こんな人のための記事です。
この記事では
- 簿記1級保有
- 上場企業で10年の経理経験アリ
のこびと株が、
経理という仕事に興味のある人は、ぜひ目を通してみて下さい。
目次
経理部員に欠かせない資質3選
経理部員に必須の資質①勉強が嫌いじゃない
経理の仕事は、常に学び続ける必要のある仕事です。
- 会計基準
- 租税法
- 会社法
- 金融商品取引法
などのルールが、わりと頻繁(ひんぱん)に改正されるからです。
好きでなくても構いません。とりあえず、「嫌いでない」ことが大切。
学生時代の勉強とは違い、経理の勉強には
- 学んだことが、実務に直結する
- 学べば学ぶほど、周りと差がつく
- 立場よりも知識がモノを言う
といった魅力があります。
ですから、勉強アレルギーさえなければ、それなりのモチベーションを保てると思います。
経理部員に必須の資質②1人仕事も好き
経理の仕事には、一般にイメージされる通り
- 一人でもくもくと
- 机・パソコンに向かって
じっくり取り組むべき場面がたくさんあります。
もちろん、仕事全体はチームプレイであることも多いので
- 前後の処理を担当するメンバーのことを考えられる
- 他の部署の人と円滑にコミュニケーションがとれる
- 他社の担当者・顧問・コンサルタントと上手に付き合える
といった資質があれば、評価されることは間違いありません。
経理部員に必須の資質③準備ができる
経理の仕事には
- あらかじめスケジュールが決まっている仕事が多い
- 繁忙期・閑散期がハッキリしている
といった特徴があります。
というわけです。
もちろん経理部にも
- 行き当たりばったり
- 締め切りが守れない
- 計画性がない
- 八方美人でスケジュール管理ができない
- 納期直前にパンクする
というタイプは存在します。
経理部員の資質+α3選
「さらにこんな資質も備えていると、経理部員として活躍しやすいよ!」という資質を、3つに絞り込んでご紹介します!
経理部員の+α資質①速さ<正確さ
+αの資質1つめは、速さよりも正確さにこだわれるということ。
これはかなり重要なポイントで、営業畑の人が経理に移ったときに苦労しやすいところでもあります。
極端な話、完成度8割の資料を最速で作る人に
- 営業部「さすがスピーディ!仕事デキるね!」
- 経理部「間違いだらけのゴミ作るなよ。使えないな」
と、真っ二つの評価をするからです。
とはいえコレは、スキルと習慣でカバー可能な資質。
速さ>正確さというタイプの人でも「めっちゃ正確な仕事したるで!」という決意があれば、経理職を選択する余地はあると思います。
経理部員の+α資質②説明上手
経理の仕事では、
- 同僚に
- 上司に
- 他部署に
- 監査法人に
- 税理士に
- 経営者に
- 税務調査官に
”説明”を求められることがよくあります。
とか
みたいな感じですね。
そもそも、会計のことを、英語で「accounting」といいます。「account」というのは、「説明する」という意味の言葉です。
取引の状況や財産の状態を数字で示すことで、会社の状況を説明しようということです。
必ずしもプレゼン上手でなくてもかまいません。
文書で、電話で、対面で…何かしら、自分の得意な表現方法で、説明ができるようになればOKです。
もちろん経理職についてから訓練することも可能ですが、現時点で人にモノを説明することに慣れている人は、経理の現場でも活躍しやすいかなと思います。
経理部員の+α資質③心配性
経理の現場では、仕事の性質上、
- 期限通りで
- 正確な仕事
が求められます。
ですから
- この資料は本当にあっているのか?
- このスケジュールで本当に締め切りに間に合うのか?
- 会計基準の読み方は間違っていないか?
- イレギュラーな仕事が入る可能性はどれくらいか?
- もし間違っていた場合のチェック体制は大丈夫か?
みたいなことを延々と考える「心配性」タイプは、経理職に向いています。
心配性タイプは、リスク要因を洗い出して早め早めに対策をとることができます。この力が、経理ではかなり重要なのです。
経理の資質まとめ:資質のある人は、ぜひチャレンジを!
経理に欠かせない資質を3つあげるなら
- 勉強が嫌いじゃない
- 1人仕事も好き
- 準備ができる
です。
さらに、+α、経理部員として有利になるのは
- 速さ<正確さ
- 説明上手
- 心配性
といった資質です。
経理は、向き・不向きが分かれる
- 資質がある人にとっては、超いい仕事
- 資質がない人にとっては、かなりしんどい仕事
です。
「私、経理の資質がちょっとあるかも?」と思った人は、未経験でも、ぜひ経理職にチャレンジしてみて下さい。
それではまたっ!
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