【欲しい株紹介Part3】最近のわたしと、投資検討している高配当株について

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アイキャッチ画像と本編には何の関係もありません。

こんにちは、こびと株(@kobito_kabu)です。

引き続き、高配当株がたいへんお安い状況が続いているので、

  1. 最近のわたし
  2. 投資検討中の銘柄

この2点について書いていきたいと思います。

※ちなみに前回紹介した銘柄はこちら

【異常な暴落相場】こんな状況なので、投資検討している高配当株をタイムリーに紹介

2020.03.13

【欲しい株紹介Part2】最近の資金管理状況と、投資検討している高配当株について

2020.03.16

 

最近のわたし

お仕事頑張ってます

これからは頑張り時ですよね。

 

配当金で生活しようと思うと、

  • 配当利回り3%とか4%前提なら
  • 1億円用意しないといけない

わけじゃないですか。

 

それが今や、5%とか6%の優良株がゴロゴロしているわけで、今の状況が長く続くなら、配当金生活のために用意しなければいけない資金は大幅に減ります。

それこそ、5,000万円とか6,000万円とかでも足りてしまうかもしれない。1億円と5,000万円の差は、メチャクチャ大きい。

こびと株管理人
今のうちに、1万円でも多く稼いで株を買う。

 

そんなことを考えて頑張っていたら、お向かいさんちの子供に指を差されました。

見てる時間軸が違うからね。

2016年からこのブログを見て頂いている0.1%の読者の方はご存知かもしれませんが、私は宮城県の小さな個人病院でこの世に生を受けた時から現在に至るまで、ひたすら「長期投資する」と言い続けています。

 

何の根拠もなく「株価はいつか上がる」と言ってるわけではありません。それに、もし10年20年と長期にわたり株価が低迷したら…そんなことも考えて投資しています。

カイジに出演されたトネガワ先生も、こんなことを仰っていました。

株価はいつか必ず上がる…!上がるが…
今回、その”時”までは指定していない
どうか諸君らも思い出して頂きたい
つまり、市場参加者がその気になれば
株価が上昇するのは、10年後、20年後ということも、可能だろう…ということ…

(出典:トネガワ理論)

 

 

何が言いたいのかと言うと

  • あぁ高配当株が欲しい(定期)
  • 短期的に底かどうかなんて読めないし
  • 今ぐらいのバリューで買っておけば、どうせ将来株価も上がるやろ
  • 株価が上がるのは、別に何年先になってもいいや
  • もともと欲しいのは配当金だしね
  • できるだけ減配よけながらキャッシュフロー増やそうっと
  • あぁ高配当株が欲しい(定期)

そういうことです。

 

参考までに、私の証券口座の状況です。

 

「暮らし安心クラシアン」に連絡すればいいのかな?

 

というわけで、銘柄紹介です。

 

投資検討中の銘柄:[2391]プラネット

プラネットは、

  • ライオン、ユニ・チャーム、資生堂などの日用品・化粧品メーカー8社の出資によって
  • 1985年に、資本金2億4千万円で設立された
  • 「EDI基幹プラットフォームの構築・提供・運用」を行っている会社

です。

 

大手日用品メーカー(株主)=お客様であり、企業間の取引データの標準化・データベース化を生業にしています。情報インフラサービスですね。


(出典:プラネット決算説明資料

 

JASDAQ上場・時価総額約71億円の小型株です。

基本情報
  • 株価(3/19終値):1,071円
  • 配当利回り:3.78%
  • PER:16.52倍
  • PBR:1.6倍

 

収益力

売上高ー営業利益の推移は次のとおり。

売上高はキレイな右肩上がり。持続可能な安定成長を期待させる、良い数字です。

利益水準については多少ブレがありますが、長期で見れば右肩上がり。市況に左右されずに収益・利益を獲得できるビジネスモデルであることが分かります。

当期の予想は

  • 売上高は横ばい
  • 営業利益は前期比▲13%

と、あまり良くない予想です。

 

営業利益率は20%~25%ほど。文句なしに高収益体質です。

ROEは10年前は16%ほどでしたが、毎期低下しており現在は10%ほどです。堅牢な財務を誇っており、自己資本が厚すぎるのでしょうがないですね。

 

1株あたり利益(EPS)はキレイな右肩上がり…とはいかず、直近2年は減少しています。

 

システム改修費用や外部委託費などがかさみ、コストの増加ペースが売上の増加ペースを上回っています。まだまだ余裕があるとはいえ、このトレンドは早いうちに断ち切って欲しいですね。

 

財務状況

自己資本比率は安定して80%前後をキープ。高水準です。

総資産約53億円のうち、20億円を現預金で持っています。12億円の投資有価証券もあり、総資産の60%を換金性の高い金融商品で持っているというキャッシュリッチっぷりです。

有利子負債はなく、無借金経営。

営業債務などを含むすべての負債8.5億円を即時決済しても、まだ24億円以上のキャッシュ相当額が手元に残ります。

チャリンチャリン入ってくるインカムのことも考慮すれば、資金ショートすることは考えられません。

圧倒的な好財務ですね。

 

  • 某米国の
  • 某指数(NYダウ)に含まれる
  • 某イングの株価が

破綻懸念により垂直落下していますが、日本の小型株の方が財務が良いというのだから、世の中分からないものです。

参考:ボーイングが倒産危機…737MAX運航停止に新型肺炎が追い打ち

君はどこに着陸しようとしているんだい?

 

株主還元

プラネットは、18年連続増配を達成しています。この連続増配年数は、日本企業では10本の指に入ります。

 

配当金はこのとおり、10年で1.5倍になっています。

  • 2010年:27円
  • 2020年:40.5円(予想)

正直、「増配率」という観点では物足りないです。増配率よりも、減配しなさそうという底堅さに魅力がある会社ですね。

 

配当利回りの推移はこの通り。

配当利回りが4%近い現在の水準は、およそ9年ぶりの水準です。

配当性向はジワジワと上昇しており、日本企業としては高めの60%オーバーです。今後も、増配率にはあまり期待しない方が良さそうです。

 

まとめ

  1. 高収益(営業利益率25%弱、ROE10%前後)
  2. 高財務(自己資本比率80%で無借金、資産の60%超を現預金等で保有)
  3. 不況に強い(情報インフラという景気に左右されにくいサービス)
  4. 株主還元に積極的(18年連続増配、直近10年で1.5倍の配当金)

ということで、高配当株投資としては十分に分散投資の一角を担うだけの魅力がある会社です。

財務分析でもなんでもなく、数字をただ紹介しただけですが、参考になれば幸いです。

 

さて、前回も前々回も書きましたが、大事なことなので何回でも書きます。

いくら優良とはいえ、財務諸表は「過去の数値」に過ぎません。

もっとも重要な要素は

今後、売上の拡大見込みがあるか?(産業の成長性はあるのか?)ということ。

投資は、未来を見てするものだからです。

 

プラネットは、そのビジネスの特性上、大きく売上が成長する見込みがありません。

もしあなたが成長株が好きで、将来性の低い会社に投資するよりも、もっと将来性のある会社に投資する方が好きだというのなら、プラネットに投資する理由はないでしょう。

 

もっとも、

  • 成長性の有無を判断すること
  • 成長力を失って不人気化する前に利益確定すること

これらは非常に難しいです。

30年以上にわたり安定的に売上を成長させてきたプラネットを保有することで、長期にわたり毎年投資額の4%を配当金というかたちで回収したいということであれば、検討の余地があるかもしれません。

たとえ低成長でも、10年間で積み上げる配当金と、(多少伸びるかもしれない)株価でペイすると思うのであれば、悪い投資ではないと思います。

為替リスクなしでトータルリターンが4%以上見込めるなら、十分だと思う人も多いでしょう。

 

オマケ

私が高配当株投資をするにあたり注意しているのは

  • ポートフォリオ全体が生み出す配当金のうち
  • 1銘柄(1業種)からの配当金が占める割合はどれぐらいか?

ということです。時価構成比ではなく、配当金構成比でみるのがポイントです。

 

時価構成比でコントロールすると、タバコ株・石油株・金融株のように株価が安くなっている「不人気銘柄」がガンガンポートフォリオに組み込まれていくことになります。

たくさん配当金を貰えるようになるのは嬉しいのですが、結果、これらの不人気株から受けとる配当金の比率が高まり、減配を食らった時のダメージがとても大きくなります。

 

配当金構成比でポートフォリオを管理すれば、

  • 減配があった時のダメージを軽減できるだけでなく
  • ”高配当すぎる株”の時価構成比が下がることでポートフォリオの元本を守るうえでプラスに働く可能性が高い

です。

※減配があると、株価が暴落します。減配+株価減のダブルパンチの影響は、少しでも減らしたいところ

 

現在、コマツやブリジストン、三井住友FGや東京海上HDのような国際優良株が高利回りでゴロゴロしていますが、ここ最近紹介した

  • ユー・エス・エス
  • プロシップ
  • プラネット

のような、高収益・財務優良な中小型株と組み合わせて投資することで、全体として良い感じでバランスが取れていくんじゃないでしょうか。

 

それではまたっ!

※本記事は、プラネットへの投資を推奨するものではありません。くれぐれも自分でよく調べたうえで、自己責任のもとで投資をおこなってください。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

こびと株.comの管理人。一部上場企業での経理/財務の実務経験10年超、日商簿記1級、証券アナリスト、FP資格を有する「企業と個人のお金の専門家」。4つの財布(給与/配当/不動産/事業収入)を駆使して経済的自由を達成することを目標に奮闘中。