最高の投資パートナーの1人はバンガードだと自信を持って言える理由

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こんにちは、こびと株(@kobito_kabu)です。

バンガードこそが「最高の投資パートナー」だと言える理由は、

ひたすらにファンドの手数料を下げ続ける、真摯な姿勢

です。本当に顧客を大事にしていますね。

 

何でこんなことを言っているかというと、バンガードETFの経費率がまた下がったからです。

S&P500に連動したETFであるVOOなんかは、経費率0.03%になりました。

いったいどこまで下げるんだ…


(出典:バンガードETF®経費率改定のお知らせ(米国時間4月26日付)

 

(外国株・債券に投資する投資家のなかで)日本でも割と知られている銘柄はこのあたりでしょうか。

人気ETF
  1. BND 米国投資適格債券市場全体へ投資する債券ETF
  2. VEA 米国を除く先進国の株式ETF。
  3. VOO 米国株S&P500に連動した株式ETF
  4. VTI 米国株4,000銘柄に投資する株式ETF(米国市場のカバー率約99%超)

経費率が0.03%~0.05%に引き下げられており、ますます優秀なETFになりますね。

経費率が0.03%ということは、1,000万円投資しても年間で3千円しかかからないということです。1日あたり10円もかかりません。

 

一方で、日本の金融機関が販売している投資信託のなかには信託報酬が1.5%とかたくさんあります。こちらは、1,000万円投資すると年間で15万円抜かれます

なんだその程度かと思われるかもしれませんが、これ、毎年かかりますからね。信託報酬1.5%のものに10年投資したら、10年間で15%持っていかれるわけです。とんでもないコストです。

  • ネット証券で優良ETF直買い→若干の売買手数料、激安経費率
  • 金融機関の窓口で投資信託買い→割高販売手数料、割高信託報酬

 

自分のお金を増やすために最も重要なことの1つは、手数料を払わないことです。専業トレーダーが負担する各種の手数料は、事業経費みたいなものですからまぁいいでしょう。

事業をやっているわけではない一般の個人投資家が、自分のお金を守りながらお金を増やそうと思ったらとにかく手数料を払わないこと。本当にこれが大事。

 

S&P500は、過去30年~50年のリターンが年率で10%弱というとんでもない指数です。今後の米国株の期待リターンを保守的に4~5%と見込んだとしても…

バンガードのETFを利用するならば、このリターンを得るための経費はたったの0.03%。ポートフォリオのリスクを下げるために債券(BND)を混ぜても、こちらの経費率もたったの0.035%

  • これだけのリターンが期待できて
  • これだけのコストしかかからない

こういう投資商品は、世界を見まわしてもほとんどありません。つみたてNISAの対象となる投資信託の選定プロセスを見れば分かる通り、99%のファンドはただの粗悪品です。

 

ちなみに、私が資産運用に際して「負担しても良いと思えるコスト」はこんな感じ。

払っても良いと思えるコスト
  • 書籍代(駄本から名著まで、せいぜい1冊2,000円程度)
  • 足で情報を得るための費用(人に会う、現場を見に行く)
  • 最低限の売買手数料(ネット証券なら大体最安)
  • 最低限の為替手数料(〃)
  • 最低限の運用経費(概ね0.2%未満)

逆に、こういうのは払いたくないですね。

払いたくないコスト
  • 投資セミナー代(優良なものもあるので、これは議論が分かれると思います)
  • 情報商材(〃)
  • 投資アドバイザーへのアドバイスフィー
  • 販売手数料、解約手数料、事務手数料などなど
  • 0.2%以上の運用経費

※投資アドバイスに関しては、富裕層が受けるような節税スキームコンサルなんかは有用だと思います。

なぜ、セミナー代や情報商材、アドバイザリーフィーを払いたくないかというと、基本的にはバンガード社に払っているコストよりコスパが悪いだろうと思っているからです。

 

バンガード、ブラックロックなど、世界最大規模の運用会社は、コスト引き下げ競争に躍起になっています。なぜこれだけコストを引き下げられるかと言うと、それだけお金を集められているからです。

ブラックロックの運用資産なんて、今や1,380兆円ですからね。(2024年1月13日時点)

 

ロボアドバイザーのウェルスナビの預かり資産が1兆1,000億円を達成した(2024年3月4日時点)というニュースを見ましたが、彼らに支払うコストは年間1.1%(税込(※))です。

※手数料は預かり資産の1%(現金部分を除く、年率・税込1.1%)。新NISA口座の手数料は預かり資産の年率0.63~0.67%程度(税込0.693~0.733%)。3,000万円を超える部分は0.5%(現金部分を除く、年率・税込0.55%)

ウェルスナビの運用商品の中には、今回経費率の引き下げ対象になったバンガード社のETFであるVTIやVEAが含まれています。

 

同じものに投資しているのに、預かり資産の規模の違いによって、経費率には1.1%と0.03%というとんでもない差が生まれるのです(ウェルスナビのコストは売買手数料込みですし、自動リバランスとかデタックスとか、そういう機能もありますが…)

  • 世界最大規模の運用会社:何百兆円の預り資産
  • ウェルスナビ:千数百億円の預り資産

何百兆も運用しているからこそ、そこから0.05%抜くだけでも十分やっていけるというわけです。信託報酬以外にもキャッシュポイントがありますしね(※もちろん、彼らが運用するETFの中には高報酬の商品もあります。会社への利益貢献度はそちらの方が高い)。

 

別にウェルスナビをディスるわけではないですが(比較のためには、出さざるをえなかった)、とはいえロボアドがただの劣化品と呼ばれないようにするためには、より一層のサービス改善が必要なのは間違いないでしょう。

とにもかくにも、こびと株.comメンバーは、バンガード社(やブラックロック)が個人投資家の最高の投資パートナーであると、確信しております。

末永くお付き合いしたいですね。

それではまたっ!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

こびと株.comの管理人。一部上場企業での経理/財務の実務経験10年超、日商簿記1級、証券アナリスト、FP資格を有する「企業と個人のお金の専門家」。4つの財布(給与/配当/不動産/事業収入)を駆使して経済的自由を達成することを目標に奮闘中。