こんな人のための記事です。
株については、怖い話をイロイロと耳にしますよね。
- 何年もかかって貯めたおカネが一瞬でゼロになった
- 老後資金・結婚資金・教育資金などを失くしてしまった
- 多額の借金を抱えた
- もう死ぬしかない!?
なんてニュースも入ってきます。
それでは本当に、株は怖いものなのでしょうか?手を出すべきでないギャンブルなのでしょうか?
この記事では、株式投資歴6年・運用資産額4桁万円の私が
- 「株は怖い!だけど気になる」という状態が危険な3つの理由
- 「株は怖い」は正しい3つの理由
- それでも私が株式投資をする5つの理由
について解説していきます。
「株は怖い!だけど気になる!」という人がボッタクられてしまう3つの理由
実は「株は怖い。でも気になる」と思っている人の多くは、なかなか危険な状態にいます。
- 資産運用に関する知識はないけど
- 将来への不安やおこづかい稼ぎへの欲求があって
- でも絶対に、損はしたくない
こういう人は、詐欺師やボッタクリ屋さんのカモにされやすいのです。
理由①知識がない
ウワサ話やニュースだけを元に
と思っている人には、株式投資や資産運用に関する知識がありません。
- 現実的なリターンがどれくらいのレベルかも
- どういった商品にどれくらいのリスクがあるのかも
- 手数料はどれくらいが一般的なのかも
- 税金はどれくらいかかるのかも
- 投資者を保護するためのどんな仕組みがあるのかも
知らないわけです。
こういう人は、
- 貯金も投資の一種だ
- インフレがくれば、あなたの資産は日々目減りしていく
- 資産運用しないと、老後破産してしまうかも
なんて言われれば、不安になってしまいます。
不安になっているところへ
- プロに任せておけば安心ですよ
- 銀行だから、保険会社だから大丈夫ですよ
- みんなやってます
- これはあなただけに特別にお教えするんです
と囁かれると、あっさりボッタクられてしまうことがあります。
理由②お金が欲しくてたまらない
「株は怖い」と思いつつも株のことが気になるのは、お金が欲しくてたまらないから。
こんな人も、多いのではないでしょうか。
これは、詐欺師・ボッタクリ屋さんからみれば、かなり美味しい状態です。
欲求を刺激して営業トークを展開するのは、彼らの得意分野だからです。
知識武装することなく、
- おこづかいが欲しい
- 少しでもおカネが増えれば…
- 友人のアイツよりうまくやりたい
なんて下心をもつと、あっさりとカモられてしまいます。
理由③「損すること」にビビりすぎている
リスクのないところに、リターンはありません。
- ハイリスク・ハイリターン→ある
- ローリスク・ローリターン→ある
- ハイリスク・ローリターン→ボッタクリ商品
- ローリスク・ハイリターン→ない
これを把握しておかないと、
みたいな、とんでもないウソに騙されてしまうわけです。
「高いリターンが欲しいけどリスクを取りたくない」というのは、④ローリスク・ハイリターンという存在しないパターンを追い求める態度。
「株は怖い」が正しい3つの理由
「株は怖い」というのは、真実です。
ただ私は、「株は怖いだけ。悪いもの」というのは必ずしも真実ではないと思います。
まずは、株の怖さについて
- 詐欺・ボッタクリ商品がたくさんある
- やり方を間違えるととんでもないことになる
- 未来は誰にもわからない
という3つのポイントから解説したいと思います。
理由①詐欺・ボッタクリ商品がたくさんある
世の中には詐欺商品や「合法詐欺」とでも呼びたくなるようなボッタクリ商品があふれています。
株式投資の世界でも
- ウソの利回り実績を教えたり
- 「絶対に儲かる」と有り得ない保証をしたり
- 異常に高い手数料についての説明がなかったり
する、まともとはいえない勧誘が後を絶ちません。
理由②やり方を間違えるととんでもないことになる
例え、詐欺師やボッタクリ屋さんに捕まることなく株式投資を始められたとしても、「これで一安心」とはいきません。
まともな(詐欺等でない)株式投資でも、やり方を間違えるととんでもない目にあうからです。
- 借金のリスクを負えないなら、信用取引はしない
- 全財産を失うリスクがとれないなら、投資金額を適正に保つ
- 大損するのが怖いなら、投資先を分散する
といった対策を適切に実施しないと、株は怖いものになってしまいます。
理由③未来は誰にもわからない
未来のことは、誰にもわかりません。だから、絶対に確実な投資法なんて、どこにも存在しません。
株式投資でも、「絶対に損しない株式投資法」「絶対に儲かる株の買い方」なんてありえないんです。
エリート証券マンも、有名個人投資家も、ヘッジファンドの大物も、みんな「いつ損してもおかしくない」世界。
私がそれでも株式投資をする5つの理由
まさか!私はどちらかというと、臆病で保守的で心配性です。度胸の据わったギャンブラータイプではありません。
- 大学受験時:試験開始2時間前に試験会場に
- 就職面接時:電車の中でずっと持ち物チェック
- 新入社員生活:ビビり散らかして口もきけない
- 今:しこたま現金を貯めこんだ後じゃないと株に投資できない
そんな感じの性格です。
ここからは、その理由を5つ、ご紹介していきます。
理由①投資をしないことのリスクが大きいから
「株は怖い」が真実だとして、「だから貯金だけしておけばよい」という判断は正しいでしょうか?
私は、貯金だけを続けていくことにも大きなリスクがともなうと考えています。
例えば、インフレのリスクです。
お金は、モノやサービスの引換券として利用できてこそ価値があります。
ところが、インフレが進めば、同じ量のお金で交換してもらえるモノやサービスの量は減っていってしまいます。
- 1コ100円でパンが買えたから、1万円貯金した
- これで「100コパンが買える!」と思ったのに
- インフレでパンは1コ200円になった
- 1万円あってもパンは50コしか買えない…
インフレが進む世界で貯金だけをがんばると、こんな悲しみを受け入れるハメになります。
一般に、株式はインフレに強い資産と言われています。
さきほどの例でいえば、1日500コの売れるパン屋さんは
- パン1コ100円の世界では、売上5万円
- パン1コ200円の世界では、売上10万円
になります。
理由②不労所得になるから
現在私は、高配当株投資をしています。
この配当金は、(最初の株式購入時以外)完全に手間なしで得られる収入です。いわゆる不労所得の代表格です。
私が
- 眠っていても
- 遊んでいても
- ぼんやりYouTubeを眺めていても
変わらず入金されてきます。
理由③少額を、いろいろな株に少しずつ投資する方法があるから
株は、怖いものです。特に、資産運用に関する知識が少ない、初心者のうちはなおさらです。
だから私は、小さい額から投資をスタートしました。
万が一、投資先が倒産してなくなっても
と思える金額からです。
もしも私が今、投資未経験者なら、
- 数万円~数十万円で
- 日本の高配当株を
- 30種類くらいにバラして
購入することから始めるでしょう。
低コストで少額の株式購入ができるSBI証券のようなサービスを活用して、小さい額でたくさんの種類の株を購入すれば、大きなリスクをとらなくてすみます。
※高配当株投資の始め方はこちらの記事をどうぞ。
※「今から始めるなら、具体的にどの株を買うか?」については、以下の記事で紹介しています。
理由④ギャンブルにならない投資法を知っているから
私は、株式投資は必ずしもギャンブルではないと考えています。
株式投資には、種類があります。大きく分けると
- 売買差額で利益を得る(安く買って高く売る)
- 長期的な企業の成長から利益を得る(配当金をもらう)
の2種類です。
ギャンブルとは、ゼロサム・マイナスサムゲーム(参加している人たちの利益をぜんぶ足したとき、ゼロまたはマイナスになってしまうゲーム)のことだ、と私は考えています。
投資したお金で企業が成長して利益を上げ、そこから配当金をもらう②配当金投資は、ゼロサム・マイナスサムゲームにはなりません。
理由⑤自分が我慢できないリスクはとらなくていいと知っているから
株式投資を始めるにしても、とれるリスクは人それぞれです。
- 年齢
- 家族構成
- 資産額
- 職業
- 性格
などによって、どれくらいのリスクの投資ができるかは変わってきます。
その通りです。
投資のスタイルや投資の金額をコントロールすることで、自分に合った投資方法を選択することができます。
- 信用取引はしない
- 分散投資を心がける
などのマイルールを守りつつ、お気に入りの「高配当株投資」を楽しんでいます。
まとめ:興味があるなら学んでみよう
「なんとなく不安と興味がないまぜ」という状態は、詐欺師やボッタクリ屋さんに狙われやすいからです。
これからは、資産運用が必須の時代ともいわれています。税金を優遇したり、啓もう活動をしたり、政府も「貯蓄から投資へ」の流れを後押ししています。
そう思ったときこそチャンスなのです。
高額のセミナーや、情報商材にお金をかける必要はありません。
インターネットには、良い情報を無料で提供している人がたくさんいるからです。
このサイトでも、資産運用に関する情報を、わかりやすく発信しています。
当ブログが提携しているYouTubeチャンネル「リベラルアーツ大学」も、登録者数200万人超の人気チャンネルです。ぜひ一度ご覧になってみて下さい。
※株式投資にはリスクがあります。投資元本を割ることもありますし、配当金が減配・無配になることもあります。どんな銘柄を買っても、どう投資しても右肩上がりで得をするというわけではありませんので、ご自身の判断と責任で行って下さい。
ぜひ、正しい知識を身に着け、自分の身を守りつつ、自分にあった資産運用を考えてみてくださいね。
それではまたっ!
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