こんな疑問に答える記事です。
- 現役の経理部員
- 簿記1級ホルダー
- 経理歴10年超
- 簿記歴15年超
の私フルーツが、「簿記2級をとる意味」について解説します。
目次
簿記2級の5つのメリット
というわけで、簿記2級のメリットを5つご紹介します。
メリット①就職活動が有利
まずは学生のみなさん、注目です!簿記2級は、就職活動を有利にしてくれる資格です。
- 内定が得やすくなる
- 経理専門職採用の選考でも戦える
- 経理・財務系の部署に配属されやすくなる
と、様々なメリットがあります。
まず、「①内定が得やすくなる」について。簿記2級は
- 取得した、知識・スキル
- 取得するだけの、ヤル気・計画性・真面目さ
両面を、評価されるのです。
「②経理専門職採用の選考でも戦える」について。経理の専門職採用は、
- 内定したら、経理部への配属確定
- 実施している会社が少ない
- 採用枠が小さい(1~3名程度が多い)
- 倍率が高い(数百倍も当たり前)
という採用形式。
「配属先は、会社にお任せ」の総合職採用とは違い、職種を自分で選択できるのが良いですね。(「営業はイヤ」「専門性のある仕事がしたい」なんて人にはおすすめです。)
簿記2級があれば、この選考で戦うことができます。実際、この採用形式での内定者は、ほとんどが簿記2級保持者なんです。
最後に、「③経理・財務系の部署に配属されやすくなる」。
例え、配属先を定めない総合職採用で内定しても
なんて思われて、経理・財務の部署に配属される可能性は十分あります。
私の友人でも
- 資格欄に簿記2級って書いたら、経理に配属された
- 簿記2級とったら、経理に異動になった
なんて人は、ゴロゴロいます。
※もし「簿記2級はとったけど、経理で働くなんて嫌だ!」という人がいれば、会社にはナイショにしておく方が良いかもしれませんね。
メリット②転職活動が有利
そんな人にとっても、簿記2級は意味ある資格です。転職を有利にしてくれるからです。
実際、経理の求人票を見ていると
- 必須条件:簿記2級以上
- 簿記2級以上歓迎
みたいなヤツが、ゴロゴロあります。
簿記2級があると
- 経理実務の経験アリ:「実務能力と知識のバランスがとれている人」に見える
- 経理実務の経験ナシ:「経理の世界への通行証」として使える
みたいな感じになります。
①実務経験があっても、簿記資格を問われることは多いです。
②未経験でも20代なら、簿記2級だけで経理の転職市場での価値がグーっと高まります。
メリット③企業の良し悪しがわかるようになる
企業の良し悪しを、自分の目で判断でできるようになるのも大きなメリットです。
- 就職・転職先
- 投資先
- 取引先
などを選ぶときに、不確かなウワサやイメージに惑わされることがなくなります。
例えば、就職・転職で考えてみましょう。せっかく働くなら、
- 当分は、つぶれそうもない
- 従業員に、きちんと給与・賞与を払う
- 自分が興味をもった分野で伸び盛りの
会社がいいですよね?
簿記2級の知識・スキルを身に着ければ、会社が上記のような状況にあるのかどうか、財務諸表からカンタンに読み取れるようになります。
メリット④数字の管理ができるようになる
簿記2級レベルの知識・スキルがあると、適切に数字の管理ができるようになります。
- 自分の仕事を数字で語れるようになったり
- 家計管理に活かせたり
- 自営業や副業の帳簿が付けられたり
するわけです。お金の管理に強くなります。
メリット⑤ステップアップの基礎にしやすい
簿記2級は、会計に関する基本的なスキルを身に着けられる資格です。
さまざまな資格・スキルの基礎にすることができるので、ステップアップを考えるなら
- 簿記1級
- 税理士
- 会計士
- 中小企業診断士
- 証券アナリスト
といった資格の取得を目指すことができます。
会計分野への適性を確かめつつ、その後の広がりにも期待できる、使い勝手の良い資格というわけです。
簿記3級は、会計の入り口。基礎の基礎です。ビジネスパーソンのたしなみとして身に着けておくのが◎。
とはいえ、3級だけで、就職・転職などに役立てるのは難しいかもしれません。
簿記1級は、難関資格。就職・転職でも切り札になる資格です。大変だけど、取るだけの価値はあります。
私自身、簿記1級を切り札に、ホワイト企業の経理部に就職しています。
くわしくは、以下の記事も読んでみてくださいね。
簿記2級が「意味ない」と勘違いされる2つの理由
簿記2級は、
- 意味ない
- 価値ない
- 取ってもムダ
などと言われることも少なくありません。
こんな悲しい勘違いが起きてしまう理由を2つ、ご説明します。
理由①簿記2級ナシでも活躍している人がいるから
- 経理・財務系の部署にも
- それ以外の場所にも
「簿記2級を持っていないけど、活躍している人」というのは、存在します。
こういう人をみて「簿記2級なんてなくてもイイんだ」「簿記2級なんて意味ないね」と勘違いしてしまう人が出てくるわけです。
「簿記2級に意味がある」のは、簿記2級が
- 「なければ活躍できない」からではなく
- 「あった方がいろいろ有利」だから。
でも、ここで話しているのは、スゴイ人ではなく、普通の人のお話です。
普通の人にとって、簿記2級は、かなり意味ある資格だと思いますよ。
※簿記2級に限らず、資格全体について「意味ない」というウワサが出ているようです。でも、資格はこれから、ますます価値を高めていくと思いますよ。
理由②簿記2級が転職で役に立たないパターンがあるから
普通の人が簿記2級を目指す場合にも、注意しなくてはいけない点があります。簿記2級があれば必ず転職できるわけではないということです。
よくあるのが、年齢の問題。経理への転職は、30代以上で未経験だと、簿記2級があってもキビシイのが現実です。
それは早とちりです。簿記2級を持っていれば、30代以上未経験でも、方法はあります。
- 会計事務所で働く(短期間)
- 経理に転職する
という方法です。
会計事務所は経理の実務経験が手に入るので、経理業界への入り口としては悪くない選択肢です。実務経験を「ナシ」→「アリ」に変えてしまえば、30代以上でも経理への転職は可能になるからです。
欠点は、会計事務所はブラックな労働環境が多いこと。「実務経験を得るため」と割り切って、期間を決めて働くことをおすすめします。
簿記2級を学ぶなら…
そんなあなたには、資格スクールの利用をおすすめします。
優良な資格スクールを活用すると、
- 資格試験への合格
- 簿記に関する深い理解
の両方を、しっかりサポートしてもらうことができるからです。
具体的には、クレアールが良いでしょう。時間・価格両面でのコスパが最強だからです。
「合格に必要な範囲だけを勉強する」ことに特徴のあるスクールで、科学的に解析され、厳選された学習法を提供しています。
「満点」ではなく「合格」をねらうイメージで
- 効率重視で合格したい
- 忙しくて時間がない
- 費用を抑えて取り組みたい
- きちんと使える知識を身に着けたい
という人に向いています。
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こういうちょっとした利便性が、合格と挫折を分けたりするのですよね。
※資料を請求すると、無料でサンプル教材がもらえます。見てから決めればOKなので、とりあえず請求だけしておきましょう。
詳細は以下の記事をご覧ください。
まとめ:「簿記2級は意味ない」に惑わされないで!
簿記2級は、意味のある資格です。
- 就職活動が有利
- 転職活動が有利
- 企業の良し悪しがわかるようになる
- 数字の管理ができるようになる
- ステップアップの基礎になる
簿記2級にはこんなにメリットがあるので、「意味ない」なんて言葉にまどわされずに、ぜひぜひ身に着けて欲しいと思います。
とりあえず資料請求して、無料のサンプル教材をゲットしてみて下さい。資格スクールのハイクオリティ教材を、自分の目でチェックすることができますよ。
それではまたっ!
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