【新入社員の残業】残業の実態と新人のための対応策3選

大学生
残業ってどれくらいするのが普通なんだろ?私あんまり残業とかしたくないんだけど…。
新入社員
な、なんかいきなり残業が…。先輩たちめっちゃ帰るの遅いけど、定時ダッシュしたいボクはどうすれば!?

 

こんな人のための記事です。新人の残業に関するアレコレをまとめます

 

この記事のポイント
  • 残業対策は3つ。①会社の文化を変える(長期戦)、②ひとりノー残業生活を始める、③残業の少ない会社に移る。
  • おすすめは③残業の少ない会社に移ること。確実で簡単で即効性があるのが理由。
  • 新人の残業にはメリットもデメリットもあるけど、長時間労働とサビ残からは逃げ出すのが正解

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フルーツ
あなたの身を守れるのは、あなただけ。身体や心を壊してからでは遅すぎます!

 

新入社員の残業が話題

毎年4月になると、新人の残業に関するつぶやきがTwitterで話題になります。

 

 

 

 

新入社員にも、先輩・上司にも、それぞれ様々な意見・思いがある様子。まずは、みんながどう思っているのか確認してみましょう!

 

新入社員の思い

まずは一般的な新人の思いをみてみましょう。

(株)マイナビの実施する「2017年マイナビ新入社員意識調査」によれば、

  • 仕事とプライベートの優先度:「プライベート優先」が62.4%(過去最高)
  • 残業について:「残業はしたくない」が28.9%(前年比3.3pt増)

となっています。

フルーツ
「残業してでも働きたい」という人はたったの4.8%(66%は「必要な残業であればよい」)。「プライベートが大事」「残業はイヤ」という新人は増えているのです!

 

また、公益財団法人 日本生産性本部(毎年新入社員のタイプを「ドローン型」「消せるボールペン型」などと発表して話題になる組織です)による「2017年度 新入社員 春の意識調査」によれば、

  1. 残業は多いが、仕事を通して自分のキャリア、専門能力が高められる職場
  2. 残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場

①と②、どちらの職場を好むかという問に対し、②を選んだ人が74.0%に達しています。

フルーツ
最近の新人にとって大切なのは自分の時間…私フルーツも自分の時間大事なので残業は嫌いですぅー。(9年目社員)

 

さらに、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)が公表した「2017(平成29)年度 新入社員意識調査アンケート結果」でも

  1. 残業が多くても給料が増えるのだからよい
  2. 給料が増えなくても残業はないほうがよい

①と②、どちらが自身の考えに近いかという問に、58.4%の人が②を選択しています。

 

フルーツ
「お金よりも時間が大事!」という新人が増えているのですね~。…うちの職場の後輩のことを考えても、納得のいく調査結果かも!

 

全体として、「残業はイヤ」という新人が増えているのは確かな現実のようですね。

 

先輩社員・上司の思い

次は先輩社員・上司の思い。彼らは新人の残業をどう考えているのでしょうか?

まずは「新人の残業賛成派」の意見から。

上司1
上司より先に帰るなんてありえん!付き合い残業もあって当然だ。
先輩社員1
まぁ仕事が終わらなきゃしょうがないよねぇ。最初は仕事遅いだろうから、残業増えるのも当然かなー。
先輩社員2
ボクも新人の頃は苦労したもんだよー(だからキミたちも新人のうちは苦労すべきだよねっ!)

残念ながら、こういった考えの上司・先輩社員は少なくありません。

個人的には

  • 必要な残業ならともかく、付き合い残業なんて生産性低すぎ…。
  • 最初は仕事が遅くて当然。そこをフォローしてあげるのが先輩の役割では?
  • 自分のした苦労を後輩にもさせて喜んでるヤツとか、カケラも尊敬できないけど…。

と思ってしまうところです。

新入社員のみなさんには、なかなかやっかいな状況かもしれません。

 

次は、「新人の残業反対派」の意見です。

上司2
新入社員なのに残業しなきゃっていう状況は、マネジメント側に問題があるよね。ボクは気を付けたいなぁ。
先輩社員3
最初は仕事ができないわけで、残業してもらってもあんまり意味ないよね。どうしても先輩社員の時間をとっちゃうし。残業代だってコストだし。

上司や先輩社員にも、随分いろいろな考えの人がいるようです。新入社員のみなさんは、自分の職場の上司・先輩がどんな考えを持っているのか、理解しておくと良いと思います。

 

平均残業時間は10時間!?年齢別・業種別・職種別の残業実態

ではここで、一般的な残業時間についてみておきましょう。

厚生労働省の「毎月勤労統計調査」によれば、平成30年1月の所定外労働時間(残業時間)は全産業平均で10.4時間となっています。

残業サラリーマン
えぇっ!?平均10時間!?それほんと?…なんか実感と合わないよ…

 

では、別の調査も確認してみましょう。

日本労働組合総連合会の行う「労働時間に関する調査」によれば、「残業を命じられることがある」人は全体の約6割程度。この人たちの平均残業時間は一般社員で20.5時間程度となっています。

残業サラリーマン
なるほど…残業のない人が4割いて、平均を押し下げてるってことなのかぁ…

 

こんな全体感を頭に入れつつ、VORKERSの調査レポート「約6万8000件の社員口クチコミから分析した’残業時間’に関するレポート」を参考に、年齢別・業界別の残業状況をチェックしてみましょう。

※ちなみに、VORKESのレポートでは残業時間の全体平均は約47時間。調査票法や対象の違い(会社側へのアンケートor社員側のクチコミ、など)で、随分異なるデータになるようですね。

 

年齢別

20代の平均残業時間は50時間程度で推移しています。

残業時間は、おおむね月45時間を超えると、脳疾患・心臓疾患の発症との関連性が徐々に高まると言われています。

残業サラリーマン
20代の残業は、「平均的」なレベルでもかなり危険ってことか…

 

業界別

残業時間の長い業界TOP3は

  1. コンサルティング、シンクタンク 83.5時間
  2. 広告代理店、PR、SP、デザイン  78.6時間
  3. 建築、土木、設計、設備工事      70.8時間

かなりすさまじい残業時間が並びます。

残業サラリーマン
平均でこの時間って…この業界で残業の多い人って一体…

 

反対に、残業時間が短い業界は

  • 自動車、自動車部品、輸送機械
  • 日用品、化粧品
  • 化学、石油、ガラス、セラミック
  • 電力、ガス、エネルギー

など。(出典:VORKERSの調査レポート「約6万8000件の社員口クチコミから分析した’残業時間’に関するレポート」)

 

厚生労働省の「毎月勤労統計調査」を見ても、

  • 運輸業、郵便業:23.3時間
  • 医療、福祉  :  5.3時間

と、業界によって残業時間にはかなりの差があることがわかります。

 

新人の残業メリット・デメリット

ところで、新入社員の残業には、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。さっと確認してみましょう。

 

まずはメリット。

  1. 残業代がもらえる
  2. 早く仕事を覚えられる
  3. ヤル気があるって思われるかも!?

①について。残業代の有無は、年収の大きな差になります。「生活残業(生活費を稼ぐためにわざと残業すること)」なんて言葉出てくるのも、このせいです。

こびと株.com運営メンバーのシーさんは、9年間で残業代660万円を稼ぎました。

9年分の残業代は660万円!新人時代~入社9年目の残業代を計算して考えたこと

2017.07.10

 

②について、残業をしてたくさん仕事をすれば、知識の習得やスキルの向上が起こりやすいのは確かです。これは大きなメリットのひとつだと思います。

そして③。いまだに(特に古き良き日本企業では)「長く働いているヤツ=がんばっているヤツ」と認識される環境も少なくありません。

新人にとっては、先輩社員・上司に「ヤル気がある」「がんばっている」と評価されることは、大きなメリットに感じられるかもしれません。

 

一方、デメリットは

  1. 自分の時間がなくなる
  2. 長時間だと体を壊す
  3. 仕事ができないって思われるかも

このあたりでしょうか。

①については、最近の若手社員の最も嫌うところですね。数十年と長い期間働き続けるには、自分の時間と仕事の時間のバランスを上手にとることは、非常に重要です。

デメリットの中でも特に重要なのが②です。これは本当に深刻な問題です。自分の身は自分でしか守れません。残業続きで体を壊しても、会社が助けてくれることはありません

最後に③。メリットの③と矛盾するようですが、ここは会社・部署によって大きく違うところなのでなんとも言えません。

自分の所属先が、「残業する=がんばっている」とみられる環境なのか、「残業する=能力が低い」とみられる環境なのか、しっかり把握しておく必要がありますね。

 

長時間労働のヤバさ

私フルーツ、今では残業ゼロ・有給フル消化の日々を過ごしていますが、長時間労働まみれの時期もありました。ピーク時は、残業100時間超×3ヶ月。

あ、これが続くと過労死するのね。

と、身体で納得できる状況でした。

  • なんか気持ち悪い
  • なんかふらふらする
  • 頭痛と胃痛が交互にやってくる
  • まぁでもなんか元気だよ!

みたいな感覚が2~3週間続いたあと…ある朝、起き上がることができなくなりました

寝込んでしまった私は、外出できるようになるまで1週間かかりました。(3日目あたりで会社に行こうとしたものの、電車に乗って2分で立っていられなくなりました)

フルーツ
長時間労働は本当に危険です。新人のみなさん、違法な労働環境からは必ず逃げ出してくださいね。

 

残業したくない新入社員のための対応策

さて、残業のメリット・デメリットを把握したうえで、それでも残業したくない新人のための対応策です。

新入社員
そうだよ、それを教えてよ。上司も先輩もみんな残ってて帰りにくいんだよ!

 

①会社の文化を変える(長期戦)

まずは正攻法。会社の文化を変えていくという方法があります。

  • 残業は会社のコストを増やす
  • 短時間で生産性高く働くことがいいことだ
  • 定時になったらみんなで帰ろう!

こんな雰囲気を会社の中で作っていく方法ですね。

一度こういった雰囲気ができてしまえば、大手を振って定時ダッシュが可能です。上司や先輩に気を使うことも無くなるでしょう。

欠点は、かなり時間がかかると思われること。

新人の発言権は強くありません。まずは仕事を覚え、信頼を積み重ね、できれば昇進して役職を得てからの挑戦になるでしょう。

数年~数十年計画になりますから、それまで残業文化の中でいかに過ごすかが課題になっていきます。

 

②ひとりノー残業生活を始める

ふたつめは、自分ひとりでノー残業生活を始めてしまうというもの。こちら、私フルーツ自身も実施しいている方法です。

ポイントは

  1. 自分の仕事は定時までに必ず終わらせる
  2. 周りの目は気にしない

の2つ。新入社員のうちは、少しハードルが高いかもしれません。

①を達成するための仕事力を身に着け、②をつらぬく覚悟を持てる(つらぬいても職場の人間関係を崩壊させない自信がつく)まで、様子をうかがう必要があるでしょう。

こちらは数か月~数年計画です。最初はひたすらスキルアップの努力をする→ノー残業生活に切り替える、というのは、さほど悪くない選択肢だと思います。

 

※ご参考:こびと株.com運営メンバーのシーさんによる、ノー残業生活に関する記録はこちら

「残業しないで定時帰り」を23ヶ月間続けた記録【人生を取り戻す】

2017.07.14

 

③残業の少ない会社に移る

新入社員に最もおすすめの対策は、残業の少ない会社に移ること。理由は、カンタン即効性があって確実だからです。

残業に対する認識は、経営者の考え方を反映して、会社によってかなりの違いがあるもの。「残業はすべきでない」という考え方の会社に移れば、移ったその日からノー残業生活が手に入るのです。

一方で、会社の文化を変えようとしたり、ひとりノー残業生活を始めるのには、時間がかかりますしリスクもあります。

大学生
そ、そうだよね…先輩や上司に嫌われて、干されたら…超こわい!!私は残業の少ない会社に移る方がいいや!

 

新入社員
でも、転職だってリスクがありそうに思えるけど…?

転職活動には、2種類の始め方があります。

  1. 会社を辞めてから始める
  2. 会社に籍を置いたまま始める

①の転職活動はハイリスクですが、②の転職活動にはほとんどリスクがありません。転職先が見つからなければ、今の職場に居残れば良いだけだからです。

実際、私フルーツも②のかたちで転職活動を行い、結局今の職場に残ることを決めました。不利益は、一切ありません。(そもそもほとんどの同僚は私が転職活動をしていたことを知りません。)

 

新入社員
なるほど~。でもさ、ボクはまだ新人だよ?転職なんてできる?

できます。意外かもしれませんが、第二新卒(大学卒業後3年以内の転職希望者)は転職市場で需要が高い存在です。

  • 求人の約8割が「第二新卒歓迎」
  • 6割以上の企業が第二新卒の採用に積極的

というデータもあります。(マイナビ転職「第二新卒って一体何?実は転職しやすい時期だった?」より)

 

新入社員
第二新卒で転職ってできるんだ!すごい!びっくり!…でもさ、残業の少ない業界に移ろうと思ってもさ、未経験の転職は厳しいんでしょ?

第二新卒なら未経験業界(・職種)への転職も可能です!大学を卒業して3年以内の若い人に求められるのは、スキル云々ではありません。

第二新卒の採用で重視される基準ベスト3は、

  1. 入社意欲の高さ
  2. 一緒に働ける人材か
  3. 社内と合いそうな人柄か

(マイナビ転職「第二新卒って一体何?実は転職しやすい時期だった?」より)

これなら、きちんと作戦を練った上でチャレンジすれば、未経験業界へも十分転職可能です。場合によっては、新卒時の就職活動より有利なことさえあるかもしれません。

 

新入社員
残業少ない会社に移るのアリかも!…でも、転職なんてしたことないし、周りにも第二新卒で転職した人なんていない。転職活動ってどうやって始めればいいの?

転職サイトに登録することから始めてください!無料で安心して使えるサイトがたくさんあります。

特に、第2新卒の転職を専門に扱っている第二新卒AGENTneoや、転職サイト最大手のリクナビNEXT は登録必須です。

 

フルーツ
入社した会社で長時間労働やサービス残業が常態化しているようなら、転職一択です。すぐに手を打つ必要がありますからね。長時間労働はマジで危険です。ぜひ、自分を大事にしてください

 

※ちなみに、私にも転職活動の経験があります。そのときの体験記をお読みいただくと、(第二新卒ではないので違いはありますが)転職活動の雰囲気がわかると思います。(使った転職サイトはリクナビNEXT です)

【経理の転職】転職活動体験談まとめ!転職活動は働きながら今すぐやるべき!

2017.04.07

 

残業に関する新人のお悩みQ&A

Q1:残業代ってどれくらいもらえるもの?

残業代の支払については、労働基準法でルールが決められています。単純化すると、ざっくり

  時給×残業時間×1.25≒残業代

ということになっています。

とはいえ、詳細は就業規則等によって異なりますし、深夜(夜22時以降)残業や休日出勤は割増賃金が支払われるなどの決まりもあります。

ここでは

  • 残業代の計算方法は法律で決まっている
  • 就業時間中より高い時給が支払われる

ということを押さえておきましょう。

フルーツ
残業代が支払われないようなら、それはれっきとした違法行為です。そんな会社に付き合って身体を壊すようなことは、絶対に避けましょう。

 

Q2:初日から残業あってびっくりした!これって普通?

  • 1年目の4月から残業50時間以上
  • むしろ初日から残業3時間!

などという話を、しばしば耳にします。新人にも残業を求める長時間労働体質の会社も、あるのは確かです。

とはいえ、一般的には、研修期間などを含め、入社後半年~1年程度は残業をさせない会社が多いようです。「初日から残業」は「普通とは言いにくい」かもしれませんね…。

フルーツ
初日から残業アリの会社は、「残業するのが当たり前」である可能性が高いですよね。そのような場合には、市場価値の高い第二新卒である間に、転職について検討する必要があります。

 

Q3:入社した会社は、サービス残業まみれだった…どうしよう…

残念ながら、サービス残業は珍しいことではありません。

日本労働組合総連合会の「労働時間に関する調査」では、正社員の半数以上が「サービス残業をせざるを得ないことがある」と回答しています。

もし、あなたの入社した会社が

  • みんな当たり前にサービス残業をしている
  • 「新人のうちは残業代ナシが当然」などと言われる

こんな会社だったら…。すぐにでも転職先探しを始めた方が良いでしょう。

入ったばかりの会社、せっかくがんばって内定を得た会社、働こうと意欲を高めていた会社。そんな会社に早々に見切りをつけるのは、辛いことでしょう。

しかし、それでも、1日も早く転職するべきだと、私は思います。ルールを守らない会社で働いて、身体や心を壊してしまっては、取り返しがつかないからです。

 

新入社員の残業まとめ:自分を大事に働こう!

  • 残業対策は3つ。①会社の文化を変える(長期戦)、②ひとりノー残業生活を始める、③残業の少ない会社に移る。
  • おすすめは③残業の少ない会社に移ること。簡単で確実で即効性があるのが理由。
  • 新人の残業にはメリットもデメリットもあるけど、長時間労働とサビ残からは逃げ出すのが正解

長時間労働・サビ残の会社に入ってしまったあなたは、【第二新卒エージェントneo】や、リクナビNEXT などのエージェントサイトに今すぐ登録して、自分の身を守ってください

 

私フルーツの友人には、長時間労働やサービス残業によって、心や身体の健康を害してしまった友人が数名います。

  • 胃腸を病んで、通常の食事がとれなくなった
  • うつ病を発症した

友人たちを見ていて思うのは、「病気の兆候が出始めてからでは遅すぎる」ということです。

転職は、いけないことでも、めずらしいことでも、むつかしいことでもありません。転職活動をする体力・気力のある今のうちに、ぜひホワイトな職場にうつってください。

 

それではまたっ!

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ABOUTこの記事をかいた人

フルーツ

こびと株.comのメンバー(役割:保有銘柄のウォッチ)。某有名大学で会計を学んだ後、一部上場企業の経理/財務部で働いている。持ち前の情報収集力・財務分析力を武器に、保有銘柄のウォッチを行っている。