経理マンが証券アナリストを取得するメリットを考えてみた

スポンサーリンク

こんにちは、シーウィード@こびとが見える経理マンです。

こびと株.comのメンバーは全員日商簿記1級持ちですが、現在、私とフルーツ(♀)は「証券アナリスト」資格に挑戦中です。2016年の春に1次試験を突破し、2017年6月に2次試験を受験予定です。

経理の資格と言えば、簿記

会計の最高峰資格と言えば、公認会計士

そんな会計の世界で働く経理マンが、あえて「証券アナリスト」という資格を取るメリットについて考えてみました。他の経理マン(経理ガール)との差別化を図りたい方、経理・財務・IRの仕事に興味がある学生さんは是非ご覧下さいませ。

そもそも証券アナリストって?

証券アナリストとは

証券アナリストとは、証券投資の分野において、高度の専門知識と分析技術を応用し、各種情報の分析と投資価値の評価を行い、投資助言や投資管理サービスを提供するプロフェッショナルです。

(出典:日本証券アナリスト協会)

シーさん
びっくりするぐらい伝わってこないわー
シーさん
こういう「ぼくのかんがえたさいきょうのしかく」みたいな説明文どうにかなりませんかね!

でも、確かに説明するのは難しそうです。

なぜなら、証券アナリストというのは法律で定められた資格ではなく、民間団体の認定資格にすぎないからです。実は、資格を持っていなくても誰でも「アナリスト」を名乗れるし、「アナリストの仕事」ができるのですね。弁護士や公認会計士のような独占業務はありません。

具体的に見てみると、証券アナリストとは次のような人達です。

  • 証券会社で、企業や業界の分析をして株式の評価をする人(リサーチアナリスト
  • 銀行や保険会社で、株式や債券などのポートフォリオを運用する人(ファンドマネージャー
  • 投資銀行や投資顧問で、企業や業界の分析をしてミクロ・マクロレベルで投資戦略を決定する人(投資ストラテジスト

証券アナリストの人数は?

2016年9月現在、26,533名の証券アナリストがいます。

アナリスト分布

普通の事業会社で働いている人は、3,213人しかいません。

どんな試験勉強をしてアナリストになるの?

この4科目です。

  1. 証券分析
  2. 財務分析(コーポレートファイナンス)
  3. 経済
  4. 職業倫理(アナリストとして順守すべきルール)

受験するには、証券アナリスト協会の通信教育を受講して、一次試験・二次試験を突破する必要があります。制度上、最低でも2年間の勉強が必要になる資格です。

さて、前置きが長くなってしまいましが、経理マン(経理ガール)が証券アナリスト資格を取得するメリットを見ていきましょう!

経理マン(経理ガール)が証券アナリストを取得するメリット

IR部門への異動・転職がしやすい

インベスター・リレーションズ(Investor Relations、IR)とは、企業が投資家に向けて経営状況や財務状況、業績動向に関する情報を発信する活動をいう。

(出典:wikipedia)

IR担当者は、企業の窓口となって外部のアナリストからの質問に回答する必要がありますが、それが非常に難しいのですね。なぜなら、IR部門で働いている人はそもそも会計やファイナンスの専門家ではないからです。

うちの会社では、IR担当者から経理部門に「アナリストから財務諸表に関して質問がきたけど意味が分からない!助けて!」っていうお願いがよくきていました。

さて、このIRの仕事、世間では割と人気のある職種だと思います。異動したくても、結構競争率が高いのではないでしょうか。経理経験者であるというだけで、他部門の希望者に比べると有利かも知れませんが、「証券アナリスト」の資格を持っていればまず他の希望者には負けないと思います。

対外的にも「証券アナリスト有資格者」がIR担当者というのはウケが良いですからね。ちなみに、うちの会社のIR担当者のなかには、証券会社からの転職組(アナリスト有資格者)がいました。

管理会計の業務に就きやすい

これはもう単純にイメージの問題ですが、一般に「アナリスト=分析が得意」なイメージが定着していますので、会社内で「管理会計分野の仕事がしたい!」というアピールをする時に有利です。

ただでさえ経理・財務の部署では「勉強熱心な人は評価される」風潮があります。常に会計制度の変更や税制改正に対応し続けなければならないので、勉強嫌いの人ではなかなか信用が得られません。

実際、私は1次試験に合格しているだけで管理会計系のグループに異動することができました。そこのグループでは、資本構成の最適化に関する分析など、早速勉強した知識を活用した業務をすることが出来ています。

他の経理部員との差別化がしやすく、生き残りに有利

ある程度の企業規模になると、日商簿記1級を持っている人はゴロゴロいるので、日商簿記1級をとってもアピール材料になりません。中には公認会計士や税理士などの資格を持っている人もいるので、簿記の資格だけではますます太刀打ちできないのですね。

しかし、証券アナリストの有資格者はほとんどいません。公認会計士は監査のプロ、税理士は税法のプロ、証券アナリストは企業・産業分析のプロですから、分野が被らないのでとても差別化がしやすいです。

簿記+証券アナリストの組み合わせは、非常に分かりやすい差別化だと思います。財務諸表を作るのも分析するのも得意な人、というイメージを持ってもらえるでしょう。こういった差別化は、サラリーマンの生存戦略としては非常に重要ではないでしょうか。

「いくらでも替えがきく」と思われるほど、リスクが高いことはないですからね~

まとめ

簿記+証券アナリストは、経理部門ではレアな人材になれる!ってことですね。

間違いなく担当業務の幅・視野は広がると思うので、勉強して損はないと思います。

年収に直結するかというと、それはないと思いますが。残念ながら(笑)

というわけで、引き続き我々も合格に向けて頑張ろうと思います!

それでは!

 

>>経理と相性の良い資格としてUSCPAもあります。こちらの記事もどうぞ。

経理マンがUSCPA(米国公認会計士)を取得するメリットを考えてみた

2017.03.08

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

シーウィード

こびと株.comのボス(役割:投資対象の選定)。「お金の話」と「健康」をこよなく愛する1985年生まれ。一部上場企業の財務部で財務諸表を作成している会計職人。30歳以降の基本戦略は収入の分散・強化。40歳時点で、給与以外の収入(配当/不動産/サイト運営)を月額20万円にすることを目標に活動中。40歳以降の夢については時々Twitterでつぶやいてます。