突然ですが、あなたの職場に、挨拶できない人っていませんか?
ぇ?職場にはいない?でも子どもが挨拶できない子で困っている?
いやいや、よーく思い出してみて下さい。挨拶のできない人は、子どもだけではなくオトナの中にも、一定数いると思いますよ?
この記事は
こんな風に思うこと、思われることがある人のための記事です。
実は私こびと株、「挨拶ができない困った人」として30年近く生きてきました。
- なるべく気づかないフリ
- 声出すなんてありえない
- 頭下げたからなんとか許して!(うつむいただけに見えたかもしれないけど…)
こんな感じに過ごしてきた、重度の人見知り。
そんな私にも、転機が訪れました。
実は私、やっと挨拶ができるようになったんです…!!
と、いうわけで、この記事では「人見知りが挨拶できるようになった理由」について語ります。
目次
挨拶できない人見知りの気持ち
「挨拶ができないなんて、人としてどうかと思う」?
「基本中の基本だろ、幼稚園からやり直せ」?
「そういうマナーの人とは関わりたくない」?
…そうですよね、そう言われちゃいますよね。オトナになったのに、挨拶もできないなんて。
わかりますよ、わかってます。知ってますとも。
あなた方の言うことはホント正しいです。
「挨拶くらいしっかりするべき。」
その通りです。
人見知り代表(?)として、言い訳をさせて頂きますと。
わかってるんです。知ってるんです。
挨拶すべきこと、挨拶が大切なこと。一般的に言って、挨拶は難易度:低だってこと。
でも。…でも!!
わかってて出来たら苦労しないんです。
小さい頃から「おはようって言った?」「なんで挨拶もできないの!」って叱られてきました。
だけどどうしても、声が出ないんです。顔を上げられないんです。隠れる場所を探してしまうんです。
- なんかこわい
- 緊張してる困ってる間に、相手がいなくなってしまう
- パっと声が出ない
- 挨拶しようとすると「何か」をやらかす気がする
人見知り的には、よく知らない人には、声をかけること自体が難易度:高です。
そして、例えよく知っている相手に対してでも、
- 1日のはじめは、声をかけにくい
- よく知らない場所だと、緊張する
- 相手が、自分の知らない人と一緒だと、逃げ出したくなる
みたいな現象が起きます。
- オレのこと嫌いだから挨拶しないんだろ?
- 挨拶なんて、しても意味ないと思ってんだろ?
- プライド高すぎじゃない?
そういうことは、一切関係ありません。
「挨拶しなきゃ嫌われる!」「挨拶しなきゃ怒られる!」
そう思えば思うほど、声が出なくなってしまうだけです。
「あたしにとって当たり前なのに、あなたにできないことだってあるでしょー!!」とか逆切れしたくなったりもします。
…何を言ってみても、「30歳近くにもなって、挨拶もできないくせに?」と言い返されると、全てが説得力を失うのですけれどもね。
挨拶できるようになった人見知りの気持ち
私は、相変わらず人見知りです。でも、挨拶はできるようになりました!
朝、同僚に
ランチのお店でお金を払ったあとに
コンビニでレジの後に
…いやぁ。なんて気持ちがいいんでしょうか!
一般的に挨拶は気持ちがいいものだと思いますが、私の場合は、さらに+αです。
「私、挨拶できた!」という小さな達成感が、心を満たしてくれます。
ごくごく当たり前の結論ですが、やっぱり、「挨拶はできた方がいい」ですね。
※ちなみに、こちらが挨拶しても、挨拶がかえってこないこともあります。
でも、全く気になりません。
少し前までの私と同じ、挨拶できなくて苦しんでいる人見知りさんかもしれないですしね。
人見知りが挨拶できるようになった、たった1つの理由
考え方を変えたからです!
×大きな声で、元気に挨拶
〇目を合わせて、ニコッと挨拶
目標のイメージを変えただけで、挨拶できる率がグッと高まりました。
慣れてしまえば、挨拶は難しくなくなります。一般的に言われる通り「挨拶くらい」という感覚になっていけるわけです。
「大きな声で、元気に挨拶しましょう」の呪い
私が挨拶できない1番の原因は、小さい頃から言われ続けきた
が、トラウマ化していたせいだったんです。
もともと私は、さほど「元気が良い」タイプではありません。
大きな声を出すことなんてめったにないですし、特に朝が弱くて、「おはよう」の時間帯のエネルギーは少なめです。
さらには、みんなで声をそろえて「おはよーございますっ!」なんて恥ずかしい、というひねくれた子どもでもありました。
すると、当然、
と繰り返し注意されることになります。
すると、
- 元気って何?
- 大きい声ムリ
- 先生怖い(先生は悪くありません)
- もうやだ
- 挨拶きらい
みたいな悪循環が引き起こされます。「挨拶=怒られること=嫌い」という方程式の出来上がりです。
その結果、
という呪いを自ら生み出し、それを30歳近くまで引きずるハメになったのでした。
「目を合わせて、ニコッと挨拶しましょう」の効能
あるとき、ふと思いました。
いや、もちろん、大きな声には
- ちゃんと伝わる(小さい声だと、挨拶が届かないリスクがある)
- 元気にきこえて、聞いた方が気持ちいい
といったメリットはあると思います。
でもでも、私の場合、「大きな声で元気に挨拶」が不可能なのは、30年の実績が証明しています。
そしたらもう、これが効果バツグンだったんですね。
- 目を合わせる
- ニコッとする(※)
- 「おはようございます」と口パクしながら
- ちょっと頭を下げる
※「ニコッってなんだ?」とか考えちゃダメですよ!とりあえず、口の端を持ち上げればOKです。多少不自然かもしれませんが、笑おうとしていることは伝わります。ゆとりが出てきたら、頬や目をゆるめるイメージができると◎です。
これで、「挨拶してる」状態を作り出すことに成功!
最初の一歩が踏み出せたら、自然とレベルアップしていきます。
- 時々声が出る
- 挨拶できる回数が増える
- だんだんさわやかな挨拶になる
もちろん今でも
- 体調の悪いとき
- 嫌いな人がいるとき
- 知らない人がいるとき
- 悩み事があるとき
など、うまく挨拶できないこともあります。
と、模索する日々です。(挨拶くらいで大げさですけど、ホントにそう思うのですよ~)
挨拶できない人見知りへの処方箋:発想の転換が大切
人見知りのあなたはきっと、挨拶について考えるとき
という思い込みに惑わされてしまっているのではないでしょうか。
- 元気であるべき
- 大きな声であるべき
- 笑顔であるべき
- 目が合っているべき
- 年下が先に言うべき
- 明るく言うべき etc…
どれもきっと、間違いではないと思います。
でも、そのイメージにとらわれて挨拶がうまくいかないなら、一度発想の転換をしてみても良いのではないでしょうか。
- 大きな声で挨拶すべき
→声を出さなくても気持ちが伝わればいいかな - 笑顔で挨拶すべき
→とりあえず言葉が出ればいいかな - 年下が先に言うべき
→あとででも笑顔ならいいかな
みたいな感じです。
人見知りさんにとって、「たかが挨拶、されど挨拶」です。
- 周りと比べるのではなく
- 昨日の自分と比べて
ちょっとずつ進んでいけたら、◎だと思います。
「この歳になって今更」なんてことは、ひとつもありません。
他人から見たらレベルが低くても、自分なりに、ちょっとした成長を続けていくことが大切だと思いますよ。
それではまたっ!
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