こんな人のための記事です。
「贅沢(ぜいたく)は言わない。ただ、普通の生活がしたいだけ。」
そうは思っても、なかなか厳しいこの世の中。
- 結婚できない
- 職場がブラック
- 子どもが欲しいのに…
- マイホームなんて夢のまた夢かな
などなど、人それぞれ悩みを抱えていらっしゃることと思います。
目次
「普通の生活」って何?→人それぞれです
普通の生活≒月収54万の生活?
東京地方労働組合評議会(東京地評)によれば、東京都練馬区で「普通の生活」をするための必要年収は約650万円だという調査結果があります。
モデルケースは
- 夫は正社員・妻はパート勤めの30代夫婦
- 子どもは小学生&幼稚園児
- 月9.5万円の賃貸住宅(2LDK)で暮らす
といったイメージ。
これに対して、30代男性の平均年収は約480万円。
(参考:東京地評「「東京における子育て世帯の収入と生活に関する調査」結果について」)
普通の生活≒親の与えてくれた生活?
一般的な話として、
という人も多いと思います。
- 広い一戸建てで育った人は、6畳一間のアパートはツライと感じる
- 高級レストランに連れていってもらっていた人は、ファミレスしかいけない暮らしをツライと感じる
- ブランド物を着るのが当たり前だった人は、しまむらの服に不満を感じる
みたいな感じです。
時代の移り変わりと共に、近頃の婚活現場では、パートナーに対する希望年収の値崩れ現象も起こっているようです。
かつて婚活女性が望む高給取りといえば「1000万円以上」が当たり前でしたが、リーマンショック以降から「600万円以上」という希望が増えてきました。
そもそも年収1000万円とは60~70代の親世代が年功序列で昇進して稼いだ額が基準になっています。結婚生活を思い描いたときに「自分が育ってきた家庭と同じくらいの暮らしをしたい。だからお父さんと同じくらい稼いでいる人がいい。」という考え方に基づいているのです。
しかし、お父さん世代よりも景気が悪化し、平均賃金も上がっていない今、若い人ほど「 一人でその額を稼ぐのは大変だ」ということを実感しているのではないでしょうか。
(YAHOO ニュース「年収400万は高給取り? ”高給取りの値崩れ”現象が起きている婚活市場の実態」より抜粋。太字は筆者。)
「普通の生活」は、なかなか大変
ひとことで「普通の生活」といっても、イメージしている生活は人によって様々です。
- 年収650万円の暮らし
- 自分が生まれ育った家庭の暮らし
- 専業主婦の妻と子ども2人がいて、マイカーとマイホームがある暮らし …etc.
「高度経済成長」「バブル」なんて言われていた時代とは違い、今後の日本は少子高齢化による国内市場の縮小が目に見えています。
そんな中で「普通の生活」を作り上げ、守っていくことは、難しくなるかもしれません。
「では、これからの世代は、普通の生活を手に入れるために、どうすればよいのか?」について考えてみましょう。
「普通の生活」はどうすれば手に入る?→親世代と同じ戦略ではムリかも
- 普通にやってるのに、1人暮らしも厳しい給料
- 普通にやってるのに、リストラの影
- 普通にやっているのに、奨学金の返済が負担
- 普通にやってるのに、老後が不安
普通の人にはハードルが高い、「普通の生活」。
親世代の戦略は、もう使えない気配
ひと昔前まで、親の世代なら、その戦略は正しかったのだと思います。
- 日本経済は右肩上がり
- 大企業に入れば終身雇用が保証され
- 役職も給料も右肩上がり
こういう時代だったからです。
でも今は、残念ながら、大企業に入ったくらいでは「普通の生活」を維持するのに安心な状況とは言えません。
- 終身雇用の崩壊
- 少子高齢化
- 増税
- 社会保険料の値上げ
- 好業績企業でも行われるリストラ
こういった時代背景の中で、今までと同じ戦略をとっていては、「普通の暮らし」も危ういのです。
時代にあわせた新戦略「4つの財布を作ろう!」
多くの人は
- 常にヘッドハンティングされまくる超エリートサラリーマンになる
- 起業して大儲けする
- 株で一発当てる
なんてことは、目標に持つことすら難しいでしょう。
- 特別な能力もないし
- 強い野心があるわけでもない
- 求めているのは、ただ「普通の生活」
- でもそれも難しい…
そんな「普通の暮らし」を目指す普通の人は
給料だけに頼っていると、会社に振り回される人生になります。会社の倒産やリストラは生活に大きなダメージを与えます。
けれども、もしも他にも収入源があれば、少しは安心して暮らすことができるでしょう。
安定して「普通の暮らし」をするには
- 給与
- 配当&利子
- 不動産
- 事業
といくつかの財布から、少しずつ収入を確保することが必要なのではないでしょうか?
財布①給与
まずは、サラリーマンの基本、給与。こちらはもちろん、超重要項目です。
これについて、「普通の暮らし」を守るための重要ポイントはただひとつ。
実際に転職するかしないかに関わらず、転職「できる」ことが大切です。
転職可能なスキルがあれば、
- 給与が安い
- 長時間労働すぎる
- 上司がヤバくて追い詰められてきた
- 仕事が退屈すぎて、会社を想うと死んだ目になる
こういった理由で「これじゃあ普通の生活ができない!」と感じたとき、いつでも逃げ出すことができます。
財布②配当&利子
次は、配当や利子の収入です。最近は、政府の後押しもあって、資産運用の必要性が叫ばれるようになっていますね。
年金も、社会保障も、これからどうなっていくのかイマイチ読めないこの世の中、
のは間違いありません。
私自身は、コツコツと高配当株を買い付けることで、配当を受け取れる体制を整えています。
配当金が
- 何かあったときに、普通の暮らしを少しでも支える
- 普通の生活の中で、ちょっとした贅沢ができる
といった役割を果たしてくれると思うからです。
財布③不動産
3つめは、不動産による収入。不動産を所有して、家賃を受け取るということですね。
確かに、不動産投資は、スタートのハードルが高めです。
- 多額の現金or借入可能な信用が必要
- 物件選びを間違うと取り返しがつかない
- 物件選び・購入・管理等、様々な場面で知識が必要
だからです。
財布④事業
最後は、事業による収入です。つまりは、副業収入。こちらも「副業解禁」ということで、話題になっていますよね。
インターネットの発展によって、
- 初期投資がほとんどかからず
- 自分ひとりで始められて
- 時間と場所を自由に選べて
- どのくらいのエネルギーをかけるかコントロール可能な
副業にぴったりのビジネスが増えています。
リスクを抑えて始められるので、かなりおいしい環境ですよね。
※どんな副業をすればいいのかわからない…という人は、この本を読むことから始めてみるのがオススメです。
「普通の生活」まとめ:普通もラクじゃない時代。コツコツ頑張ろう!
「普通の生活」がしたい。(そしてできれば時々は、普通よりちょっとだけ贅沢もしたい)
そう思うのは、ごく自然な感覚でしょう。
私の父は、新卒から定年まで1つの会社を勤めあげた、典型的な大企業サラリーマンです。
まったく浪費家タイプではないけれど、それなりの収入を背景に、それなりの生活をしています。
そんな家に育った私には、それなりの生活水準が身に着いてしまっています。
特別な贅沢がしたいわけじゃないけど、生活水準を下げるのはツライと感じます。
普通もラクじゃない時代だけど、コツコツ努力を続ければ、
と考えています。
自分の思う「普通の生活」を作り上げ、守っていくために。
生活レベルを下げない固定費の削減に取り組みつつ、
- 転職できるスキルを持って、悪くない給料をもらい
- コツコツ投資を学んで、配当金収入を得て
- できれば不動産からの収入もねらいつつ
- 副業でも稼ぐ!
ということで、毎日少しずつでも、がんばっていきたいと思います。
それではまたっ!
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