身に着ける自信がある
ことが伝われば、大したマイナス評価にはならないでしょう。
転職の非常識②面接では”聞き手”になるべし
うまくいかない転職活動あるある:必死にアピールをしゃべりまくる
面接で自分が話す番になると
- 資格や経験や実績を
- あれもこれも詰め込んで
- とにかくたくさん話さないと!
こういうタイプの人がいます。
「しっかりアピールしないと」「自分を分かってもらわないと」と必死になっているパターンです。
人は自分に興味を持ってくれる人が好き
その通りではあるのですが、あなたの基本情報は、履歴書をはじめとする書類に記載してあるはずです。
書類を見た上で面接が実施されているのは、採用企業側が
- 人柄
- 性格
- 雰囲気
といった、書類ではわかりにくい情報を確認したいと思っているからです。
そして、
- 一緒に働きたいかどうか
- その人に好印象を持つかどうか
この2つは、とても近い感覚です。
人間には
- 人の話を聞くより、自分の話をするのが好き
- いちばんの興味の対象は、あくまで「自分自身」
という特徴があります。
これはもちろん、面接官であっても同じこと。
ですから、少し極端に言えば
- ×あなたのアピールをする
- 〇面接官自身の話を引き出してあげる
くらいの気持ちでいた方が、うまくいく可能性があります。
面接官が
- 現場のマネージャーなら、面接官自身の担当業務・苦労を聞く
- 部長・役員クラスなら、面接官自身の経歴・将来イメージを聞く
- 社長なら、面接官自身の会社・事業への想いを聞く
そしてその上で、「私が入社したら、こういうお手伝いができそうです」というアピールを一言添える。
転職の非常識③転職エージェントに内定受諾の判断は相談しない
うまくいかない転職活動あるある:転職の相談は全てエージェントに
転職エージェントは、転職活動の強い味方。
- 転職活動を効率的にすすめるためにも
- 着実に内定を勝ち取るためにも
エージェント利用は必須と言えます。
とはいえ、エージェントの活用法にはコツがあるのも事実。
エージェントの利害や目的を理解して、適切に活用していく必要があるわけです。
エージェントの収益構造を理解すべし
転職エージェントに「内定受諾すべきか?」を相談すると、多くのケースで
ものです。
その理由は、エージェントが「どうやって稼いでいるか?」を知ると見えてきます。
転職エージェントが収益を得るタイミングは、基本的に
- 転職希望者を、採用希望企業に紹介する
- 採用希望企業が、転職希望者に内定を出す
- 転職希望者が、内定を受ける
③までしっかり進んだとき、です。
このタイミングで、採用希望企業→エージェントに、謝礼が支払われるわけです。
転職希望者と転職エージェントの利害は、②のタイミングまでは一致しています。
「内定をとるぞ!」という目的に向かって、二人三脚で進むことができます。
けれども、③のタイミングでは、転職希望者と転職エージェントの利害に、ちょっとした食い違いが生まれます。
- 転職希望者:自分に合う会社なら、内定を受けたい。そうでないなら、辞退したい
- 転職エージェント:とにかく内定を受けてほしい
というわけです。
転職エージェントの立場からすれば、
という話なので、当然ですよね。
転職の非常識④NGはキッパリ伝える
うまくいかない転職活動あるある:ネガティブ発言はしない
面接の場での受け答えについて
- なんでもポジティブに
- ネガティブはNG。ポジティブに言い換えて
- 今の会社に対するマイナス評価は口にしない
- 権利の主張はダメ
みたいな思い込み、ありませんか?
もちろん、
- 今の会社への不満がスゴイ
- 面接中はネガティブ発言ばかり
- 権利は主張する&できることは少ない
みたいな感じの対応をすれば、面接を通りにくいのは確実です。
とはいえ、
合わない会社からの内定は、地獄への招待状
そもそも、転職の目的は何でしょう?
そして、そのために重要なのは、自分に合った会社から内定をもらうことです。
もちろん、面接で不満やグチばかり並べたてるのは論外です。
- この人大丈夫かな?
- ネガティブな人だな
- 一緒に働いたら疲れそう…
- こんなに不満まみれになるなんて、この人にも問題があるんじゃ?
なんて思われるのがオチだからです。
でも、自分にとって本当に重要なポイントについては、NG事項をきちんと言葉にすべきです。
長時間勤務が辛くて転職しようとしているのに、
みたいな回答をしても仕方ありません。
NGな会社からもらう内定は、地獄への招待状。そんなものをいくら集めても仕方ありません。
ちなみに私は面接で
と聞かれたタイミングで
みたいな実績アピールをした後で、
と、笑い話のようにNG事項を伝えていました。
こう話しておけば
- 女性総合職にお茶くみをさせる会社の採用担当者
→こんなメンドクサイ人は不採用にしよう - 男女平等と考えている会社の採用担当者
→なんか大変だったんだなぁ。次の話題に移ろう
という反応がもらえるわけです。
転職の非常識⑤想定問答は箇条書きのみ
うまくいかない転職活動あるある:詳細な原稿を丸暗記する
緊張した状態で丸暗記したものを話そうとすれば
- 棒読み
- 相手を見ずに一方的に話し続ける
といった状態になりやすいのが人間というもの。
面接は、プレゼンではなく、おしゃべりの場
それはその通りなので、想定問答を作成して準備をするのは大切なことです。
自分が
- その会社で働きたい理由
- その会社に貢献できる根拠
などを整理しておくことで、必要なことをきちんと面接官に届けられるようになるでしょう。
とはいえ、想定問答として作っておくのは、伝えるべきことを箇条書きで書き出したメモ程度で十分。
答えるべき内容を文章にした、スピーチ原稿を作る必要はありません。
どちらかといえば、面接には
- ×プレゼンテーションの場
- 〇おしゃべりの場
くらいの気持ちで臨んだ方がうまくいくもの。
まとめ:不況期の転職活動は、根気が命
転職活動がうまくいかない人に伝えたい「転職活動の非常識」は
- 「できません」から自信が伝わる
- 面接では”聞き手”になるべし
- 転職エージェントに内定受諾の判断は相談しない
- NGはキッパリ伝える
- 想定問答は箇条書きのみ
の5つです。
「売り手市場」と言われていた転職市場ですが、コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、流れが変わり始めました。
職種・業界・会社によっては、まだまだ積極採用を行っていますが(特にハイキャリア・専門職の転職は、相変わらずチャンス有りです)、不況→採用縮小となっているところも少なくありません。
こんなときの転職活動は
たとえ思い通りのペースで進まなくても
- 不況だから当たり前
- そのうちチャンスがめぐってくる
と考えて、気長に取り組むのが◎です。
そのためには、
- 次が決まるまで、今の会社を辞めないこと
- 良い転職エージェントと連携すること
の2つが超重要。
あなたにぴったりの会社に巡り合えますように。
それではまたっ!
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①30代以上・専門職・ハイキャリア向け(不況期でもチャンスが多いです!)
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