こんな人のための記事です。
この記事では
- 仕事は振るべき3つの理由
- 仕事を振れない人のダメな考え方5選
を解説します。
結論から言うと、サラリーマンにとってもフリーランスにとっても起業家にとっても、仕事を振れないのはNG!
仕事の振り方は、マジで身に着けた方が良いスキルのひとつです。
ちなみに私こびと株は
というタイプ。
仕事は振れない。というかそもそも、振れるとしても、振りたくない。
そんな感覚でお仕事を十数年やってきました。
でも最近、
と思い始めています。
目次
仕事は振るべき!3つの理由
一言で言えば、仕事を振れないとどこかで行き詰るからです。人間、ひとりでできることは限られています。
あなたがサラリーマンにせよ、フリーランスにせよ、起業家(経営者)にせよ、仕事を振ることができれば
- 自分の得意に集中できる
- 仕事をマニュアル化・効率化するクセがつく
- 自分の成長に意識が向く
ので、「稼ぐ力」の伸びしろアップは間違いナシです。
ひとつずつ解説していきます。
理由①自分の得意に集中できる
仕事を振らないという態度は、つまり「何もかも自分でこなそうとする」ということです。
この「何もかも」の中には、当然
- 自分がとても得意なこと
- 自分より隣の人の方が得意なこと
- 自分のメインスキルとは関係のないこと
- 自分が退屈だと感じること
などがゴチャマゼに詰まっています。冷静に
と考えてみれば、答えは明らかです。
1番効率的なのは、みんなが自分の得意なことだけに取り組むこと。それが一番ストレスが少ないし、生産性が高いはずです。
仕事は、仕事です。結果を出す必要があります。世の中に価値を与える必要があります。みんな横並びの学習の場ではないのです。
で、ある以上、当然、何もかもに手を付けるのは間違っています。
これは、個人でも、会社でも同じですよね。
- あなたの仕事はなんですか?
- あなたの会社の事業は何ですか?
仕事を人に振ることは、これらを明確にすることです。
作家の村上春樹さんが経費処理に追われていたら、「そんな仕事は誰かに振って、新しい小説書いて下さい!」と言いたくなりませんか?
ソフトバンクの孫さんが出張先で泊まるホテルの予約に時間をとられていたら、「あなたの仕事は他にあるのでは!?」と思いませんか?
理由②仕事をマニュアル化・効率化するクセがつく
人に仕事を振ろうとすると、「なんとなく」「感覚的に」仕事をすすめることはできなくなります。
- 整頓したり
- 細分化したり
- マニュアル化したり
- 単純化したり
する必要にせまられます。
こういうことに常々取り組んでいる人と、いつまでも「なんとなく」で仕事をしている人では、確実に生産性に差がついてくるでしょう。
理由③自分の成長に意識が向く
人に仕事を振ることができれば、自分の手が空きます。今までやっていた仕事から解放されて、時間ができます。
結果として
- 人に振るべき仕事と、自分のするべき仕事とはなんだろう?
- 自分の専門性って何かな?
- 自分がより高い価値を発揮するには、次は何を身に着ければ良いのか?
- 今の仕事をよりよく仕上げるには、何が必要か?
こういうことを考えるゆとりが生まれるのです。
気持ちはよくわかります。確かに、業務配分は基本的に上司の仕事。
- そこまで考えるのは面倒
- 人に仕事を振ろうとしたら怒られるかも
- っていうか上司仕事しろ
なんて思う人もいると思います。
でも多分、ガタガタ言ってないで、仕事の振り方を身に着けた方がオトクです。
だって、仕事を振れるようになった方が良い理由3つ(①自分の得意に集中、②仕事のマニュアル化・効率化ができるようになる、③自分の成長に意識がいく)は、どれも「今すぐできた方が良いこと」ばかりだからです。
- 仕事の振り方は、昇進して、自分が「上司の立場」になったら考えよう
- 今のうちから仕事の振り方を覚えて、仕事が行き詰らないようにしよう
仕事を振れない人のダメな考え方5選
こんな人に向けて、仕事を振れない人の考え方あるあるを5つ、ご紹介していきます。
考え方①この仕事はオレにしかできない
この思い込みは、かなり危険です。自分の選択肢を、グッと狭めてしまうからです。
- 自分にしかできない仕事だから、人には振れない
- 自分にしかできない仕事だから、自分は休めない
- 自分にしかできない仕事だから、転職なんてできない
そのクセ、この思い込みは、なかなか悪くない味がします。「オレってデキる」「オレって優秀」「オレってカッコイイ」…。
その心地良い思い込みから醒めて、一度冷静に考えてみて下さい。
本当に、自分にしかできない仕事なんてあるでしょうか?そう思っているのはあなただけでは?
周りの人は、その方が面倒がなさそうだから、合わせてくれているだけでは?
考え方②人に嫌われたくない
こういう不安が生まれるのは、仕事仲間との関係構築に自信がないのが原因です。
仕事を振って嫌われるのは
- ×仕事を振ったからではなく
- 〇嫌われる仕事の振り方をしたから
です。
考え方③忙しいオレってカッコイイ
忙しい自分に酔いしれるタイプ。
こういう人って、周りからは
- 助けてくれる人いないって、普段の行動がマズイだけじゃ?
- っていうか、ただの準備不足?
- 鬱陶しいなぁ…
としか思われていなかったりします。
考え方④コミュニケーションが面倒
人に仕事を振ろうと思えば
- 状況に配慮して振り先を決める
- 相手の感情に配慮した頼み方をする
- 仕事内容を説明する
- 納期を調整する
- 業務面・精神面でのアフターフォローをする
といった、新しい仕事が発生します。
でもコレ、視野がかなり狭いですよね。ちょっと考えれば
- 依頼1回目は面倒でも、2回目・3回目はラクになるはず
- 頼んだり、頼まれたりすることで関係構築ができる
- 「仕事を振る」という新しいスキルが身に着く
- 仕事を振られた相手にとっても、新しい能力開発のチャンスになるかも
といった可能性に思い当たるはず。
考え方⑤不確定要素が大嫌い
コントロールフリークと呼ばれる人がいます。
- 全て物事を自分の思い通りに進めたい
- 細かいことまで自分の管理下に置きたい
みたいなタイプです。
こういう人は、自然
- 仕事を振った上で、相手を細かく管理しようとする
- 仕事を振らない
のどちらかになるわけです。
仕事を振るには、相手を信頼して、ある程度コントロールを手放す必要があります。
仕事を振れない人まとめ:不信感から抜け出そう
仕事を振るのは、社会人の必須スキル。
サラリーマン、フリーランス、起業家(経営者)、どの働き方をするにせよ、必要になるスキルということです。
なぜなら、仕事を振れないとどこかで行き詰るから。
仕事を振ることができれば
- 自分の得意に集中できる
- 仕事をマニュアル化・効率化するクセがつく
- 自分の成長に意識が向く
というメリットがあります。
自信がないために
- 「この仕事はオレにしかできない」と思いたい
- 人に嫌われたくない
- 忙しい自分に酔っていないと不安
- 人に振る際のコミュニケーションがすごく面倒に感じる
- 不確定要素が大嫌い
と思ってしまうわけです。
結局、「仕事を振れるようになる」ためには、
- 自覚:自分自身の自信のなさを認める
- 決意「仕事を振ろう」と決める
- スキル:仕事の細分化スキル、嫌がられない仕事の振り方スキルなどを身に着ける
の3つが必要かと。
それではまたっ!
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