こんな疑問にお答えします。
私は、一部上場企業で10年以上経理財務の実務に携わっている現役経理マンです(簿記1級やTOEIC860点、証券アナリストなど様々な資格を保有)。
学生時代にUSCPAに合格した知人(元監査法人勤務)へのインタビューも踏まえて、USCPAを文系大学生におすすめできる3つの理由をまとめてみました。
- 学生時代にUSCPAに合格した知人は、充実した仕事ライフを送っている
- USCPAをおすすめする3つの理由は「高い専門性」「好待遇」「社会的信用」
- 学生の独学は無理。予備校はアビタスで決まり!
目次
USCPAとは
>>アビタスのパンフレットは、試験概要、資格の魅力、受験コストなどを1冊で全て説明しています
USCPAの概要
USCPA=米国公認会計士です。
米国公認会計士は、世界 144 か国に約 41 万 2,000 名以上存在していると言われています。ちなみに、日本の公認会計士は3万人くらいです。
USCPAは、まさに世界一有名な会計士資格と言えますね。日本で暮らしていると気が付きませんが、グローバルな目線で見れば日本の会計士はマイナー資格です。
私が勤めている会社の海外子会社には、現地で雇われた財務役員がいますが、彼らの中に日本の会計士資格を持っている人はいません。USCPAはいますけどね。つまり、そういうことです。
USCPAの難易度
難易度はこんな感じです。
- USCPAになるためには、全4科目に合格する必要あり(各科目の合格率は50%前後)
- 全受験生のうち、2年以内に全科目に合格する率は30%弱
- 日本人受験生に限れば、各科目の合格率は30%前後
- 優良スクールを利用すれば、日本人でも合格率は60%を超えるとも言われている
- 予備校を利用して週2回通いながら、1日1~2時間の勉強を1年半以上続ける必要がある(総勉強時間1,000時間以上が目安)
- 日本の公認会計士試験とは異なり、USCPAには厳しい受験要件がある(学歴要件・単位要件)
これらの情報を総合的にまとめると、USCPAの難易度は「中難度~高難度」と言えると思います。
なお、日本の会計士試験に合格する方がはるかに難しいというのが業界の共通認識ですね。
日本の会計士試験の場合、在学中に合格できず、会計大学院卒業後も受験に専念。気がついたら職歴なしで30歳手前。
次で受からないとヤバい…こんな風に、ドツボにハマっている友人もいます。
USCPAはそういうタイプの試験ではありません。難問・奇問が少なく、いわゆる「やれば報われるタイプの試験」です。
合格率も高めで、落とすための試験というより、受からせるための試験とさえ言われています。
難易度の詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
エピソード:大学生でUSCPAに合格したAさん
弊社の監査にくる監査法人に、在学中にUSCPAに合格した人がいました。彼は卒業後に監査法人に就職して、その後も充実した会計人ライフを送っています。
そんな彼に、ちょっとインタビューしてみました。
受験理由
まずは、受験理由から。
- 学生生活で、特に熱中できるものがなかった
- 将来の会社員生活になんとなく不安があった
この2つが受験のきっかけになったようですね。文系大学生は、特にこういう学生が多い気がします。
理系なら研究三昧で卒論も大変…という人が多いですが、文系はある意味ヒマですからね。専門性をみがいている学生も少数派でしょう。
会計士として監査をやっている家族にそんなことを言われたら、確かにその気になっちゃいそうですね。
日本人のUSCPA受験の平均年齢は33~34歳ぐらいなので、大学生からチャレンジする人は少数派です。こういうきっかけに恵まれた人はラッキーですね。
私は学生の頃、USCPAの存在すら知らなかったですからね。
大学卒業後のキャリア
大学卒業後は、どんなキャリアを歩んでいるのでしょうか?
国税庁の調査によると、日本人の平均年収は420万円ぐらい(男性に限れば520万円)なので、ずいぶん高給取りですね。
もとから転職する気で監査法人で経験を積んでいたみたいですね。
彼のような若さ(20代)で、監査法人勤務の経験があり、バイリンガル+会計に詳しいということであれば、転職市場では引く手あまたでしょう。
どこの会社にも転職できる、そういう自信が見え隠れするのは、やはり自分の専門性を理解しているからでしょう。
文系大学生でもプロフェッショナルになれるという良い事例ですね。
USCPAを文系大学生におすすめする3つの理由
というわけで、彼の事例を踏まえつつ「USCPAを文系大学生におすすめできる3つの理由」をまとめてみました。
①一生モノの専門性が身に付く
筆頭はコレですね。
バイリンガル+会計財務のスキルは強い
こういうことです。どんなに時代が変わっても、会社がある限り会計財務の仕事はなくなりません。AIに取って代わられるというような話もありますが、
- 予算管理
- 原価管理
- 資金調達/運用
- タックスプランニング
- 投資意思決定
こういった上流業務は絶対になくなりません。人と人とのコミュニケーションが必ず発生する分野だからです。そして、これらのいずれの業務においても、会計知識が土台となります。
②ビジネスマンとしての待遇は平均以上ほぼ間違いなし
お次は「待遇」です
普通に上位レベルの待遇が狙えます。まず間違いなく、平均水準以上の収入が狙えるでしょう。それだけ、バイリンガル+会計財務のスキルは貴重です。
現役経理マンである私の実体験から言っても英語のできる会計人材の市場価値は高いです。私は簿記1級+TOEIC800点ですが、転職サイトからスカウトがバンバンきます。
食いっぱぐれるようなことにはなりません。
ちなみに、会計士はお金持ちが多い職業です。稼ぎが良いだけではなくて、金融リテラシーも高いからですね。会計の知識は投資にも活きます。
③なんと言ってもカッコいい
アホかと思うかもしれないですけど、3つめの理由はこれです。
USCPAって、普通にカッコいいです
職場内で「ヒソヒソ…あの人簿記1級持ってるらしいよ…」なんて話題が上がることはまったくありませんが、「あの人USCPAホルダーらしいよ」っていう話はふつうに出ます。
そして、その時点で「あぁ、英語が出来て会計にも詳しいのね」という目で見てもらえるようになります。これが資格のもつ「信頼性」でしょう。実際、バリバリ海外出張に行って英語でビジネスをまとめてきますからね、彼らは。
医者・弁護士・会計士はステータスが高いと言われています。要するに、社会的信用のある仕事だということです。
文系大学生がUSCPAを目指す場合の注意点
さて、USCPAの良いところばかり見てきましたが、もちろん注意点もあります。決して誰にでもおすすめできる資格ではないので、注意してください。
こういう大学生は向いていない
こういう大学生には向いていません。
- 遊び尽くしたい
- 大学の授業に没頭したい
今の大学生活を満喫している人・やりたいことが決まっている人たちですね。
みんな、そもそもやりたいことがあって今の大学に入っているはずです。そのやりたいことをやれているのなら、それを捨ててまでUSCPAにチャレンジする必要はないと思います。
USCPAは「現状打破」「逆転」「未来を変える投資」こういう気持ちで学習するのがおすすめです。
お金もかかりますし、簡単な資格ではないですから、ある程度気持ちが強くないと誘惑に負けてしまうと思います。大学生は自由ですからね。
他におすすめできないケースは
- このままでも有名企業に入れる自信がある
- そもそも勉強が嫌い
こういう人ですね。学歴が東大京大早慶レベルで、コミュニケーション能力の高いイケメン·美女。こういう人たちはUSCPAをとらなくても、十分待遇の良い仕事に就けると思います。身もフタもないですがw
そういう人にとっては、USCPAの学習は魅力ある投資にならない可能性が高いです。
あと、勉強が嫌いな人は論外ですね。いくらUSCPAが超高難度の試験ではないといえ、勉強嫌いの人がゴールできるほど甘い資格ではありません。
その他の受験ハードルについて
やっぱり、お金ですね。
USCPAは、独学が厳しい資格です。
特に大学生の場合、単位要件で受験資格を満たせないケースがほとんどだと思います。そうなると、予備校を利用するのが大前提になります。
予備校費用や受験費を考慮すると、70~80万円近い受験コストがかかります。人によっては100万円近くになるでしょう。
これが学生にとって最も大きなハードルになります。一部の資金はバイトで貯めつつ、残りは親に援助してもらうというのがひとつの妥協案になるのではないでしょうか。
まとめ:文系大学生は、学生のうちにUSCPAにチャレンジすると幸せになれるかも
いまいち大学生活が充実していない文系大学生にとって、USCPAは大きなチャンスになる可能性があります。
- 高い専門性(語学力・会計)
- 好待遇
- 社会的信用の大きさ
語学力に関しては「英語が苦手で大嫌い」というレベルじゃなければ大丈夫です。大学生なら、今後語学力を伸ばす機会はいくらでもありますしね。
日本語・英語併用テキストを作っている予備校を利用すれば、スムーズに試験対策をすることができます。
圧倒的におすすめの予備校が、アビタスです。合格者No.1の実績から考えて、候補から外す理由がありません。いわゆるUSCPA受験業界のトップブランドですね。
もしUSCPAの受験を悩んでいるなら、早く資料を取り寄せた方が良いです。時間を無駄にしなくて済みます。結局、どうせアビタスについては調べることになるからです。
少しでも興味のある方は、ぜひ資料請求してみて下さい。ネットサーフィンしているだけでは得られない質の高い情報が得られます。
- 米国の予備校教材を利用して学習する1/3以下の時間での合格が可能
- 多忙なビジネスパーソンの方でも、学習の継続ができるプログラム
- アビタスで講義を教える講師は、USCPAを取得済み。しかも実務家(講師だけではなく、他にも会計系の仕事に従事)として活躍しており、現場の活きた知識も学べます。
- 生徒から定期的に評価をしてもらい、5段階評価で4.3以上をとれた講師のみが教壇に立つ
ちなみに、セミナーに参加すると、USCPA攻略本(定価1,080円)がタダで貰えてお得です。
他のスクールにも興味がある人はこちらの記事をご覧ください。
この記事が、将来に不安を抱える文系大学生の一助となれば幸いです。
それではまたっ!
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