蔵王産業 2021年3月期第1四半期決算(2020年7月30日公表)
ざおうさんより2020年4月1日~2020年6月30日の業務報告が届いております。
経営成績について
当第1四半期期 前第1四半期
売 上 高 13.9億円 16.2億円
営業利益率 8.2% 12.9%
1株純利益 13.45円 24.30円
配当予想 未定
- 売上:14.2%減収
- 営業利益:45.2%減益
- 経常利益:43.9%減益
- 最終利益:44.7%減益
という、真っ赤っかの決算でした。営業利益率も、カクンと落ちています。
※それでも8.2%って、すごいですけどね(笑)。ふだんでも、卸売業の営業利益率の平均は1.9%(経済産業省 平成30年企業活動基本調査より)とか言われているくらいですから。
原因は、やっぱりコロナウイルスの感染拡大。
- 取引先の休業
- 営業活動の自粛
- 展示会の中止・延期
で、強みの実演も実施できず、売上にダイレクトヒットです。
財政状態について
当第1四半期末 前期末
総 資 産 137.0億円 140.6億円
1株純資産 1,915.76円 1,933.16円
自己資本比率 87.6% 86.1%
A(※)/総資産 45.5% 45.8%
※A=現金預金+有価証券+投資有価証券
相変わらず、財政状態は健全そのもの。
業績が少々悪化したところで、無借金経営のざおうさんには倒産の懸念はありません。
今後の見通し
業績予想
3か月前に引き続き、今回も業績予想は発表されませんでした。
第2波の可能性もあるし、終息の見通しもないし、分からないことが多すぎる…というのが正直なところなのでしょう。
とはいえ、それは世界中どの会社でもほぼ同じ。それでもこの1Q決算では、現時点での予想を発表している会社も多いという事実はあります。
配当予想
ざおうさんは基本的に、配当性向重視(50%程度)なので、業績が悪化すれば減配…と考えるのが自然なところ。
問題はそれが
- コロナ終息とともに業績回復→減配は短期に留まる
- 新生活様式で業績は低迷→減配が続く
のどちらかという点です。
アフターコロナの世界において、生活の様式やビジネスの流れはどのくらい変わるのか。
ココの見極めこそが、投資家としての腕の見せ所なのかもしれません。
それではまたっ!
(参考:蔵王産業株式会社 四半期決算短信等)
分散が鉄則の高配当株投資。ざおうさんのように業績低迷する株があっても慌てたり騒いだりせずにいられるのは、分散投資をしているからこそです。
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