こんな人のための記事です。
教え方って、重要ですよね。
教えられる人にとっては、
- 内容を好きになれるか
- 理解して先に進めるか
- ストレスなく頑張れるか
といった面で、もちろん重要です。
一方で、教える人にとっても
- 教える相手との関係がうまく作れるか
- 仕事がうまくいくか
- 稼げるか
といったコトに、多いに関係のある重要事項でしょう。
だって、教え方が上手ければ
- 「この人に教わればスキルが伸びるぞ!」と思われるので、人がついてくる
- 自分の仕事を人に教えて任せることができるので、自分は次のステップに進める
- 人材育成は多くの組織・企業でかなり深刻な悩みの種なので、良い条件で働きやすい
といった感じです。
というわけで、この記事では
- 教え方の上手い人
- 教え方の下手な人
の、重大な違いを5つまとめていきます。
ちょーどよろしいことに、私こびと株に仕事を教えてくれた先輩方の中にも
- 教え方の上手い先輩
- 教え方の下手な先輩
どっちもバッチリいらっしゃいましたので、実感をこめて語っていきます!
※ちなみに、私こびと株自身の教え方は
です。
今回まとめてみて、改めて反省するところも多かったので…
…頑張ります。
…みなさんも、がんばってください!
では本題に入ります。
目次
違い①教え方の上手い人はステップを意識し、教え方の下手な人は気づいた事から話す
教え方の上手い人
教え方の上手い人は、相手のレベルに合わせて話を進めていきます。
- レベル1の人には、レベル2に進むための話を
- レベル30の人には、レベル31に進むための話を
してあげるわけです。
相手の様子をみながら、伝える情報量や、専門用語のボリュームなどをコントロールしていきます。
教え方の下手な人
教え方の下手な人は、
- 気が付いたことを
- 気が付いた順に
- 気が付いた数だけ全部
説明しようとします。
「失敗しないように」「困らないように」という親切心や優しさからの行動だったりするのですが、教えられている方にしてみれば
(あずま きよひこ著「よつばと」より抜粋)
という状態になりかねません。
100コまとめて説明されたら、1コも頭に残らないのが自然というもの。
違い②教え方の上手い人はヒトに焦点を絞り、教え方の下手な人はコトに焦点をあてる
教え方の上手い人
教え方の上手い人は、
- どういう情報を
- どうやって伝えて
- どう変化・成長してもらいたいのか
を、常に意識しています。
自分が正しいから、優位にあるからといって
- 本人が反省していることを責める
- 人格否定につながる発言を繰り返す
- 採点基準を明確にしないまま五月雨式に指摘する
などして、教わる側のパフォーマンスを低下させたりはしないわけです。
教え方の下手な人
教え方の下手な人は、自分の思ったコト・感じたコト・言いたいコトを言わずにいられません。
教わる側が
- どう感じるか?
- それを成長につなげやすいか?
- 次に活かせそうか?
といった点にはあまり興味が持てず、とりあえず「目の前のモノを良くしたい」「正しくしたい」という気持ちだけでいっぱいになりがちです。
違い③教え方の上手い人は手本を見せ、教え方の下手な人は抽象的に話す
教え方の上手い人
教え方の上手い人は、
- 目の前でやって見せる
- 具体的な例を示す
- 例え話を使う
など、自分の話を分かってもらうための手間を惜しみません。
教え方の下手な人
教え方の下手な人は、自分が初心者だったときのことを忘れてしまいがちです。
「背景知識ゼロでも分かるような伝え方」という気遣いを、ついついすっ飛ばしてしまうわけです。
また、言葉というのは、抽象的になるほど、人によって理解の仕方に差が出やすくなります。
つまり、自分の伝えたかった内容が、そのまま伝わっているかどうか怪しくなるということ。
違い④教え方の上手い人は整理して話し、教え方の下手な人は感性で突き進む
教え方の上手い人
教え方の上手い人は、頭の中が整理されています。
教える内容について
- 知識・スキルが十分にあり
- 体系的に整理されている
状態で、人に説明をしているわけです。
教え方の下手な人
教え方の下手な人は、そもそも自分自身の仕事の進め方が、
- 雰囲気勝負
- 職人的
- 感覚派
といった感じで、言語化されていないケースが少なくありません。
もちろん、本人が手を動かして仕事を進める範囲では、それでも問題はないでしょう。とはいえ、人に教えようと思うと、これでは手も足もでません。
違い⑤教え方の上手い人は質で勝負でき、教え方の下手な人は自信がない
教え方の上手い人
教え方の上手い人は、教わる側の信頼を得ることを重視します。
同じ説明・同じ指摘をしたところで、
- 信頼している人から言われるのと
- そうでもない誰かから言われるのと
では、教わる側の吸収率には各段の差がつくからです。
教え方の下手な人
教え方の下手な人の説明によくある特徴は
- 高圧的
- 早口
- 強弱がない
- 相手を褒めない
などです。
要するに、自分の話すことに自信がなく、相手に配慮する余裕もない、というわけ。
まとめ:教え方の上手い人vs教え方の下手な人
教え方の上手い人の特徴は
- ステップを意識する
- ヒトに焦点を絞る
- お手本を見せる
- 整理して話す
- 質で勝負できる
といったところ。
一方、教え方の下手な人の特徴は
- 気付いた事から話す
- コトに焦点をあてる
- 抽象的に話す
- 感性で突き進む
- 自信がない
といった感じ。
私自身、教え方の上手い人・下手な人の特徴を改めて意識しつつ、相手のことを考えた教え方を身に着けていきたいと思っています。
それではまたっ!
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