※この記事にはマイナビのプロモーションを含みます
この記事は、経理に興味のある女性のための記事です。
これから就職する大学生も、転職を検討しているOLも、やりたい職種を選ぶにあたって、いろいろな疑問があると思います。
経理歴10年超の私こびと株が、それらの疑問にバッチリ回答していきます!
もちろん向き・不向きはありますし、理不尽なことが無いわけでもありません。
でも全体としては、かなり女性に優しい職場だと思います。(これはつまり、男性にとっても悪くない職場だということでしょう♪)
気になる方は、ぜひ、経理職での就職を検討してみてくださいね!
目次
- 1 女性経理部員に関するQ&A
- 1.1 Q1:経理部って、女性が多いの?
- 1.2 Q2:経理に女性が多いなら、女同士特有の面倒な人間関係とか、あるの?
- 1.3 Q3:経理って、有給はとりやすいの?
- 1.4 Q4:経理部では、産休・育休ってとりやすいの?
- 1.5 Q5:経理部では、時短勤務ってやりやすい?
- 1.6 Q6:経理部には、マミートラックって、あるの?脱出法は?
- 1.7 Q7:経理って、スキルが身につく?
- 1.8 Q8:経理って、事務作業ばっかりなの?キャリアアップできる?
- 1.9 Q9:経理って、大変?
- 1.10 Q10:経理の女性って、怖いの?
- 1.11 Q11:経理の女性って、マジメ?
- 1.12 Q12:経理の女性って、地味?
- 1.13 Q13:経理には、お局さんがいるって本当?
- 1.14 Q14:経理って、定時に帰れる?
- 1.15 Q15:経理の女性って、融通のきかない人ばっかりなの?
- 1.16 Q16:経理部では、女性は補助業務ばかりやらされるの?
- 1.17 Q17:経理部って、おしゃべり厳禁?
- 1.18 Q18:経理の女性の年収って、どうなの!?
- 1.19 Q19:「経理やってみようかな」って思ったら、どうすればいい?
- 2 女性にとっての経理部まとめ:働きやすい職場です
女性経理部員に関するQ&A
では、さっそく、経理部に関するQ&Aです。女性が気になる疑問をまとめてみました。
たくさんあるので、気になるところだけ拾い読みしてくださいね。
Q1:経理部って、女性が多いの?
A1:比較的多いと思います。
マイナビAGENTの調査では、女性比率は46%程度です。
私の体感でも、経理部は他部署と比べて女性比率が高くて、だいたい40%程度は女性でした。
とはいえ、総合職の女性比率は15%程度。一般職や派遣・契約社員の女性が、経理部の女性比率を引き上げているという状況です。
※経理部にはルーチンワークも多いので、派遣・契約社員が複数在籍する傾向にあります。
Q2:経理に女性が多いなら、女同士特有の面倒な人間関係とか、あるの?
A2:あまりありません。
- ゴシップ好きが多くて、ウワサが光の速さで広まる
- ランチのメンバーで人間模様がわかる
- 先輩女性社員のご機嫌を損ねたら無視された
なんてこともゼロではありませんが、あまり気にしなくて大丈夫だと思います。
経理部では、業務の性質上、どちらかというとソロプレイが多いからです。担当業務の境目がハッキリしていれば、人間関係のごたごたは起こりにくいですよね。
Q3:経理って、有給はとりやすいの?
A3:とりやすいです。
この点、経理部員は恵まれていることが多いですね。
仕事の忙しい時期・ヒマな時期がハッキリしているので、お休みの計画がたてやすいんです。周りとタイミングを調整しつつ、ちゃっかりしっかり休みましょう!
Q4:経理部では、産休・育休ってとりやすいの?
A4:比較的とりやすい方だと思います。
実際に私が知っている人だけでも、産休・育休のあと復帰した経理部員が5名ほどいます。
女性が圧倒的に多い業種(銀行や旅行代理店など)ほどではないかもしれませんが、かなり整った環境だと思います。
Q5:経理部では、時短勤務ってやりやすい?
A5:かなりやりやすいです。
スケジューリング可能な仕事が多く、突発的な仕事が少ないからです。
また、自己完結する事務作業が多いため、帰る時間ギリギリまで業務に集中できるのもポイントです。
保険代理店の店舗営業を担当する友人は、悩んでいます。
時短勤務が始まると
- 勤務時間ギリギリまでカウンターにいる
→お客さまの都合次第で、予定の時間に退社できなくなってしまう - 勤務終了より前にカウンターを離れる
→同僚から、「まだ勤務時間中なのに仕事しないつもり?」と冷たい目を向けられる
…どっちも辛い、と。
接客の仕事は、時短勤務が向かないようですね。
Q6:経理部には、マミートラックって、あるの?脱出法は?
A6:会社にもよりますが、あることが多いでしょう。ただし、脱出は比較的カンタンです。
育児と仕事の両立が実現できているが、いわゆる出世コースからは完全に脱落してしまい、昇格や昇進の望めない仕事に限定・固定されてしまっている状況
(weblio辞書より抜粋)
経理部でも、時短勤務時代のワーママには、比較的単純な業務(一般職・派遣社員とあまり違わない業務)を割り当てることが多いです。
とはいえ
- 専門知識をアピールできる
- 効率的に仕事をこなせる
こういう社員は、自分のタイミングでマミートラックを抜けだすことが可能です。
実際、私の勤め先の経理部にも、時短勤務時代を
- 子どもが幼稚園児の頃
→マミートラックに身を任せる - 子どもが小学生
→徐々に責任ある業務に復帰
の2期に分けて調整していた、女性社員がいました。
優秀な人でしたので、②の時代には、昇格・昇進も果たしました。
Q7:経理って、スキルが身につく?
A7:まちがいなく、スキルを身に着けやすい職種です。
知識やスキルが身につく仕事なので
- 夫の転勤に伴い、転職の必要が…
- 子どもが生まれたので、正社員→派遣社員に働き方を変えたい…
などということも、やりやすいでしょう。
Q8:経理って、事務作業ばっかりなの?キャリアアップできる?
A8:キャリアアップ可能です。
比較的、いろいろなキャリアプランを選びやすい職種だと思います。
- 専門知識を身につけて、経理ひとすじでがんばる
- 企画部(経営企画・事業企画など)へのキャリアパスを進む
- 税理士資格をとって独立する
- 会計士資格をとって監査法人へ転職する
- 事務作業に集中し、昇進は目指さずにプライベートを充実させる
- 財務系の仕事へうつり、CFOを目指す
などが考えられます。
Q9:経理って、大変?
A9:いいえ、楽です。
どのくらい楽かというと、昔こんな記事↓を書いてしまうくらい…(笑)
とはいえ、向き・不向きのハッキリする職種ではあります。
- じっと座っているのが辛い
- 勉強が嫌い
- チームープレイ万歳!ソロプレイは苦手…
という人にとっては、大変な仕事かもしれません。
Q10:経理の女性って、怖いの?
A10:いいえ、むしろ親切・丁寧な人が多いです。
後続処理をする人に配慮して、丁寧に仕事ができる人が多いと思います。気が利く女性が多い印象です。(こびと株の所感)
ただし、業務の特性上、ルールには厳しいです。
- そこをなんとかぁ…融通きかせてよー!
- まぁそう固いこと言わないでさ。
- 1日くらいなんとかなるでしょ?
- そんくらい、いいじゃん。適当にやっといてよ。
といった発言をすると
と冷たい対応をされることも少なくありません。
その意味で、経理の女性は他部署から見ると「なんだか怖い人たち」なのかもしれませんね。
Q11:経理の女性って、マジメ?
A11:マジメな人が多いと思います。
冗談が通じない、というタイプはあまり見かけません。
でもどちらかというと
- 勉強家
- コツコツタイプ
- 心配性
- ルールは絶対に守る
- 責任感が強い
という人が多いと思います。
Q12:経理の女性って、地味?
A12:人それぞれですが、会社内では地味な服装の人が多いでしょう。
経理は、ルールを守る仕事です。法律や会計基準、社内規定などに従って、業務をすすめていきます。
ですから、社内ルールや常識から外れない行動をする人が多いですね。明文化されているルールだけでなく、暗黙のルールも含めて、TPOを心得ている人が多いと思います。
それが結果として、「会社内では地味な服装」という選択につながっているのでしょう。
Q13:経理には、お局さんがいるって本当?
A13:会社によるのでしょうが…お局さんが幅を利かせにくい職種だと思います。
ルールに従って処理することが重要なので、「誰が言ったか」よりも「何を言ったか」で判断されることが多いからです。
- 会計・税務の知識があるか?
- 会計基準にそった提案ができるか?
- 税法にもとづいた処理ができるか?
といったことが重要になってきます。
※ただし!…明文化されていない社内ルールが多い業務には、注意しましょう。お局さんの得意分野である可能性がありますw
Q14:経理って、定時に帰れる?
A14:計画的・効率的に仕事ができれば、定時帰り可能です。
事前にスケジューリングできる作業がほとんどで、突発業務が少ない職種だからです。(組織再編絡みのプロジェクト業務・経営層に振り回される管理会計業務を除く)
また、忙しい時期とヒマな時期が比較的はっきりしているので、「忙しい時期の準備を、ヒマな時期にどのくらい整えられるか」が勝負になってきます。
- 事前にできることは全てやる
- 必要な情報を早めに得られる体制をつくる
- 計算シートを効率化する
- 経理システムの便利機能を学ぶ
- 後輩社員の教育に力を注ぐ
といった準備・業務改善を進めらることができれば、年間を通してほぼほぼ定時に帰ることができるでしょう。
Q15:経理の女性って、融通のきかない人ばっかりなの?
A15:仕事上は、融通がききません。人間的には、人それぞれです。
経理は金庫番ですから、ルールに従って行動することが求められます。
- ケースバイーケース
- 臨機応変
- ゆるい
といった言葉は、経理部では御法度です。ルール外の自己判断を意味するからです。
個人の自己判断でお金を管理したら、会社はめちゃくちゃになってしまいます。
Q16:経理部では、女性は補助業務ばかりやらされるの?
A16:会社によります。でも、専門知識で逆転可能です。
経理に限った話ではありませんが、女性総合職をうまく扱えない会社(職場)というのは存在します。
とはいえ、経理は「正解がハッキリする職種」です。とにかく、会計基準や税法に書いてあることが正しいのです。
ですから、専門知識を十分に身に着け、正しい処理を提案し続けることで、女性でもメインの業務を担当できるようになります。(逆に、知識不足で誤った主張ばかりしていると、男性でもメイン業務から外されていきますw)
※一般職や契約社員・派遣社員という雇用形態で働く場合には、どの会社でも、補助業務が中心になるでしょう。
Q17:経理部って、おしゃべり厳禁?
A17:そんなことはありません。
確かに、経理には、ひとりでPCと向き合う仕事がたくさんあります。
ですから、
- いつでもにぎやか
- あっちでもこっちでもチームプレイ
- 笑い声が絶えない
という雰囲気の経理部は、少ないかもしれません。
とはいえ、
- グループのミーティング
- 他部署からの問い合わせの電話
- 部下から上司への進捗報告
といった、日常の会話は発生しますし、雑談だってもちろんあります。
Q18:経理の女性の年収って、どうなの!?
A18:マイナビAGENTの調査によれば、30代の経理職女性の平均年収は450万円程度です。
30代の経理職男性の平均509万円と比べると、低めの水準に抑えられています。これは、一般職・派遣社員・契約社員という形で働く女性が多いせいではないかと考えられます。
※ちなみに経理は、転職がしやすい職種です。はじめの会社の年収水準がいまいちでも、転職によって年収アップが狙えるのは、悪くないポイントですよね。
Q19:「経理やってみようかな」って思ったら、どうすればいい?
A19:簿記の勉強と、エージェントを使った就職・転職活動を並行してすすめてください。
簿記は3級からスタートして、できれば2級程度まで取得しておくのがおすすめです。(新卒・中途問わず)
とはいえ、一番重要なのは、プロのエージェントに相談すること。
- 新卒の就職活動:「経理配属」を約束して内定を出してくれる企業を探す
- 中途の転職活動:転職市場の景気と、会社の求めるスペックを知る
という目的のために、新卒でも中途でも、どうしてもプロの就職エージェントの助けが必要になるのです。
①新卒の就職活動の場合
「経理配属」を約束して内定を出してくれる企業は、数がとても少ないです。(私も就活時はずいぶん必死に探しましたが、数社しか見つけられませんでした。)
自分で探すだけでは、時間がかかり、効率が悪く、なかなか良い会社に出会うことができません。就職エージェントに相談して、プロの手腕に頼りましょう。
おすすめは、キャリアチケットというエージェント。マンツーマンのサポートが無料で受けられるので、ぜひ一度カウンセリングに参加してみてください。
②中途の転職活動の場合
転職活動の明暗を分けるのは、転職市場の景気です。景気次第では、
- 大したスペックじゃなくても、いい会社に入れちゃった♪
- ハイスペックなのに、全然内定とれない…
といったことが起こります。
ですからまず、転職エージェントに、今の状況をたずねてみてください。「今の景気で、自分のスペックだと、どんな会社に入れそうか」を見極めるのが重要です。
具体的には、
- 20代:マイナビAGENT
- 30代以降:JACリクルートメント
に登録することをおすすめします。
エージェントは転職市場を知り尽くした転職のプロですので、市場の景気を考慮した提案をばっちりしてくれます。
ぜひ早めにエージェントと面談して、自分の状況をチェックしてみてくださいね。
女性にとっての経理部まとめ:働きやすい職場です
経理部は、女性にとって、なかなか働きやすい職場です。
「なんだかんだ経理はストレス多いでしょ~」なんて、不安に思ってしまうあなたは、以下の記事をご覧ください。
私こびと株は、経理部で働く女性を応援しています!
それではまたっ!
※関連記事です
Follow @kobito_kabu