こんな人のための記事です。
というわけで、この記事では、伝わらない文章の特徴7つを解説していきます。
こんな文章は伝わらない!
- 回りくどい
- 構成がグチャグチャ
- 間違いまみれ
- 一文が長い
- 省略しすぎ
- 読み手がイメージされていない
- エネルギーがない
※この記事の書き手は、月間約80万回近く読まれるブログを運営中です。「伝わる文章」について、日々精進の途上ではありますが、Twitter等でお褒め頂くこともあります。この記事が、皆さまが文章を書く際のヒントになれば嬉しいです。
目次
伝わらない文章の致命的な特徴7選
伝わらない文章の特徴①回りくどい
- 実は、大して言いたいコトが無い
- 結論を明示したくない
こういう気持ちのまま文章を書き始めると、ひたすらに回りくどい文章が誕生します。
- 「~なので」→「~ということであるわけなので」
- 「~です」→「~という風な考え方もできるかと思います」
- 「~すべき」→「~という案も検討する余地があると考えられ」
といった言い回しが増え、文章があいまいに、伝わりにくくなっていくわけです。
伝わらない文章の特徴②構成がグチャグチャ
- 文章全体で伝えたいこと
- ①を伝えるために必要な要素
- ②をどんな順序で並べるか
といったことが決まらないまま「とりあえず」で書き始めた文章は、たいてい「伝わらない文章」になります。
思いついたことを思いついた順に書いて、それでもマトモな文章に仕上げられるのは、
- 作家
- ライター
- 記者
など、一握りの文章エリートだけ。
伝わらない文章の特徴③間違いまみれ
とても単純な話として、
- 誤字脱字が多い
- 主語と述語が噛み合っていない
- 副詞の呼応が間違っている
といった、
です。読み手は頭の中で、一文一文修正を加えながら読み進めるハメになるので、話の内容にまるで集中できません。
さらに言えば、間違いだらけの文章からは、最低限の気配りさえ感じられません。
高確率で
- ものすごく無礼
- 本当は伝えたいことなんてない
- 単に能力が低い
などと判断され
と思われてしまうでしょう。
読み手に読む気がなければ、書き手の言いたいことが伝わる可能性はほとんどゼロです。
伝わらない文章の特徴④一文が長い
例えば以下は、このサイトの人気記事「高配当株のポートフォリオは、金のタマゴを産む”痩せない”ニワトリのようなものである」の書き出しです。
こんにちは、こびと株(@kobito_kabu)です。
日米高配当株(約50銘柄)ほどに投資をして、高配当株ポートフォリオを構築しています。今では年間賞与並みの金額に成長しました。これからもどんどん増えていく予定です。
このポートフォリオ、まるで『金のタマゴを産むニワトリ』のような働きをします。
本記事では、この素晴らしいニワトリの特徴・育て方をご紹介します。
これがもし、
こんにちは、こびと株(@kobito_kabu)です。
日米高配当株(約50銘柄)ほどに投資をして、高配当株ポートフォリオを構築していて、今では年間賞与並みの金額に成長している上、これからもどんどん増えていく予定ですし、このポートフォリオ、まるで『金のタマゴを産むニワトリ』のような働きをしますので、本記事では、この素晴らしいニワトリの特徴・育て方をご紹介します。
だったら、どうでしょう?
どちらの文章が伝わりやすいかなんて、悩む間でもありません。
一文は、ざっくり40文字以内。コレを超えたら、「二文に分けた方がよいのでは?」と検討すべき頃合いです。
伝わらない文章の特徴⑤省略しすぎ
- 話が飛ぶ
- 論理が飛躍する
- 指示語が多い
なんて言われたことがある人は、ほぼこのパターンと考えて良いでしょう。
当たり前のことですが、
文章として書かれた文字が、読み手の得られる情報の全てです。
A→B→Cとつながる話は、必ずA→B→Cと書かなくてはいけません。
A→Cでも「普通は分かるだろう」という考えは、書き手の怠け心からくるものです。
指示語(これ・それ・あれ・どれ、ここ・そこ・あそこ・どこ等)を使ったときは、一度指示語ナシの文章に直してみましょう。
「カラスは黒い。コレは確かな事実だ。」と書いたら、「カラスは黒い。カラスが黒いのは確かな事実だ。」に直してみるわけです。
こう直してみると、「コレ=カラスは黒い」だな、ということが書き手の中で明確になります。
そうなって初めて
と判断できるわけです。
伝わらない文章の特徴⑥読み手がイメージされていない
これもまた、伝わらない文章の代表例です。
文章を書くときには、
- どんな人に読んでほしいのか?
- 読み手の知識レベルはどれくらいか?
- 読み手はどんな状況(仕事として、息抜きとして等)でその文章を読むのか?
- 読み手は文章を読みなれた人か?
など、伝えたい相手のことを考え抜く必要があります。
伝わらない文章の特徴⑦エネルギーがない
最後に、NGポイント①~⑥に当てはまらず、キレイな文章になっているにも関わらず、やっぱり「伝わらない」文章のパターンをご紹介しておきます。
それは
です。
自分の体験や思考の裏打ちのない、薄っぺらい文章。こういう文章は、いくら分かりやすく書かれていても、読み手の心を動かすことはありません。
書き手の
- 悩みや痛み
- 希望や欲望
が詰まった身を切るような文章は、多少体裁が崩れていても、きっと誰かに届きます。
本当に伝わる文章を書くためには、自分自身と向き合って、本当に書きたいコトを書く必要があります。
例えばこの記事。
私自身が、自分の新入社員時代の振り返り、当時のツラさを思い出し、恥ずかしさにのたうちまわりながら、
という思いで書いた7400文字(400文字詰め原稿用紙18.5枚分)です。
もう長い間、毎日平均100人ほどに読まれています。
「落ち込みがちだったウチの新人にこの記事を読ませたら、前向きに頑張ってくれるようになりました!仕事もだんだんできるようになってきてます!」みたいなメッセージも頂いています。
伝わらない文章まとめ:伝えたいコトがなければ伝わらない
こんな文章は伝わらない!
- 回りくどい
- 構成がグチャグチャ
- 間違いまみれ
- 一文が長い
- 省略しすぎ
- 読み手がイメージされていない
- エネルギーがない
これさえ守れていれば、7つのNGポイントにハマってしまうことなんて、考えにくいですからね。
「伝わる文章」が書けることは、学生~ビジネスマンまで、
- メール
- 報告書
- 入試
- エントリーシート
- ラブレター(?)
様々なシーンで役に立つはずです。
特にビジネスシーンでは「文章が書けることは、稼ぐための必須スキル」になりつつあるように思います。
伝わらない文章の特徴を知り、自分の文章を点検することで、少しでも文章力を鍛えていって頂ければ幸いです。
それではまたっ!
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