こんな人のための記事です。
この記事の書き手は、
- 簿記1級保有
- 証券アナリスト試験合格済み
- 上場企業での経理歴10年超
- 資産運用歴5年超
- 資産額は同世代の上位数%
- マネー大好き
- マネーの話も大好き
という感じ。
ある程度以上メジャーで、実際に役に立つ資格ばかりです。
ぜひ目を通して、自分にあった資格・興味の持てる資格を見つけてみて下さい!
目次
マネーの資格①簿記
簿記の特徴
会計スキルの代表格で、
- 就職・転職活動が有利になる
- 資産運用の役に立つ
- 副業で役に立つ
など現実的なメリットがたくさんあります。
公式見解は、こんな感じ。(太字だけ見て下さいw)
簿記を理解することによって、企業の経理事務に必要な会計知識だけではなく、財務諸表を読む力、基礎的な経営管理や分析力が身につきます。また、ビジネスの基本であるコスト感覚も身につきますので、コストを意識した仕事ができるとともに、取引先の経営状況を把握できるために、経理担当者だけではなく、全ての社会人に役立ちます。
(日本商工会議所・各地商工会議所「簿記とは」より一部抜粋・太字は筆者)
簿記の難易度
ざっくり言うと、
- 簿記初級:カンタン(合格率:45%前後、勉強時間60~70時間程)
- 簿記3級:適切に学べば誰でも受かる(合格率:45%前後、勉強時間50~100時間程)
- 簿記2級:コスパ良好(合格率:25%前後、勉強時間150時間程)
- 簿記1級:難関(合格率:10%前後、勉強時間500~1000時間程)
といった感じ。
簿記をおすすめできる人
つまり、全ての人にオススメです。(笑)
現代社会では、お金と関わらずに社会生活を送ることはできません。
そして、そのお金について、
- 正しく理解し
- よりよく付き合うために
簿記の知識は、必ず役に立ってくれます。
簿記を身に着け、お金とよい付き合いをすることは、よい人生を送るための土台になること間違いナシです。
マネーの資格②FP
FPの特徴
人気資格であるにも関わらず
- 就職・転職活動では役に立たない
- 仕事(実務)で使えない
- 独占業務がない
など使えない資格としても有名です(笑)。
とはいえその一方で、一般人が自己啓発目的で取得し、マネーリテラシーをアップさせるには最適な資格でもあります。
公式見解は、こんな感じ。(太字だけ見て下さいw)
(日本FP協会「FP資格について」より一部抜粋・太字は筆者)
FPの難易度
ざっくり言うと
です。(1級になるとちょっと違いますが。)
なぜなら、FP試験は
- 社会保険の分野:社会保険労務士試験の基礎レベル
- 税金の分野:税理士試験の基礎レベル
- 不動産の分野:宅地建物取引士の基礎レベル
といった内容を組み合わせて、他の資格試験をつまみ食いにしたモノだから。
身構えることなく取り組むことができます。
FPをおすすめできる人
- 経済的自由を目指したい
- お金の苦労をしたくない
- 金銭的にゆとりのある生活をしたい
といった人ですね。
理由は、人生の大きな支出である、保険・住宅・老後資金で失敗する可能性が減るから。
金融教育が遅れているといわれる日本に生まれ育った私たちは、自分自身でお金の基礎教養を学ばない限り、お金持ちを目指すのは難しい…というわけなんです。
マネーの資格③証券アナリスト
証券アナリストの特徴
金融を体系的に学ぶには最適な資格で、
- 就職活動で役立つ
- 若手金融マンにとっては昇格・異動のアピール材料になる
- 家計管理や投資に活きる
などのメリットがあります。(特に若いうちに取得できると有利)
公式見解は、こんな感じ。(太字だけ見て下さいw)
証券アナリストとは、証券投資の分野において、高度の専門知識と分析技術を応用し、各種情報の分析と投資価値の評価を行い、投資助言や投資管理サービスを提供するプロフェッショナルです。
(日本証券アナリスト協会「証券アナリストとは」より一部抜粋・太字は筆者)
証券アナリストの難易度
- 試験範囲は広い
- 難しい問題も出題される
- 合格率は、一次試験・二次試験ともに50%前後
証券アナリストをおすすめできる人
- 金融業界へ就職を考える大学生
- 金融業界で働く20代
- 金融・証券投資の基礎を体系的に学びたい人
- 業務の幅を広げたい経理部員
といったイメージです。
個人的には、
- 面白いプロジェクト業務にチャレンジさせてもらえた
- 転職でも評価された
- 投資方針を固めるのに役立っている
ということで、大満足の資格取得でした。
マネーの資格④税理士
税理士の特徴
特徴は
- 税務代理・税務署類の作成・税務相談などが独占業務
(税理士資格のない人がやると法律違反になる) - 独立開業すれば年収1000万円超もありうる
- 昇格・昇給・転職のための取得はコスパが悪い
といったところでしょうか。
公式見解は、こんな感じ。(太字だけ見て下さいw)
(税理士法第一条「税理士の使命」より一部抜粋・太字は筆者)
税理士の難易度
- 資格取得までに平均8年かかる
- 勉強時間は3000~5000時間
- 税法の条文丸暗記が必須
- 税法科目の合格率は10%前後
- 1つのミスも致命傷に
という、とんでもないレベル。
税理士をおすすめできる人
- 平均8年かかる難関試験に挑む覚悟と根気がある
- 税務知識だけでなく、営業力や人脈形成スキルも身につけられる
という人ですね。
試験が難しい上、税理士数の増加・ネットサービスの充実・AIの発展などによる競争激化もありますので
マネーの資格⑤会計士
会計士の特徴
会計系のトップ資格ですね。独占業務である監査をはじめ、コンサルや税務などの領域にたずさわることもあります。
監査というのは、企業の財務諸表をチェックすること。
正しい財務諸表が発表されないと、外部の人は
- 会社は儲かっているのか?儲かっていないのか?
- 財政的に健全なのか?倒産寸前なのか?
といったことを判断できなくなってしまうので、大問題です。
でも、企業本人に任せておくだけでは「もうちょっとイイ感じに見せたいな‥」みたいな欲求が働くリスクがあります。
そこで公認会計士が監査を実施することで、財務情報の信頼性を確保してくれるわけです。
公式見解は、こんな感じ。(太字だけ見て下さいw)
(公認会計士法第一条「公認会計士の使命」より一部抜粋・太字は筆者)
会計士の難易度
- 1次試験:合格率15%程度
- 2次試験:合格率30%程度
- 修了考査:合格率70%程度
この3回の試験をクリアすれば、公認会計士資格を得ることができます。
会計士をおすすめできる人
- 監査業務がやりたい
- 公益性の高い仕事に興味がある
- 会計業界最高峰の資格がほしい
- 試験勉強に自信がある
といったタイプでしょうか。
会計士をもっていれば、間違いなく「会計の専門家」「一流エリート」とみられます。
これから会計士を目指す人は
- 監査経験を積んだうえで
- 会計専門家として”監査以外でいかに付加価値を出すか”
が問われることになるでしょう。
超難関試験にも関わらず、合格してもAIの脅威にさらされる…そういう意味では、なかなか大変な状況ですね。
マネーの資格5選まとめ
- 簿記
- FP
- 証券アナリスト
- 税理士
- 会計士
5つの資格についてご紹介してきました。
マネー資格の勉強を通してお金について学ぶことは、自分自身の資産形成にも必ず役立ちます。
それではまたっ!
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