こんにちは、こびと株(@kobito_kabu)です。
こういった要望にマッチする「高配当株投資の始め方」を詳しく説明します。
この記事を書いているこびと株.comメンバーの投資状況は、こんな感じです。
- 日米を中心に優良高配当株に投資(50銘柄以上)
- 株を売却した経験なし(買ったらほったらかしで4年以上経過)
- 現在の年間配当金は賞与に匹敵する金額
- 含み益いっぱい
かなりイイ感じですね。
さて、本記事の内容は次の通り。
- 高配当株投資の魅力
- 高配当株投資の基本
- 高配当株投資の始め方
- SBIネオモバイル証券を利用するメリットデメリット
配当金が月3万円ぐらいになると、目に見えて家計がラクになります。日本の男性サラリーマンのおこづかいぐらいの金額ですから、当たり前ですね。
遊びに使えるお金が2倍になるイメージです。教育費や住宅ローンの返済、老後の年金対策にも使えます。
年間数十万円の配当金を得ている投資家も、最初は誰でもゼロからのスタート。
※ちなみに、もし私たちが2021年11月から高配当株投資を始めるなら、こんな感じでやります。数銘柄に集中投資とかは絶対にやりません。
これだけ分散してて3.84%の配当利回りですから、なかなかですね。
セクター(業界)の割合はこんな感じになります。
上記の感じで
- 高配当株を1株から買える
- 少額でいろんな銘柄をたくさん買っても利用料負けしない(※)
※月額50万円までの投資なら、サービス利用料が固定で220円かかるが、毎月ネオモバ限定Tポイントが200pt貰える
というのはSBIネオモバイル証券だけです(大手ネット証券だとこの買い方は無理。)
2022年9月26日
株式会社SBIネオモバイル証券は、株式会社SBI証券と経営統合することが発表されました。
これに伴い、SBIネオモバイル証券の新規口座開設は2022年10月7日をもって受付が停止されています。
なお、2022年10月時点では、新しく投資を始める人に最もおすすめの証券口座は【SBI証券】です。
- 最大手・国内株式個人取引シェアNo.1
- 口座開設・口座維持手数料無料
- 1株から購入可能(単元未満株の売買手数料無料)
目次
高配当株投資の魅力
それでは、高配当株投資の魅力を解説します。
計算しやすい
配当金の魅力は、なんと言っても「計算しやすいこと」です。いつ、いくらぐらい受け取れそうなのか、投資をする段階でだいたい分かるということです。
これが株価となるとそうはいきません。半年後の配当金は精度の高い予想ができますが、株価の正確な予想は誰にもできないのです。
配当金ならば、次のようなシミュレーションも比較的現実的です。
よほどいい加減なことをやらなければ、せいぜい±10%内の誤差におさまる配当金が得られるでしょう。
シミュレーション結果に満足できなければ、
- 収入を増やして投資金額を増やす
- 受け取った配当金を再投資に回す
- リスクをとってもっと高利回りの株を買う
といった調整をすることになります。
完全な不労所得
配当金は、およそ完全な不労所得です。一度株式を取得してしまえば、その後にやることはほとんどありません。
- 既存事業の維持(メンテナンス)
- 新規事業の開発(未来への投資)
株式のオーナーは、ただ株を持っているだけで企業の成長の果実を受け取ることができます。
元本も配当金も成長していく可能性がある
給与以外に安定した収入が欲しい、ということになると下記の2つも選択肢に入ります。
- 預金や債券に投資して利息を得る
- 不動産に投資して家賃収入を得る
今の時代、預金は金利が低すぎて話になりません。0.1%とかですからね。
債券に関しては、元本部分の成長余地がありません。特殊な商品でなければ、利息がどんどん増えていくということもありません(だからインフレにも負けやすい)。
不動産に関しては、建物は耐久消費財なので、基本的には時の経過にしたがって家賃収入は下がっていきます。
一方で、株式は企業が成長すれば元本も配当金も両方増えていく可能性があります。
- 株式を持って、企業のオーナーになること
- 長期保有をして、株式の成長のパワーを享受すること
これが、給与が伸びず税負担ばかりが増える現代において、一般市民が生活をラクにしていくための手段の1つというわけです。
高配当株投資の基本
高配当株投資の基本は次の通り。
分散(たくさんの銘柄に投資すること)が鉄則になります。
- 一ヶ国に集中投資しない
- 投資するセクター(業界)を分散する
- 罠銘柄を避ける
一ヶ国に集中投資しない
- 日本経済が全盛の時もあれば
- 新興国の追い上げがすごい時期もあり
- かと思えばやはり世界最大の経済国家アメリカが一強の時期もある
私たちが生きているうちに、いつ、どこの国が最高のリターンをもたらすかは分かりません。
だからこそ、投資すべき国はある程度分散すべきです。投資期間が10年20年と超長期に及ぶならなおさらです。
高配当を出せる企業は『成熟企業』、簡単に言うとおじいちゃん企業が多いです。
- 法制度がしっかりしていて
- 企業の株主還元意識が強い
米国や日本のような先進国への投資比重が重くなるのはしょうがないですね。
投資するセクター(業種・業界)を分散する
投資するセクター(業界)は必ず分散しましょう。1つのセクターへの投資は、最大でも20%ぐらいにするべきかなと思います。
同一セクターに属する企業は、大なり小なりビジネスモデルが似ています。浮くも沈むも運命共同体になりがちということです。
そして、景気敏感で配当金の水準がブレまくるセクターへの投資比率は低めに設定しておきましょう。例えば、自動車業界は5%まで、とかそういう感じです。
どんなに大きくても1セクターの上限を20%程度にしておけば、もし配当金が半分になったとしても資産全体で見ればその影響度は10%で済みます。
罠銘柄を避ける
- 一カ国に集中投資しない
- 複数のセクターに投資する
これを鉄板ルールとしつつ、上記で決めた範囲内で投資先の企業を選びます。
- 米国:40%
- 日本:30%
- その他の国:30%
- 1セクターの上限は20%まで
- 景気敏感セクターは全体の30%まで(例:自動車、金融、不動産は全部あわせて30%まで。それぞれの上限は5%)
上記を踏まえて、各国、各セクターの中から優良企業を選んでいくことになります。
高配当株は大体の場合において『罠銘柄』なので、
- 良い銘柄を探すというよりは
- ダメな銘柄を何としても避ける
こういうスタンスで臨むと良いですね。そして、数少ない優良企業を見つけても、それにすら集中投資しないことです。
優良なビジネスを持つ企業50社・100社のオーナーになって、上納金を貰うポジションにいくことを目指すイメージですね。
高配当株投資の始め方
- 高配当株投資の魅力
- 高配当株投資の基本
この2つを確認したところで、もう少し具体的に「高配当株投資の始め方」に踏み込んでみます。
具体的なステップは次の3つになります。
- 投資目的・リスク許容度を確認
- ポートフォリオのルールを決める
- 口座開設して投資を始める
難しく感じるかもしれませんが、話じたいはシンプルです。
投資目的・リスク許容度の確認
高配当株投資は、下記のような投資方法ではありません。
- 短期的に資産を2倍3倍にする投資方法
- 債券投資などのようにリスクが低めな投資方法
- 預金などのように元本が保証されている投資方法(考え方によっては預金も投資です)
こういった投資目的・リスク許容度(どれぐらい投資でリスクがとれるかの目安のこと)に合う投資手段です。
- 投資目的:キャッシュフローを強化したい(現役時も老後にも)
- リスク許容度:高い(ハイリスクな株式に投資するため、株価の値動きに動揺しない人じゃないと不向き)
リスク許容度は、一般に下記のような項目を基準に測定します。
- 職業
- 年収
- 年齢
- 家族構成
サラリーマンで、年収が高く、若く、独身。こういう人はリスク許容度が高いです。
一方で、自営業者で、年収が低く、歳をとっていて、家族もいる。こういう人はリスク許容度が低いということになります。
ポートフォリオのルールを決める
こういう人は、高配当投資の最初の一歩を踏み出して、「ポートフォリオのルール」を決めましょう。
上記で説明した例を再度使うと、こんな感じですね。
- 米国:40%
- 日本:30%
- その他の国:30%
- 1セクターの上限は20%まで
- 景気敏感セクターは全体の30%まで(例:自動車、金融、不動産は全部あわせて30%まで。それぞれの上限は5%)
ここがポイントですが、最初から100%カンペキなルールを作る必要はありません(そんなことは誰にもできません)。
資産配分をどのような比率にするかは、投資をしながら少しずつ「心地よい水準」に変えていくものです。それが、投資の経験を積むということでもあります。
- こういう比率にすると、こういう事件が起きるとこんな風になっちゃうのか
- こういう比率にすると、円高になるとこんな風になっちゃうのか
こういったかたちで少しずつ学習していきながら、ちょうどよいバランスに調整していきましょう。
最初は投資資金に乏しいので、バランスのとれたポートフォリオが作れません。1~2年後に目標の比率に到達すればOKぐらいの気持ちで、コツコツ育てていけば良いと思います。
口座開設して投資を始める
ざっくりした方針が固まったら、
- 証券会社で口座開設
- 投資資金を入金する
- 実際に株式を買い付ける
といった感じで投資をスタートさせます。おすすめの証券口座は下記の通り。
- メイン:楽天証券 or SBI証券
- サブ:SBIネオモバイル証券
使い分けは次の通り。
- 楽天証券 or SBI証券:米国株、中国株などの海外株式
- SBIネオモバイル証券:日本株
楽天証券は、手数料・使いやすさ・取り扱い銘柄の豊富さで、圧倒的に優秀な証券口座になります。SBI証券なども人気ですね。
この2証券会社は、メイン口座として選択肢から外す理由がありません。
この記事で強調したいのは、
日本株への投資資金が1,000万円以下ぐらいの水準なら、日本株の投資についてはSBIネオモバイル証券を使おうということです。
これだけ多くの資金を用意できる人は多くありませんから、かなりの人がSBIネオモバイル証券を利用する余地があると思っています。
SBIネオモバイル証券を使った日本株投資のメリット・デメリット
SBIネオモバイル証券というのは、2018年10月に設立されたばかりの新しい証券会社です。
- 国内株式個人取引シェアNo.1のSBI証券
- Tポイントという超有名ポイントサービスを展開するCCCマーケティング
この大手2社によって共同設立されました。
他の証券会社とはかなり毛色が違っていて、トンガったサービスを提供しています。
こういう特徴がある証券会社です。
- 投資先は国内株式のみ
- Tポイントを使って株式投資できる
- 1株から株が買える=少額から投資できる(日本株の取引単位は通常100株~です)
- 月額220円で取引し放題(一ヵ月の取引額が50万円未満の場合)
※②はあくまでもオマケです。便利なことには変わりありませんが、ポイント云々は投資の本質とは無関係です。
重要なのは③と④ですね。
SBIネオモバイル証券のメリット
1株から買えるというのが大きなメリットです。
(出典:SBIネオモバイル証券公式HPより ※2021年11月26日終値時点)
外国株(たとえば米国株)は、1株から買えるものが多いです。そのため、気に入った企業を10社×3万円で保有するといったことも可能です。
ところが、日本株は基本的に100株か1000株での購入になるため、取引価格が大きくなる傾向にあります。
※1株から買えるのが”普通”で、取引単位が大きな日本株の方がマニアックです。
例えば、日本の優良高配当株を18銘柄買うとこんな感じになります。
なんと、370万円も必要です。
ところが、SBIネオモバイル証券であれば1銘柄ずつ購入することができるので、各企業への投資額がざっくり5万円になるように購入する、なんてことも可能です(もちろん端数は生じます)。
18銘柄に分散して配当利回りは4.2%です。
1社に集中投資して配当利回り4.2%にするより、はるかに安定して配当金が得られるようになります。
こういった買い方ができるのが、SBIネオモバイル証券ならではの大きな強みです。
※楽天証券では単元未満株の購入はできません。SBI証券では可能ですが、取引のつど手数料がかかるため分散投資すると手数料負けします。
こういった心配があるかもしれませんが、月50万円までの投資なら月額220円で取引し放題です。
毎月5万円ずつ色々な株に投資しても、220円しかかかりません(0.4%の利用料です)。
10~20銘柄に分散投資してこれしか利用料がかからないというのは十分に低コストと言えるでしょう(しかも毎月ネオモバ限定Tポイントが200ptもらえる)。
まとめると、こういうことになります。
- 1株から買える
- コストが最安:細かくたくさんの銘柄に投資しても利用料が安い(月額固定で220円かかるが、毎月ネオモバ限定Tポイントが200ptもらえる)
- Tポイントをよく使う人は、これを使って投資ができる
日本株に投資するにあたり
- 日経平均やTOPIXに連動したファンドは嫌だ!
- 自分で好きな銘柄に投資したい!
- 個別株に投資することで、資産運用スキルを高めていきたい!
という人には魅力がある証券口座ということですね。
SBIネオモバイル証券のデメリット
デメリットはこちら。
- 国内株式にしか投資できない
- NISAやiDeCoなどの非課税口座に非対応
- 単元未満株(100株未満の株式のこと)は注文方法が成行(なりゆき)のみ
- 100株未満だと株主優待が貰えないこともある
SBIネオモバイル証券では、国内株式にしか投資できません。一ヶ国集中投資はリスキーですから、楽天証券やSBI証券も使って外国株式にも投資できるようにしておきましょう。
NISAという優遇税制を使えば、売買益や配当金にかかる税金がゼロになります。しかし、SBIネオモバイル証券ではNISAを使うことができません。
とはいえ、配当控除という制度を使うと配当金にかかった税金を取り返せる可能性があります(※確定申告が必要です。カンタンです)。つまり、下記のように使い分ければOK。
- 楽天証券 or SBI証券:NISA口座を開設して、NISAを利用して外国株や外国ファンドを購入する
- SBIネオモバイル証券:日本株に投資して、配当控除で税金を取り返す
これで、税金は最適化できます。
あとは、
- 成行(なりゆき)注文しかできない
- (100株未満の保有株では)株主優待が貰えない可能性がある
このあたりもデメリットです。
株式を買うときに、価格を指定して買うことを「指値(さしね)」と言います。成行というのは、価格を指定しないで購入の注文をすることです。取引価格は、相場で自然に決まります。
成行のメリットは、買いそびれがないことです。欲張った値段で指値をして、いつまで経っても欲しい株が買えないということもありますからね。
指値と成行どちらが良いかは、一概には言えないということです。
まとめ:SBIネオモバイル証券は高配当日本株の分散投資に向いている
重要なポイントだけに絞って書いてきたつもりですが、かなりのボリュームになってしまいました。
あらためて、最後にもう一度整理しておきたいと思います。
高配当株の魅力は下記の通り。
- 計算しやすい
- 完全な不労所得である
- 元本も配当金も成長していく可能性がある
高配当株投資の基本はこちら。
- 一ヶ国に集中投資しない
- セクター(業界)を分散する
- 罠銘柄を避ける
高配当株投資は、こうやって始めましょう。
- 目的・リスク許容度の確認
- ポートフォリオのルールを決める(最初はざっくりでOK。投資を始めたらより洗練させていきましょう)
- 口座開設する
メイン口座は、楽天証券かSBI証券がおすすめです。NISAなどを使った外国株投資はこちらでやりましょう。
サブ口座としては、SBIネオモバイル証券が唯一無二です。
- 日本の高配当株に
- 少ない利用料で(月額220円かかるが、ネオモバ限定Tポイントが毎月200ptもらえる)
- 分散投資できる
からです。1,000万円~2,000万円をこえるような資産を持っている人でないかぎり、十分に活用するメリットがあります。
利用者(会員数)が6,800万人もいるTポイントのサービスも使えるので、人によってはTポイントを活用して株を買うこともできます。他の証券会社にはない特徴があるユニークなサービスですね。
ブログやTwitterを見ていると、配当金が月10万円だの月30万円だのすごいお金持ちがたくさんいますが、彼らも最初はゼロからのスタートです。
最初に手にした1,000円の配当金を
- それっぽっちと思うか
- これを100倍にできれば人生バラ色だと思うか
それは人それぞれです。
ただ、これを「それっぽっち」と思わずにコツコツ積み上げた先に、余裕のある生活が待っているというのは確かな事実でしょう。
最初の一歩を笑う人には、笑わせておけばいいと思います。
日本は1,500円で食べられるめちゃ美味しいものがありすぎる。
週1回外食するとしたら、年間で52回。年間78,000円。これを配当金でカバーできれば、毎年毎年、お金を気にせず52回も外食に行ける。グルメを味わえる。まさに至福…!
株買ってきます。
— こびと株.com (@kobito_kabu) July 11, 2019
私は日々こういう妄想をしてひたすら高配当株投資にいそしんでます。
そしたらいつの間にか配当金が増え続けて結構な金額になってきました。配当金だけで賞与並みです。自分だけ年に3回も4回も賞与があるなんてスゴいですね。
これからもどんどん増えていくと思うと、将来が楽しみです。ぶっちゃけ、年金問題とか何も不安がありません(*ノωノ)。これからもひたすら積み上げていこうと思います。
こびと株.comでは、日本の優良高配当株の分析記事や、毎月高配当株ランキングを発表しています。
少しでも高配当株投資を始めた人の参考になるように頑張りますので、引き続きご愛顧よろしくお願いします。
※投資にはリスクがあることを正しく認識し、ご自身の判断と責任により行って下さい。
それではまたっ!
2022年9月26日
株式会社SBIネオモバイル証券は、株式会社SBI証券と経営統合することが発表されました。
これに伴い、SBIネオモバイル証券の新規口座開設は2022年10月7日をもって受付が停止されています。
なお、2022年10月時点では、新しく投資を始める人に最もおすすめの証券口座は【SBI証券】です。
- 最大手・国内株式個人取引シェアNo.1
- 口座開設・口座維持手数料無料
- 1株から購入可能(単元未満株の売買手数料無料)
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