こんな文系大学生のための記事です。
年功序列が基本の日本企業でも、最近は新卒に高い年収を約束する会社が出てきました。
けれども、
- まだまだそういう会社は少なめ
- そういった求人は技術職が多い
ということで、文系大学生にはなかなか難しいのが現状です。
それでも新卒で高い年収がほしければ、
- 外資コンサル
- 外資金融機関
- 新しい取り組みを始めている話題の会社(※)
※「新卒年収1,000万円」で話題になった「くら寿司」など
なんかを狙うことになるでしょう。
※新卒ですぐに1,000万円!というのは難しいかもしれませんが、20代のうちに1,000万円に到達することは不可能ではありません。
この記事では、少し前に話題になった「くら寿司」の応募条件を例に、新卒で高い年収がほしいあなたが
- 身に着けるべき基礎スキルは何か?
- その基礎スキルを身に着けるにはどうやったらいいか?
の2点を解説していきます。
目次
年収1,000万円の基礎スキルは、英語と会計
結論から言うと、高年収の基礎になるスキルは「英語」と「会計」です。
1つずつみていきましょう。
スキル①TOEIC
まずは英語。具体的には、TOEICのハイスコアです。くら寿司の求人では、800点以上とされていました。
少し古い資料ですが、IIBC(TOEICの実施団体)が提供する「上場企業における英語活用実態調査」報告書に、こんなデータがあります。
これによれば、新入社員が期待されるTOEICスコアは平均で550~565点程度。
年収1,000万円を狙うなら「新卒の平均程度でOK」というわけにはいかないでしょう。
なにしろ、上場企業社員全体の平均年収でさえ、692万円程度。1,000万円には遠くおよばないという現実があります。(日本経済新聞より)
これらを考慮すれば、最低でも、中途採用社員に求められる600~710点程度は取得しておく必要がありそうですね。
ちなみに、TOEICのハイスコアは、就活だけでなく転職活動でも高く評価されるスキルです。
私のスコアは730点。その程度でも、リクナビNEXT(転職サイトです)に履歴書を登録しておくと、
- ウチで働きませんか?英語を活かせる職場です!
- まずはお話を。海外駐在のチャンスもあります!
- 一度面接にいらしていただけませんか?海外とのやりとり多いので!
みたいなオファーがたっぷり届きます。
スキル②簿記
次は会計。具体的には、簿記のスキルです。
こちらも口頭で「簿記がわかります!」と言っても仕方がないので、簿記の資格が必要になります。日商簿記検定ですね。
※簿記の検定は、他にも「全商簿記」「全経簿記」などいくつかの種類があります。けれども、取得すべきは「日商簿記」一択。迷わずこちらの資格を受験して下さい。
くら寿司のケースでは「3級以上」が募集条件になっていたようです。要するに、簿記の基礎ですね。
一般的には、簿記2級くらいからが、就活で評価されるレベルでしょう。
英語&会計の強さ
「新卒で年収1,000万円」というのは、楽に得られる金額ではありません。さきほどもご紹介した通り、上場企業の社員全体の平均ですら、年収692万円しかないのです。
そんな中で、20代の社会人が年収1,000万円を稼ぐには、それなりの努力が必要です。ぜひ、TOEICも簿記も、頑張ってみてください。
10年以上前から、英語と会計、両方のスキルをもっている大学生は就活で無双しやすい人材でした。
例えば当サイトの運営メンバーであるシーさんも、
のだとか。
これをさらに伸ばすこと(TOEIC800↑、簿記1級、証券アナリストetc…)によって彼は今、
- 有給フル消化
- 残業ゼロ
- 30代の平均をかるく超える年収
- 専門職で手に職
- いつでも転職可能
というホワイトな状況を作りだしています。
※ちなみに、英語+会計の最高峰として「USCPA(米国公認会計士)」をとれば、BIG4(世界4大会計事務所)のコンサルも狙えます。30歳で1,000万円は余裕です。総合商社などでも評価される資格です。
- TOEICハイスコア
- 簿記2級以上
であれば、どちらか1つでも就活は有利になります。(さすがにこれだけで年収1,000万円狙うのはキツイです)
学んだことはムダにはなりませんから、1つずつチャレンジしてみて下さいね。
新卒1,000万円の基礎スキルを身に着ける方法
新卒から高年収を目指すなら、身に着けるべきは英語と会計。
ここからは、2つのスキルの具体的な勉強方法をお伝えしていきます。
最短でTOEICハイスコアをとる方法
英語の勉強法でおすすめなのは、まずはとにかくTOEICでハイスコアをとること。
- 英語力アップ
- TOEICのスコアアップ
を分けて考えることです。
本質的なのはもちろん英語力アップの方ですが、就活対策としてはTOEICスコアアップが重要。
就活でTOEICが評価される状況には、2つのパターンがあります。
- 企業側が、実際に英語を使う仕事を任せたいと考えている
- 企業側は、「まぁとりあえず英語人材」くらいに考えている
①のパターンであれば、実際に仕事をするうちに、英語力は自然と伸びていきます。
- メールを書くうちに言い回しを覚える
- Skype会議をするうちにヒアリングに慣れる
- 海外出張をするなかでコミュニケーションスキルがあがる
という感じですね。
TOEICでハイスコアをとれるだけの知識があれば、あとは実践でどんどんスキルアップが可能でしょう。
そしてもし②のパターンであれば、必要なのは「英語力」ではなく「TOEICハイスコアだけ」ということになります。
準備するものは
- TOEIC試験テクニック満載の教材(CD-ROM付 TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術)
- TOEIC専用の単語帳(TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ )
- TOEIC模試(最低5回分)
の3つ。高額教材も高額スクールも必要ありません。
やり方は
- テクニック本を読む
- 単語を覚えまくる
- 模試を解きまくる
- ひたすらシャドーイングする
の4つ。これをひたすら繰り返すと、短期間でかなりのスコアアップが狙えます。
詳細は、以下の記事をご覧くださいね。
最短で日商簿記検定をとる方法
簿記の勉強は、TOEICとは違い、優良な資格スクールを活用するのが効果的です。
- 簿記はクセのあるスキルで、解説者ナシではつまづきやすい
- 理解が不十分なままだと、結局使えないスキルになってしまう
- 優良な資格スクールのノウハウはレベルが高く、合格率に差がでる
あたりが理由です。
特に
- 就活がせまっていて、急いでいる
- 忙しくて、まとまった時間をとりにくい
- あまり時間をかけず、効率的にやりたい
という人には、クレアールという資格スクールをおすすめしています。
「満点ではなく合格点を目指す」というコンセプトの資格スクールです。
- テキストが薄くまとまっている
- スマホ学習可能な動画・音声講義
- 内容理解と解法テクニックのバランス◎
- プロによる質の高い講義
- 担任制度で個別学習相談も可
- 無制限に質問OK
といった工夫で、超効率的な学習法を確立しています。
動画講義でありながら、対面・電話・メール・Skypeで無制限に質問を受けつけてくれるなど、受講者思いのスクールと言えるでしょう。
※資料請求すると、無料で講義のサンプル教材がもらえます。一度視聴して、自分に合いそうかチェックしてみて下さい。決めるのはその後でOKなので、サンプル教材だけはもらっておくのが◎ですよ。
まとめ:高年収をねらいたいなら、スキルをつけるしかない
ただただ
といってみるだけだと、雇用する会社の側にメリットが見当たりません。
高年収をねらう以上は、それだけの価値がある人材だとアピールする必要があります。
具体的には
- TOEIC
- 日商簿記検定
といった資格で、英語&会計のスキルを示すのが1番でしょう。新卒でUSCPA(米国公認会計士)ホルダーの場合は、外資界隈では最強です。
※なぜ英語&会計のスキルを身に着けると年収が上がるのかと言うと、単純に給料の高い会社に入りやすくなるからです。別に、会計の仕事をせよと言っているわけではありませんのでご注意を。
TOEICも日商簿記検定も、東大入試や司法試験のようなとんでもない試験ではありません。
正しい取り組み方でコツコツと勉強をすれば、TOEICのスコアは必ずあがっていくでしょう。
正しい取り組み方でコツコツと勉強をすれば、少なくとも簿記の2~3級には合格できるでしょう。
早い人なら数か月程度で、TOEICハイスコア&簿記2級くらいとれてしまうかもしれません。
稼げる職場が見つかると良いですね!
それではまたっ!
※関連記事です。
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