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こんな人のための記事です。
結論から言うと、「不安になるのは当然。銀行の将来性は危ういので、転職は有力な選択肢。そして転職するなら”経理職”が狙い目」です。
この記事では
- 銀行員は、将来性を考えると「経理」に転職するのが良い理由3つ
- 銀行員の経理への転職を有利にする具体的ステップ3つ
を解説します。
さらに
- 「経理の将来性は大丈夫なの?」と思う人が、安心していい3つの理由
- 「今は転職したくない」という銀行員が、将来性を考えてしておくべきこと
もご紹介するので、
目次
銀行員銀行員は、将来性を考えると「経理」に転職するのが良い理由3つ
という銀行員の皆さんには
その理由を、ひとつずつ解説していきます。
理由①銀行の将来性に賭けるのは怖すぎる
かつては「安定」の象徴だった銀行員。今となっては、
- 銀行そのものの将来性が不安
- 人手の要らないカタチへの変化
- 変わらない銀行文化
- 既にリストラは始まっている
という実態があります。
まずは、①銀行そのものの将来性不安。
- 人口減少
- ネット銀行の台頭
- 超低金利・マイナス金利
- 金利競争の激化 …etc.
ビジネス環境は苦しくなる一方です。
メディアにも
- 現代ビジネス:「銀行消滅」は、こんな順番でジワジワ進行する
- 文春オンライン:現場報告 銀行員がどんどん辞めている
- AERAdot.:銀行員「将来に希望が持てない!」若手が流出
といった文字が躍っています。
仮に銀行そのものが生き残ったところで、事業の中身は②人手の要らないカタチへ、変化していきます。
- キャッシュレス
- AI化
- フィンテック
こういった言葉は、耳にしない日がないほど広まってきました。
キャッシュレスなら、銀行窓口に人は要らない。AI化すれば、融資判断も人員不要。フィンテックでビジネスの形が激変すれば、今までの銀行員は不要に…。
かなり厳しい将来が、目前に迫っているのです。
そしてさらに事態を深刻にするのが、③変わらない銀行文化。
古い銀行の体質は
- 挑戦できない減点主義の評価
- 能力を評価できない年功序列
に象徴されています。
- 減点主義だから挑戦できない→優秀な人は辞めていく
- 年功序列だから頑張れない→頑張れないから変わらない
- 景気が悪いからポストは減る→出世競争はますます熾烈になる
優秀な人が減り、頑張れない仕組みが残り、世の中の流れそっちのけで出世競争に必死になる…。
これでは、業界の将来が明るかろうはずもありません。
そして最後に、④既にリストラは始まっているという事実。
(日本経済新聞 電子版「3メガ銀、20年春の新卒採用2割減 ピークの3分の1に」より抜粋)
さらに、過酷なノルマによる不正といったニュースも後を絶たず…
- ゆうちょ銀行投信販売 直営店9割で高齢購入者守るルール無視
- 【スルガ銀不正】スルガ行員、不正積極関与 第三者委報告 過酷ノルマ、パワハラも
- 東日本銀行、不正のオンパレード…客から根拠ない手数料徴収、過剰融資先に定期預金強制
この上、コロナ禍による、貸し倒れの増加や低金利の長期化などを考えれば、収益悪化は必至。
収益が圧迫されれば、「リストラクチャリング」を考えるのは当然です。
理由②経理は銀行員にとって有利な転職先
銀行員の転職先として経理をおすすめするのには
- 銀行員と経理はスキルがマッチしやすい
- 銀行員を目指したタイプは、経理にも向いていることが多い
- 経理はホワイト職種
- 大企業の経理なら年収水準も維持できる
といった理由があります。
まず、「①銀行員と経理はスキルがマッチしやすい」について。
銀行業界で学んだ
- 会計知識(簿記)
- 財務・法務・税務に関する知識(銀行業務検定)
- 金融用語に関する教養(証券外務員)
- ファイナンスの知識
- 金融法制に関する知識
- リスクマネジメントに関する知識
などは、経理でも活かせる可能性があります。
また、「②銀行員を目指したタイプは、経理にも向いていることが多い」というのも重要な点です。
やはり、銀行を就職先に選ぶ人には
- マジメ
- 保守的
- 努力家
- 安定志向
といったタイプが多いですよね。これは、そのまま経理部員に多いタイプでもあります。
そして、何を隠そう、「③経理はホワイト職種」です。
- 業務の効率化・外注化で業務負担を軽減できる
- 仕事の計画がたてやすく、有給がとりやすい
- 転職しやすいので、ブラックな会社からは逃げればOK
というわけで、「せっかく転職したのに、仕事きつすぎ。銀行に居た方がマシだった…」みたいな後悔をしなくて済みます。
※詳しくは以下の記事もご覧下さい。
最後に、「④大企業の経理なら年収水準も維持できる」ことを付け加えておきます。
銀行から転職しようと思ったとき、年収ダウンが足かせになる人は多いと思います。
でも経理職なら安心。
仮に当初の転職先で年収がダウンしたとしても、そのあと再転職で年収をアップさせていくことが可能だからです。
経理は、転職の多い職種。転職回数3~4回なんて人は、めずらしくもありません。
ステップを踏んで大企業の経理部にたどり着けば、
- それなりの年収を稼ぎつつ
- ホワイトな働き方ができる
- 将来も、今より安心
という環境が手に入るでしょう。
確かに、銀行員の実際の転職先は、銀行・信用金庫・保険会社など、金融業界も多いのが現状です。
でも、銀行→銀行の転職では、銀行業界全体をおおう将来性の不安への対策にはなりません。
転職先でも、人手の要らない事業形態への変化が起こったり、リストラが始まったりするかもしれません。
一方で、保険会社などの営業職には、過酷なノルマといった問題があります。
理由③転職するなら「今」しかない
その考え方はNGです。
なぜなら、自分の都合だけで転職タイミングを選べるとは限らないからです。
転職への正しい取り組み方は
- 常に転職市場の状況をチェックしておく
- 自分の気持ちと良い求人案件がマッチしたタイミングで転職する
です。
さらに言えば、「業界・職種を変える転職は、若ければ若いほどやりやすい」という事実もあります。
一般に
- 新卒の就職:ポテンシャル採用
- 中途の転職:即戦力を期待される
という事実があります。
そして、年齢が上がれば上がるほど、「即戦力」としての高度な実力を期待されるようになっていくわけです。
経理の将来性も不安?→心配いらない3つの理由
こんな疑問をもつ慎重派のあなたのために、「今経理に転職して大丈夫な理由」を解説します。
端的に言えば
- 経理はなくならないし
- 経理→他部署への異動も可能だし
- 外注先・コンサル先への転職もできるので
理由①将来も経理はなくならない
野村総研とイギリスのオックスフォード大学との共同研究によれば、
- 会計監査係員
- 経理事務員
は「人口知能やロボット等による代替可能性が高い100種の職業」です。(㈱野村総合研究所「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に」より)
具体的には、
- 会計ソフトへの入力・転記
- 定型の証憑チェック
- 帳票発行(請求書等)
などですね。
これらの仕事に従事する経理部員に、将来性が無いのは間違いありません。
とはいえ、「会社に経理がひとりもいなくなる」という状況もまた、考えにくいもの。
- 計数管理は経営のキモだし
- 投資判断に会計・税務の知識は欠かせないし
- 金庫番は部外者には任せられない。
実際、転職市場の動向をみても、事業をサポートできる会計人の需要は高まり続ける傾向にあります。
理由②部署異動を視野に入れて働くことも可能
会計・税務がわかるようになれば、経理部以外にも活躍の場は広がります。
例えば
- 財務部
- 経営企画部
- 事業企画部
- 広報室
といった感じでしょうか。
財務部はもちろん経理の隣接職種ですし、企画系の部署でも数字の読めるビジネスパーソンは求められています。
また、経理で外部開示の資料(有価証券報告書・招集通知・決算短信等)の作成を経験した後に、広報室でIR活動に関わっていくキャリアパスなんかも考えられますね。
理由③外注先・コンサル先への転職も選択肢になる
経理の世界において、システム化とならんで最近話題なのが、外注化。
- ルーチンの仕事→外注業者
- 専門的&社内事情を知らなくてもできる仕事→コンサル
に、任せていこうという流れです。
「社内の人材は、事業サポートやガバナンス強化など、付加価値の高い業務に集中させる」のが、最近のトレンドというわけです。
「経理部員」の人数は、減少する可能性もあります。
けれども、仕事自体が減るわけではありません。結局、経理のスキルを持って仕事をする人材は、なんらかの形で必要とされます。
働く側の立場としては、業務を委託される側(外注業者側・コンサルタント側)で活躍するプランも選択肢になる、と考えておけばOKです。
結論:担当業務を戦略的に選べば将来性はあります
その通りです。
ポイントは「経理のスキルと実務経験を身に着ける」こと。定型業務だけではなく、付加価値の高い業務に取り組む必要があります。
具体的には、
- 経営への提言・事業サポート
- ガバナンス強化
- マネジメント
といった感じです。
※詳しくは、以下の記事もご覧ください。
いいえ、自分の業務を戦略的に選ぶのは、全く難しくありません。
なぜなら、多くのサラリーマンは、基本的に「仕事をしたくない」からです。(大企業では特にこの傾向が強いですね)
「何もしたくない」人が多いので、「この仕事がしたい」という希望は通りやすいのです。
- 実績を見せて
- 勉強をすませて
- ヤル気アピールをする
ところまでやれば、カンペキです。(実際には、③ヤル気アピールだけでも、好きな仕事を選べる可能性が高いです)
※詳しくは、以下の記事もご覧ください。
銀行員の経理への転職を有利にする具体的
経理転職への道は、カンタン3ステップです。
- 転職エージェントに相談する
- 資格取得を検討する
- 積極的に応募する
①で優良な転職エージェントに相談できれば、あとはイロイロとお膳立てしてもらえます。
ステップ①転職エージェントに相談する
転職を考えたら、最初にすべきことは、転職エージェントへの相談です。
転職の戦略を考えるには、
- 今の転職市場の状況
- 今、自分のスペックで選べる求人
- 自分の経歴にプラスすると良い資格
といった事を確認して、状況を知ることが最も大切。
そして、これらの情報をタイムリー&リアルに把握しているのは、転職のプロである転職エージェントだからです。
具体的なおすすめは、マイナビAGENT。
私自身も実際に利用経験がありますが、実際、かなり優良な転職エージェントでした。
- 職種別の選任チームのエージェントさんなので、経理の仕事に詳しい
- 経理で求められているスキルについても詳しい
- キャリア診断~選考サポートまで、しっかり充実
- 利用者の満足度が高い
ということで、経理への転職を有利にすすめたい銀行員にとってはピッタリのエージェントだと思います。
ぜひ一度、話だけでも聞いてみてください。
「転職ってどうなの?」「経理ってどうなの?」という疑問をぬぐいさり、具体的なイメージを持つ機会になるはずです。
ステップ②資格取得を検討する
転職エージェントと相談することで現状がわかったら、次は「資格」について考えます。
- 今すぐ求人案件に応募するのが良いか
- 資格をとってからが良いか
- 並行してすすめるのが良いか
検討していくわけです。
ここのところ経理は人手不足が続いていて、未経験・資格ナシでも比較的転職先が決まりやすい状況にありました。
とはいえ、コロナの影響を考えると、「資格をとってから転職した方が有利」という可能性も低くありません。
転職市場の状況は、刻一刻と変わっていくのです。
「資格をとる」と決めたなら、日商簿記検定が一番です。財務諸表を「作る」スキルを証明することができます。
まずは簿記3級から始めて、少なくとも簿記2級まで取得したいですね。
もしも簿記1級まで取れれば、最強のカードを1枚手に入れたと考えて良いでしょう。
※「会計士」「税理士」といった上位資格もあります。しかし、これらは取得の難易度が高すぎて、コスパの点ではイマイチです。また、実務経験の無い士業資格の保有者は、企業からは「すぐ辞めちゃうんじゃ?」と疑われる傾向にあります。
また、TOEICなどの英語資格も、経理の転職市場では高い価値を持ちます。
- 連結決算
- 海外子会社管理
- 海外M&A案件の精査
- 海外企業との取引確認
- 海外税務
といった業務の需要が高まっているからです。
もし、簿記1級&TOEICハイスコアを持っているなら、「もうそれ以上資格は要らない」と断言できます。
ステップ③積極的に応募する
- 情報収集(転職エージェントに相談)
- 資格取得の検討(簿記。できれば英語をプラス)
ができたら、あとは実際に求人案件に応募していくだけです。
応募を始めてからのポイントは、「積極的に」応募すること。
経理の転職は
- 実務経験アリ
- 実務経験ナシ
でハードルの高さが変わってきます。
最初は条件をゆるめて、まずは経理実務の経験を積みましょう。
戦略的に業務を選びつつ、2~3年も働けば、再転職は十分可能。そして、そのときは「実務経験アリ」として転職可能です。
未経験からの転職では、イマイチ気の乗らない条件のものもあることと思います。
最初からゴールの年収を求めるだけでなく
- 2~3年我慢して、実務経験をゲット
- 再転職で、年収アップを!
という方法も視野にいれつつ、まずは積極的に応募していきましょう。
「今は転職しない」銀行員が、将来のためにかけておくべき保険
最後に。
様々な事情から「今は転職できない」という人もいると思います。
将来性にはある不安だけど、今は転職しない銀行員…そんな人に、ぜひおすすめしたいことがあります。
それは、保険をかけておくこと。当面は銀行員を続けるとしても、「もしものとき」には転職できるだけの材料をそろえておくことです。
簿記資格は、保険になります。簿記があれば、いざというとき、経理に転職できる可能性がグッと高まるからです。
少なくとも簿記2級、できれば簿記1級を目指して下さい。
簿記2級があれば、未経験でも、応募できる経理の求人案件が激増します。
簿記1級があれば、採用試験はかならず有利になります。周囲とはワンランク違う状態で転職活動にのぞめるでしょう。
- 未経験だけど、数字に強いから
- 畑は違うけど、財務諸表は読めるから
といったイメージで「採用してみようかな?」と思われているのに、
「財務諸表の作りは、よくわからなくて…」
「財務諸表は、詳しくはないんですけど…」
なんてことになったら、採用されるのは難しいですよね。
簿記をとるなら、せっかくだから、最短距離で資格取得にたどり着きたいですよね。
- 効率重視で合格したい
- 忙しくて時間がない
- 費用を抑えて取り組みたい
という人には、クレアールという資格スクールの活用をおすすめしています。
「満点」ではなく「合格」をねらうイメージの学習法で、時間・価格両面でのコスパが最高です。
※資料を請求すると、無料でサンプル教材がもらえます。見てから決めればOKなので、とりあえず請求だけしておきましょう。
詳しくは、以下の記事もご覧くださいね。
まとめ:銀行員が転職するなら、やっぱり経理職が有利!
銀行に就職すれば一生安泰。そんな時代は、残念ながら終わりを迎えました。
- 銀行の将来性は危ういし
- 銀行員が転職するなら経理が最適だし
- 転職タイミングは「今」が有利なので
銀行員は、今こそ経理に転職すべきです。
具体的な転職方法は
- 転職エージェント「マイナビAGENT」に相談
- 資格取得を検討(日商簿記検定が断然おすすめ)
- 積極的に応募
の3ステップですすめましょう。
何かあってから慌てても遅いですからね。
ぜひ、今のうちに適切に対策して、将来の不安に備えましょう。
それではまたっ!
※関連記事です。
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