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こんな疑問にお答えします。
こんにちは、こびと株(@kobito_kabu)です。
私は大学4年生の時に「経理採用」をしている企業にかたっぱしから応募して就活を行いました。結果、縁のあった大企業から内定を頂き、今は経理歴が10年を超えています。
そしてこの10年の間に
- 経理屋として毎日楽しそうに働いている人
- 経理が辛くて異動/転職していってしまった人
をたくさん見てきました。
この経験を整理して、実例を交えながら「経理の向き/不向き」をお伝えしたいと思います!
目次
経理に向き不向きはあるのか?
まず、この質問にハッキリお答えしておきましょう!
経理はめちゃくちゃ向き・不向きが分かれます。
向いている人にとっては、経理の世界は天国です。楽しいです。ストレスもないです。
一方で、向いていない人にとって、経理の世界は地獄です。つまらないです。ストレスばかりです。
いったい、この差はどこから出てくるのか?
経理に向いている性格
結論から言うと、こんな性格の人達は経理に向いています。2つ以上当てはまれば適性アリと考えてOKです。
- 勉強好き(会計や法律に興味がある)
- 一人仕事が好き
- 説明好き
- まじめ
- 心配性
①勉強好き(会計や法律に興味がある)
経理をやるにあたり、一番重要なポイントはコレです。
- 会計や法律の勉強が好きか(苦にならないか)?
- スキルアップを楽しいと思えるか?
- コツコツと知識を積み上げることに充実感を覚えるか?
この質問に対する答えがYesなら、経理を楽しめる可能性は非常に高いです。
私は経理が大好きなので、基本的には「経理は楽しいよ!お得な仕事だよ!」と言いますが、勉強が嫌いな人にはおすすめしません。
会計や税法の世界は、毎年のように改正があります。これを読み解いて知識をアップデートできない人はあっという間に取り残されます。
こういう人にとって、経理は苦痛でしかありません。
私はコッチですね。謎のサラリーマン文化に縛られるより、法律や会計基準を守って仕事する方がはるかに納得感があるのでw
ちなみに、会計とか法律とか聞くと小難しく感じますが、最近では非常に読みやすいエントリー本も出ています。こういう本から始めて、徐々にステップアップしていけば良いかと。
②一人仕事が好き
経理の日常って、こんな感じです。
- 朝:今日の業務スケジュールを上司・グループメンバーと共有
- 日中:一人で淡々とお仕事
- 夕方:進捗報告。退社
おしまい。もう一人仕事ばっかりですねw
もちろん、ミーティングも時々あります。電話をかけたり受けたりということもしょっちゅうです。コミュニケーション能力が求められる場面(しかも重要な場面)がないわけではありません。
しかし、誤解を恐れずに言うと大半は一人でPCとにらめっこです。
- チームで何かを成し遂げたい!
- みんなでプロジェクトを完成させたい!
こういう人は、経理ではなかなか満足感を得られないでしょう。システム導入やM&A(企業買収)のような大きな案件があれば面白いのですが、そう頻繁にあるイベントではないので…
③説明好き
経理は英語では「Accountant(アカウンタント)」と言います。「説明する人」という意味ですね。これが語源です。
この言葉が示す通り、物事を上手に説明できる経理はめちゃくちゃ評価されます。
一方で、口下手でうまく説明できない人は非常に居心地が悪くなります…何言ってんだアイツ…と白い目で見られます。
- 難しいことを、分かりやすく伝えられる
- 話す相手によって、会話のレベル感を変えられる
- 長々と説明せずに、要点だけ伝えられる
臨機応変に説明できる人は、それだけで「デキる人」扱いされます。
- 塾の講師をしていた
- 家庭教師のバイトをしていた
- 教職課程をとっていた
- 大学や現在の職場でしょっちゅうプレゼンしている
こういう人は経理に向いています。
うちの職場に営業のエースが異動してきたときなど、彼はあっという間に職場に溶け込みました。とんでもなく説明が上手だったからです。
④まじめ
日本の学校教育になじめた人…つまり、ルールを守って暮らすことに強い違和感を持たない人は、経理に向いています。
ルールに対して個人的に思うことはあるけれど、大多数の人がそれに従ってるんだしまぁいいかという感覚の人です。
簡単に言うと「マジメ」ということですね。
こういう人は、経理には不向きです。なぜなら、経理はルールを守って仕事をする職種だからです。
- 社内の経理規程・申請規程
- 会社法・税法・金融商品取引法などの各種法令
- 会計基準etc…
- 権力には従わないぜ!
- こんなくだらない慣習、俺がぶち壊してやるぜ!
という反骨精神が強い人は、経理の仕事は堅苦しいとしか感じないでしょう。
高校受験や大学受験をボチボチ乗り越えて、のんびりと過ごしてきたタイプは経理は向いていると思います。
⑤心配性
こういう後輩がいます。
こういう心配性な人も経理に向いています。
経理の仕事は「減点方式」なので、とにかくミスをしないこと求められます。価値観としては、間違えないことが最優先です。
心配ばっかりしてたら毎日が辛いじゃん!
という意見もあるかと思いますがそんなことはありません。
こういう心配性な人はミスを犯さないので怒られるようなことがありません。むしろ、信頼されて大事に扱われます。
実際、たいていの心配事は現実には起こらないですしね。慎重にやってソンすることは滅多なことではありません。
経理に向いていない性格
向いている性格との逆、つまり、こういう人達は経理に不向きだと思います。
- 会計や法律に興味なんかない
- みんなで仕事がしたい
- 説明が苦手・嫌い
- 世の中のルール・慣習に納得できない
- おおざっぱでいい加減
これとは別に、もう少し「不向きな性格」を上げるとこうなります。
- 物事を理屈で考えるのが苦手
- 整理整頓が苦手
- データ分析が苦手
- 同じことを続けるのが苦手
- 誰からも嫌われたくない
この辺が割り切れる人は、経理をやって辛い思いをすることはあまりないでしょうね。
まとめ:人によっては経理は楽園!のんびりと暮らせます
経理は向き・不向きがハッキリと分かれる職業です。
繰り返しになりますが、向いている人にとっては「これほどラクで面白い仕事」は他に見当たらないでしょう。
一方で、向いていない人にとってはまったく魅力を見出せない仕事です。
職種としては、まさに縁の下の力持ち。決して目立つポジションではありません。
目立ちたがり屋は居心地が悪いでしょうね。のんびりひっそり堅実に暮らしたい人にオススメできる職種ですね。
というわけで!
「経理が向いているかも」と思ったら
そんな人に良いお知らせがあります。それは、「今、経理の転職市場は超・売り手市場!」だということ。
今まさに
- 未経験者の採用チャンスが広がっているし
- 経験者なら待遇アップの大チャンス
というタイミングなのです。
そう思います。今すぐ、このチャンスをつかみに行くべきです。
具体的な「経理の」転職活動のアドバイスは以下の記事などにまとめてあります。
要するに
転職活動すれば、成功確率はグッと上がる!というわけ。
※就活中の学生さんの場合は、以下の記事を参考にしてみて下さい。
- 資格を上手に使いながら
- 優秀なエージェントを使って
活動すると◎なのは、転職の場合と同じですよ~!
「経理は向いていないかも」と思ったら
そう思ってしまった経理部員は、他職種への転職について真剣に検討すべきです。
向かない仕事を続けても、ツライばかりで成果は上がりにくいもの。自分にとっても会社にとっても同僚たちにとっても、良いことはありません。
そんな人には
- 自分の強みを把握する
- 転職エージェントに相談してみる
の2つがおすすめです。
①強みの把握なんて、無料診断サービスを使えば、カンタンにできる時代です。
例えばグッドポイント診断なんかは、
- 完全無料
- 本格的な診断
- 所要時間は30分程度
ということで、かなり高い評判を勝ち得ています。
一度試しておいて、損はないでしょう。
そしてもうひとつ重要なのが、②転職エージェントへの相談。
様々な職種を幅広くカバーしているエージェントに相談するのが良いでしょう。彼らは、転職のプロ。今のあなたの悩みに対して、具体的で現実的なアドバイスをしてくれますよ。
例えばマイナビAGENTなどは
- 非常に親切
- 日系大手企業に強く、安定した求人が多い
- 率直で役立つアドバイスをくれる
- 利用はもちろん無料
なので、おすすめです。
利用した場合の雰囲気が知りたい人は、以下の記事もご覧になってみてください。
※就活中の学生さんの場合は、以下の記事を参考にしてみて下さい。
経理だろうとなかろうと、大切なのは、自分に合った仕事を見つけること。
ぜひ、満足のいく就職活動にしてくださいね!
それではまたっ!
※<関連記事>
経理の魅力をもう少し詳しく知りたい!という人はこちらの記事もあわせてお読み頂ければと思います。
経理には欠かせない簿記の力。簿記について学んでみようかな?という人はこちらの記事もどうぞ。
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