こんな人のための記事です。
会計事務所に転職すべきなのは、会計キャリアの第一段階として活用したい人。
- 経理業務の未経験者
- 税理士試験受験中の人
- 税理士開業直前の人
などが、ステップアップの第一歩として就職するケースですね。
これ以外の人には、会計事務所への転職はおすすめできません。
理由は単純。労働環境がブラックな事務所が多いから。安月給と複雑な人間関係、多岐にわたる業務に疲れ果ててしまう可能性があります。
ホワイト企業の経理部にもぐりこむための具体的方法は、管理部門特化の転職エージェント「MS-Japan」に相談してみてください。
一度相談しておくと、転職のプロによる、あなた専用のプラン提案を受けられるようになりますよ。
目次
会計事務所への転職が、基本的にはおすすめできない3つの理由
基本的に、会計事務所への転職はおすすめできません。
- 給料が安い
- やることが多い
- 人間関係が複雑
…つまり、ブラック事務所が多いからです。
ホワイト企業の経理部なら
- 給料は結構いい(余裕で平均以上)
- 研修制度は整っている
- 周りもゆとりがあるので親切
- 残業はほぼナシ・有給消化は義務
- 次のステップにつながる業務経験ができる
とメリットたっぷり。仕事自体も楽しいです。
ホワイト企業経理部への道、ぜひ検討してほしいと思います。
理由①給料が安い
会計事務所をおすすめできない理由の第一は、給料が安いこと。
会計事務所に勤務した経験のある経理部員にインタビューしてみましたが、全員口をそろえて「会計事務所は給料安すぎ!」と言っていましたね。
もちろん例外もあるのでしょうが、
- 安い給料
- 最低ラインの福利厚生
- 長時間労働(時給を計算すると酷いことに…)
という事務所が多いのも事実。一般的に言って、会計事務所の労働条件は良くありません。
見た目の年収のほか
- 退職金・家賃補助をはじめ、福利厚生が整っている
- ゆとりがあるので、業務時間中に勉強もできる
- 有給休暇や傷病・出産・介護休暇の日数が違う
というメリットもあって、想像以上の待遇改善だったようです。
理由②やることが多い
会計事務所員の仕事は、かなり幅が広いです。
会計・税務に関する処理や相談対応はもちろんですが、それ以外にも
- 新規取引先獲得のための営業活動
- 既存取引先のご機嫌伺い
- 顧問報酬を払ってくれない会社からの債権回収
など、様々な業務を任される可能性があります。
業務ごとに求められるスキル・能力も違いますから、学習の負荷が高く、ストレスが溜まりやすい環境と言えるでしょう。
さらに、肝心の税務・会計関係の仕事では
- 伝票入力しかさせてもらえない
- 小さいクライアントばかりで、スキルの幅が広がりにくい
- 教えあう雰囲気はゼロで、ひたすらに苦労が多い
といった事務所も多いようです。
理由③人間関係が複雑
規模の小さい会計事務所は、閉鎖的な雰囲気になりがちです。
- 社長がワンマンで「やりたい放題」だったり
- 職人気質で変わった人が多かったり
- お局さんがいたり
独特の人間関係ができてしまっている事務所も多いようですね。
忙しさやストレスの溜まりやすさから、
- 同僚のサポートが受けにくい
- 未経験者放置/引継ぎナシ
- 職場いじめ
- パワハラ・セクハラの常態化
なんて、黒いウワサも耳にします。
会計事務所への転職が悪くない3つのパターン
「会計事務所への転職はおすすめできない」のは事実です。でも、1つだけ例外があります。
ホワイトな働き方への最初のステップとして活用する場合です。
パターン①経理未経験者の場合
経理の中途採用では、実務経験が重視されます。
- 会計事務所では、未経験者も採用されうる
- 会計事務所で働けば、経理経験者になれる
- 経理経験者になれば、企業経理部にも採用されやすい
という仕組みを利用すれば、
- 会計事務所で短期間働く
- ホワイト企業の経理部に転職する
または
- 会計事務所で短期間働く
- 中小企業の経理部にうつる
- ホワイト企業の経理部にステップアップ
という道が開けてきます。
具体的な転職活動には、MS-Japanがおすすめです。管理系の仕事を専門に扱うエージェントなので、
- 会計事務所の求人
- 中小企業経理の求人
- ホワイト企業の経理部の求人
各種きっちり取り揃えて、しっかりサポートしてくれます。
パターン②試験合格までのつなぎとして使う場合
- 試験休暇がとれる場合がある
- 実務に触れることで、活きた知識が身に着く
といったメリットがあるからです。
ただし、こういう場合に注意してほしいことが2つあります。
- 最短で合格に漕ぎつける
- 科目合格時点で転職を検討する
の2つです。
いつまでも、ズルズルとブラックな会計事務所勤めを続けてはいけません。ぜひ、最速で次のステップへ進むことを意識して下さい。
①最短で合格に漕ぎつけるための方法としては、適切な資格スクールを活用することです。
「費用を抑えて独学で頑張る!」という考えもあるとは思いますが、効率がイマイチです。
具体的には、クレアールなんかがおすすめですね。とにかくコスパの良い学習法にこだわったスクールですから、きっとあなたの役に立ってくれるでしょう。
もうひとつ重要なのは、科目合格を勝ち取るたびに転職活動に取り組むことです。
実際、4科目合格時点でホワイトな大企業経理部に転職した知り合いもいます。
具体的には、MS-Japanに登録しておけばOKです。管理部門に特化した転職エージェントなので
- 今の合格科目で内定がとれるか
- 転職後に試験勉強の時間が確保できるか
- 試験前に休暇はもらえそうか
などを含め、経理の実情を詳しく教えてくれます。あなたの現状に合わせた転職について、有用なアドバイスを受けることができるでしょう。
パターン③税理士開業準備のために使う場合
税理士資格保持者が、自分の事務所を開く前の準備ステップとして、会計事務所に勤めるパターンもあります。
- 仕事の流れをつかむ
- 顧客リストを獲得する
- スタッフを引き抜く
といった目的での、会計事務所転職です。
②顧客リスト獲得や、③スタッフ引き抜きはともかくとして、「開業前に仕事の流れをつかむために勤めてみる」というのは、必要な準備ステップのように思われます。
ホワイト企業経理に転職するための4つのポイント
ホワイト企業の経理部を目指すとき、重要になるポイントが4つあります。
- 実務経験
- 年齢
- 資格
- タイミング
です。
ポイント①実務経験
第一に重視されるのが、実務経験。
他のポイントとの兼ね合いもありますが、会計・税務業界の転職は
- 実務経験のある人にはカンタンで
- 実務経験の無い人には難しい
という特徴があります。
ポイント②年齢
2つめのポイントは、年齢です。基本的に、若ければ若いほど有利です。
とはいえ、こればかりは、
「よーし、じゃあ3歳若返ろうかな!」
というわけにはいきません。
けれども、この先の人生の中で一番若い日は今日です。
ポイント③資格
3つのポイントは、資格です。
- 日商簿記検定
- 税理士
- 会計士
- USCPA(米国公認会計士)
などですね。
なかでも、注目してほしいのは日商簿記検定。
地味なイメージがあるかもしれませんが、2級以上があれば経理部への転職ではかなり優遇されます。
簿記2級は、企業が求める資格No.1とも言われていますし、簿記1級は
なんて声をかけてもらえる資格です。
※実際に私が上場企業の経理部長に、転職面接@青山オフィスで言われたセリフです。
ポイント④タイミング
そして、1番大切なのがタイミング。転職市場の市況です。
ちなみに、今は転職市場がかなり熱い時期。空前の売り手市場、大チャンスです。
※「転職市場の流れは変わり始めている」という話もありますので、早めのチャレンジがおすすめです。
①実務経験や③資格のある人は、会計事務所を受ける前に、ぜひホワイト企業の経理部を検討してみてください。
具体的な求人案件は、MS-Japanに相談すればOKです。管理部門専門の転職エージェントで、経理の仕事に詳しい上、実績・評判とも◎。相談相手として最適と言えます。
会計事務所への転職まとめ:ステップアップの1段階として使おう!
会計事務所への転職は、基本的にはおすすめできません。
理由は、ブラックな労働環境の事務所が多いからです。
ただし、ステップアップのための第一段階として活用するなら、話は別。
- 経理業務の未経験者
- 税理士試験受験中の人
- 税理士開業直前の人
にとっては、会計事務所も悪くない選択肢だと思います。
キャリアプランに悩んだら、一度、MS-Japanの転職エージェントに相談してみてください。会計分野のお仕事について、幅広い情報を提供してくれますよ。
- 会計事務所に転職したいとき
- 会計事務所からの転職を考えるとき
どちらにも使えるエージェントです。
それではまたっ!
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