ファイナンシャルプランナーは意味なし?FP資格が使えない7の理由【教養としては最高の資格】

 

こんにちは、シーウィード@こびとが見える経理マン(@kobito_kabu)です。

  • ファイナンシャルプランナー資格は意味がある!
  • ファイナンシャルプランナー資格は意味がない!

巷では、よくこんな議論が交わされています。

 

私個人としてはFP資格を取得しましたし、これほど「学んで良かった」と思う資格は多くありませんが、ちょっとネットサーフィンをしてみるとFPの資格の信頼性・有効性については悲しい評判が多いですね。

というわけで、評判を簡単にまとめてみました。

 

FP資格が使えない7つの理由

①就職・転職の役に立たない

資格というのは、自分にプラスアルファの価値をもたらしてナンボです。時間とお金をかけて取得するのだから、当然ですね。

 

学生の場合でいうと、例えば

学生
FPを取得したことで、就職活動で決定的に有利になる?

ということが重要ですが

→就職活動が決定的に有利になることはありません

というのが一般認識のようです。

 

私自身、就職活動の際に評価された資格は

  • 簿記
  • 英語(TOEIC)
  • ITスキル(マイクロオフィススペシャリスト・基本情報技術者)

でした。いわゆる3種の神器ですね。

会計・英語・ITはビジネスマンの基本スキルなので、このあたりをバランスよく持っているとそれなりに評価されます。

 

しかし、FPに関しては「…?これを当社でどうやって生かすの?」という反応です。

終盤、FPに関しては履歴書やエントリーシートから記載を削除した記憶があります(笑)ただの資格マニアに見えてしまうので。

金融機関でリテール(個人向けの営業)をやりたいならそれなりに評価されるかもしれませんが、一般的にはやはり役不足な資格です。

 

一方、ビジネスパーソンの場合なら、

ビジネスマン
FP資格があれば、転職に役立つ?

ということが気になりますが

転職の役には立ちません

が回答になります。こちらは、学生よりもっとシビアでしょう。

 

異業種から金融業界に転職する場合は多少考慮されるかもしれませんが、少なくともFP2級程度で決定打になることはないでしょう。

もし転職がうまくいったとしたら、それは職歴や年齢といった要素の方が大きいと思います。

 

私の知り合いで、金融機関への転職を目指して、30過ぎてFP1級を取得した友人(運輸業)がいます。

転職活動を頑張っていましたが結果的にはうまくいきませんでした。

FP資格は、未経験業界への切符として機能させるには頼りない印象です。

 

②難易度が低い(一般常識レベル)

よく言われるのが、「難易度が低い(一般常識レベル)」ということです。

合格率は、おおむね次のようになっています。

  • FP3級:60%~80%程度
  • FP2級:40%前後
  • FP1級:10%前後

FP1級だけは明らかに別格の難易度。一方で、FP3級・FP2級については、難関資格とは呼べない合格率です。

会計士や司法書士、不動産鑑定士などの難関国家資格の合格率は数%ですからね。

 

FP資格の試験勉強範囲は、6つの領域から成り立っています。

  1. ライフプランニングと資金計画・リスク管理
  2. 年金・社会保険
  3. 金融資産運用
  4. タックスプランニング
  5. 不動産
  6. 相続・事業承継

 

実は、FP資格って、他の専門資格の要点つまみ食いみたいな資格なんですよね。

  • ②は社会保険労務士
  • ③は証券アナリスト
  • ④や⑥は税理士
  • ⑤は不動産鑑定士や宅地建物取引士

の専門分野ですね。

FPは、色んな領域を広く浅く知っていますが、各分野の知識量についてはそれぞれの専門資格には遠く及びません。

各分野の要点だけつまんでみたら、結局「一般常識レベル」の内容になってしまったということですね。

 

③仕事(業務)で使えない

②で見たように、FP資格の知識は「他の専門資格の要点だけを広く浅く抑えた感じ」なので、実務ではあまり使えません。

結局、各分野で報酬が貰えるレベルの専門知識を発揮しようと思ったら、他の専門職を頼らざるを得ないわけです。

金融機関(銀行や保険会社)に勤めているFPは、窓口的な働き方をしている人が多く、他の士業と連携しながら実務にあたっているというのが実情のようです。

  • 一般論としての回答

レベルでしか活躍できないということですね。

※もっとも、Webライターとして金融ジャンルで記事を書いてそこそこ稼ぐというレベルなら十分使えるという意見もあります。友人にFPライターがいますが、専業主婦なのに月15万円ぐらい稼いでいますね。

 

④収入がアップするわけではない

このような状況ですから、収入が増えることもありません。

公認会計士や税理士、社会保険労務士や宅地建物取引士などであれば、月額〇万円という手当を貰えることも多いです。

 

一方で、金融機関に勤める人の手当にダイレクトに反映されやすいのは

  • 証券外務員2種・1種
  • 保険募集代理人

などです。

なぜなら、これらの資格がないと金融商品を販売できないから。まぁ一種の免許のようなものです。最も基本的な資格として、月数千円程度の手当がつくケースが多いようですね。

 

ちなみに、銀行では上記の資格を筆頭として、とにかくたくさんの資格を取らされることになります。その中には、候補としてFPも入っています。

ある年次までに、FPも含めた十分な資格を保有しておくことが、昇進に関わってくるわけです。

そういう意味では、FP資格が勤め先の昇進要件になっている場合は、FPも(間接的に)年収アップに繋がると言えますね。

 

⑤むしろ金銭的なコストはかかる

「あまり収入アップの役には立たない!」というだけならまだ良いのですが、逆にコストがかかってしまうのがFP資格です。

 

FPを取得しようと思うと、教材費や受験費、スクールの料金などが必要になります。

FP3級・FP2級については、独学でも1万円~2万円程度。スクールを使えばもう少しかかります。

FP1級についてはさらに高額で、最低でも5万円くらいは見ておいた方が良いでしょう。

※学習コスト自体は、後々余裕でペイできます。それぐらい、学習内容そのものには魅力があります。

 

FPは国家資格ですが、AFPやCFPといった民間資格もあります。これらの資格を維持しようと思うと、資格取得後にも毎年1~3万円程度のコストがかかります。

FP協会の会員になって会費を払い続けるのはかなりもったいないですね。

 

⑥独占業務はない

FPには、独占資格がありません。

 

例えば、税務相談は、税理士の専売特許です。

会計監査は、公認会計士でなければ行うことが出来ません。

他人の紛争に首を突っ込んで法律で決着させるのは弁護士にしかできないことですよね。

これらの独占業務を、資格がない者が行うと処罰の対象になります。

 

ところが、FPには、そのような独占業務がありません。

つまり、ファイナンシャルプランナーとして働きたい場合、「絶対に資格を取らなければダメ!」というわけではないのです。資格ナシでファイナンシャルプランナーをやってもOKなのです。

これが独占業務を持っている士業との大きな違いですね。

 

⑦資格を取得していなくても「ファイナンシャルプランナー」は名乗れる

さらに、資格を取得していなくてもファイナンシャルプランナーを名乗ることも可能です。

資格ナシでも

  • FP業務をやる→OK
  • フィナンシャルプランナーを名乗る→OK

ということになります。

 

FPは、名称独占資格です。

名称独占というくらいなのだから、「資格をとらないとファイナンシャルプランナーを名乗ってはいけないのかな?」と思うのですが、そんなこともありません。

資格ナシで名乗ってはいけないのは、あくまで

  • 〇級ファイナンシャル・プランニング技能士
  • AFP/CFP

という表記だけです。

実際、国家資格や民間資格としてのFP資格を取っていないのに、ファイナンシャルプランナーを名乗っている著名人もいますよね。

 

FP資格は役に立たない!意味がない!と言われる理由まとめ

悲しいことに、「これでもか!」というぐらい出てきてしまいましたね。

  1. 就職・転職の役に立たない
  2. 難易度が低い(一般常識レベル)
  3. 仕事(実務)で使えない
  4. 収入がアップするわけではない
  5. むしろ金銭的なコストはかかる
  6. 独占業務がない
  7. 資格を取得していなくても「ファイナンシャルプランナー」は名乗れる

マニアックな趣味系の資格ではなく、受験者が多いマンモス資格でここまで「使えない」「役に立たない」と言われている資格は珍しいと思います。

逆に、この状況でここまで人気が出ているというのもすごい話です。

 

FP資格は「お金の教養」を学ぶ資格としてはなかなか優秀!

結局、上記②の「難易度が低い(一般常識レベル)」というのが人気の秘密なのでしょう。一般人の自己啓発資格としては、このレベルで必要十分ということです。

ビジネスマン
一般常識として知っておくとどうか?

という視点では、間違いなく意味のある資格です。

個人的な意見としては、「これぐらいの教養は、義務教育でやった方が良いのではないか?」と思ううくらいです。

しかし、現実問題としては、FP資格でも勉強しなければこれらのことを学ぶ機会はありません

 

勉強熱心な家計ブロガーさん・投資家ブロガーさんを見ていると、FPの資格を保有している方も多いように見受けられます。

そして、そのような方々は例外なく「しっかり」されています。堅実で、慎重で、とても参考になります。

FPを勉強したからそうなったのか、もともとそういう性格なのか、どちらなのかは断定できないところですが(後者のような気がしますが(笑))、相乗効果が発生しているのは間違いないところだと思います。

 

  1. 就職に役立たせたい!
  2. 転職に生かしたい!
  3. 収入アップにつなげたい!
  4. 独立したい!

このような願望を持っておらず、かつ「お金について基本的なことを知っておきたい」というニーズなら、FPは最適な資格だと思います。資産形成にも間違いなくプラスに働きます。

 

個人的には、FP資格(の勉強範囲)は大好きです。

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↑の記事にも書いた通り、簿記とFPは、お金の基礎教養を身に着け、お金持ちへの第一歩を踏み出すのに効果テキメンのスキルだと考えています。メリットめちゃくちゃあると思うんですけどね。

 

まとめ:FP資格は…

ネットではFP資格は意味がない!役に立たない!使えない!と辛口な評価が目立ちますが、一方で「教養資格としては優秀」という意見もよく見られます。

結局、この資格にチャレンジするかどうかは、「お金に関する一般教養を学びたいかどうか」に行きつく気がします。欲を出さず、フラットな気持ちで取り組むと良い距離感を保てるのかなと思いました。

 

そして、これらのことを調べていて思ったのは、「FP資格」を頼りに良いFPを探すのは難しいということですね。

やはり、資格の有無・グレードよりも、過去の経歴・FPとしての実績を頼りに投資アドバイザーを探すのが賢明なように思いました。弁護士や会計士、税理士より当たりを引くのが難しい気がしますね。

 

以上、FP資格が役に立たないと言われる理由のまとめでした。

それではまたっ!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

シーウィード

こびと株.comの管理人(役割:投資対象の選定)。お金の話と健康をこよなく愛するアラサーリーマン。一部上場企業の経理/財務部で財務諸表を作成している会計の専門家(日商1級・証券アナリスト)。40歳時点で給与以外の収入(配当/不動産/サイト運営)を月額20万円にすることを目標に活動中。187cmの大男。