【これって偏見?】経理ってワークライフバランス最強説あるよね

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経理未経験者
経理に興味があるんだけど、ワークライフバランスってどうなんだろう?
経理マン
うちの経理はブラックすぎる。もっとワークライフバランスのとれた会社ってないんだろうか?

こんな人のための記事です。

 

こんにちは、こびと株(@kobito_kabu)です。

私は、経理歴10年超の経理のプロですが、常々こう思っています。

こびと株
経理ってワークライフバランス最強説あるよね?

経理の待遇例を見てみましょう。(私です)

経理の待遇例(30代男性)
  • 年収650万円(年間の残業時間ゼロ)※別途、退職金が年間80万円弱増加
  • 年間休日145~150日(有給20日間はフル消化)
  • 転勤・異動なし

 

平日にも余裕があるので、

  • 投資先の選定(配当金を目的とした株式投資)
  • 金融レポートの作成(会計・税務の知識や証券アナリストの資格が活きてます)

なども出来ちゃいます。(ブログも更新しています!)

これらの収入で、生活費を賄えるようになってきました。

こびと株
ストレスも少ない生活だし、お金もめっちゃ貯まっていくううううう

 

この記事では、この3つについて解説します。

この記事のポイント
  1. 経理がワークライフバランスをとりやすい3つの理由
  2. ワークライフバランスがとれるメリット
  3. ワークライフバランスのとれた会社を探すために重要なこと

5分もかからず読めるかなと思いますので、しばしお付き合いくださいm(_ _”m)。

 

経理がワークバランスをとりやすい3つの理由

  1. 業務負担が減ってる
  2. 忙しい時期が決まっている
  3. 転職しやすい

この3つですね。以下、もう少し詳しく見ていきましょう。

 

理由①:業務の効率化・外注化に伴う業務負担の軽減

経理の業界では、ずいぶんと長い間この2つがトレンドになってきました。

  • システム・AI化
  • 外注化

 

最近の会計システムはめちゃくちゃ便利になっています。

進化したシステムはペーパーレスとの相性もよく、データを取り込んだだけで仕訳まで作ってくれるものもあります。

どうしても人の手が必要な(しかし、誰にでもできる)ルーティンは、どんどん外注されています。

中国の大連(だいれん)や上海に有名な経理センターがあるのですが、そこの業務クオリティは日に日に上がるばかり。

システムの進歩やアウトソーシング会社の成長によって、経理担当者がやるべき雑務は減り続けているというわけですね。

こびと株
分析や提案といった、付加価値の高い業務に取り組めるようになってきましたね~

大量の紙とハンコに忙殺される時代は、終わりを迎えつつあります。

 

理由②:繁忙期が最初から見えている(=有給を計画しやすい)

経理というのは、繁忙期閑散期がハッキリと別れている仕事です。

  • 終わりの見えないプロジェクト
  • 取引先の都合に振り回され続けるクライアントワーク

こういったものとは無縁です。

 

忙しくなるのは、基本的には決算だけ。

もちろん法改正対応や会社の買収といったイベントが起きれば忙しくなることもありますが、閑散期を使ってうまくスケジューリングすることも可能です。

その決算作業すら、外注をつかえばうまく平準化することができます。

  • 経理部員は必要最小限にして
  • 繁忙期だけの業務は外注してしまう

こういうことを考えている会社が増えてきましたからね。非常に合理的。

 

最近では、決算短信や有価証券報告書といった開示資料の作成なども外注する企業が増えてきたようです。

※上場企業で働く経理の方は、ぜひ宝印刷プロネクサスの担当者に聞いてみてください。連結決算の外注がやりたいなら、DIVAに相談してみましょう。子会社の人を連れてくると思いますw

こびと株
繁忙期がなくなった経理なんて、暇なだけじゃん!(喜)

まぁ、付加価値の高い業務で結果を出さないといけないんですけどね。予算管理とかタックスプランニングとか財務戦略の立案とか事業分析とか…

まぁ、こういうのは面白い仕事ですから、むしろ願ったり叶ったりです。人材(市場)価値も上がるし。

 

理由③:転職しやすいためブラックな会社から逃げやすい

経理・財務は専門職です。つまり、転職がしやすい。

近年は転職市況が良いですね。

なくなる、なくなると言われ続けてはや20年ほどたつ経理業界ですが、いまだに経理マンのニーズは高いです。

【コロナ禍でも】経理の転職市場が熱い!【売り手市場再来?】

2021.01.04

35歳転職限界説なんてのもありましたが、特定のスキルを持っていれば40歳以上でも全然イケます。

専門職であるぶん、他の職種より転職限界年齢が高いのは間違いないでしょう。

会計・税務なんて、どこの会社でも同じですからね。

 

転職しやすいということは、ブラック企業から容易に逃げられるということ。

経理はワークライフバランスのとりやすい職種ですが、会社自体がブラックという可能性もあります。

そういう時は、とっとと会社を去りましょう。

ほとんどの場合、それだけで解決します。

会計・税務という共通言語があるぶん、新しい職場に馴染むのは早いです。

こびと株
知り合いの経理屋たちも、環境が合わないと悟るとすぐに職場を変えていっていますね。転職回数の多い人はけっこういます。

 

ワークライフバランスがとれた会社で経理をやるメリット

ワークライフバランスがとれた会社で経理をやるメリットはこちら。

メリット
  1. 生活にゆとりが持てる
  2. 収入を分散化できる

上記の感じかなと。

 

メリット①:生活にゆとりが持てる

日本人は働きすぎだと言われています。

世界の主要国の労働時間を調べてみると、日本人の労働時間は1,607時間となっています(OECDの調査に基づく)

  • ドイツ 1,349時間
  • デンマーク 1,363時間
  • ノルウェー 1,427時間
  • オランダ 1,417時間
  • フランス 1,490時間

こういったヨーロッパの国々と比較すると、ずいぶん多く感じますね。

 

これでは

  • 家族と過ごす時間が十分にとれない
  • 家事・育児をこなす時間がとれない
  • 友人と遊ぶ時間がとれない
  • 趣味に没頭する時間がとれない
  • バカンスに行けない

こんな状況になって当然です。

仕事、仕事、仕事。ゆとりも何もあったものじゃないですね。

 

労働時間の少ないところで働けば、上記のようなことにしっかり時間を使えます。これぞ幸せ。

こびと株
ぜひ自分の時間を取り戻しましょう。生活のゆとり is 大事。

 

メリット②:収入源を分散できる

生活のすべてを給与一本で支えているというのは、大変危険です。

会社の都合でクビになったり給料を減らされたりすると、生活が立ち行かなくなるからです。

※コロナ禍以降、大企業も続々とリストラを発表しています。どんなところに勤めていても、備えておくことにこしたことはありません。

こういったリスクに備えるために、当ブログの運営メンバーは収入源の分散に努めています。

4つの財布をバランスよく育てる
  1. 給与
  2. 配当
  3. 不動産収入
  4. 事業収入

 

会社にどっぷり浸かった生活をしていると、こういうことを考える時間もありません。

過去に年間600時間近い残業をしていた時は、給与以外の収入はゼロでした(せっかくワークライフバランスを享受できる職種なのに、みずから長時間労働に身を捧げていたのです。)

ところが、残業を控えて収入の分散を頑張りはじめたところ、今では生活費の半分を給与以外の収入で賄えるようになりました。

金銭的な意味では、かなり生活にゆとりがあります。

 

経理の人って、会計とか税金に詳しいですよね。これが、投資や副業をやるうえでめちゃくちゃ大きなメリットになると思います。

帳簿付けとか申告書作成、資金計画とか、いつも会社でやってることですからね。

こびと株
経理マンが持っているスキルは、会社を儲けさせるためだけではなく、自分の生活を豊かにするためにもばっちり活用できるのです

 

【経理目線】ワークライフバランスがとれた会社を探すためのポイント

経理マン
ワークライフバランスのとりやすい会社の見分け方ってあるのかな?

以下の感じです。

  1. 利益率の高いビジネスモデル・業界の会社
  2. 待遇の良い会社(優秀な人が仲間になるから)
  3. 経理・財務の地位が高い会社

ざっくり見ていきます。

 

チェックポイント①:利益率の高いビジネスモデル・業界の会社

稼いでいる会社は、キャッシュの余裕が全然違います。だから

  1. システム投資も
  2. 人材募集も
  3. 外注も

積極的に行うことができます。

カネのない会社はこの逆。投資ができないぶん、会社に在籍する経理マン一人当たりの負担がめっちゃ重くなります。

こびと株
利益率の高いビジネスモデルを持つ業界・企業に行きましょう。

※勘違いする人が多いですが、企業規模は関係ありません。大手でもボロボロの業績のところはありますし、中堅企業でもスーパーキャッシュリッチなところはあります。大手のブランドに騙されないように。

 

チェックポイント②:待遇の良い会社

  • 給与が高い
  • 福利厚生がしっかりしている

こういうところを選びましょう。

従業員を厚遇する会社を選ぶことに、リスクはありません。

高い給料をもらえる企業は激務、という話は経理・財務には当てはまらないからです。経理職を、営業やエンジニア・コンサルなどと同じように考えるのは間違いです。

経理の年収にまつわる3つの「残酷な真実」と年収アップ戦略

2021.01.11

超当たり前の話ですが、待遇の良い会社には優秀な人が集まります。

優秀な人がいてくれれば、そのぶんあなたの業務負荷は減るということです。

あなたも職場に貢献できればwin-winです。長く続くいい関係になります。

 

チェックポイント③:経理・財務の地位が高い会社

こびと株
ここは特に重要なポイントですね。
  • 会社内で経理・財務部員に発言力があるかどうか?
  • 担当役員は、社内に影響力を持っているか?

これはめちゃくちゃ重要な要素です。経理・財務が軽視されている企業というのは間違いなく存在します。

そういうところを選んでしまうと、結局、システムは古い・働き方は古い・人は集まらない・外注もできない…という状況に陥ります。

 

一般に、第4階層の会社では経理のポジションは低いです。第3階層は、半々に別れるイメージ。第1・第2階層ならほぼ問題ないでしょう。

補足:経理の階層ってなに?

経理・財務の人が、社内でどのような立場にいるかを判別する考え方です。

  1. 第1階層 CFO候補(管理会計よりの仕事がメインのところ)
  2. 第2階層 システムオペレーター(外注業者・システムの管理、改正対応やプロジェクト中心)
  3. 第3階層 専門家(原価はあの人、税務はあの人、みたいに業務区分が決まっていて、業務ローテがあんまりないところ)
  4. 第4階層 何でも屋(経理・人事・総務の仕事がごっちゃになっているようなところ)

もっと詳しく知りたい方は、下記の記事をご参照ください。

経理でのキャリアアップを考える時は「階層」を意識する必要がある

2017.11.06

 

希望する会社がどの階層にあるかは、求人票の職務内容を見れば一発で分かります

不明な点があれば、転職エージェント経由で企業の内情を聞いてもらってもいいでしょう。

  • 今の職場のワークライフバランスが良くない
  • ワークライフバランスのとれた会社で働きたい

こういうことであれば、経理に強い転職エージェントの利用は必須です。

企業の内情をヒアリングできないことには、経理・財務がどの階層にあるか判断できないからです。

※特別なコネがあって、転職したい会社の内情を詳しく知ることができる人は、特に利用する必要はないかもしれません。

 

おすすめは、

20代なら:マイナビAGENT
30代以降なら:JACリクルートメント

どちらも経理職に詳しいエージェントです。

求人の質・量もしっかりしていますし、転職サポート件数や顧客満足度などの実績も出ているので、安心できます。

マイナビAGENTの悪い評判は本当か?【実際に利用してみた】

2019.03.18

【JACリクルートメント評判】実際に7社を使った私が体験談を話します

2019.06.05

 

 

まとめ:経理という職種はイケてる!

ここまでの話をまとめます。

経理は、ワークライフバランスのとりやすい職種です。

  1. 業務負担が減ってる
  2. 忙しい時期が決まっている
  3. 転職しやすい

何らかの事情でワークライフバランスが崩れた場合にも、転職のしやすさが人生を助ける力になります。

 

ワークライフバランスを保てれば、以下のメリットがあります。

メリット
  1. 生活にゆとりが持てる
  2. 収入を分散化できる

お金と余暇のバランスをうまくとりつつ、自分の理想的な生活をデザインしていくことができるでしょう。

 

ワークライフバランスのとれた会社を探したければ、次の3点をポイントにするとOK。

  1. 利益率の高いビジネスモデル・業界の会社
  2. 待遇の良い会社(優秀な人が仲間になるから)
  3. 経理・財務の地位が高い会社

経理・財務の地位が高い会社かどうか判別できなければ、ちゃんと転職エージェントを経由して企業の内情を探りましょう。

おすすめは、

20代なら:マイナビAGENT
30代以降なら:JACリクルートメント

 

以上がまとめです。

こびと株
私は、ワークライフバランスがとりやすい「経理」という職種が大好きです(*ノωノ) ブラック経理にいる人は「会社が」微妙なので転職を検討しましょう

 

この辺の記事も、ぜひご覧くださいませ。

経理は楽しい!「面白さベスト5」を現役経理マンがリアルに語る

2018.05.04

【経理が激務なのは会社のせい】経理自体はホワイト職種です

2023.10.22

それではまたっ!

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ABOUTこの記事をかいた人

こびと株.comの管理人。一部上場企業での経理/財務の実務経験10年超、日商簿記1級、証券アナリスト、FP資格を有する「企業と個人のお金の専門家」。4つの財布(給与/配当/不動産/事業収入)を駆使して経済的自由を達成することを目標に奮闘中。