こんな人のための記事です。
「自分は仕事ができない」。
こう思うのって、本当に辛いですよね。
毎日憂うつになって、よく眠れなくなって、なんなら自分の存在意義まで疑い始めたりもしちゃいますよね。
私こびと株にも、人生で2度ほど、「私は仕事ができない」と悩みぬいて毎晩1時間近くも泣き叫んでいた時期があります。
けれども今は、なんとか無事に、「まぁそんなに仕事ができない方ってわけじゃないはず」なんてノンキなことを思いながら、毎日楽しく働いています。
そんな私は、自分自身の体験から
- 自分は仕事ができない
- そのせいで人に迷惑をかけている
- 周囲も自分を冷たい目でみているし、それは当然のことだ
- 私はダメだ…
みたいになって辛い気持ちになっているときに必要なのは
だと思っています。
なぜなら、具体的な行動は、もう十分やっているからです。
時間も、気持ちも、行動も、できるだけの努力はしている。なんなら、自分を追い詰めるくらいやっている。
「なのに、仕事ができない。」
辛い気持ちの原因がこれなのに、さらなる”正しい行動”を求められたら、すっかりノックダウンされてしまいます。
大事なのは、自分の心を守ること。
きちんとガードを固めながら、今まで通りの努力を続けていけば、
というわけで、この記事では、「仕事ができない」辛い時期を乗り切るための考え方を7パターン紹介していきます。
どれも、私自身が辛かったとき、その時期を乗り切るのに役に立った考え方です。
少しでも、「仕事ができない。辛い。」と感じているあなたの、お役に立てれば嬉しいです。
目次
「仕事ができない」辛い時期について
例えば、初めての仕事
- 就職したばかり
- 異動したばかり
- 担当変更したばかり
で、初めての仕事に取り組む時というのは
と悩んでしまいやすいタイミングです。
人間、だれだって
- 最初から上手にはできないのが普通だし
- 時間をかければ段々できるようになっていく
もの。
基本的には、「仕事できない」「辛い」と悩む時期は一時的です。
とはいえ、
と感じてしまうのが、この時期です。
自己嫌悪と他人の目、それでも
でも、自己嫌悪にひたっていては、いけません。
他人の目におびえ続けても、いけません。
「成功者が多い」と言われるユダヤの教えにも
という言葉があるといいます。
悔やみ続けているだけでは、神に尽くすことができなくなるからだそうです。
- 深く反省し
- 過ちを繰り返さぬと誓ったら
- 気持ちを切り替えて
- 喜びをもって神に仕えるべし
というわけ。
「仕事ができない」辛い時期の乗り切った7つの考え方
私は、
- 自分の仕事の成果物が不良品なのをヒシヒシと感じる
- 周りは忙しそうなのに、自分は何の役にも立たない
- どんなに努力しても、十分なクオリティの仕事ができない
- 周りから「任せられる仕事が無い」「足手まといだ」と言われる
辛い辛い辛い時期を
1つでも参考にしていただいて、なんとか辛い時期を乗り越えていただけたら嬉しいです。
考え方①「成長している証拠」
辛い時期の戦い方1つめは、
と言い聞かせることです。
- 「仕事ができない」のは永遠じゃない
- できない時期があるのは、当たり前のことだ
- 今辛いこと自体が、がんばってる証だ
こう捉えることで「一歩ずつしか進めない。でも、必ず一歩ずつ進もう。」と、戦う気力を奮い立たせるわけです。
ゲーテの名言に、
というのがあります。
今あなたは、努力しているからこそ、「仕事ができない」と迷い、苦しんでいるのです。
チャレンジしているからこそ、辛いのです。
自分が既にできることにしか手を付けない人は、迷うことも苦しむこともありません。
そう思って、今を乗り越えましょう。
考え方②「明日辞めよう」
日々仕事のできない自分と戦っていると、
そう思う日もあると思います。
私はそんなとき、自分自身に
こう言い聞かせることにしていました。
その日をやりすごして帰宅してしまえば、翌日には「もう少し頑張れる」気持ちになっていることも多いものです。
さらに言えば、
- 月曜日→「明日になったら辞めるって言おう」
- 火曜日→「明日になったら辞めるって言おう」
- 水曜日→「明日になったら辞めるって言おう」
- 木曜日→「明日になったら辞めるって言おう」
- 金曜日→「明日になったら辞めるって言おう」
を繰り返して、
なんてパターンもあり得ます。
衝動的な行動を避け、自分をうまくなだめてあげましょう。
考え方③自分を下げず、他人を上げる
私もそう思います。
- 隣で働いてる先輩
- 先月入ってきたばかりの後輩
- 上司に可愛がられている同期
彼らの仕事ぶりと自分の仕事ぶりを、比べずにいるなんて無茶な話です。
そんなときは、
- ×「自分はダメだ」と思うのではなく
- 〇「この人はすごい」と思う
ようにしましょう。
こう割り切ることで、
- 自分が傷つくことなく
- 相手に敬意を持てる
ようになります。
自分に対する期待レベルを、最初からあまり上げすぎないことです。
すごい人はすごいと認めつつ、自分は自分、マイペースに行きましょう。
考え方④「相手にも責任がある」
これもまた、仕事ができない時期を辛くする思考の1つですよね。
「迷惑をかけている」という思いが強くなりすぎると
- 自分なんていない方がいい
- 自分には価値がない
みたいな気持ちになってしまいがちなので、要注意です。
そういう場合
実際、冷静に考えても、他の人にも少しは責任・問題がありますよね。
- 未経験と知っていて異動させたんだから、会社が教育コストを負担するのは当たり前
- 私が期待した人材でないのは、採用担当者に見る目がなかっただけの話
- そもそも私が仕事ができないのは、引継ぎ方・教え方が悪いせいもある
- 「仕事が増やすな」って、増えた仕事をやってる間も給料もらってるんだからいいじゃん
- そんなに責められたら凹み果ててますます仕事できなくなるのに、この上司マネジメント下手だな~
みたいに開き直って責任転嫁しまくる日だって、あっていいと思います。
考え方⑤「自分にもできることがある」
こう思ってしまう前に、ぜひ「自分のできること」を具体的に確認しておきましょう。
今の自分の仕事が、今できないのは仕方ないとして。
「Aはできない。でも、Bならできる」と思うのと、「何もかもできない」と思うのとでは、大違いです。
仕事に関係あることでも、ないことでも構いません。
- 得意なこと
- 褒めてもらえること
- 感謝されること
を片っ端から確認しましょう。
- 転職活動をする
- 副業をする
- 資格をとる
というのも、自信をつける良い方法です。
という気持ちは、心にゆとりを作ります。
考え方⑥パワハラは拒否する
もうひとつ、重要なのは「パワハラを受け入れない」ことです。
でもちょっと待って下さい。
これは、厚生労働省の委託業務として運営されているサイト「あかるい職場応援団」にパワハラの類型として紹介されている事例です。
そして、さらにありがちなのが、セルフパワハラとも言うべき思考。
自分自身に対して
- お前は無能だ
- 価値がない
- 役立たず
- 給料泥棒
- 迷惑だから他人に話しかけるな
といった言葉を(脳内で)浴びせ続けたり、些細なミスを執拗に叱責しつづけたりしていないでしょうか?
考え方⑦自分の希望を見つめる
こう考えることは、意外と自分を追い詰めます。
自分の本当の希望を、改めて見つめ直し、「それでもできるようになりたいのかどうか」明らかにする必要があるでしょう。
本当にできるようになりたい仕事なら、ここは踏ん張りどころ。なんとか辛い時期を乗り切って、仕事のできる自分を手に入れましょう。
でも、もし、本当は興味が持てない仕事なら…。そんなに辛い思いをしてまでできるようになりたくわけじゃないなら…。
好きでも得意でもない仕事にこだわっても、誰も幸せになりません。
あなたは仕事ができなくて辛いし、周りもフォローが大変です。
しかも、今の時期をなんとか乗り切っても、「大して興味もない仕事ができるようになった」という、なんとも言えない果実しか得られません。
私には、
- 新入社員として経理の仕事を始めたときも
- 副業を書き始めたときも
という思いが、かなり強くありました。
だからこそ、本当に辛い時期も、なんとかかんとかやり過ごし、
と言えるところまでたどり着けたのだと思います。
もし、あなたが今「できない」「辛い」と感じている仕事に対して、「できるようになりたい」という熱意を持てないなら…。
「仕事ができない」辛い時期まとめ:結局、できることをやるだけ
結局のところ、仕事ができない辛い時期でも
ただそれだけのことなんですよね。
人間には、できることしか、できません。
どんなに辛い思いを抱えていても、できないことはできないんです。
他人はそれを責めることもあるでしょうし、それどころか、責めるのが正当なこともあると思います。(1人前の給料をもらっているのに、1人前の仕事をしていなかったら、責められても仕方ありませんよね。)
それでもやっぱり、自分には、できることしかできない。
だから、できることをしない人にならないようにだけ気を付けて、責められるのも受け入れて、
そうやって一歩ずつ進んでいく、ある種のしぶとさが必要かな、と思っています。
しぶとく生き延びて、幸せに働くために。
ご紹介した考え方7選が、ヒントになればうれしいです。
それではまたっ!
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