「仕事の評価は気にしない」はアリ?ナシ?【間違えると崖っぷち】

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仕事の評価が気になる人
なんか最近、仕事であんまり評価されてないんだよね。…どうしたもんかなぁ。
仕事の評価は気にしない人
オレもだよ~。まぁでも、仕事の評価なんて、気にする必要ないと思うな~

こんな人のための記事です。

 

仕事の評価。「一度も気にしたことはない」という社会人は、かなりレアキャラかと思います。

仕事の評価が気になる人
この1年の仕事ぶりが、どう見られているのか、めっちゃ気になるよ!

という人、

仕事の評価は気にしない人
ま、オレも昔は気にしてたけどね。結局そんなの、気にしても意味ないんだって。

という人、どちらもいると思いますが、実際のところ

「仕事の評価は気にしない」ってアリなの!?ナシなの!?どっちがいいの!?

という点について、

  • アリな理由
  • ナシな理由

両面から解説していきます。

こびと株
結論から言うと、仕事の評価を”気に病む”必要はないけど、”気にして手を打つ”必要はあるかなと。

バランスのとれない判断をすると、「気づいたら致命傷」というケースもあり得るので、さっくり読んで参考にして頂ければ嬉しいです。

 

「仕事の評価は気にしない」がアリな3つの理由

理由①”正しい評価”なんて不可能だから

仕事の評価は気にしない人
そもそもさ、仕事の評価なんて適当なもんだよ

一言で「仕事の評価」と言っても、

  • 何を評価すべきか?
  • どうやって評価すべきか?
  • だれが評価すべきか?

など、仕組づくりの難しさは考えるまでもありません。

 

担当業務の内容は、人それぞれ、大なり小なり違いがあります

同じ営業でも、担当商品や担当エリアが異なれば、成果に影響があるでしょう。

ましてや営業担当者と経理担当者のどちらを評価すべきかなんて、正しい判断が可能でしょうか?

また、

  • 能力・スキル
  • 取り組み姿勢
  • コミュニケーション
  • 成果

をそれぞれ適切に評価することなど、果たして本当にできるでしょうか?

 

仕事の評価は気にしない人
結局さ、「総合的に判断して」とかなんとか言いながら、上司のご機嫌で決まったりするわけじゃん

そんなものに振り回されても、何も生まれない。消耗するだけ、時間のムダ、気にする必要全くナシ。

…そういう側面は、確かにあります。

こびと株
社内の評価と社外からの評価も、必ずし一致しませんから、「当社でのポンコツ人材=他社でのエリート人材」という可能性も十分にあります。
仕事の評価が気になる人
そう言われると、確かに、そんな不確かなモノ気にする必要ないのかなって気も、してくるね…

 

理由②本質を見失いやすくなるから

仕事の評価は気にしない人
評価なんか気にしてるとさ、ほんとは何が大切なのかとか、考えられなくなっていくと思うな

仕事の評価を気にしすぎると

  • 自分は何がしたいのか?
  • 自分にとって大事なモノは何か?
  • 会社にとって、社会にとって良いコトとは?
  • 世の中に必要とされるモノとは?

といった本質的な事に関する意識が、どんどん薄まっていく傾向があります。

 

  • 上司の機嫌はどうか?
  • 自分の業績だけを良く見せるにはどうしたらいいか?
  • 同期との出世競争に負けないためには?
  • オレが一番頑張っていると思われるには?

みたいなことばかり考えていたら、

仕事の評価が気になる人
ところで、この仕事って、誰かの役にたったんだっけ?っていうか僕って、何がしたくて家族との時間を犠牲にしてるんだっけ?

といった状態になりかねません。

こびと株
自分としての軸みたいなものが無いと、他人の評価に気持ちを乱されるばかりになってしまいますよね

 

理由③人間関係に支障が出るから

仕事の評価は気にしない人
評価ばっかり気にしてたら、周囲ともギスギスしそうだしね

大抵の会社で、仕事の評価は相対評価です。

評価は報酬分配の基準として使われるのが一般的ですし、払える報酬の額には限度がありますから、

  • 「A評価がつくのは部署で2人」とか
  • 「部署で1人は必ずD評価」とか

暗黙のうちに決められていることも少なくありません。

つまり、評価を気にすることで

仕事の評価が気になる人
〇〇さんが頑張ってるのが広まると、僕の評価に影響するかも…

なんて気持ちが芽生えて、

  • 他人を蹴落としたくなったり
  • 他人を褒めにくくなったり
  • 他人の手柄を横取りしたくなったり

という可能性があるわけです。

 

また、仕事を評価する人(主として上司)の顔色が気になりすぎて、かえって本来の力を発揮できなくなることもあります。

こびと株
いずれにせよ、「腹を割って話す」「人間として信頼しあう」みたいな関係構築は、夢物語になってしまいますね

 

「仕事の評価は気にしない」はナシな3つの理由

理由①ブラック企業にハマらないため

仕事の評価が気になる人
仕事が評価されていないってことは、会社とwin-winになってないってことだよね

働く人にとって、評価が高まらないことは

  • 昇給しない
  • 昇格しない
  • 望む異動が叶わない

といった、人事・待遇面での不利を招きます。

 

さらに、評価が高くない期間が続けば、

  • 自信を失くす
  • 社内で軽んじられる
  • 転職市場でも評価されにくい(高年収人材とみてもらえない等)

といった間接的な不利益も少なくありません。

こびと株
働いていく上で、わりと致命的な致命傷かも。

 

一方会社側からみると、低い評価をしている人材というのは、

  1. 思ったほど働いてくれていない、残念な人材
  2. 低い報酬で使い倒したい、使い捨て人材

のいずれかでしょう。

仕事の評価が気になる人
随分キツイ表現ではあるけど、現実だよね…

 

自分がもしも①なら、会社に価値を提供できていないわけですから、自分の働きを見直してみる必要があります。

「評価なんて気にしない」と開き直っているようでは、いつまでたっても”残念な人材”のまま。いつか見捨てられる日がやってきます。

 

逆に、会社が②の考え方をしているなら、それはいわゆるブラック企業

いつまでもそんな会社にいるのはNGです。自分を安売りしてはいけません。

こびと株
きちんと自分を評価してくれる会社に、一刻も早く転職するべきでしょう

「仕事が割に合わない!」→意外とカンタンな対策4選

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理由②リストラされて驚かないため

仕事の評価が気になる人
しかもさ、会社の経営が苦しくなったら、評価されていない人は真っ先にリストラされちゃうよね

仕事を評価されていない人は、当然、リストラの対象になりやすくなります。

企業の寿命は着実に短期化していますし、リーマンショック・東日本大震災・コロナ禍など、想定しがたい経済の危機は突然やってきます。

「リストラも倒産も絶対にない安心の会社」なんて、もう存在しません。

 

”もしも”のときになってから自分の評価に慌てても、すでに手遅れです。

転職しようにも、評価の低い期間が続けば、人材価値にも悪影響が出ていることでしょう。

こびと株
普段から、自分の仕事がどのように評価されているかに敏感になっておいた方が、安全かもしれませんね

リストラが始まってからじゃ遅すぎる!事前にするべき準備7選【必見】

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理由③働き方を学ぶため

仕事の評価が気になる人
それに、「今は評価されてないけど、ほんとは仕事はできるのさ」なんて、なんだかウソっぽよね

サラリーマンとして働いていると

  • 評価なんて適当だ
  • 評価なんて上司のご機嫌ひとつだ
  • 評価なんて公正じゃない

なんて感じることは少なからずあるでしょう。

「上司からの評価をあげるためにゴマをするなんて、くだらない」と思う人も、少なからずいるでしょう。

そしてそれは、少なくとも一面の真理ではあります。

 

とはいえ、「目の前の上司に評価されるための行動」というのは、くだらないようでいて、意外にそうでもないものです。

  • 何が、この人に求めてられているのか
  • 何をすれば、この人は喜ぶのか
  • 何をすれば、この人の役に立つのか

といったことを考え抜けば、それは結局自分自身の、かけがえのないスキルになります。

こびと株
上司を喜ばせる方法・上司に評価させる方法として、”ゴマすり”しか思いつかないのだとしたら、問題は上司ではなくあなた自身にある可能性も…?

 

”やらない”のと”できない”のは、全く違うことです。

実は「評価される行動の選び方が分からない」のに、「評価なんて気にしないんだ」と強がっているだけなら、きっといつか痛い目にあうでしょう。

こびと株
「上司に評価されるなんてくだらない」と思っているうちに、「だれにも評価されない人材」になってしまわない注意が必要です

 

まとめ:仕事の評価を”気に病む”必要はないけど、”気にして手を打つ”必要はある

仕事の評価を、”気に病む”必要はありません。

だって、

  • 正しい評価なんて不可能だし
  • 本質を見失いやすくなるし
  • 人間関係にも支障がでる

からです。

 

でも、仕事の評価は、”気にして手を打つ”べきでしょう。

  • ブラック企業にハマらないためにも
  • リストラされて驚かないためにも
  • 働き方を学ぶためにも

必須事項です。

 

「仕事の評価」というのは、なかなか厄介な問題。

こびと株
私自身は、新人~10年目まで、B評価しかもらったことがありません

ポンコツの自覚があった1年目から、1つ2つ役職上の人と同じ仕事をしていた10年目まで、常にずっとB評価でした。

それで良いと思った時期もありました。「仕事の評価なんて気にしても仕方ない」と。

 

でもサラリーマンとして働くなら、サラリーマンとして”勝ちに行く”べきでしょう。

そのためには、異動・昇格・昇進・転職などの手段も、積極的に採用するのがおすすめです。

  • 早期リタイアを目指してお金を貯めるとか
  • 独立を目指して副業を始めるとか

別な取り組みを行った上で「仕事の評価は気にしないって割り切ってるんだ」というならまだしも、

こびと株
ただただ「仕事の評価を気にするなんてくだらないよね」と言っているだけだと、いつか大きなしっぺ返しを食う気がします

「仕事の評価」との、ほど良い付き合い方。気を付けていくべしです。

それではまたっ!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

こびと株.comの共同管理人。慶應義塾大学卒業後、一部上場企業に就職。経理/財務の実務経験10年超、日商簿記1級、証券アナリストを有する「企業と個人のお金の専門家」。4つの財布(給与/配当/不動産/事業収入)を駆使して経済的自由を達成することを目標に奮闘中。