こんな人のための記事です。
- 経理歴は10年以上
- 簿記との付き合いは15年以上
- 簿記1級ホルダー
の、私こびと株が、簿記3級の真実を明かします。
- 簿記3級は、独学でも受かります
- でも独学はおすすめできません
- 独学の簿記3級知識は「使えない」可能性が高いからです
こういう超・非効率なことをしたくない人は、ぜひはじめから資格スクールを活用して下さい。
簿記3級は、会計の入り口・簿記の基礎。何事もはじめが肝心です。基礎の理解をしっかり固めて、ぜひ「使える」知識を手に入れて下さい。
目次
簿記3級は、独学でも受かります
簿記3級は、きちんと取り組めば独学でも受かる試験です。実際、受験者の8割は独学だという話もあります。
「楽勝」「超カンタン」とは行きませんが、取り組み方を間違えなければ誰でも合格できる難易度です。
独学ステップ①教材を準備
独学で簿記3級合格をねらうなら、良い教材を準備することが大切です。
簿記3級の教材は良いものがたくさんありますが、「ぇ。。。」と思うようなクオリティの教材も無いわけではありません。こういうモノを確実に避けることが重要です。
ここでは、
の2つをご紹介しておきます。
独学ステップ②「スッキリわかる」をサッと流す
優良な教材を手に入れたら、早速それに取り掛かりましょう。
まずは「スッキリわかる」のテキスト&問題集を1度、サッと流す程度に、やり通してください。
- 全部わからなくてもOK
- 解けない問題があってもOK
- 暗記しきれなくてもOK
なので、サクサク進めてしまいましょう。とにかく最後までたどりつくことが目標です。
独学ステップ③とにかく過去問を解く
ここからは、とにかく過去問と向き合います。合言葉は「習うより慣れろ」。
- わからなくても、1度はチャレンジ
- ムリだった場合は、答えを見て書きうつす
という方針で、どんどん進んで下さい。
資格試験に受かるためには、徹底的に過去問を重視した勉強が重要です。わからなくても投げ出さず、先へ進みましょう。
独学ステップ④過去問を実践形式で解く
仕上げは、実践形式での練習です。こちらも過去問を使います。
大事なのは2つ。
- しっかり手を動かし、2時間いっぱい必死で取り組む
- 間違えた問題は、復習と解き直しを必ず行う
合格するための本試験問題集に収録されている12回分、きっちり理解して正答できるまで繰り返せば、合格はほぼ確実です。
※「この方法で独学してるつもりだけど、全然手ごたえがないよ…」という場合には、以下の記事もチェックしてみてください。
簿記・会計をはじめるに当たって、相棒になる電卓は、ぜひ良いものを選びましょう。
そうカンタンに壊れるものでもないので、10年以上余裕で使えますし、多少お高くても損にはなりません。
安物とは使い心地がまるで違っていて、見やすい!スベらない!押しやすい!静か!早打ち対応!と5点そろった優れモノです。
「簿記3級に独学でチャレンジ」はおすすめしません
繰り返しますが、簿記3級は独学でも受かる試験です。
けれども、独学はあまりおすすめできません。
なぜなら、独学で勉強した簿記3級の知識は、次のステップにつながらない場合が多いからです。
独学NG理由①理解が深まらない
簿記は少々特殊なスキルです。使われる用語も考え方も、日常では使わない独特のものがあります。
簿記3級は、その簿記の入門編。基礎だからこそ、奥深い部分があります。
簿記2級レベルの人でも、未払費用と未払金の違いを説明ができなかったりするのです。独学で丸暗記する人は、こういうところが非常に弱い。
3級を独学すると、
- 合格はしたけど、理解が浅い
- 合格はしたけど、面白さがわからない
- 合格はしたけど、簿記が嫌いになる
といったことが起こりやすいのです。
せっかく始める簿記・会計。入り口でつまづくなんて、もったいないと思いませんか?
独学は、理解をともなわない知識詰め込みになりがちなので、おすすめできません。
独学NG理由②簿記2級・1級等にチャレンジしにくい
独学で簿記3級を学んでも、上位資格にチャレンジしにくいのもNGポイント。
本来であれば、簿記3級は、
- 簿記2級・1級
- 税理士・会計士・USCPA
- その他資格(中小企業診断士・証券アナリスト等)
にチャレンジする第1歩として役立てることができます。
ところが、「①理解が深まらない」でも見た通り、簿記3級を独学で学ぶと
- つまづきを感じる
- わからないところを残したまま合格しているので、次のステップに進めない
- 面白さを感じられず、簿記3級で止まってしまう
- 本来なら向いている人も、簿記嫌いになってしまう
といった可能性が高まります。
簿記2級の授業を提供しているスクールでは、3級の復習から始めるところも多いです。それだけ基礎が弱い人が多いということ。そして基礎が超重要だということ。
せっかく簿記・会計の入門資格「簿記3級」にチャレンジするのなら、次につながり学び方をしたいものです。独学・我流の勉強法で、自分のチャンスをつぶさないようにご注意下さい。
独学NG理由③実務で使えない
独学で学んだ簿記の知識は、実務で使えないケースが多いです。
実際、経理部にいると、簿記をもっているのに
という人に、時々出会います。こういう人は、そろいもそろって独学で簿記を学んだ人です。
※よく分かってるな、という人はまるで「講師のように」自部署の後輩や他部署の人に説明できます。きっと、自分が学んだ講師のマネをしてるんですねw
簿記2級・簿記1級を持っている人でも、こういう状態の人はいます。試験を
- 数字のあてはめ
- 勘・運
- 我流の理解
- 丸暗記
などで乗り切ってしまっているわけです。これでは、実務で使えないのは当然ですよね。
結局、独学で得た簿記知識は
- 理解が深まっておらず
- 上位資格・他資格につながらず
- 実務でも使えない
可能性が高く、役に立てにくいわけです。
※もちろん、独学でも次につなげられる人だって、いないわけではありません。あくまで可能性の問題です。
簿記3級は、スクール利用がオトク
単純に、資格スクールを活用して勉強するのが◎。
- 効率的で、コスパがいい(一生モノの知識が身につくのに、1万円すらかかりません)
- 理解が深まって、次につながる
- 合格可能性も高まる
というわけで、圧倒的にスクール利用がおすすめです。
具体的には、【クレアール】と【大原】のどちらかを利用するのが良いでしょう。おすすめスクールは、この2つだけです。
タイプの違うスクールなので、自分に合った方を選んでほしいと思います。
というイメージです。
資格スクールのパンフレットには、合格者体験記などネットでは手に入らない良質な情報が含まれているので、是非請求してみて下さい。単純に、読み物としても面白いですよ。
クレアールは、「合格に必要な範囲だけを勉強する」ことに特徴のあるスクール。そのスタイルは、とにかく効率的です。
科学的に解析され、厳選された超効率的な学習法で、時間・価格両面でのコスパが最高。
- 効率重視で合格したい
- 忙しくて時間がない
- 費用を抑えて取り組みたい
という人に向いています。「満点」ではなく「合格」をねらうイメージ。重要なポイントだけを、しっかり理解して進むことができます。
WEB通信での学習が基本なので、スマホ学習でスキマ時間を活用できますし、早見再生で時間短縮もできます。音声のみのデータも用意されています。
こういうちょっとした利便性が、合格と挫折を分けたりするのですよね。
※資料を請求すると、無料でサンプル教材がもらえます。見てから決めればOKなので、とりあえず請求だけしておきましょう。
もうひとつは大原。言わずとしれた、大手スクールです。
- 通学で学びたい
- 試験範囲全体を理解したい
- 大手の安心感が欲しい
という人に向いています。
私も通ったことがありますが、講師がめちゃくちゃ良くて感動ものでした。
これらのスクールの授業を受け始めると、「こんな良い教材で授業を受けてる人がいるんじゃ、独学の人とは差がついちゃうよね」ということに気づくと思います。どちらも本当にクオリティが高いです。
ちなみに、両スクールは教育訓練給付金制度対象の講座があるので、スクールに支払った料金の20%は取り戻すことができます。
厚生労働大臣に講座指定されているいうのも、「まっとうなスクールだ」という安心材料になるかもしれませんね。
※「もっと詳しく!」という人は、以下の記事もチェックしてみてくださいね。
簿記3級って、そもそも…
簿記3級の概要
簿記3級は、毎回10万人程度の受験者がいる超人気資格です。
難易度はそれほど高くなく、ビジネスの基本である会計の入門知識が身に着くのが、人気のヒミツでしょうか。
とはいえ、合格率は40%程度。「正しく取り組めば」というあたりがポイントになります。
※「簿記3級についてもっと詳しく!」という人は、以下の記事もご覧ください。
簿記3級は、入門資格
簿記は身に着けると、いろいろと役に立つスキルです。
- 就職に役立つ
- 転職に役立つ
- 年収アップにつながる
- 専門分野が手に入る
- 家計管理にプラス
- 資産運用にプラス
- ビジネスパーソンとしての教養がつく
という感じですね。
簿記3級は、簿記の入門資格。次につなげてこそ活きる資格です。
「3級に合格してゴール!」では、もったいないので、ぜひ、簿記・会計の入り口と考えてほしいと思います。
※「物足りない」の意味や、簿記3級がレベル感がどんな感じかの具体例は、以下の記事でご紹介しています。
簿記3級は、意外にしっかり対策が必要
簿記3級の試験は、独学でも受かる試験です。とはいえ、世間で言われるほどカンタンなわけでもありません。
合格率は40%程度の試験ですから、受験者の6割は不合格なんです。
繰り返しますが、おすすめは資格スクールの活用。
- 厳選されたノウハウで
- 効率よく
- しっかりペース配分しながら
- ラクに合格
させるのが、資格スクールのお仕事ですから、受験者はずいぶん助かります。
良い資格スクールのノウハウは、試験合格のノウハウも、簿記自体の解説ノウハウも、相当なもの。試験対策に頭を悩ませなくても、講師の言う通りに勉強すればOKというわけです。
しっかり対策が必要な簿記3級。過不足ない学習時間を確保するために、最適な学習開始時期は2月・6月・11月です。
試験日に向けてしっかりスケジューリングして、対策バッチリで合格をねらいましょう。
ちなみに、2月・6月・11月は、資格スクールの割引が大きくなるのも嬉しいポイントです。
簿記3級の独学まとめ:受かると思うけど、おすすめしません!
- 簿記3級は、独学でも受かります
- でも独学はおすすめできません
- 独学の簿記3級知識は「使えない」可能性が高いからです
こういう超・非効率なことをしたくない人は、ぜひはじめから資格スクールを活用して下さい。趣味・自己啓発として3級とれればOKという人は独学でも良いかもしれないですけどね。
簿記3級は、会計の入り口・簿記の基礎。何事もはじめが肝心です。基礎の理解をしっかり固めて、ぜひ「使える」知識を手に入れましょう。
※クレアールの簿記講座は、マジでコスパが最強です。詳細が気になる方は、以下の記事もご覧ください。
それではまたっ!
Follow @kobito_kabu