こんな人のための記事です。
何を隠そう、私こびと株、新入社員時代は毎日のように先輩・上司に怒られていたクチです。
- 個室に呼ばれて、「部長が怒ってるんだけどね」と責められたり
- 「こんなことオレも言いたくないんだけどさぁ」と詰められたり
- 「ミス多すぎだよね」と吐き捨てられたり
- 「どれだけ人の仕事増やしてると思ってるの?」と席を立たれたり…
この記事は
- 今まさに、怒られてツライ思いをしている
- 怖くて会社に行くのがイヤになっている
- へこんでいる
- 怒られるのが怖くてどうしていいかわからなくなっている
こんな新入社員の方に向けた記事です。
目次
新入社員が「怒られるのが怖い」と感じる原因
- 怒られると心臓が縮む
- 逃げ出したくなる
- 泣いてしまう
- 会社に行くのがイヤすぎる
こんな人、いると思います。
大丈夫、あなたは正常です(笑)
もちろん世の中には、怒られてもシラッとした顔をしている人もいます。でも、大抵の人は怒られるのが嫌いです。
原因①他人に怒られたことがあんまり無い
怒られることを人一倍怖いと感じる新入社員は、学生時代に「他人に怒られる経験」をあまりしていない可能性があります。
- 友達とは、ケンカはしても「怒られる」って感じじゃないし
- 先輩とは、あんまり関わってこなかったし
- 先生たちは、優等生には甘いモノだし
知り合って間もない目上の人(上司・先輩)に怒られるなんて、私にとっては天地がひっくり返るような驚きでしたw
怖いやら、恥ずかしいやら、腹がたつやら、落ちこむやら…自分が今どの感情なのかも分からなくなって大パニック。
- 「先輩の言っていることがおかしい」と考えてみたり
- 「これはパワハラか?」と悩んでみたり
- トイレで泣いたり
- 動悸がするほど思い詰めたり
- 「私はそんなに仕事ができないのか…」と凹みまくったり
- 「このままで生きていけるのか?」とメンタル不安定になったり‥
要するに、慣れない出来事にだいぶビックリしていたわけですね。(笑)
原因②上司・先輩が感情的
「怒られるのが怖い」と感じる、直接的な原因として考えられるのが、コレ。怒っている方が感情的だから。
上司や先輩、あるいは取引先など、上下関係のある間柄で、上から
- 怒鳴られる
- 物を蹴とばされる
- 強い言葉で長時間責められる
なんてことになれば、怖いのは当たり前です。
原因③怒られないよりマシだと知らない
新入社員時代、あれだけ
- 怒られ
- 怖くなり
- パニックをおこし
という常態にあった私ですが、今は
とも思っています。(だからといって、やたらと怒鳴ってきた先輩や、自分の保身のためにネチネチ攻撃してきた上司に対して「感謝しよう」なんて気にはなれないですけれども。(笑))
きっかけは、副業を始めたことです。
副業で様々な仕事を
- 依頼したり
- 依頼されたり
- それを横で見ていたり
すると、フリーランスの世界には、怒られる機会なんてほとんどないことに気が付きます。
(もちろん例外はありますが、)基本的に、仕事がやりにくい人は切られるだけです。
原因が、コミュ力だろうと、スキルだろうと、なんだろうと変わりません。
依頼者に「ちょっとなぁ」と思われたら、次の依頼はありません。怒られたりしない代わりに、原因を教えてもらうこともできないんです。
結論:上司・先輩にも問題あるよね
新入社員が「怒られるのが怖い」と思う原因を3つ、見てきました。
- 他人に怒られたことがあんまり無い
- 上司・先輩が感情的
- 怒られないよりマシだと知らない
総じて思うのは
ということ。
なぜなら、普通に考えて「怖い」と思っているとき、人間の生産性は低下するからです。
グーグルの調査でも
心理的安全性の高いチームこそが、効果的なチーム
であることが明らかになっています。
- そりゃあお前、そんなミスしたら怒られて当然だろ
- まぁちょっと言い方はキツイかもしれないけど、常識の範囲内だよね
- 新入社員のうちは怒られてナンボだよ
みたいなヤツですね。
でも、会社は仕事をする場所です。だから、大切なのは仕事への影響です。
論点は、「怒られて当然かどうか」ではなく、「怒った結果何が起きたか」だと思います。
- ×上司が怒った→新入社員が怖がった→新入社員のパフォーマンスが落ちた
- 〇上司が怒った→新入社員が自分の仕事のやり方を見直した→新入社員のパフォーマンスが上がった
ということ。
そんな風に考えています。
「怒られるのが怖い」と感じたときの解決策
解決策①原因を見つめる
まずは、自分がどうしてそんなに「怒られるのが怖い」のか、冷静に分析してみることです。
- 他人に怒られたことがあんまり無いから
→うわぁ、新感覚だわー。私今パニック気味だけど、あと何回くらいで慣れるのかなー? - 怒られないよりマシだと知らないから
→ご指摘は有難く頂戴しないとだよねー。一番下っ端のうちに気づけてラッキーかもー?
みたいに、若干他人事のようなコメントをつけていくと、少し心が落ち着きます。
- 自分が反省すべきことは、しっかり反省する
- 感情的なところは、あまり傷つかないように適当に受け流す
そんな区別も大切かと思います。
特に、感情的に怒っている先輩・上司に対しては、
「あらあら、そんな大声出しちゃって。私も悪いけど、それは言い過ぎだと思うよー。お家でイヤなことでもあったのかなー。」
くらいの感じに、ナイショで上から目線になってみるのも効果的です。
解決策②逃げ場はあると知っておく
「え?」と思われそうだけど、一番カンタンで効果的な解決策は、実は転職活動だったりします。
違います違います。「すぐ転職しよう!」なんて言ってません。
そんなのあんまり、現実的には思えないですよね。
実際、転職する上では、1年半くらいは最初の会社に勤めた方が有利です。(「3年は勤めないと転職なんてムリ」と言われていた時代に比べると、ずいぶん期間が圧縮されましたねw)
私がおすすめしたいのは「転職」ではなく、「転職活動」です。
大事なのは、実際に転職することではなく、「イザとなったら転職できる」という確信を持つこと。
- 今すぐ転職するとしたら、こういう会社なら応募できるんだな
- あと数か月我慢すれば、こういう道もひらけるのか
こういう情報を具体的に入手しておくことで、怒られて怖くなってしまっている心が、ずいぶんと慰められるのです。
具体的には、優秀な転職エージェントに相談してみることです。
- あなたが現状で転職できる会社にはどんなところがあるか?という情報
- あとどんな条件がそろえば、有利な転職が可能か?という情報
- 万が一本当に転職することを決めた場合の、選考サポート
など、親身になって対応してくれます。
相談相手としては、就職カレッジなら間違いありません。
勢いあまってブラック企業に転職してしまわないための案件選別や、ひとりひとりに合わせた個別サポートが有名なエージェントです。
就職成功率81.1%、入社後定着率91.5%という実績が、その優秀さを物語っていますね。
※サポートは全て無料ですので、相談しておいて損はありません。
解決策③必死に仕事を覚える
解決策の3つめは、一番ストレートなやり方。とにかく必死になって仕事を覚えること。
私自身は、このプランで乗り切りました。
日々怒られて怖い思いをしている中、なかなか「仕事ができるようになってやる」なんて前向きになるのは難しいと思います。
そういうときは、ムリにポジティブになる必要はありません。
泣いてもいいし、ネガティブでもいいけど、決して投げ出さないこと。
正しい方向に頑張れば、今のツラい日々にも必ず出口はあります。
覚えておいて欲しいことは2つ。
- 仕事ができるようになれば、問題は高確率で解決する
- どうしても辛かったら、逃げ出してもOK
新入社員の今は想像しにくいかもしれませんが、①仕事ができるようになってしまえば、「怒られるのが怖い」なんて状態は続きません。
- そもそも怒られる理由がなくなる
(仕事ができないから怒られる、というのは新入社員あるあるです) - 怒っている相手の底が知れる
(内心「そういう先輩はどうなんです?」と思えてしまえば、あんまり怖くないですよね) - 周りにナメられなくなるので、そう簡単に怒られなくなる
(新入社員が怒られるのは、単にナメられているせい…というケースも少なくありません)
というのがその理由です。
そして、②あんまり自分を追い詰めないことです。
一度必死にやってみて、それでも光が見えなかったら、逃げ出せばいいんです。
今の職場以外にも、あなたがチャレンジできる場所は必ずあります。(それを知るために解決策②転職活動をおすすめしています)
自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。
サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。
シロクマがハワイより北極で生きる方を選んだからといって、だれがシロクマを責めますか。
(「西の魔女が死んだ (梨木 香歩)」より)
まとめ:怒るのって生産的じゃないよね
先輩・上司に怒られる。怖い。もう嫌だ。
…せっかく始めた社会人生活が、こんなことを感じる日々なのだとしたら、そのダメージは相当のものだと思います。
もし万が一、そんな日々がいつまでも続いてしまいそうなら、そしてそれが自分の心身を蝕んでいるのを感じたら…自分の足で逃げ道へ向かった踏み出して下さい。
転職も、転職活動も、全く悪いことではありません。
それではまたっ!
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