簿記何級なら経理に転職できる?【現役経理部員が解説します】

簿記資格持ち
最近仕事イマイチだし、転職したいなぁ…。そういえば、学生のときに簿記の資格があるけど、これを使って経理に転職ってできるのかな?
簿記勉強中
もうすぐ日商簿記検定!受かるといいなぁー。…受かったら、経理に転職できるよね?

こんな人のための記事です。

現役経理部員が、転職市場での簿記資格の価値を解説します!

 

この記事のポイント

経理に転職するには

 

フルーツ
とはいえ、転職でもっとも大切なのは、タイミング…つまり、転職市場の状況です。

今は絶好の売り手市場(簿記資格ナシ・未経験でも内定がでるほど!)なので、簿記資格の状況はさておき、まずは転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。

※MS-JAPANという、管理部門特化の転職エージェントです。実際に利用したことがありますが、「経理の」実情を知っている、優秀なエージェントでした。経理に転職したいあなたの相談相手としては、バッチリです!

 

経理の転職市場での簿記資格のイメージ

まずは本題、「転職市場で簿記資格がどんな風にみられるのか」です。級別に解説します。

※ここでいう簿記資格は、「日商簿記検定」のことです。「全経簿記能力検定」や「全商簿記実務検定」は、日商に比べるとマイナーな資格。とるなら「日商簿記検定」にしておきましょう。

 

この記事を書いている人
フルーツ
経理ひとすじ約9年。現役経理部員のフルーツです♪
  • 転職活動経験あり
  • 経理の転職案件は、日々チェック
  • 転職エージェントとも、定期的に会って情報収集中
  • 同僚の60~70%が転職経験者
  • 中途採用担当者とは、かなり仲良し

という状況なので、経理の転職には詳しいです!

簿記についても、1級まで取得済みです。

 

簿記初級のイメージ

経理課長
初級?…初級ってなんだっけ?そんなのあった?

日商簿記検定の主催者、日本商工会議所によれば

簿記の基本用語や複式簿記の仕組みを理解し、業務に利活用することができる。

のが、簿記初級の程度・能力だということです。

 

しかし、経理実務の現場での知名度は、かなり低いです。(2017年4月から施行された出来立ての資格なので、今後知名度アップする可能性はあります。)

  • よく知らないけど
  • 3級より下なんでしょ
  • あんまり加点評価はできないなぁ

と思われてしまいます。

「経理への転職」という意味では、ほとんど価値がありません。

フルーツ
履歴書には、いっそ記載しない方がよいでしょう。

 

簿記3級のイメージ

経理課長
3級かぁ…。まだまだシロウトだよねぇ。うーん。もう一声!

日本商工会議所によれば、簿記3級は

(前略) 初歩的な実務がある程度できる。小規模企業の経理事務に役立つ。

というレベルです。

 

企業側としては、「経理」として採用活動をするなら、もう一歩進んだ能力を求めたくなってしまうもの。

  • 基本的なことは知ってるんだろうけど
  • まだまだ実務で使うには弱いよね
  • もうちょっとがんばってほしいなぁ…

と思われてしまう可能性が高いです。

 

簿記3級を使って転職したい場合には

  1. 年齢が若い
  2. 中小企業を選ぶ
  3. 転職市場が売り手市場の時期を狙う

などのうち、いくつかを組み合わせる必要があるでしょう。

フルーツ
簿記3級では、物足りなさが残ります。もう一歩、がんばりましょう!

 

※「でもまずは簿記3級を勉強しようかな…」という方は、以下の記事をご覧ください。

【日商簿記3級のすべて】難易度、勉強方法・勉強時間、合格率、おすすめテキスト・過去問集など

2017.05.10

 

簿記2級のイメージ

経理課長
2級!知識習得はひととおり済ませてあるんだね。その人、資格以外の面はどうなのかな?気になる気になる!

日本商工会議所によれば、簿記2級は

(前略) 最も企業に求められる資格の一つ。企業の財務担当者に必須。(攻略)

というレベルです。

実際、(少し大きめ企業では)経理の転職で評価されるのは簿記2級から、と言っても過言ではないと思います。

 

資格欄に「簿記2級」の記載があれば

  • ひととおりの経理知識はあるんだね
  • (2級とるまで勉強が続くんだから)経理への適性もまぁまぁありそうだし
  • 履歴書をじっくり見てみようかな?面接に呼んでみようかな?

という感じで、興味をもってもらえると思います。

フルーツ
これだけで決め手になるほどではありませんが、かなり好印象を与えることができるでしょう!

 

※簿記2級の勉強についてチェックしたい方は、以下の記事をご覧ください。

日商簿記2級のまとめ(勉強方法・勉強時間、合格率・難易度、おすすめテキスト・過去問集など)

2017.12.13

 

簿記1級のイメージ

経理課長
1級!いいね!うちに来てもらえるかな?さっそく面接を設定しよう!

日本商工会議所によれば、簿記1級は

(前略)企業会計に関する法規を踏まえて、経営管理や経営分析ができる(攻略)

というレベルです。

 

簿記1級は難関資格(合格率9%程度。国家資格なみの難易度です。)なので、取得しておくと

  • 頭いいんだね
  • 会計知識もバッチリだね
  • うちの会社…ぜひどうかな?

というトーンで、転職活動がかなり有利に進む可能性があります。(これらのセリフは、すべて私自身が転職活動の面接で言われたセリフです。)

フルーツ
経理部採用においては、簿記1級こそが王様資格です!資格欄で、これ以上に光る資格はありません!

 

※「やっぱり簿記1級かな。やってやるぜぃ!」という方は、以下の記事をご覧ください。

簿記1級の難易度・勉強時間の目安を現役経理マンが教えます

2018.04.20

 

より上位の会計資格

もちろん、簿記1級より上位の会計資格はいくつかあります。公認会計士・税理士・USCPAなどです。

でもこれらの資格、経理部の採用の場では

  • のちのち転職・独立してしまうのでは?
  • どうせ高~い給料払わないと、来てくれないんでしょ?

と思われてしまうリスクがあります。

 

その意味で、

  • 監査法人に入ったり、独立したりはできない
  • でも会計の専門知識は相当なレベルとわかる

資格である簿記1級の保持者は、経理部採用を行う企業にとって、都合のいい人材なわけです。

フルーツ
経理部で働きたいなら、とるべき資格は簿記1級。がんばるだけの価値はあります!

 

経理の転職で重視されるもの

簿記勉強中
ところで、そもそも経理の転職市場で重視されるのって、どんな項目?資格は重視されるの?

経理の採用担当者が重視するポイントを、3つにしぼってお伝えするとすれば…

  • 年齢
  • 実務経験
  • 資格

この3つで決まりです!

 

年齢:若ければ若いほど良い

まず、年齢。転職市場では、若ければ若いほど有利になります。

経理の転職でも、これは同じ。一般に、

  • 20代前半:可能性に満ちてるね!
  • 20代後半:悪くないね。
  • 30代前半:経験が積まれてれば、いいよね。
  • 30代後半:プレイヤーとしての転職は、そろそろ限界かな
  • 40代以降:マネジメントスキルがなければ、転職は厳しいね

といったイメージです。

フルーツ
とはいえ、最近経理の転職市場は売り手市場なので、40~50代での転職も可能になってきているんだとか。チャンスが増えるのはうれしいですね。

 

実務経験:有りと無しの間には、越えられない壁がある

次に実務経験です。経理の転職では、「実務経験アリ」がとても大きな価値を持ちます

  • 実務経験ナシ:最初の1社の内定をとるのが大変
  • 実務経験アリ:転職は比較的カンタン(※)

という状況です。

※経理には、法律や会計基準に従って行う業務がたくさんあります。従うべき法律や会計基準は、どの会社でも大体同じですから、A社で身に着けた知識はB社でも活用できます。ですから、経理の世界は転職がカンタン・活発なのです。

フルーツ
まずは、経理の実務経験かあるどうかが重視されます。経験の内容は、そのあとですね。

 

資格:簿記1級が最上級

そして、資格です。さきほど書いた通り、いちばん喜ばれるのは簿記1級です。

簿記資格にプラスして

  • TOEICハイスコア
  • マイクロソフトオフィススペシャリスト(若手に限る)

なども持っていると、さらに高評価ですね。

フルーツ
応募要件に「簿記2級以上を保有していること」と書かれている求人情報もたくさんあります。

 

※プラスアルファの資格について詳細が気になる方は、以下の記事をご覧ください。

経理とTOEICの相性!英語力は市場価値をどれだけ高めるか?

2017.10.14

MOS資格は就活や仕事で役に立つ!独学でも対応可能な難易度です

2018.02.14

 

経理の転職で「1番」重要なこと

ところで。経理の転職で、1番重要なことって、なんでしょう?

年齢?実務経験?資格?

違います。

これらももちろん重要ですが、1番重要なのは「タイミング」です。

 

簿記勉強中
タイミングってどういうこと?

要するに、転職市場の環境です。

  • 景気はいいのか?悪いのか?
  • 人材不足なのか?人余りなのか?
  • 買い手市場(企業有利)なのか?売り手市場(応募者有利)なのか?

といったことです。

 

同じ市場環境の中で戦えば、年齢・実務経験・資格といった面で有利な応募者が内定をとりやすいでしょう。

けれども一方で

  • 売り手市場の時期には、50代・資格ナシのAさんに内定出た!
  • 買い手市場の時期には、20代・簿記2級のBさんに内定が出ない…

といったことは、普通に起きます。

 

経理の転職市場の今の状況

簿記勉強中
なるほど。…で、今の転職市場の状況は、どんな感じなの?

一言でいうと、めちゃくちゃ売り手市場です。

こちらの記事↓でも紹介している通り、多くの人にチャンスがある時期だと言えるでしょう。

チャンス到来!!会計職(経理/財務)の転職市場が熱い!

2018.04.12

 

今の時期は、

  • 未経験から、大企業の経理に入れた
  • 50代だけど、転職成功!
  • 資格もないし経験もないけど、内定とれた

なんて話がゴロゴロ転がっているようです。

フルーツ
この状況は、長くてもオリンピックまでだと言われています。まさに今こそがチャンスなのです!

 

「自分が」「今」転職できるか知る方法

簿記勉強中
今だと、簿記とる前でもチャンスはあるのかな?年齢とか、学歴とか、いろいろ人それぞれだと思うんだけど…ボクの場合はどうなんだろう?

今がチャンス!と聞けば、やっぱり気になるのは「自分の場合は転職できるのか?」「自分が内定もらえるのはどんな企業か?」という点ですよね。

実はコレ、簡単に知ることができます。転職エージェントに聞いてみればいいんです。

彼らは、転職活動サポートのプロ。今の時期、どんな人がどんな会社から内定をもらっているのか、よぉーーーく知っています。

 

1時間…むつかしければ、30分でも構いません。ぜひ、転職エージェントと面談してみてください。

「エージェントに会う=転職確定」というわけではないので、安心してくださいね。

  • 「自分の場合」、簿記の勉強と転職活動、どっちを先にすべきなのか?
  • 「今の自分が」、入れる会社はどんなところなのか?

といった情報を手に入れて、今後の方針決定に役立ててましょう。

 

ちなみに、転職エージェント選びのポイントは、「経理に詳しいエージェントを選ぶこと」です。

  • 「経理の」転職状況に詳しい
  • 「経理の」求人をたくさん持っている
  • 「経理の」実務の話をきかせてくれる
  • 紹介する会社の「経理部の」雰囲気を知っている
  • 紹介する会社の「経理部の」面接担当者の好みを知っている

一般的な転職話では意味がありません。とにかく「経理の」話ができるエージェントを使うべきです。

具体的には、MS-Japanが良いでしょう。管理部門に特化した転職エージェントで、経理についても詳しい情報を持っています。

未経験の転職も積極的にフォローしてくれますし、顧客満足度No.1・累計サポート2万人超と実績もバッチリです。

ぜひ一度、相談してみてくださいね。

↓ボタンをクリックして会員登録すると、面談が可能です。

チャンスをつかむ第一歩、ぜひ踏み出してくださいね。

 

まとめ:経理に転職したいなら、簿記は2級くらいはもっておきたい

経理に転職するには

 

フルーツ
とはいえ、転職でもっとも大切なのは、タイミング…つまり、転職市場の状況です。

今は絶好の売り手市場(簿記資格ナシ・未経験でも内定がでるほど!)なので、簿記資格の状況はさておき、まずは転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。

※MS-JAPANという、管理部門特化の転職エージェントです。実際に利用したことがありますが、「経理の」実情を知っている、優秀なエージェントでした。経理に転職したいあなたの相談相手としては、バッチリです!

 

簿記のレベルアップと転職活動、バランスよくすすめることで、効率よく転職先をGETしてくださいね。

それではまたっ!

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フルーツ

こびと株.comのメンバー(役割:保有銘柄のウォッチ)。某有名大学で会計を学んだ後、一部上場企業の経理/財務部で働いている。持ち前の情報収集力・財務分析力を武器に、保有銘柄のウォッチを行っている。