こんな人のための記事です。
現役経理部員が、転職市場での簿記資格の価値を解説します!
経理に転職するには
- 簿記2級から可能性あり。
→簿記2級の詳細情報はコチラ - 簿記1級があると、かなり有利。
→簿記1級の詳細情報はコチラ
今は絶好の売り手市場(簿記資格ナシ・未経験でも内定がでるほど!)なので、簿記資格の状況はさておき、まずは転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。
※MS-JAPANという、管理部門特化の転職エージェントです。実際に利用してみたところ、「経理の」実情を知っている、優秀なエージェントでした。転職したいあなたの相談相手としては、バッチリです!
目次
経理の転職市場での簿記資格
まずは本題、「転職市場で簿記資格がどんな風にみられるのか」です。級別に解説します。
※ここでいう簿記資格は、「日商簿記検定」のことです。「全経簿記能力検定」や「全商簿記実務検定」は、日商に比べるとマイナーな資格。とるなら「日商簿記検定」がおすすめです。
- 転職活動経験あり
- 経理の転職案件は、日々チェック
- 転職エージェントと、定期的に会って情報収集
- 同僚の60~70%が転職経験者
- 中途採用担当者とは、かなり仲良し
という、経理の転職には詳しい簿記1級ホルダーです!
簿記初級のイメージ
日商簿記検定の主催者、日本商工会議所によれば
のが、簿記初級の程度・能力だということです。
しかし、経理実務の現場での知名度は、かなり低いです。(2017年4月から施行された出来立ての資格なので、今後知名度アップする可能性がないわけではありません。)
- よく知らないけど
- 3級より下なんでしょ
- あんまり加点評価はできないなぁ
と思われてしまいます。
「経理への転職」という意味では、ほとんど価値がありません。
簿記3級のイメージ
日本商工会議所によれば、簿記3級は
というレベルです。
企業側としては、「経理」として採用活動をするなら、もう一歩進んだ能力を求めたくなってしまうもの。
- 基本的なことは知ってるんだろうけど
- まだまだ実務で使うには弱いよね
- もうちょっとがんばってほしいなぁ…
と思われてしまう可能性が高いです。
簿記3級を使って転職したい場合には
- 年齢が若い
- 中小企業を選ぶ
- 転職市場が売り手市場の時期を狙う
などのうち、いくつかを組み合わせる必要があるでしょう。
※「でもまずは簿記3級を勉強しようかな…」という方は、以下の記事をご覧ください。
簿記2級のイメージ
日本商工会議所によれば、簿記2級は
というレベルです。
実際、(少し大きめ企業では)経理の転職で評価されるのは簿記2級から、と言って間違いありません。
資格欄に「簿記2級」の記載があれば
- ひととおりの経理知識はあるんだね
- (2級とるまで勉強が続くんだから)経理への適性もまぁまぁありそうだし
- 履歴書をじっくり見てみようかな?面接に呼んでみようかな?
という感じで、興味をもってもらえると思います。
※簿記2級の勉強についてチェックしたい方は、以下の記事をご覧ください。
簿記1級のイメージ
日本商工会議所によれば、簿記1級は
というレベルです。
簿記1級は難関資格(合格率9%程度。国家資格なみの難易度です。)なので、取得しておくと
- 頭いいんだね
- 会計知識もバッチリだね
- うちの会社…ぜひどうかな?
というトーンで、転職活動がかなり有利に進む可能性があります。(これらのセリフは、すべて私自身が転職活動の面接で言われたセリフです。)
※「やっぱり簿記1級かな。やってやるぜぃ!」という方は、以下の記事をご覧ください。
まとめ:未経験でも簿記2級以上があると転職に有利です
時々、
- 簿記資格なんて実務で使えない
- 未経験で経理はムリ
- 簿記なんて誰でもとれるから無意味
みたいなことを言うひとがいますが、それは多分「リアルな経理部」「現実の転職市場」を知らない人です。
もちろん、簿記1級より上位の会計資格はいくつかあります。公認会計士・税理士・USCPAなどです。
でもこれらの資格、経理部の採用の場では
- のちのち転職・独立してしまうのでは?
- どうせ高~い給料払わないと、来てくれないんでしょ?
と思われてしまうリスクがあります。
その意味で、
- 監査法人に入ったり、独立したりはできない
- でも会計の専門知識は相当なレベルとわかる
資格である簿記1級の保持者は、経理部採用を行う企業にとって、都合のいい人材なわけです。
経理の転職で重視されるもの
経理の採用担当者が重視するポイントを、3つにしぼってお伝えするとすれば…
- 年齢
- 実務経験
- 資格
この3つで決まりです!
年齢:若ければ若いほど良い
まず、年齢。転職市場では、若ければ若いほど有利になります。
経理の転職でも、これは同じ。一般に、
- 20代前半:可能性に満ちてるね!
- 20代後半:悪くないね。
- 30代前半:経験が積まれてれば、いいよね。
- 30代後半:プレイヤーとしての転職は、そろそろ限界かな
- 40代以降:マネジメントスキルがなければ、転職は厳しいね
といったイメージです。
実務経験:有りと無しの間には、越えられない壁がある
次に実務経験です。経理の転職では、「実務経験アリ」がとても大きな価値を持ちます。
- 実務経験ナシ:最初の1社の内定をとるのが大変
- 実務経験アリ:転職は比較的カンタン(※)
という状況です。
※経理には、法律や会計基準に従って行う業務がたくさんあります。従うべき法律や会計基準は、どの会社でも大体同じですから、A社で身に着けた知識はB社でも活用できます。ですから、経理の世界は転職がカンタン・活発なのです。
資格:簿記1級が最上級
そして、資格です。さきほど書いた通り、いちばん喜ばれるのは簿記1級です。
簿記資格にプラスして
- TOEICハイスコア
- マイクロソフトオフィススペシャリスト(若手に限る)
なども持っていると、さらに高評価ですね。
※プラスアルファの資格について詳細が気になる方は、以下の記事をご覧ください。
経理の転職で「1番」重要なこと
ところで。経理の転職で、1番重要なことって、なんでしょう?
年齢?実務経験?資格?
違います。
これらももちろん重要ですが、1番重要なのは「タイミング」です。
要するに、転職市場の環境です。
- 景気はいいのか?悪いのか?
- 人材不足なのか?人余りなのか?
- 買い手市場(企業有利)なのか?売り手市場(応募者有利)なのか?
といったことです。
同じ市場環境の中で戦えば、年齢・実務経験・資格といった面で有利な応募者が内定をとりやすいでしょう。
けれども一方で
- 売り手市場の時期には、50代・資格ナシのAさんに内定出た!
- 買い手市場の時期には、20代・簿記2級のBさんに内定が出ない…
といったことは、普通に起きます。
経理の転職市場の今の状況
一言でいうと、めちゃくちゃ売り手市場です。
こちらの記事↓でも紹介している通り、多くの人にチャンスがある時期だと言えるでしょう。
今の時期は、
- 未経験から、大企業の経理に入れた
- 50代だけど、転職成功!
- 資格もないし経験もないけど、内定とれた
なんて話がゴロゴロ転がっているようです。
「自分が」「今」転職できるか知る方法
今がチャンス!と聞けば、やっぱり気になるのは「自分の場合は転職できるのか?」「自分が内定もらえるのはどんな企業か?」という点ですよね。
実はコレ、簡単に知ることができます。転職エージェントに聞いてみればいいんです。
彼らは、転職活動サポートのプロ。今の時期、どんな人がどんな会社から内定をもらっているのか、よぉーーーく知っています。
30分で構いません。ぜひ、転職エージェントと面談してみてください。
「エージェントに会う=転職確定」というわけではないので、安心してくださいね。
- 「自分の場合」、簿記の勉強と転職活動、どっちを先にすべきなのか?
- 「今の自分が」、入れる会社はどんなところなのか?
といった情報を手に入れて、今後の方針決定に役立ててましょう。
ちなみに、転職エージェント選びのポイントは、「経理に詳しいエージェントを選ぶこと」です。
- 「経理の」転職状況に詳しい
- 「経理の」求人をたくさん持っている
- 「経理の」実務の話をきかせてくれる
- 紹介する会社の「経理部の」雰囲気を知っている
- 紹介する会社の「経理部の」面接担当者の好みを知っている
一般的な転職話では意味がありません。とにかく「経理の」話ができるエージェントを使うべきです。
具体的には、MS-Japanが良いでしょう。管理部門に特化した転職エージェントで、経理についても詳しい情報を持っています。
未経験の転職も積極的にフォローしてくれますし、顧客満足度No.1・累計サポート2万人超と実績もバッチリです。
ぜひ一度、相談してみてくださいね。
※相談から選考のフォローまで、転職希望者は全て無料です。安心してご相談下さい。
チャンスをつかむ第一歩、ぜひ踏み出してください!
まとめ:簿記2級以上で、転職の選択肢が広がる
経理に転職するには
- 簿記2級から可能性あり。
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今は絶好の売り手市場(簿記資格ナシ・未経験でも内定がでるほど!)なので、簿記資格の状況はさておき、まずは転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。
※MS-JAPANという、管理部門特化の転職エージェントです。実際に利用したことがありますが、「経理の」実情を知っている、優秀なエージェントでした。経理に転職したいあなたの相談相手としては、バッチリです!
簿記のレベルアップと転職活動、バランスよくすすめることで、ぜひ転職を成功させてくださいね。
それではまたっ!
※関連記事です。
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