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こんな人のための記事です。
この記事では、ブラック企業の見分け方を徹底解説します。
もちろん、本当の本当の実態は、入社してみなければわかりません。(入社してみても、分かるまでしばらくかかかることもあるくらいです)
とはいえ、できる限りの情報を使ってブラック企業をひいてしまう確率を下げたいのが人情ですし、またそうすべきだとも思います。
「ブラック企業は絶対イヤだ」という人は、最低限この3つの注意を守りましょう
- 自分で「ヤバイ会社ポイント8つ」をチェックする
- 他人のブラック企業判定をチェックする
- 転職エージェントを使う
※ブラック企業という言葉に、明確な定義はありません。この記事では、以下のような特徴のある企業を指して、ブラック企業と呼んでいます。
- 長時間労働・ハラスメントが常態化している
- 残業代や手当の未払などの違法労働が行われている
- 採用・離職が繰り返され社員が「使い捨て」状態になっている
目次
ブラック企業の見分け方①自分で「ヤバイ会社ポイント8つ」をチェックする
見分け方①では、自分で調べられることを調べていきましょう。
というわけで、ヤバイ会社にありがちなポイントを8つ並べてチェックリストにしてみました。
- 過去に法令違反がある
- 離職率が異常に高い
- ブラックになりがちな業界
- 1年中採用をやっている
- 未経験者の給与が高すぎる
- 精神論を好む
- 選考中に話が変わっていく
- 真夜中までオフィスの電気がついている
1つでも当てはまったら必ずアウトというわけではありません。
でも、あてはまるものが多いなら、よくよく警戒しておいた方が良いと思います。
ヤバイ会社ポイント①過去に法令違反がある
過去に法令違反を行い、処罰を受けている会社には要注意です。
なぜなら、不正を行う企業というのは「不正を行う文化」を持っているからです。
不正は繰り返されます。
やる企業は何度でもやりますし、やらない企業は一度もやりません。企業不祥事に関する調査研究からも、その傾向は明らかです。
企業文化は、そう簡単には変わりません。
ヤバイ会社ポイント②離職率が異常に高い
離職率が高い会社も要注意です。
例えば就職四季報をチェックすることで、「3年後離職率」という数字を確認することができます。
大卒の3年後離職率の平均値は30%前後。これを大きく超える会社には要注意ということになります。(参考:厚生労働省「新規学卒者の離職状況」)
無料のネット情報で確認したければ、「平均勤続年数」が参考になるでしょう。
平均勤続年数の平均は約12年ですから、これを大きく下回る会社には注意しましょう。(参考:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」)
詳しい閲覧方法は、以下の記事で解説しています。
ヤバイ会社ポイント③ブラックになりがちな業界
特定の業界に属する企業が、すべてブラック企業だと言いたいわけではありません。
けれども、ブラックになりやすい業界というのが存在するのも、また事実。
イメージでいうとこういう感じですね。
ヤバイ業界というのは、構造的な問題を抱えている業界です。
- 需要が減っていく業界では、一人ひとりに過大なノルマが課されがち
- 高コスト・低利益率の業界では、ムリにでも人件費を削減したくなる
- 慢性的に人手不足の業界では、長時間労働を求めたくなる
具体的には
- 運送業界
- 飲食業界(外食産業)
- 小売業界
- 百貨店・アパレル業界
- 学習塾業界
- 旅行業界
- 介護業界
などは、注意が必要な業界だと考えらえれます。
ヤバイ会社ポイント④1年中採用をやっている
定期的に転職に関する情報収集をしていると、年中無休で採用活動をやっている会社を発見することがあります。
- あれ?この会社、半年前に見たときも募集が出てたな…
- む、1年たったけど、この会社また募集が出てるぞ…
- むむ。3年たったけど、またこの会社だ…
こういう会社には要注意です。
中途採用の募集を止められない会社は、
- 「入社したい!」と思ってもらえる魅力が無い
- 入った人がすぐ辞めてしまう
- 成長・規模拡大を続けている
のどれかである可能性が高いです。
ヤバイ会社ポイント⑤未経験者の給与が高すぎる
特別に高い給与が提示されている会社については、一度立ち止まって「なぜそうなっているのか?」を考えておいた方が良いでしょう。
特に未経験者の場合、「スキルや経験が評価されている」という理由は考えにくいですから
- 高い給与を提示しないと、人を集められない(職場環境等に問題がある)
- 見せかけだけ高い給与を提示している(残業代の計算などにからくりがある)
- 提示している条件と、実際の雇用条件が異なる
といったケースもあり得ます。
ヤバイ会社ポイント⑥精神論を好む
募集要項・ホームページ・面接官の発言などに
- やりがい
- アットホーム
- 夢に向かって
- 笑顔
- チャレンジング
- ヤル気
みたいな、あいまいな言葉が多い会社にも要注意です。
ヤバイ会社ポイント⑦選考中に話が変わっていく
選考が進むにつれて、
- 雇用形態
- 給与
- 仕事内容
- 試用期間
- 福利厚生制度
などについて、話が変わっていく会社は、ブラック企業の可能性があります。
特に雇用形態について。「正社員の面接だったのに、気づいたら契約社員ってことになってた…」なんて話も珍しくはないので、よくよく注意が必要です。
ヤバイ会社ポイント⑧真夜中までオフィスの電気がついている
最後のチェックポイントは、オフィスの消灯時間です。
いくら会社側が
- 働き方改革やってます!
- 長時間労働させません!
- 残業削減に成功してます!
なんて言っていても、オフィスの電灯は真実を語ります。
最後は自分の目で確かめることも、必要かもしれません。
ブラック企業の見分け方②他人のブラック企業判定をチェックする
見分け方②は、他人の意見を参考にしてみましょう。
- ブラック企業リスト
- 口コミ
の2つのチェックをおすすめします。
ブラック企業リストをみる
正式名称は「労働基準関係法令違反に係る公表事案」
厚生労働省の発表する、いわば公式にヤバイ会社です。
建設業や製造業のいわゆる「安全確保に関するルールを破った」ことによる企業名公表が約8割、という実態ではありますが、
中には、
- 1ヶ月分の賃金を支払わなかった
- 違法な時間外労働を行わせた
- 割増賃金(残業代)を支払わなかった
という内容でリスト入りしている企業もあるので、選考を受けている会社の名前が無いかどうか、1度自分の目で確かめておくとよいでしょう。
口コミをチェックする
可能なら、実際に働いていた人の話を聞くのが一番です。
とはいえ、そんな都合の良い友人・知人を見つけるのは難しいもの。
であればせめて、口コミサイトくらいはチェックしておきましょう。
といったサイトですね。
必ずしも正確でない情報もあるので注意は必要ですが、サッと目を通しておくのは参考になると思います。
ブラック企業の見分け方③転職エージェントを使う
見分け方③は、求人経路のチェックです。
ものすごくザックリ言えば、
- 転職サイトを通して求人募集をしている会社
- 転職エージェントを通して求人募集をしている会社
を比べると、②転職エージェントを通して求人募集をしている会社の方が、ブラック率が低いのです。
転職サイトより転職エージェントの方が良い理由
企業の立場で考えると、エージェント経由の採用の方は高コストだからです。
高いコストをかけてまで採用した人材には、すぐに辞められたくないですよね。自然、人材を大事にしようという意識が働きます。
そもそも、採用活動にお金をかけられるのは、
- それなりに利益が出ている
- 人材に投資する気持ちがある
この2条件を満たす会社だけです。
おすすめ転職エージェント
具体的には、以下のエージェントがおすすめです。
- 20代:マイナビAGENT
- 30代以降:JACリクルートメント
実際に7つの転職サイト・エージェントを利用した上で、最もブラック企業対策に協力してくれそうな2社を選びました。
JACリクルートメントは、即戦力採用でハイクラスの求人を狙う人に合っています。(目安としては、年収600万円以上の人なら、バッチリ優遇してもらえます)
日系・外資それぞれに良質な求人案件を多数そろえていて、エージェントさん自身がかなり優秀なのが特徴です。
マイナビAGENTは、若手の求人を中心に、日系大手企業に強いエージェントです。
業界知識があって優しいので、安心して相談ができます。
オマケ:それでもブラック企業だったときの保険
「100%絶対にブラック企業を見分けられる方法」は、存在しないと思います。
同じ会社でも職種や部署によってブラックorホワイトが分かれることがありますし、個々人の感じ方にも差はあるからです。
例えばこういったモノを持っていれば、ブラック企業にあたってしまった場合の保険になります。
- いつでも転職できるスキル
- 独立・起業して稼げる力
- まとまった資産収入
これらを手に入れる工夫をしておくことも、一種のブラック企業対策になり得るかもしれません。
自分の身を守ることを思えば、
- 自分の転職市場での価値を意識し
- それをアップさせる経験を積む
- スキルを伸ばす
といった意識は、働いていく上で不可欠とも言えます。
転職直後に限らず、職場がいつブラック化するかわからないのが今の世の中(景気悪化による人手不足、人事異動によるパワハラ上司の降臨、リストラによる職場環境の悪化など)。
副業などでビジネスを始めて、小さくとも自分個人で稼げる力を手に入れておくことは、「もしものときの保険」として有効な手段と言えるでしょう。
③のまとまった資産収入があれば、もちろんブラック企業は怖くありませんね。
おっしゃる通りです。
とはいえ、私たちだって、そういう状況に、少しくらいは近づいていきたいですよね。
「ブラック企業はイヤだぁああああ!」と思っているこのタイミングも、資産形成のための学習を始める一つのきっかけなのかもしれません。
まとめ:ブラック企業で苦しまないために…!
ブラック企業に当たらないために、打てる手は、すべて打つのがおすすめです。
なぜなら、環境は意外とカンタンに人の心身を壊すから。
働く人にとって、ブラック企業はなかなかの脅威ということです。
- 自分で「ヤバイ会社ポイント8つ」をチェックする
・過去に法令違反がある
・離職率が異常に高い
・ブラックになりがちな業界
・1年中採用をやっている
・未経験者の給与が高すぎる
・精神論を好む
・選考中に話が変わっていく
・真夜中までオフィスの電気がついている - 他人のブラック企業判定をチェックする
・ブラック企業リストを見る
・口コミをチェックする - 転職エージェントを使う
・20代:マイナビAGENT
・30代以降:JACリクルートメント
それではまたっ!
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