こんな風に思っているサラリーマンのあなた。この記事は、あなたのための記事です。
私も数年前まで、頑張っても頑張っても報われない現実に、泣きたい気持ちで仕事をしていました。
10年超も仕事をしていれば、そんな時期もありますよね。
この記事では
- 頑張っても報われない現実
- それでも報われたいときに試すべきコト
について、解き明かしていきます。
目次
「仕事なんて頑張っても報われない」そう感じた瞬間5選
あります、あります!私も、あります!
①働かないおじさんの給与を見てしまったとき
あなたの周りには、いませんか?働かないおじさん。
うんざりしつつも気持ちも切り替え、一生懸命自分の仕事に取り組んでいた、ある日のこと。
見てしまったのです。
働かないおじさんの給与明細を!
※経理の仕事では、人の給与明細をチェックしなくてはいけないタイミングがあります。もちろん決して他言はしません。
そこに書かれていたのは、実にショッキングな金額…。
- 私:フルスピードで難しい会計処理をこなす
- おじさん:のんびりとネットサーフィンをしつつ、時々お昼寝を楽しむ
給料が①<②ってどういうことなんですかね?
しかも1.5倍ってどう理解すればいいですかね?
薄々知ってたけど、具体的な数字を見せられると、ショックがマシマシですよね?
②5段階評価の「5」を取ったのに、昇給額が〇千円だったとき
あれは、入社6年目のことでした…。
- 頼りにしていた先輩の転職
- 上司の異動(新しい上司は経理を知らない)
- 派遣さんが突然辞める
などが重なり、突然仕事がハチャメチャに忙しくなりました。
さらに、
- 税制改正
- 会計基準改正
- 監査法人の交代
- 組織変更
なども重なって、仕事が激増。
当時の私はヤル気に満ちあふれていましたので
と叫びつつも、
ということで、死ぬほど頑張って働きました。
- 残業は100時間を軽く超えましたし
- なぜかグループの業務管理は私がしていましたし
- そんな中でも後輩の育成には気を使っていましたし
- 業務改善もきちんと進捗させていました。
知識もスキルもついてきて、気力も経験も十分という時期だったのですね。
そして迎えた、評価面談。
えぇえぇ。めっちゃ頑張りましたとも。
わーいvこれで昇給だぁ!
仕事もちょっと落ち着いたし、お給料が出たら、昇給分で軽く旅行でも行ってこようかな♪
なんて夢を見ていられたのは、昇給額を知るまでの数週間のこと。
頑張っても頑張らなくても、給料に差がつかないのがサラリーマン。
この日、そんな現実を知り、ひとつオトナになったこびと株でした。
③会計士試験に受かった先輩の昇給額を知ったとき
おおおおー!おめでとうございますー!
ぜひぜひお祝いしましょう!
わー、うらやましい!ありがとうございますー♪
そして、数か月後。
会計士試験は、超難関の国家試験です。弁護士に次ぐ難易度ともいわれています。
私とセンパイの所属は経理部ですから、会計士試験の勉強は、ハッキリ業務に直結します。
- 業務に関する勉強を
- めっちゃ頑張ってやって
- 超難関試験に受かっても
- 昇給額は、雀の涙。
これが、社会の現実です…。(古き良き日本の会社は、どこもこんなものではないですかね?)
④業務を効率化したら年収が下がったとき
経理部には、
- 毎日
- 毎月
- 毎四半期
- 毎年
ほぼ同じ処理をする業務がたくさんあります。
ですから、業務のローテーションが無い場合、
- 知識をつけて判断スピードが上がったり
- 業務に慣れて作業スピードが上がったり
- 業務フローを改善したり
- 業務用の計算シートを改善したり
することで、作業工数を大幅に削減することができます。
あれは、入社4年目のことでした。
ということで、ずいぶん頑張って、仕事を効率化しました。
年間残業時間は、ざっと
- 3年目:400時間
- 4年目:300時間
くらい。担当業務には、ほとんど変更が無かったので、ざっくり100時間分の業務改善をしたことになります。
と言ってもらって、ニマニマしていたのですが…。
源泉徴収票をみて、驚きました。
考えてみれば、当然のこと。
- 褒めてもらったけど、特に昇給は無し
- 残業時間が3/4になったので、残業手当も3/4に
100時間の残業手当分だけ、年収が減るのは自然のなりゆきです。
⑤役員が全員「一橋大学卒」だと気づいたとき
最後がコチラ。
役員昇格の、本当の条件を知ったときです。
…弊社は、一橋が圧倒的に有利なようです。
ザ・学閥!
そもそも、頑張ったら報われるのって当たり前?
私にも、上で述べた通り、「仕事なんて頑張っても報われないじゃないか!」と叫びたくなる瞬間がたくさんありました。
でもここで一度、立ち止まって考えてみたいと思います。
そもそも、頑張ったら報われるのって、当たり前のことなのでしょうか?
頑張ったら成果が出るとは限らない
私たちが会社で働くのは、仕事です。仕事である以上、成果を出さなければなりません。
営利企業で働くサラリーマンなら、会社が利益をあげられるように行動する必要があります。
- 頑張ったかどうか
- 成果が出たかどうか
この2つは、必ず一致するとは限りません。
残念ながら「頑張ったけど成果が出なかった」ということもありますし、「そんなに頑張っても無いけど成果は出た」という優秀な人もいるでしょう。
会社が求めているのは、成果です。
「頑張ったら、報われたい」と思うのは、感情的には自然な流れですが、
というのは、実はワガママなのかもしれません。
有名コンサルタントの「ちきりん」さん(Twitterのフォロワー数35万人超!)も、ブログで
評価されるのは努力じゃなくて成果だと。
(Chikirinの日記「社会人になって学んだ3つのこと」より抜粋。太字は筆者。)
書いておられます。
サラリーマンは成果と報酬が結びつかない働き方
残念ながらそちらも、まだ少しズレているかな、という感じがしています。
サラリーマンという働き方自体、
- 成果が出たかどうか
- 報酬がどれくらいか
の結びつきが弱い働き方だと思うからです。
「成果が出たら報酬をよこせ」というのであれば、「成果が出ないときは報酬は要りません」と言わなくてはいけない理屈になりますよね。
サラリーマンは、
- 自分の成果が出ていなくても
(営業成績が悪くても、新入社員でまだ仕事ができなくても…) - 事業部の利益が出ていなくても
- なんなら、会社自体が赤字でも
給料を請求することができます。
成果と報酬が結びつく働き方を選びたいなら、サラリーマン以外の働き方を選択する必要があります。
- 成果が出ないとき:それでも約束の給料は払ってね。
- 成果が出たとき:給料を上げてくれないと。
というのは、少しワガママなのかもしれませんよね。
それでも、少しは報われるために試してほしい5つのこと
ですよね~。
「頑張ったら報われる」のは、サラリーマンには難しい…そういわれても、
- よし、じゃあサラリーマンを辞めよう!
というわけにもいかないのが普通ですし
- じゃ、報われなくてもいいから頑張ろー!
と切り替えるのも、なかなか難しいもの。
このうち半分くらいは、私自身も実践中。実践しはじめてから、「報われない感」が少しずつ薄まってきています。
①優先順位をつける
まずは、「せめてどこか一部分だけでも報われよう」という方向性です。
自分にとって重要な部分を決めて、意識的に、その部分で報われるための行動を選んでいきましょう。
例えば、優先事項が
- 「短い勤務時間」なら:
早く帰るためにとにかく仕事は効率化する。有給が取れる業務フローを作る。 - 「給料」なら:
昇給に繋がる行動を最優先する。必要なら上司に媚びてもOK。 - 「満員電車に乗らないこと」なら:
フレックス勤務を勝ちとる。必要ならプレゼンの練習でも草の根の票集めでもなんでもする。
みたいな感じで動くといいと思います。
②転職する
次は、「比較的報われると感じられる場所で働こう」です。
転職は、労働条件を劇的に改善させる手段になり得ます。転職によって
- 年収をアップする
- 福利厚生を改善する
- 勤務時間を短くする
- 働き方の自由度をあげる(リモートワーク・フレックスタイム等)
- 人間関係を改善する
などに成功すれば
と感じることができるでしょう。
今は、普通の人でも転職する時代。転職できる時代。
ちなみに、
- 今までの頑張りに報いてほしい
- 年収等の条件をアップさせたい
という場合は、JACリクルートメントを使うのがおすすめです。
非常に優秀なエージェントさんですので、きっとあなたが満足できる求人案件を紹介してくれると思いますよ。
③SNSなど承認欲求が満たせる場所を手に入れる
残りの3つは、「報われる場所での活動を始める」方向です。
- サラリーマンの「安定」
- 別な場所での「報われ感」
自分の人生全体で両方が手に入れば、それでいいよね、という考え方です。
例えば、
- インスタグラム
- TikTok
などのSNSを始めて、フォロワーを増やす工夫をしてみること。
④副業を始める
それから、副業を始めるのも悪くない選択です。
- サラリーマンとして「安定」を
- 副業マンとして「成果に応じた報酬」を
得ることで、安心の暮らしと、頑張れば報われる達成感の両方をGETすることができます。
最近は、副業解禁の流れもあって
- せどり
- YouTube
- ブログ
- ライティング
- HP制作
- スキル販売(ココナラ等)
- 動画編集
など、様々な副業の情報があちこちで紹介されています。
ネットビジネス系の副業なら、最初に大きいお金をつぎこむ必要のないものもたくさんあります。
リスクを抑えつつ成果をあげて、報われない感に満ちた日々を卒業していきましょう!
⑤投資を始める
最後は、投資を始めること。
資産運用の世界では
- 学歴も
- 年齢も
- コネも
- 資格も
全く関係がありません。ただただ、結果が全ての世界。自分の出した成果が、そのまま自分の資産額に直結します。
これを機に、資産運用について勉強を始めて、「会社以外のところで報われる経験」を貯めていくのも、悪くないと思いますよ。
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「仕事なんて頑張っても報われない」まとめ
「仕事なんて、頑張っても報われない。」
そう思ってしまうタイミングは、会社員をしていると、いろいろとあると思います。
- 頑張ったかどうかと成果がでたかどうかは別だし
- 成果が出なくても給料がもらえる以上、成果が出ても給料がでないのは自然だし
「頑張った」→「報われる」ってならないのは、サラリーマンの宿命なのかもしれません。
そんなときは
- 優先順位をつけて、どこかの面だけでも報われるよう努めたり
- 転職しちゃったり
- 別な場所(SNSとか)で承認欲求を満たしたり
- 副業を始めたり
- 投資を始めたり
といったことが、対策になるかなと思います。
ちなみに、「転職」という言葉が少しでも気にかかるなら、一度はJACリクルートメントに相談してみるのがおすすめですよ。
JACリクルートメントは、ハイクラスの転職に強い転職エージェント。即戦力で働けるあなたなら、今より少しは「報われる」感のある求人案件を、紹介してもらうことができるでしょう。
※話をきいてみてピンとこなければ、実際には転職しなくてもOKです。モヤモヤを抱えながら毎日を過ごすくらいなら、試してみる価値はありますよ。無料ですしノーリスクですから。
湧き上がるいろいろな思いの全てを、会社で叶えようとしても、それは難しいです。
- 最低限の優先事項を叶えつつ
- 少しでも叶う会社を選びつつ
- 会社以外の活躍の場を持ちつつ
自分の人生全体で「頑張った分報われたなぁ」と思える生活を、していきたいものですね。
ぜひぜひ、報われる人生を。
私自身も、そのための努力を積み重ねていきます。
それではまたっ!
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