こんな人のための記事です。
最近ホント多いですよね、なにかにつけて「コミュニケーション能力」。
寝ても覚めても「コミュニケーション能力」。
何をするにも「コミュニケーション能力が大事」。
そりゃまぁそうだと思います。人間ひとりでは生きていけません。
人と関わりながら生きていくには、コミュニケーションが不可欠で、どうせならコミュニケーション能力が高い方がいいに決まってます。
「コミュ力ない族は、どーしろっていうのさ!?」
「どーせ私はコミュ力がないですよ。すみませんですよ。でもだからってどーしろっていうのさ!?」
そんな風に、逆ギレしたい気持ちになっている人もいるかもしれません。
この記事では、
- コミュニケーション能力がない人が考えるべきコト
- コミュニケーション能力がない人のための対処法
について解説します。
ちなみに筆者は、上司に「君はコミュニケーション能力がねぇ…」と言われたクチです。
でも、仕事も人間関係も、かなり満足な暮らしをしています。
この記事が、「コミュニケーション能力がない…」と悩むあなたの、参考になれば嬉しいです。
目次
「私コミュニケーション能力ないかも」と思ったら最初にすべきこと
「私、コミュニケーション能力ないかも。」
そう思う機会というのは、なかなかツライ体験です。
責められたり、嫌がられたり、思いが伝わらなかったり。誤解されたり、冷ややかな目で見られたり、ちょっと見下されたり。
なにもかもダメだと思い込まない
もし「私、コミュニケーション能力ないかも」と感じる瞬間があったなら、たぶんあなたには、コミュニケーション能力が足りないのかもしれません。
- コミュニケーションが大得意で
- 人と関わることが大好きで
- どんな場面でも上手に立ち回れる
「コミュ力おばけ」みたいな人は、おそらく「私、コミュ力ないかも」みたいな悩み方はしないと思われるからです。
「コミュニケーション」という言葉の指す範囲は、きわめて膨大(ぼうだい)です。
少なくとも人間が2人以上存在すれば、いたるところにコミュニケーションが発生します。
これに関わる全ての能力を全部ひっくるめて「コミュニケーション能力」と呼び、それをいっしょくたにして「ある」「ない」と考えるのは、あまりに乱暴ではないでしょうか?
そして、それらのうちのほんの一部が得意でないというだけで
と思ってしまうのは、百害あって一利なしでしょう。
「どんな種類の」コミュニケーション能力がないか。細分化して考える
ちょっとしたコミュニケーション上のトラブルや行き違い、ミスや失敗は、生きていれば、大抵の人には起こります。
そして、そのコミュニケーションがスムーズにいかなかった原因は、たぶん、あなたのコミュニケーション能力不足にもあるのだと思います。
※コミュニケーションは相手と自分の間に生じるものですから、双方に問題があるケースがほとんどでしょう
でもそんなとき、落ち込む前に、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。
細かく分解してみるのがおすすめです。
たとえば、
- オフラインは失敗が多いけど、オンラインなら大丈夫
- 初対面は苦手だけど、親しい友人は少なくない
- 文字ではうまく伝えられないけど、話し言葉ならいける
- 1対多のプレゼンはミスりまくるけど、1対1なら説得できる
みたいな感じですね。
自分の得意と苦手を、丁寧に把握するわけです。
乱暴にぜーんぶひとくくりに「コミュ力がないの」と思ってしまうより、ずっと精神衛生によくて、ずっと今後の改善につながることでしょう。
初対面で誤解されてトラブルを起こすことは少なくないけど、心からリラックスして時間を過ごせる友人はそれなりにいます。
だから、自分のコミュニケーション能力に欠陥があるとは思っているけれど、「私なんて…コミュ力なくてダメダメだ…」とは、実は全然思っていないんです。(図太い!w)
コミュニケーション能力がない人のための対処法
コミュニケーション能力を細分化して考えることで、自分の人間性そのものに悩んだり、ムダに落ち込んだりといった事態は避けられるでしょう。
とはいえ、あなたが苦手とする種類のコミュニケーションがあるのもまた事実。
対処法は2種類しかない
ものすごくシンプルにいって、コミュニケーション能力がないことの対処法は
- コミュニケーション能力を磨く
- コミュニケーション能力がないことのマイナス面を受け入れる
の2種類しかありません。
①コミュニケーション能力を磨く、という選択肢は分かりやすいですよね。
ここでは、②コミュニケーション能力がないことのマイナス面を受け入れる、という方について、少し詳しく解説していきます。
コミュニケーション能力がないことのマイナス面
コミュニケーション能力がないと、生活の様々なところでマイナスの影響が生じます。
- 友達ができにくい
- 恋人もできにくい
- 誤解されて嫌われやすい
- 仕事でトラブりやすい
- そもそも仕事を取ることができない
などですね。
改めて考える間でもなく、あなたもヒシヒシと感じているところかもしれません。(笑)
コミュニケーション能力のないあなたや私が、コミュニケーション能力を磨く努力をしないのなら、こういうマイナス面を受け入れる覚悟を決める必要があります。
この手のマイナス影響は、「当たり前」「自己責任」と言われる類(たぐい)のものなので、誰も肩代わりしてくれませんし、同情も得られないでしょう。
コミュニケーション能力がないことをカバーする
「コミュニケーション能力がないことでマイナスの影響がある」となれば、それを放置しておくわけにもいきません。
自分にない種類のコミュニケーション能力は放っておくにせよ、それ以外の能力でカバーすることを考える必要があります。
- 初対面は無愛想だけど、仲良くなったらメッチャ頼りになる
- つっけんどんな返事をするけど、実はものすごく優しい
- 口下手だけど、仕事のクオリティはハンパじゃない
みたいな感じです。
周りの人はあなたのために生きているわけではありませんから、コミュ力→ダメ&仕事力→普通、みたいな人は相手にしてもらえないのが自然です。
- コミュニケーション能力を普通に引き上げるか
- 仕事力をピカイチに引き上げるか
- お互いに苦手な面をフォローしあえる人と仲良くなるか
結局、最後は選択の問題
例えば、挨拶ができない人のことを考えてみましょう。
仕事にせよ、それ以外の人間関係にせよ、挨拶さえができないようだと
- 感じが悪い
- マナーが悪い
- 社会人として基本的にダメ
なんて思われる可能性が高いですよね。
※私自身、最近まで挨拶が超絶苦手でした。今も得意とは申せません。(笑)
では、これにどう対処するか?
- 挨拶ができるように努力する
- 挨拶はできないまま、上記のように思われても付き合ってもらえるだけの「別の力」を磨く
この2択になります。
一般的には、①の方が楽でしょう。「挨拶なんてカンタンなこと」というのが、世間の常識です。
それでも自分は挨拶ができない、できるように努力するのも、もうツライというのなら、②の線で頑張るしかありません。
ピカイチの仕事とか。実は超優しいとか。
誤解されるところからスタートで当たり前なので、苦労も多いでしょうが、それは誰でもなく自分自身の責任というわけです。
コミュニケーション能力がない人まとめ:まずは自分を受け入れること
コミュニケーション能力がないと、悩みは多いかなと思います。
でも、
- コミュニケーション能力を磨くのも
- コミュニケーション能力以外で勝負するのも
どちらも私たちの自由です。
ただ、コミュニケーション能力があった方が便利なのは確かですし、ない人は色々と不利な面が多いのも確かです。
そこも含めて、自分自身のコミュニケーション能力と向き合い、どういう人生を選ぶか決めていけば良いのかな、と。
そもそも、コミュニケーション能力にも色々あります。
あんまりおおざっぱにならず、
- 自分にできること/できないこと
- 得意なこと/苦手なこと
- がんばれること/がんばれないこと
自分自身を細かく観察しながら、自分自身の進みたい道を選んでいけたらな、と。
それではまたっ!
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